■2016/12/29〜2017/1/3はパリではなくバリにおりました。

■涎くり、仁左玉、道成寺、鯉、平成二十五年五月のカブキ状況


■しかし、ヒトから借りたマジックってなんであんなにインクの出が悪いんですかね。

といった意味も含めまして半蔵商店でございます。この五月の歌舞伎の感想文などを書きます。


■五月三日(金・祝)
こけら落とし五月大歌舞伎初日。朝、帝國ホテルで茶を飲み、ホテルの玄関で自動車を拾って京橋区木挽町の歌舞伎座へ。運転手さんが「今日初日なんですね、楽しんできてください」と云ってくれた。

席は桟敷席、と云いたいところだけど、松竹歌舞伎会の先行販売を買い逃してしまい、けっきょく一般販売で一階席を取った。とはいえ花道のすぐそばなので、家路へつく涎くり親子を間近に見られるのは悪くない。

翫雀の体重が気になる『鶴亀』(亀鶴ではない)のあと、涎くりが墨をすりながら新しい歌舞伎座で最初の『寺子屋』が始まる。芝居全体の感想を書くと、うーん、全体的にまとまりがないというか、舞台に濃密な空気をあまり感じなかった。まあ初日なので。

捕手(でいいのかな)が春藤玄蕃に草履を履かせるところで、ちょっと手間取っていた。しかも、春藤玄蕃が花道から去る時、右足から草履が脱げた。まあ、初日ならでは、ということで。

涎くり親子の花道のセリフが、新しい歌舞伎座にちなんだものになっていた。

亀寿の涎くりは、もっと天真爛漫な元気さが欲しい。まだちょっとブレーキがかかっていた。

寺子屋のあと、『三人吉三』。'10年4月のさよなら公演の、團十郎の和尚吉三を思い出しながら見る。


■五月五日(日・祝)
明治座。花形歌舞伎夜の部。予算の都合上、明治座は昼と夜のどちらか一つだけを見ることにしたんだけど、『鯉つかみ』が見たかったので夜の部にした。

『将軍江戸を去る』は、芝居というよりはテレビドラマの撮影現場を見学してる感じ。テレビというメディアがなかった時代は、こういう妙にリアリティ、リアリティしてる歌舞伎も有効だったのかもしれない。

関係ないけど、この種の幕末を舞台にしたフィクションを見るたび、なぜ明治維新はさも“いいこと”のように学校教育の場で教えられるのだろうか、と考えてしまう。

もっと関係ないけど、漫画のパタリロの舞台になってる「マリネラ」という国は、江戸時代の江戸、なんじゃないだろうか。『将軍、江戸を去る』というのを『パタリロ、マリネラを去る』に置き換えると、慶喜を惜しむ江戸の人々の気分がよく味わえた。何書いてるんですかおれは。

売店で最中アイス(あずき)を食べた後は七之助『藤娘』。で、そのあと『鯉つかみ』。宙乗りもあって、本水もあって、大サービスって感じで良いね。愛之助にからむ鯉がまた悪い鯉で、客席に向かって水を噴きかけたりする。なんてやつだ。一階席前方で見てみたい。鯉は、まぶたをパチパチ動かしたりもしてて芸が細かい。

しかし明治座って、終演後にビルから出るまで一苦労。


■五月七日(火)
歌舞伎座の一幕見席で『京鹿子娘二人道成寺』。


■五月十一日(土)
歌舞伎座第二部。『伽羅先代萩』、『吉田屋』。
終演後、二年ぶりくらいにナイルでムルギーランチ。


■五月十三日(月)
歌舞伎座の一幕見席『梶原平三誉石切』。

おれが石切の切符を買った時点では、道成寺の切符もまだ残っていた。いまから思えば、道成寺のほうも一緒に見ておくべきだったなー。

赤坂にロボットおじさんが来日してて、この日はそっちに行こうともしたのだけれど演奏される曲目を勘案して、やはり歌舞伎座へ。ちなみに5/9の『放射能』と5/14の『エレクトリック・カフェ』には行った。


