■2016/12/29〜2017/1/3はパリではなくバリにおりました。

■蒙古タンメン中本あるある


隣に座っていた客が、席を立つ時に軽く咳きこむ。





本文に関係ないですが、明日は休日出勤です。


■『カレーマルシェ』に負けてる欧風カレーの店ってあるよね


──と、昨日新宿の某欧風カレーの店で思った。先月は神保町でも思った。


■沖縄でカブキ/コザで残虐行為展覧会


■沖縄でカブキ

先月の帰省の折り、琉球新報のテレビ欄に歌舞伎の巡業の広告が大きく出ていたり(写真を撮りそびれましたが)、コザの普久原楽器の店頭にこの巡業のポスターが貼られたりしていました(のちにこのポスターは台風で吹き飛ばされましたが)。ようするに、沖縄にカブキが来るみたいなのですね。

詳細はここに出てますが、まずチケットが高い! SS席で一万二千円て。巡業の値段じゃないですね、と云いたいところですが、沖縄までカブキを持ってくるとなるといろいろコストがかかるんでしょうね。ちなみに上記リンクでは、「県内での公演は2004年以来、9年ぶり」と記されていますが、これはたぶん松竹主催の歌舞伎が9年ぶりということのようで、'08年には文化庁の事業の一環としての公演もあったそうで、その際は沖縄本島のみならず石垣島でも公演があったらしいです。石垣島での歌舞伎公演は人類史上初らしいです。ふむ。

さて、ここでペヨトル工房(ある種の人々にいろんな感慨を抱かせる固有名詞)が'92年に出版した『歌舞伎はともだち[入門篇]』という本を見てみましょう。この本はその題の通り歌舞伎観劇の手引き書で、切符を買う列の並び方や座席の選び方はもちろん、幕間に食べる弁当についてまで細かく解説した本で(歌舞伎座裏「チョウシ屋」のコロッケパンの紹介に8ページ割いている本は全宇宙でも本書だけでしょう。ちなみに'92年の時点ですでに“B級グルメ”なる単語を使っております)、拙僧も三年前に歌舞伎を見始める時、実用的な情報の多い前半部を何度も読み返しました(さすがに情報は古くなってましたが…)。

で、この本にちょっとだけ沖縄における歌舞伎公演について述べてる部分があったなと思い出したので引用します。


──ところで沖縄はまだ歌舞伎未踏の地なんですか。

●沖縄は梅幸さんが一人で毎年行って地固めをなさいました。これはホテル主催でやっておられました。ホテルの宴会場にむこうが舞台を作ってくれて、そのかわり経費をどんどん抑えてやりましょうって。だから照明もホテルの従業員がやりますし、舞台も机並べてホテル側が作りました。こちらからは役者さんを何人かと、狂言作者と衣装さんと床山さんと、それと大道具さんが一人か二人行って上演する。そういう厳しい条件のもとで梅幸さんが中心になって地固めをしてくださって、今は沖縄コンベンションセンターという立派な劇場で公演ができるようになりました。


(上掲書27〜28ページより引用。なお聞き手・語り手双方とも名前が明示されていません。)


文中の梅幸さん、というのはこの方のことですよね。リンク先には「歌舞伎の啓蒙には積極的」とある。

しかし、沖縄に歌舞伎公演を毎年主催するホテルがあって、コンベンションセンターでも歌舞伎をやったんですね。ここらへん、「沖縄における歌舞伎公演の歴史」みたいな内容の新書にまとめると面白そうです。誰か書いてください。おれが許す。

あ、あと上記の『歌舞伎はともだち』の2013年度改訂版もあると面白そうですね。「幕間は、歌舞伎そばと富士そばと小諸そばのどこがベスト?」という記事とか。




■コザで残虐行為展覧会

沖縄市立図書館に立ち寄るたびに、外国文学の棚からJ・G・バラードの『残虐行為展覧会』という変なタイトルの本を手に取ります。べつにこのJ・G・バラードとかいう外人が好きなわけじゃないです。

