■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■モスバーガーにソースを、他


■ここ四年くらい、二十四節気でいうと啓蟄のころに体調が悪くなります(あと、立冬のころも)。

ただいま啓蟄と春分の間ですが、今年は何ともなく過ごせるかなと思ったら、金曜の夜から体調が悪くなってきやがった(金曜の昼、空きっ腹に焼きイカを食べたことが原因ではないか、と何となく思ってる)。とはいえ、例年に比べればそれでもまだ調子いいほうなので、まあいいや。

しかしここ数日の気温差は立派な暴力だよな。そりゃ体調悪くもなります。

ということで、なんか雑記いろいろ。


■このごろ、日本人だか外人だかハーフだかクオーターだか分からないが日本語は流暢に話す、カタカナ交じりの名前のタレントが急に増えてきたような気がするが、あれはなんなんだろう。増殖のペースに不自然ささえ感じるんだけど。たんなる流行というよりは、なんか仕掛けられてる感がある。


■モスバーガーにソースをちょっと垂らすと美味しいそうだ。と思って実際やってみたら、美味しかった。ソースは「ヒカリ濃厚ソース」というのを使ってます。原料が国産野菜で、ソースというよりは超濃厚野菜ジュース、という趣です。


■きんぴらライスバーガーにバターを一かけら挟むと美味しそうだ。と思って実際やってみたら、美味しかった。


■あと、カツ丼にこれをちょっとだけ添えると美味しいです。


■先週NHKで、先日の俳優祭のダイジェストを放送していた。幕間の模擬店で、尾上松緑が酔っ払って声がでかくて音声が割れ気味になってたのが面白かった。松緑の顔だけではなく、録音メーターも0.0dbを超えて赤くなってたんですネ!(←笑うところです。)


■国立劇場 三月歌舞伎公演 『一谷嫩軍記』 3/4


■しかし、国立劇場へ足を運ぶ際の「わくわく感の乏しさ」は特筆に値する。

永田町の駅の4番出口を出て坂を下っていくときの、あのドヨーンとした感じは何なんだろう。

あのドヨーンは、観劇に行くというよりは、「めんどくさい用事のために役所に行く」時の感覚に近い。あるいは、「『まず歯医者に怒られる』ありきで、長らくサボってた歯医者に半年ぶりに出かける」時の感覚というか。

まあ、「物見遊山」ではなく、「カブキのお勉強をしに行く」、とでも頭を切り替えて考えればいいのかもしれないけど、劇場へ行くときの気分の昂揚を含めて芝居である、とも云える訳で。


■歌舞伎座や新橋演舞場は、近所にお銀座が控えている。国立劇場の近所にあるのは最高裁判所くらいのものである。さすがに銀座と最高裁を較べるのは酷だろうが、この差はでかい。観劇の気分に影響しているのはまあ確かだろう。

そしてご存知の通り、国立劇場周辺で観劇のお供にふさわしい飲食物を入手するのは困難であるし、国立劇場内でも宇宙食レベルのサンドイッチしか販売していない(食堂もあるにはあるが、積極的に利用したくなるとはちょっと云えない)。この食料供給事情も、このドヨーンに一役買ってしまっているように思える。


■国立劇場の観劇をもっと華のあるものにすればどうすればいいか。客もみずからの気分を高める工夫を怠るべきではないが、劇場側ももうちょっと何かしら考えてもらえないだろうか。


■さて、肝心の舞台はというと。何十年ぶり、という芝居を役者が扱いあぐねているということもあるだろうが、ところどころに妙な空白や隙間を感じさせられた。どうも、芝居が国立劇場の舞台のスケールに合ってないのである。

いま、スケール、と云ったがこれは物理的な空間だけの話ではなく、劇場の「雰囲気」とか「風情」とか「空気」とか、そういうものも含んでのことである。何かから逃げてるような説明となって申し訳ないが、あんたが何と云おうと劇場固有の「雰囲気」やら「風情」やら「空気」は確実に存在して、それにも大きさや濃度や強度のような物が(数値化できないとはいえ)あるのである。あるといったらあるのである。

この芝居は、国立劇場のスケールに合わせることに上手く行ってなかった。いや、芝居のみならず、個々の役者の演技にも似たような傾向が感じられた。役者と役者の間、舞台と客席の間の、距離を測りかねているようなところがある。もっとひらたく云うと、演技を“国立劇場用”にカスタマイズできていない。これは先々月の『三人吉三』にも云えることだ。

演技を国立劇場用にカスタマイズすることに意識的であったのは、おれが見る限り、彌十郎だけであったニャー。



──というようなことを、近所に住む太った猫が云ってました。おれも、だいたい似たような感想です。


■三月大歌舞伎 新橋演舞場 昼の部 3/11


■荒川の佐吉

ここ数ヶ月のうちで、いちばんかっこいい染五郎なんじゃないでしょうか。亀鶴もまた、いい具合に“弟分”感を出しててね。

男手二人で小さい子を育てる、ってなんかアメリカ映画っぽいシチュエーションだけど、染五郎+亀鶴という組み合わせはその設定になじんでるというか。

染五郎が赤ん坊を抱っこしながら夜の散歩をしてるところは、もう、ね、ジンと来るね。ジンと来させるためのシーンなんだろうけどさ、抗えない。アケミ、抗えない。

この芝居は「めでたしめでたし」で終わらない。佐吉はあれからどうしたんだろう、とも思うし、はたして卯之吉はあれで幸せなのか、とも思う。後日譚を描いた芝居もあったりするのだろうか。