■五月十八日(土)
初日に見た時はちょっと物足りなかった『寺子屋』がどれくらい変化してきてるのかを一幕見席で見ようと思い立ち、朝の木挽町へ。

朝八時半、歌舞伎座にはまだ五名くらいの人類しか並んでいなかったので、近所の「小諸そば」でそばを食べ、コンヴィニエンスなストアーでサムシング・トゥー・ドリンクやサムシング・トゥー・イートを買い求め、八時五十分ごろ歌舞伎座に戻る。人類の列は二十名弱になっていた。

で、無事に一幕見席の一列目中央の席を確保して(『鶴亀』と)『寺子屋』を見る。

菅秀才の習字の半紙が、ほかの寺子たちの半紙よりひときわ白いことに気づく。


■五月十九日(日)
歌舞伎座第三部。『梶原平三誉石切』、『京鹿子娘二人道成寺』。二階席にて。


■五月二十三日(木)
仕事帰りに一幕見席で道成寺を見ようとするも、おれが歌舞伎座に到着する数分前に切符が売り切れ。
『YOU』でオムライス、ではなく野菜カレーを食べる。


■五月二十四日(金)
仕事帰りに一幕見席で道成寺を見ようとするも、おれが歌舞伎座に到着するだいぶ前に切符が売り切れ。


■五月二十五日(土)
運転の練習もかねて車で歌舞伎座へ。第二部再見。藤十郎の政岡や、仁左玉の吉田屋は、今後そうそう見られないような気がしたので。

帰りに、仁左玉、玉三郎+菊之助の舞台写真を買う。

涎くり亀寿の舞台写真も買う。近い将来おれが涎くりを演じる際の参考資料として。


■五月二十八日(火)
今日は平成中村座の大千穐楽からちょうど一年だな、と思う。


■五月二十九日(水)
仕事帰りに一幕見席で道成寺を見ようとするも、おれが歌舞伎座に到着した瞬間、目の前で切符が売り切れ。
やはり、5/13は石切だけではなく道成寺も見ておくべきだった。

某地下組織で、来月の歌舞伎座のチケットを発見。二階の最前列センター。買う。


■平成中村座から一年


昨年の今日は、平成中村座の大千穐楽でした。

帰りに小雨が降っていたので、劇場の出口で700円の傘を買って帰ったのを覚えてます。その傘は先月の歌舞伎座の初日(この日も小雨でした)にも持って行きました。ということは以前もブログに書いたのですが。



平成22年3月、という歌舞伎座がなくなる直前にカブキを見始めたので、生の勘三郎は数えるほどしか見ていません。もっと早くから見ておけば良かった、とも思うし、ギリギリ間に合って良かったとも思う。お疲れ様でした、とも思うし、歌舞伎座三階で「思い出の名優たち」みたいなパネルに収まってる場合じゃないじゃないですかやだー、とも思う。


■クルマで歌舞伎座


■それじゃあバイバイ深田恭子でしたー、半蔵商店でございます。

さてみなさん、カブキ見てますか? おれは昨日(も)歌舞伎座に行ってきました。第二部。藤十郎の政岡と、孝玉というか仁左玉の『吉田屋』です。特記事項としまして、今回初めて、電車ではなく自動車(タイヤが3〜4ヶついていて、ハンドルで操作する乗り物。燃料はガソリン)を運転して歌舞伎座に行ってきたのですね。

仕事でクルマを運転しなくちゃいけないことになってしまったので(とはいえ、もう実際に軽の営業車で公道を走り始めていてぼちぼち慣れつつあるのですが)、その練習の一環として、自分でレンタカーを借りて石神井公園から東銀座まで運転してみたわけです。


■午前中に石神井公園のレンタカー屋で「カローラなんとか」というカローラの上位車種(?)みたいな、いかにも友達のお父さんっぽい車を借り(ちょっと型が古かった)、月島に行きたい店があったのでとりあえずカーナビの目的地を月島にセットして(カーナビもちょっと型が古かった)走りはじめました。

で、走り始めて大きな道に出るとさっそく渋滞にとっつかまりまして、せっかちなイタリア人カップルだったら車内でセックスし始めるんじゃないかってぐらいノロノロとしか走れないんですね。うーん、金払ってレンタカー借りて、なんで渋滞などというつまんないものを体験してるんだおれは、という気分にちょっとなりました。