というのもこの本は工作舎の『プラネタリー・クラシクス』、というシリーズ(という呼び方が適切かどうかわからないが)の一冊として出版された本で、その背表紙の独特な配色のストライプと、星と少年のロゴが好きなのですね。

なぜ好きかというと、おれが十代だったころ、コザにこの『プラネタリー・クラシクス』のシリーズ一揃いを並べた書店があったのですね。で、土曜の午後なんぞはこの書店で、一人であるいは友人とパラパラ立ち読みするのを常としておりました。

で、プラネタリー・クラシクスは、「コザがまだまだ繁栄していた'90年代半ば、の幸せな土曜日の午後」、を思い起こさせる記号として、おれの脳にインプットされているわけです。工作舎の本なんて、ある程度は読書好きな層が集まる店じゃないと、まとまった量を扱わないじゃないですか。で、かつてはコザにもそんな品揃えの本屋があったんだなあ、と懐かしいような切ないような気分に浸れます。

──なので、プラネタリー・クラシクスのシリーズなら他の本でもいいわけですが、とりあえず目につくのが『残虐行為展覧会』の背表紙なので(なんせ字面がハデすぎるので探しやすい。笑)、沖縄市立図書館ではとりあえずこの本を手に取る、というわけです。

拙僧はいまだiPhoneなる南蛮渡来のカラクリ電話を所有しておりませんが、もしプラネタリー・クラシクスの背表紙の意匠を模したiPhoneケース、なんてのができましたら、iPhoneの購入も考えてしまうかもしれません。


■颱風/陰陽師


台風でしたね。台風が来ると腹が減るよね。たぶん、本能的にエネルギー補給をしたくなるんだと思う。おれだけか。あと、台風の時は家に居るんだから家のことをやればいいのに、何もせずだらだらしてしまう。これも「台風という緊急時に仕事してんじゃねーよ! 台風が過ぎ去るまで体力を温存しとかないと!」という本能が働くんだと思う。おれだけか。

さて、半蔵商店でございます。昨日、歌舞伎座にて夜の部『陰陽師』を見て参りました。そう。今月歌舞伎座の切符は昼夜とも、歌舞伎座新開場の四月と同じくらい(あるいはそれよりも?)手に入りづらいように思いますが、やっとで切符が手に入りましたよー。三階席最前列センター、という、お財布にやさしく見晴らしの良い席を定価で。なにごとも日頃の行いですなあ。

染五郎は役に似合ってた。海老蔵と勘九郎は、平安時代のお話なのに雰囲気が江戸江戸してるなあ、とちょっと思った(悪いわけではないよ)。あと、魑魅魍魎(と筋書にはクレジットされている)の造形も良かった。

と、ここから別の話題につなげる予定だったけど、今朝はもう時間がないのでここまで。


■ワーナー、ペプシ、案の定パンナム


主婦の友社からコミックエッセイの単行本を1冊だけ出して消えていく30歳前後の女イラストレーターのように、はかなくも夏が過ぎまして、ただいま外は「一雨ごとに秋に近づく」みたいなことを思いたくなる種類の雨が降っておりまして、雨が上がりまして、九月も半ばでございます。半蔵商店でございます。

おれが沖縄に帰省しておりましたのはもう一ヶ月前のことでして、毎日毎日沖縄のことばかり考えているわけではないのですが、帰省の時に思いついたこと、思いつかなかったこと、撮った写真、などがまだいくつかありますので、今後もしばらくはそういうエントリを書いたりなんかしちゃったりします。




■'70年代×ワーナー×ペプシ

'60〜'70年代のアメリカの物が好きです。と云っても、ふだん東京で生活してる時は、この趣味はあまり意識に上ってきません。でも沖縄にいるとこの趣味がムクムクと頭をもたげてきて「そうそう、おれこういうの好きだったわー」みたいなことになります。

で、その趣味を満足させるべく、'70年代のペプシのノベルティのコップを宜野湾の古着屋で買いました。千五百円。ワーナーのアニメに出てくる豚。ワーナーとペプシ、という取り合わせがいいでしょ。