良い芝居だからさ、あんまりケチ付けなくたっていいんだけど、気になったのは梅玉。声が、なんつーか、「アニメに、原作者自らが声優として特別出演」って感じの声。他の人物とは違うレイヤーに配置されてるというか。

ところで、この芝居、そういえば真山青果だったんだね。正直、おれは心の中の「苦手な物フォルダ」のなかに真山青果を入れてるんだけど、こんな芸風のも書くのね。


■九段目 山科閑居

この手の時代物は、おれが「セリフが聞き取りづらかったです」ってブログに書きがちなんだけど、時蔵のセリフは聞き取りやすいと思った。

幸四郎は、演技の情報量がいささか過剰ではないか、と感じるときがある。

しかしなぜこの時期に忠臣蔵。というか、来月の演舞場は昼・夜とも忠臣蔵。なぜだろう。


■三月大歌舞伎 新橋演舞場 夜の部 3/3



■平成22年3月8日の午後6時00分に歌舞伎座で歌舞伎を見始めてから、ほぼ丸2年が経ちました。ふむ。

2年かー。「長いような短いような」、と表現したくなるのにぴったりのサイズですね。2年て。

では、先週の新橋演舞場、夜の部の感想を。


■佐倉義民伝
一昨年のコクーンで見た演目。普通の歌舞伎で見るのは、これが初めて。コクーンのあれは、笹野高史と子役の演技力だけで保(も)ってたような芝居だったなあ、とか、誕生から三十年あまりを経てラップやヒップホップも徐々に伝統芸能化(良いでも悪いでもないニュートラルな表現です)してたりするのかなあ、とか、最後のラップは台無しだなあ、とか、いろいろ思うところあった歌舞伎でした。

そのコクーンのに比べると、すっと素直に見られた。もっと暗い感じの舞台になるのかと思ったけど、そうではなかった。ただ、コクーン版と比べると、あっさりしすぎる短縮版、のようにも感じられた。

お偉いさんが、訴状の封筒だけ捨てて、訴状本体を懐に入れるところ良いよね。子役の演技もまた全米を泣かせる。父親(宗吾)にすがりつくも振り払われるところとか。


■唐相撲
YMOのファーストとセカンドのような、「日本と中華人民共和国をわざとごっちゃにした、間違ったオリエンタル感」の原型(そうですかね)。

チラシやポスターに載ってた、「日本人 菊五郎」という大ざっぱな役名のクレジットが気になってた演目です。

歌舞伎としてはあんまり上演されてない演目である(もとは狂言)、という事実を差し引いても、「珍しいものを見たなー」という気分がたっぷり味わえます。

左團次は、セリフ中に「きゃりーぱみゅぱみゅ」って単語を入れると一定の年齢層にはうけるのではないか。


■小さん金五郎
最近は、こういう上方っぽいのも好きです。

ただ、最後の石段のシーンが風情に欠ける、というか…。せっかくのいいとこなのに、せっかくの役者の演技がいまいち映えないというか。舞台上で醸し出されるカブキ成分のあれやこれやが、客席までなだれ込んでこないのですね。客席と舞台が分断されているというか。この感じ、昨年も新橋演舞場で何回か感じたのですけれども。

で、例によってまた同じ話になるんだけど、この原因はやはり「新橋演舞場は歌舞伎座ではない」というところにあるのではないかと思う。劇場の持つ独特な風情に欠けるというか。いや、平成22年3月8日の午後6時00分からしか歌舞伎を見てないにわかファンの小坊主が何を云うか、とおっしゃるかもしれないけどさ。

話はいささか飛躍しますが、新しい歌舞伎座が、色気も怪しさもない、清潔で便利で立派なだけのつまんない劇場になってしまわないよう祈るばかりです。って、前も似たこと書きましたが、これからも書くと思います。


■十年前の、とある歌舞伎役者の買い物。


・『スターウォーズ』ヨーダ・モデルのライトセーバー(限定2500)

・漫画『トーキョートライブ』のキャラクターのフィギュア

・ブランド「OBJ」のメガネ

・アニエスbのパーカー


■2002年のBRUTUS『68人の買い物ブギウギ』号では、各界著名人に最近のお買い物4点(人によってはそれ以上の分量)を挙げてもらう、というインタビューが載ってるのですが。

この号の中で、2012年2月に勘九郎を襲名することとなる勘太郎は上記のように答えていました。ふむ。

“買い物嫌いを自認”(記事より)するも、「おもちゃにはどこまでも金を注ぎ込みます」とは本人のコメント。ちなみにライトセーバーは49800円もするそうです。

ちなみに勘太郎のすぐ下の欄は糸井重里が載ってて、イトイさんのお買い物は、木彫りの犬(約三十万円)、プラス社のプロジェクター、日本酒「有りがたし」(ネーミングも糸井重里)、ネスプレッソマシン、でした。


■このエントリの趣旨、その一。歌舞伎に興味のなかったころに買った雑誌に歌舞伎役者が載ってるのを発見すると、なんかトクした気持ちになる。


■このエントリの趣旨、その二。おれもマガジンハウスの出版物から、こういう企画のコメントを求められる身分になりたい。



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