で、そういう気持ちを乗り越えて、車を走らせて、ようやく月島に着いたのが2時間後でした。予想よりだいぶ時間がかかったので目当てのお店はまた今度にして、月島〜佃〜勝どきエリアをぐるぐると走ったり、いったん六本木まで戻ったりして時間をつぶし、午後2時ちょっと前、というベストなタイミングで歌舞伎座到着。車を地下駐車場に停めて、歌舞伎座で芝居を見て、再び駐車場から車を出して家に向かって出発(ちなみに、歌舞伎座で芝居を見る場合は1F受付に駐車券を見せると駐車料金が1時間分割引になります。おれの記憶に間違いがなければだけど)。

で、土曜の夕刻だったのでなんだか昔のフジテレビ気分が味わいたくなったので(※なに書いてんだかお分かりにならないと思いますが、書いてるおれがまず分かってないので、ご安心して流し読みしてください)、いったん新宿の河田町に行き、そしてそこから石神井公園に向かって走り、ガソリンスタンドでガソリンを入れてレンタカー屋に車を返しました。総走行距離75キロメートル。


■仕事でもないのに、休日に自発的に運転するなんて初めてのことで、このやる気がどこから来てるのかは分かりませんが、なにはともあれ車をどこにもぶつけることなく無事に帰ってこられました。仕事では軽自動車しか運転しないので、普通車は運転しにくいかなとは思ったのですが、意外にそんなこともなくすんなり運転できてよかった。


■さて、今回の歌舞伎座行きにかかったお金ですが。

レンタカー代(12h+保険1050円): だいたい8500円

歌舞伎座駐車場代(観劇割引あり):1800円

ガソリン代:だいたい860円

と、合計するとだいたい11160円、という天文学的な数字になってしまいました。20年前の中学生風に表現すると「CD4枚買えるよ!」って額です。ちなみにこのサイトで計算してみたところ、石神井公園から歌舞伎座までタクシーで行くと、だいたい6740〜6830円くらいかかるようです。往復で14000円弱。

レンタカーを借りるくらいだったら、もうちょっとお金出してタクシーに乗った方がいいな。今回は運転の練習という目的があるから仕方ないけど。


■ところでさー、レンタカーって保険に入ってても、車に傷を付けると2万円とられるらしいんだね。傷自体の修理費は保険でカバーできるんだけど、修理している間はレンタカー屋がその車を貸し出せないから「休業補償」として2万円とる、という話らしい(※ここらへん間違ってたらすいません)。

店の人によると、「3センチくらいの傷ならまあいいですが、5センチくらいの傷は修理が必要なので2万円いただきます(要約)」とのことなんだけど、5センチくらいの傷なら、駐車場とかで何かのはずみで付けちゃう可能性は往々にしてあるわけで、えー、怖いです。

で、「5センチで2万」とかいう割には、おれが借りた車は6ヶ所くらいに初めからそのレベルの傷が付いてた。車に傷ついても、けっきょく修理してないのか。傷ついてる車を貸すんなら、なんのための休業補償なんだろう。説明が矛盾してないか。その辺よく分からん…。


■けったいな色のランドセル


近頃、水色やらピンクやら、けったいな色のランドセルを見かけるけど、あれって、子供が小学校入学時には似合ってるものの成長するにつれてだんだん似合わなくなってくる色だと思う。

あれって親が選んでるんだろうか、子供が自分で選んでるんだろうか。

前者だったら、ああ、この子の親は自分の子供が永久に7歳くらいのままだと思ってんだなあ、この子は大変だなあと思うし、後者でも、小学一年生の時のチョイスを六年生になって卒業するまで引きずらないといけない運命にあってこの子は大変だなあ、と思う。