豚 ペプシ

でもこういうのって、古着屋の店先にあるぶんには趣があるんだけど、いざ買って帰って自分の部屋に置くと、生活感あふれる光景の中に埋没しちゃうんだよね。それもまた一興。

ところで普天間にもこういう店があったんだけど、その店は大山の方に移転してて、かつ、アーリー・アメリカン方面を重視する品揃えになってました。ふむ。




■例によってパンナムのカバン

まあ飛行機に乗る時はパンナムのカバンを持って行きますよね、普通。

──そうかなあ…(´д`;) (´д`;) (´д`;)

ということで、今回の空の旅も、あの、例の正方形のパンナムの青いカバンを持って行ったのですが、全日空のスチュワーデスさんに、「パンナム航空ですね?」と声をかけてもらいました。このパンナムに反応して声をかけてくれた人は日本人で初めてです(友人以外では)。日本人もまだまだ捨てたもんじゃないですね。

「復刻版じゃなくて当時のオリジナルなんですよー」とつまらない自慢を切り出すことなく、「パンナムも好きですけど全日空も好きですよ」と答えたおれもなかなかの紳士です。

さて、昨年の正月にハワイ県に行った時、なんとか航空博物館というところでパンナム展が営まれておりました。拙僧は、そのなんとか航空博物館の比較的近くの場所には居たのですが、けっきょく足を運べず、残念ながらこのパンナム展は行くことができませんでした。

が、成田の航空科学博物館というところで、パンナム展をやっているらしいんですね(8/1〜10/27)。ぜんぜん知らなかった。もっと宣伝した方がいいのでは? というか、この博物館じたい存在を知らなかった。もっと宣伝した方がいいのでは? (大きなお世話か…。)

この展示がハワイでの展示とどれくらい違うのか/どれくらい同じなのかは分かりませんが、これは行ってみたい。まさに「ハワイの敵を成田で討つ」ということわざ通りの展開になって参りました。

なので近々、女人を誘ってパンナム展を見てこようと思います。帰りに成田名物のうなぎでも食べて、夜はおれのうなぎを食べさ(エントリはここで途切れている)


■沖縄市内で見かけた生物(別にかわいくはない)


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…………………。

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んあ? なに?(ギロッ)

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おたく、どこの媒体? 半蔵商店? 知らんなあ……。

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まあ、ちゃっちゃと撮れよ。

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(あーめんどくせ………。)

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まだ撮んの?(ギロッ)


■南國、ステーキ、カクテル、小鳥


■2020年のオリンピック開催地がイスタンブールに決まりました。良かった良かった。オリンピックとかいう20世紀くせえ行事をさ、この狭い東京で今さらやられてもうっとうしいよね。税金もものすごい使われるだろうしさー。


■じゃあ今日は、家族で行った沖縄市のステーキ屋で、南国っぽいカクテルのグラスに止まっていた小鳥の写真を。

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かなりエキゾチカな内装の店内で飲む南国カクテルはうまいです。アルコールは抜いてもらいましたが。

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前菜にサラダが出るんだけど、ウエイトレスにドレッシングの種類を訊かれて「ブルーチーズ」と答える瞬間が、いちばん「あー、この店にやってきたんだなー」という実感のようなものが得られる。なので、弟にも「おれが『ブルーチーズ』って発音する瞬間を見逃すなよ!」という謎のリクエストをしておいた。

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総額二万七千二百四十四円の会計は、おれが支払った。うむ。頼もしい。