やはりランドセルは、赤と黒のスタンダールもといスタンダードな色を選んでおくのがいいと思う。

↑このブログは教養の香りあふれる格調高い文化的なブログなので、フランス文学ネタを織り交ぜてみました。


■子供のころ怖かったCM


http://www.youtube.com/watch?v=m-FP9K1iD-g

↑1981年のマクセルの岡本太郎のCM(という文章をタイピングしたら、ATOKに「『の』が連続している」と警告されました。人類がコンピューターに制圧される日も近い)。

グランドピアノの絵柄が爆発して飛び散るシーンを、当時のおれ(2歳くらい)は怖がってたそうです。

でもこれがトラウマになってマクセル嫌いになったとか、そういうことはなかったです。


■日曜ゴールデンで何やってたんだ


日曜の夜8時にたけしと石橋がやってる番組、最近見てないなあ。

と思ってWikipediaを見たら、あっさり終わっていた

「4月11日には、3月3日放送分をもって局側が打ち切りを決定したと報じられた」

「局側から当番組の継続の有無にかかる正式なアナウンスはなく、局の公式サイトの番組一覧から抹消されている」

ふむ。


■クラフトワーク 赤坂公演 六日目 『エレクトリック・カフェ(テクノ・ポップよりもこっちのほうがしっくりくる)』 5/14


■昨晩、クラフトワークの赤坂公演が終わりました。全8公演のうち、おれは『放射能』(5/9)と『エレクトリック・カフェ』(5/14)に行ってきました。

5/13の『コンピューター・ワールド』も、よっぽど行こうとしたんですが、曲目が『放射能』の日とかぶるんでは、という気がしたので、この日はカブキを見に行くことにして、歌舞伎座の一幕見席で『梶原平三誉石切』を見てきました。クラフトワークの中では一番好きなアルバムなんですけどね、コンピューター・ワールド。高校時代の一時期、目覚まし代わりに毎朝聞いてたなあ。

メガネ
▲メガネも二つ

ということで『コンピューター・ワールド』ではなく『エレクトリック・カフェ』の方を見てきたのですが、しかしクラフトワークのコンサートを8公演の中から好きに選べるなんてかなり贅沢な話です。

じつは拙僧は『エレクトリック・カフェ』って聞いたことないんですね。個々の曲は耳にしたことはあるものの、アルバムという単位では聞いたことない。ま、聞いたことないアルバムの日に行くのもまた一興、ってことで。

ところで『エレクトリック・カフェ』のジャケって、「あゝ、'80年代も半ばを過ぎてしまったのだなあ……」みたいな、'80年代が斜陽にさしかかる感じあるよね。ない? まあそれはいいとして。


■この日は二階席で立ち見でした。そのためか映像の3Dの効き方がちょっと弱かったような気がしたけど、メンバーの机の中にある機材もちょっとだけ見えました(が、メンバーそれぞれが何のために何の機器を操作してるのか、具体的なことはほとんど分からず…)。


■最初に『エレクトリック・カフェ』からの数曲が演奏されました。うん、「ザ・テレフォン・コール」が聴けて良かった(ただしボーカル無し)。この曲は、まりんが「『THE MIX』に収録されてないから」という理由でTHE MIX風にカバーした、というエピソードを思い出しながら聴いておりました。クラフトワークの方がまりんバージョンに影響を受けてるのでは?とまでは云わないけど、少なくともこの曲に関してはまりんが一歩先でしたね。


■で、その後は例によって懐メロ大会ですが、この日も「コンピューター・ラヴ」が聴けて良かった。長生きして良かった。あと、「ヨーロッパ特急」の映像、やっぱりかっこいい。

この日も〆は定番の「ミュージック・ノン・ストップ」で、コンサートの初めと終わりを『エレクトリック・カフェ』で揃える、という構成となりました。

最後の曲の終盤で、舞台上手のメンバー二人が退場したあと、オケに派手なエフェクトをかける外人(名前は知らない。左から二番目の人)をラルフが見守るの図、が良かった。


■'70〜80年代の曲を四つ打ちにしたのが『THE MIX』('91)だったわけですが、クラフトワークが今コンサートでやってるアレンジって、けっきょく『THE MIX』の延長線上にあると思うんですね。