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▲店の前にいたオウム


■沖縄市で無礼なバーテンダーを日本刀で真っ二つにしたくなった件


■これは先日、帰省のおり沖縄市のとあるバーで遭遇した事案です。



バーに入る前

(0) おれと友人Xは、一軒目に居酒屋に行った。

(0') おれは、この居酒屋ではノンアルコールビールしか飲まなかった。


バーに入ってから

(1) おれとXは、二軒目にこのバーに入った。

(2) バーで、おれは一杯目にマッカラン10を頼んだ。

(3) マッカラン10を飲み終え、おれは二杯目にシャーリー・テンプル(ノンアルコールのカクテル)を頼んだ。

(4) その際、Xが「この人、さっきのお店でもノンアルコールビールしか飲まなかったんですよー」と会話のトスを上げた。

(5) それを聞いたバーテンダーが「は? じゃあ帰ればいいのに」と云った。

(6) おれはそれを「いやいやいや〜(笑)、もうちょっと居させてくださいよ〜(笑)」と受け答えた。

(7) 二杯目のシャーリーテンプルを運んでくる際、バーテンダーは「はい、ジュース」と云いながらおれの前にシャーリーテンプルを置いた。


その他、補足事項

(8) 店内にはクラシックギターの曲がかかっていた。

(8') Xは自分でもクラシックギターをたしなんでいるので、その話題でバーテンダーとXは話が弾んでいた。

(9) 客は、われわれの他に60代の男性が一人いた。

(10) おれは、バーテンダーに対し、とくに怒りを表明したりはしてない。




■──っていうことがありましてね。いやー、出来事を淡々と時系列で記してるだけでなかなかハラ立ってくるね。

なんといっても(5)ですよ、(5)。「は? じゃあ帰ればいいのに」だと。あのねえ。もう字数費やして怒るのはカロリーのムダだからここでは怒らないけどさ、まあこのバーテンダーを腰に差した日本刀で真っ二つにしたくなりました。お客様気取りがしたいわけじゃないが、あんまりではないか、この一言は。

こういう話になると「店での自分の扱いに不満を覚えるやつは、自尊心と自意識が過剰で、云々」とおっしゃりたくなるお侍さんもいらっしゃるとは思いますが、人間ってそこまで心広くなくちゃいけませんかね。腹立っても十分おかしくない案件だと思う。

そしてねえ、(6)ですが、なんとも情けない発言だなーとは、自分でも思う。あなたもそう思うでしょう。でもね、ヒトって、「突然起きる失礼な出来事」には意外ととっさに対応できないのね。だから、内心では「なんだこいつ…」と思ってはいても、こうやって受け流すしかないのね。そもそもそれまでは楽しく飲んでたわけだからさ。急に怒りを表明するのはちょっとムリだ。それが(10)の理由です。もちろん、突然起きる失礼な出来事に対応できる人も中にはいるでしょうが、人間が誰しもそういう機転を持ち合わせてるわけではない。

(7)の「はい、ジュース」も、まあ、このバーテンダーというかこの馬鹿にとっては愛嬌かなんかのつもりだったのかも知らんけど、この流れだと単におれの神経を逆なでするだけにしか聞こえないです。


シャーリー・テンプル
▲シャーリー・テンプル(飲み終わった)


■この店では以前にも、「小さめの金魚鉢のような変な容器に、藻のようにたっぷりミントの葉をぶち込まれ、マドラー代わりにサイリウムが差し込まれたモヒート」を出してきたり、マッカラン12をロックで頼んだらフチの欠けたグラスで平気で出してきたり、バーテンダーがカウンター内でペラペラペラペラとケータイで偉そうに長話してたり、ということがあったのですが、今回の件でもう決定的に嫌気が差しました。


■で、ここで話の流れが変わるようですが、おれはこの店にはつぶれてほしくないんですね。というのも、この店はバーテンダーと酒こそはたしかに産廃レベルですが、店内の雰囲気(だけ)はいいんです。コザでこういう落ち着いた雰囲気の正統派バーってほとんどないですしね。

で、この店はバーテンダー(おそらくオーナーも兼ねていると思われる)が居抜きで何回か代わってて、この産廃バーテンダーで、たしか四代目か五代目なんですね。

で、おれは、前の代のバーテンダーのころもこの店に足を運んだことがあるのですが、こちらはたいへん人当たりのいい人でした。

で、おれが見る限り、現在のバーテンダーになってから確実に客が減ってるんですね。まあ当たり前だけどな。誰だって嫌いになるだろ、こんなやつ。

おれが聞いた話では、この店は家賃が現在のコザの水準からするとだいぶ高いらしいのですが(家主がバブル時代からまったく値下げしてくれないらしい)、この産廃バーテンダーにこの家賃が払えるだけの客入りを維持できるかどうか。まあ、このままでは未来は暗いと云わざるを得ない。

このバーテンダーが去って、先代バーテンダーが戻ってくるのがベストだけどね、個人的な理想としては。


■ちなみにこのバーテンダー、沖縄人じゃなくて、清水ミチコと同じ出身地らしい。わざわざそんな遠くからコザまでやってきて、わざわざこんなイヤな接客をして、わざわざ客に嫌われてるのか(余談ですが、清水ミチコのブログに最近こんな記事がありました。関係ないけどさ)。


■なお後日、この出来事を別の友人Yに話すと、(4)の会話のトスがいけなかったのではないか、とのことであった。

だが、普通だったら、そんな会話のトスが上がってきたところで、「今日はクルマですか」とか、「前の店で飲み過ぎた?」とか、「休肝日?」とか、「ノンアルコールのカクテルは他にもいろいろ作れるんで」とか、そういう返し方をすると思う。まともなバーテンダーならね。まともじゃないバーテンダーはどうか知らんけど。

そして、Yも話を聞いてるうちにだんだん腹が立ってきたらしく、「いまからその店、行くか?」と云ってくれた。頼りになるやつだ。笑

ちなみにYは「自分なら(5)の時点で怒って席を立つ」とのことだった。ふむ。


■ともかく、近日中に東京でどこかまともなバーへ行って、一人で飲み直そう。あと、胡屋〜園田エリアで雰囲気のいいバーをご存知の方は教えてください。


■チャッカマンあるある


親戚の家の仏壇の引き出しにあるチャッカマンって、絶対に一発じゃ火がつかないよね。

──いかにも先日のお盆の親戚まわりで思いついたようなあるあるだな(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )

うん、まあ。で、チャッカマンを何回かカチカチやってもなかなか火がつかないので、けっきょく別のライターかなんかを探すことになる、っていう。


■新橋演舞場 九月大歌舞伎 夜の部 9/1 初日


■三月花形歌舞伎以来の新橋演舞場。とくに愛着もなかった新橋演舞場でも、半年ぶりともなるとちょっと懐かしさを感じました。


不知火検校(しらぬいけんぎょう)
松本幸四郎悪の華相勤め申し候、というクレジットがくっつく演目。登場人物がつぎつぎに殺される雑な展開と、逮捕されるまでのプロセスをあまり説明しないので結末へたどり着くスリルみたいなのが薄い点を除けば、けっこう楽しめた。

幸四郎の出るカブキは、幸四郎色が強くて苦手なのだけれども、この二代目検校は、ふてぶてしくて、人を喰ったようなとこがあって、ちょっとの愛嬌を併せ持つようなとこが良かった。最後に引っ込む時のセリフをひとしきり吐いてからの高笑いに、二代目検校のキャラクターが凝縮されている、というか、最後の「ちっぽけな肝っ玉に生まれついたばっかりに、云々」が芝居の作者がほんとに云いたかったことだと思う。

亀鶴が悪事に耐えかねて半狂乱で逃げ出すところが、真に迫った演技で、良い。

人が殺されるシーンでツケが鳴らないので、殺された感があまりしないのがちょっと気になった。


馬盗人
書くまでもないことだけど、やはり馬の動きがすごい。馬が中盤で女形の動きをしたかと思えば、最後は馬が花道で見得→六方で引っ込む(と、文字で書くとさらっとしてるけど、この馬の演技については実際に見ないことには伝わらない。お芝居は何でもそうですが)。