そろそろTHE MIX路線とはちょっと違うアレンジも聞きたい、と思わなくもないですが、でもまあスタイルが一貫してこそのクラフトワークとも云えますしね(YMOが'00年代はエレクトロニカ、'10年代は人力生演奏、というふうにいろいろ変わってきてるのと対照的)。贅沢は申しません。


■現在のクラフトワークはどんな機材を使ってるんだろうか、という田舎の中学生みたいなことが気になっております。できれば、サンレコで記事にしていただきたいのですが。


■クラフトワークだけじゃなくテレックスも来日してほしいですね。


■最近初めて知ったこと


南海キャンディーズの山里亮太は、“やまざと”じゃなくて“やまさと”。


■クラフトワーク 赤坂公演 二日目 『放射能』 5/9


■さて、木曜日の晩は木挽町ではなく赤坂にまいりまして、クラフトワーク(ラルフ・ヒュッター+劇団ひまわり3名)のコンサートを見物してきました。今回の来日は、過去のアルバムを一枚ずつ日替わりでまるまる全曲(だったかな。要出典)演奏する、という趣向です。


■'00年代には、コンサートなのに舞台上にある楽器がノートPC4台(と各種コントローラー)だけ、という機材の少なさに衝撃を受けたのですが、このたびのコンサートではついにそのノートPCすらも取り払われ、メンバー各人の前には大きめの机しかありません(この机にPCとかコントローラーとかが埋め込まれているのだとは思いますが)。で、背後にスクリーンがあって、机4台とメンバー4人が並んでるだけなのにコンサートのステージとして間がもっているのがすごい。


■この日は『放射能』('75)というアルバムからの曲を演奏してました。時報だけの曲、ラジオのニュースをコラージュしただけの曲、ボコーダーでしゃべってるだけの曲、と、おおよそコンサート向きでない曲までもやってたのが面白かったです。『放射能』の中では「ラジオランド」って曲が良かった。この曲、忘れてたなー。

で、『放射能』を演奏し終わった後は、アウトバーンやらマンマシーンやらの懐メロ大会で、けっこうサービス精神旺盛にたくさんやってくれてました(→当日の曲目)


■二点、いまに始まったことではないですが気になったことがあって。

ひとつは、バックに流れる映像が一部あんまりかっこよくなく、なんか、大学生が作ったFLASH、とか、'90年代に地方自治体が作った学校用教材ビデオのCG、の域を出ていなかったりする部分がありました。あと、ちょっと即物的なとこあるよね。「アウトバーン」でクルマのCGを出すとか。

(とはいえ、「ヨーロッパ特急」のミニマルな映像や、「Home Computer」の抽象的な模様の映像はよかった。それと、古い白黒フィルムにモーショングラフィクスをかぶせた「ツール・ド・フランス2003」のビデオはかっこよいですね。しかしこのおじさん達は、映像のクオリティに昔からムラがある。不思議だ。)

もう一点は、「ロボット」のときに出てくる、メンバーを模したロボットの映像で。上半身までしかなかった以前のロボットと違って、全身を持つロボットが出てくるんですね(これ昔からだっけ?)。でも、そのロボットが、まあリアルで不気味なんですね。「不気味の谷現象」っていうんですか。あれに当てはまってるんだと思う。以前の上半身ロボットは、まあ少々不気味ではあったものの、黒い胴体や金属の部品がむき出しでサイバーな雰囲気を出してたんだけど、いまのロボットは単に白人のおっさんがカクカク動いてるだけのようにも見えてしまう……うーん。

機材やステージングはいろいろそぎ落として徐々にミニマルな方向に向かってるのに、映像やロボットが妙に過剰な方向に向かっていて、そこらへんでなんか食い違いが起きてるのではないか、と思いました。

とはいえ、そこはクラフトワークのことですから、なにかしら目指してるとこがあるのでしょう。


■あと、客席の反応は、もちろん悪くなかったけど、超大盛り上がり!というわけではなかったです。たぶん、みんな3Dメガネで映像を鑑賞することに意識が行ってるからかもしれない。実際このコンサートは『3-D CONCERTS』と銘打たれてるので、3D映像のほうに比重を置いてるのでしょう。

そういえば前述のニュースのコラージュの時、スクリーンから客席に飛んでくるドイツ語のテロップが自分にぶつかりそうなるのでちょっとよける、という珍しい経験をしました。


■なんか文句が多いエントリになっちゃったかもしれないけど、まあ、好きだからいろいろ思うところがあるわけですよ、ってことで勘弁してください。ミニマルな舞台の上で、淡々と電子音楽を奏でる4人(ラルフ・ヒュッター+劇団いろは3名)の佇まいは、やはりかっこいいのです。

しかしこの日は「Computer Love」を聴けて良かったなー。この曲好き。


■昨日は赤坂行ってきました。


3Dメガネ

いちばん好きな「COMPUTER LOVE」が聴けて良かったです。


■ビーフカレーならびにアイスティー


■先週、千駄ヶ谷のカレー屋で「バターチキンカレー」と頼んだら、ビーフカレーが運ばれてきた。('A`)

作り直してもらいました。


■その翌日、日比谷の某国ホテルのラウンジで「アイスカフェオレ」と頼んだら、化粧の濃いウエイトレスがアイスティーを運んできた。('A`) ('A`) ('A`)

「アイスカフェオレと申し上げたのですが…」と丁重にお願いしたら、化粧の濃いウエイトレスはちょっとムッとしたものの、数分後にアイスカフェオレを持ってきた。


■しかし同じことが二日続くとは。なんかおれの発音がおかしかったのか。


■半蔵商店八周年


本日をもちまして、半蔵商店はたぶん八周年を迎えたような気がします。めでたくもあり、めでたくもなし。ですが今後もご高覧賜りたく。よろしくお願いいたします。


■柿葺落五月大歌舞伎


旧歌舞伎座の最後の『寺子屋』('10/4/28)を見た身としては、新しい歌舞伎座で最初の『寺子屋』も見に行かなくちゃだわ、と'80年代前半の木梨の口調で思ったので、本日は(本日も)歌舞伎座に参ります。

ほんとは桟敷席で見たかったんですが、松竹歌舞伎会の先行販売を全力で失念してまして、全力で桟敷席を買い逃しまして、けっきょく一等席の切符を一般販売で買いました。

あと、ほんとはおれが涎くりを演じたかったのですが、今回も松竹からのオファーがありませんでした。(・ε・) ザンネン


■ひさしぶりにホームラン級の店に入っちゃいました♪ (・ω<)ゞ ☆



■えーと、昨日行った渋谷の沖縄料理屋がひどかったです。会社の飲み会がこの店であったのですが(※念のため書いときますがおれのリクエストではありません。会社の人がこの店を選んだのです)、ファミ通クロスレビューで云うと全員「2」のトータル8点でもまだ評価高すぎだろっていう、もはや森下万里子でもフォローできないレベル(※初期のファミコン通信をお読みでない世代の皆様すいません)。


■さてさっそく本題。われわれは7名でこの店を訪れました。頼んだのは4000円の飲み放題付きコースです。一杯目に人数分の生ビールを頼んだら、

キリンビール

が出てきました…………沖縄料理の店だろここ…………まあいいけど………店内には「60年くらい前のオリオンビールの米兵向けポスター」がたくさん貼られてるけど…………店内にBEGINの「オジー自慢のオリオンビール」が流れてたけど………ま、ま、ま、ま、いいや、この辺は。飲み放題の客なんかにオリオンは出せねえよってことですよね、OK、了解しました、キリンでもよしとしましょう。キリンで構いません、キリンで。


■問題は食べ物です。しょっぱなに出てきたのが、「もずく」。

え? もずくなんて別に普通でしょ? と思ったあなた。違うんです。

人数7名に対して、もずくの器が二つしかないのです。

つまり、7人の人類が、箸をピチャピチャ云わせながら二つの器のもずくを取り分けるのです。はっきり書きますが、清潔とはずいぶんかけ離れたイメージです。普通さ、おい、普通さ、こういうのは人数分の小鉢で出てこないか?