登場人物全員がどこか抜けているのも楽しい。翫雀がのろけるときの踊りが良かった。

前回の『馬盗人』も三階席で見た覚えがある。一階席でも見てみたい。

しかし演舞場にも一幕見席があればいいのに。仕事帰りとかにまた見に行くんだけどなー。


■沖縄に持っていったエキゾチカCD-R


■頼んでもないのに九月がやってきますよねえ。ほんと図々しい。


■それはさておき、先日沖縄へ帰省した際に持って行った、エキゾチカものの曲だけを集めた自家製CD-Rの曲目をご紹介しますので、國民の皆さんもなにかの参考にしてください。

エキゾチカCD-R
▲半蔵商店お手製エキゾチカCD-R。21曲入り。限定1枚。非売品。

窓から入ってくる蒸し暑い風に当たりつつ、実家の二階でオリオンビールの小瓶を飲みながらこういう音楽を聴くのは楽しいですね。で、こういう一人遊びばかりしてるから出会いがないので婚期が遅れる、という。もっとさー、合コンするとかさー、まあいいや。


1) Introduction / Martin Denny
2) Quiet Village (Original Version) / Martin Denny
3) Jungle Flower (Original Version) / Martin Denny
4) Japanese Farewell Song (Sayonara) / Martin Denny
5) Forbidden Island / Martin Denny
6) Mau Mau / Martin Denny
7) Bangkok Cockfight / Martin Denny
8) American In Bali / Martin Denny
9) Happy Talk / Martin Denny
10) Sake Rock / Martin Denny
11) Fire Cracker / Martin Denny
12) Sukiyaki / Martin Denny
13) Sho-Jo-Ji (The Hungry Raccoon) / Eartha Kitt
14) Tokyo Melody / Martin Denny
15) Rose Rose, I Love You/ Martin Denny
16) Sake Rock / Martin Denny
17) Very Nice Is Bali Bali / Patience And Prudence
18) Ah Me Furi / Martin Denny
19) まほろばの国 / 三宅純
20) Pico Birds / 三宅純
21) Everything We Do Music / テイ・トウワ



ま、正直この辺の音楽の好みはハタチぐらいのころから全く変わってなく、「マーティン・デニーと、あとちょっとその他」って感じですね。たぶん、7年前とかにこのCDを作ってもほぼこの曲目になってたと思います。

1)から12)は、マーティン・デニーのベスト盤『Exotic Sounds - The Very Best Of Martin Denny』から。このCDは、この方面に興味のない人でも一生聴ける、という大変にお得な一枚ですので、持ってない人は買うといいでしょう。

13)は、二年前のある夜、実家の二階でオリオンビールを飲んでたら(またか)でAMラジオから突然流れてきた一曲。「ショージョージ」君という名前の食いしん坊なタヌキについての歌詞、になっています。

14)〜16)は、マーティン・デニー『エキゾチカ '90』より。「Tokyo Melody」の温泉街っぽさが最高。「Sake Rock」冒頭にヤン富田っぽい電子音が入ってます。

17)は、『モンド・フォー・スペース・エイジ』という、音楽好きの方なら「あー、こういうコンピCD、'90年代後半にけっこう出てたわー」って気分になるコンピCDに入ってます。

18)は、マーティン・デニー『Exotica』より。この曲は、雨が降ってる日曜の午後に、音を消したNHKを見ながら聞くと良いです。

19)はアルバム『星ノ玉ノ緒』、20)はアルバム『Glam Exotica!』から。20)は、石垣島在住の弟がドライブの時に「アイルランドっぽいから」という理由でヘビーローテーションしてました。

そして21)はですね、『Stupid Fresh』に入ってたPacific 231のリミックス版を入れようとしたら、まちがえてオリジナル版を入れてしまったというまさかの凡ミス。まあ冒頭にガムランが入っているので、よしとします。


■と、こんな感じですね。次は「マーティン・デニーなし」というルールで一枚作ってみてもいいかもしれません。


■さて、今日は歌舞伎座でなく、ものすごく久しぶりに新橋演舞場にてカブキ見物でございます。夜の部。