■で、次に出てきたのが、「海ゴーヤー」。海ぶどうの親戚みたいなもので、おれはその存在すら知らなかったのですが、えーっと、すいません、正直、節足動物にしか見えないです。まあ、そこはいいや。で、これもまた、

人数7名に対して、二つの器でしか出てこないのです。

普通さ、こういうのは人数分の小鉢で出てこないか?


■で、この次に、沖縄の塩をかけた豆腐が出てきたのですが、これも、

人数7名に対して、二つの器でしか出てこないのです。

一人あたり豆腐半丁とか、そういう量じゃないですよ。ほんとにちょろっとした量です。普通さ、こういうのは人数分の小鉢で出てこないか? なんでこんな、味も分量も原価も手間も“突き出し”レベルのものを、いちいち7名で取り分けないといけねーんだよ。


■で、まあ、突き出しレベルの三点を食い終わってですね、次こそはまともなレベルの食べ物が出てくるのかなと思ったら、

食べ物がでてこない。

待てど暮らせど出てこない。

店員に抗議しても出てこない。

最初はみんなで「近所の松屋に食べに行こうか」とか「ドミノピザの出前でも頼もうか」とか「もうこのまま帰ろうか」とか、正常位ぐらいにありがちな軽口を叩いてたのですが、あまりに食べ物が遅いので、さすがにわれわれのテーブルもだんだんと妙な雰囲気になってきました。

で、三十分以上過ぎてようやく次の料理が出てきたと思ったら、サラダ。おい、あのな、おい、飲み会の中盤にサラダはないでしょう。それも、三十分以上待たせておいて。


■ちなみに飲み放題のメニューは、キリンビールの他は各種泡盛サワーが頼めるのですが、五つ頼んだら四つしか持ってこない感じの打率でした。まあ、いいですけど。


■つづいて、味が濃すぎるラフテーと、おいしくないグルクンの唐揚げがでてきて、まあ、味なんてもうあきらめてるからどうでもいいんだけど、とにかく盛りつけが貧相で、分量が少ない。7人だとそれぞれ2口ずつしかないくらい。


■その後、チャンプルーを二種類頼めるのですが、ゴーヤーチャンプルーはさておき(健康で文化的な最低限度の味をクリアした食べ物がようやく出てきた)、そうめんチャンプルーでまた待たされた…。


■途中、店長を名乗る人間が出てきて、「僕が店をバイトだけに任せていたら、こんなにお待たせすることになってすいません」と、二品サービスしてくれることになりました。

で、その二品として、ポークステーキ(ポークの缶詰を切って、変な味を付けて焼いただけ)と、ヒラヤーチー(沖縄のすごくシンプルなお好み焼き)を発注。ヒラヤーチーは、まあ、うまかった。


■で、〆の炭水化物としてタコライスが出てきた。もう味なんてどうでもいい。〆のメニューが出てきたこと、ここまでようやくたどり着けたことが奇跡。


■帰り際、「これ、ぼくの名刺です。次回この名刺を持ってきたら一杯サービスしますんで」と店長から名刺を渡されそうになったのですが、われわれ7名が7名ともこの名刺を受け取りませんでした。二度と来るわけないだろ。


■「いやいやいや、店長さん謝ってることだし、二品もサービスしてくれたんだし、それで許してさしあげよ」と思ったお侍さんもいらっしゃるとは思いますが、店長の態度を見る限り、なんか「謝り慣れてる感」がすごいするのね。たぶん、おれたちと同様の目に遭わされてる客が少なからずいるような気がする(ここらへん、憶測だけど)。

実際、他のテーブルもまともに料理が来てなかった。


■いやはや、飲み会っていうより、ちょっとした人身事故でした。皆さんも気をつけてください。

しかし、損なのはこの飲み会の幹事だよねえ。店選び以外にはなんの落ち度もないのに……。


■あとさ、沖縄料理になじみのない非・沖縄人がうっかりこの店に入ってしまい、「沖縄料理ってまずいよね、最低だよね、ファッキングだよね」みたいな印象を受けてしまって、沖縄料理が悪く思われたらヤだなーと思った。


■JINS PC


JINS PCというメガネを買いました。度なし。

JINS PC

これをかけるとパーソナルなコンピューターをいじっていても目が疲れにくくなるそうですが、さて。