■2016/12/29〜2017/1/3はパリではなくバリにおりました。

■牛/LDK


■会社の行事で、とあるホテルのとあるレストランで食事会でした。会自体は、つつがなく終わりました。しかし、肝心の食事があんまり良くなかった。食事会で食事が不味くてどうする。で、こういう気取った店のコース料理って、まあけっこうな確率でステーキが不味いんだけど、この店のステーキも例外ではございませんでした。牛に謝れ。で、美味しかったのは、スズキのソテーの下に敷かれたテリーヌ(?)と、〆の炊き込みご飯だけ、というありさま。一万円でこれかよ。会社の金だからまあいいけど。しかし来年からカナダのホテルチェーンの看板を降ろすんですよね? がんばってくださいね、としか。


■帰り道。酔っ払ってふらふら歩いていたら、LDKスタジオを発見。ここにあったのか。


■「ご自宅用ですか?」


■店で物を買うと、たまに

ご自宅用ですか? (・ω・ )」

とレジの人に訊かれる。


■これはもちろん「自宅用? プレゼント用? プレゼント用だったらそういう包装にするけど」という意味の確認の質問なんですが(←いま、“の”が連続してるぞ、とATOKから警告が出た)、どういうわけか、おれはこの質問になんか慣れないんですね。いつ訊かれても、初めて質問されたかのように、3mmほど戸惑ってしまう。で、その戸惑いののちに「…………あっ、…はい」と慣れない答え方で答えてしまう。


■この種の慣れない質問、あるいは慣れない注意書き、あるいは慣れない挨拶、のようなものは他にもまだあるはずなのですが、こうやってブログに書いてるときはパッと思い浮かばないもんなんだよねー。いろいろ例示してエントリを膨らませたいのはやまやまなんだけど。


■お笑いライブあるある


季節を問わずマスクをしてる構成作家が会場にいる。


■ポラロイド、猿之助Tシャツ


■先週の日曜は、NIGO(登録商標)のポラロイド作品の展示を見てきました。

うん、最近はポラロイドカメラに興味があるのですね。まあ科学の時代である22世紀現在はinstagramなんてものもありますが、やはりポラロイド独特の質感ってあるじゃないですか。なんか、「いちおう頑張りましたが、これがマックスです」みたいな解像度(?)とか。夢の中で見た景色を思い出そうとしてうまく思い出せてないような色合いとか。あと、薬剤かなんかの物質の跡が、形になって現れてたり。

フィルムがけっこう高いので、気軽にシャッターを押せない、というのも面白い。いくらでも撮りまくれるデジタルカメラとは対極にある、「ワンショット200円」の世界。シャッターを押すことに、それ相応の覚悟が求められる。“撮る”ことに対する意識が、デジカメと全く変わってきそうで、そこが面白そう。

写真が、データじゃなくてフィルムというフィジカルな形式で吐き出されてくるのも面白いと思う。

──などと、買うための言いわけ探しみたいなことをいろいろ書きましたが、なんだかんだ云って実際にポラロイドカメラ買っても、けっきょく「買ったときがピーク」になりそうな気もする。買ってすぐに10枚くらい撮ってそのままお蔵入り、みたいな。フィルムもけっこう高いので。

とはいえSX-70は物欲と所有欲をそそります。


■そういえば、NIGO(登録商標)と猿之助の対談が載ってる雑誌もちょっと立ち読みしました。NIGO(登録商標)が歌舞伎を見始めるようになったのは、妻(=マキセリホ)の影響、云々書いてありました。

今月の演舞場では、リリー・フランキーの画による市川中車・市川團子Tシャツが売られてましたが、ア・ベイジング・エイプの猿之助Tシャツなんてのもできると面白いと思った。


■七月演舞場の切符/コクーン


■毎年書いてることですが、夏至を過ぎると、今年ももう終わりだなーって気分になります。なので今年ももう終わりです。本年もご愛読いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。半蔵商店です。

では今週のカブキ方面の話。


■水曜日。チケットweb松竹のサイトを見ると、完売していた来月演舞場の切符がYOSHIKIのドラムソロのような勢いで戻ってきてるので、いや、そこまでの勢いではなかったかもしれないけど、とにかく戻ってきてたので、昼の部夜の部ともに遠慮なく入手。チケットweb松竹はあきらめないでちょくちょく見とくものですね。

とはいえ3階A席とはいかず、お高い席なのでけっこうな出費……(;∀;)

まあ手に入っただけ良かったです。


■木曜日。夏至の晩。コクーン歌舞伎を見に行きました。天日坊。

歌舞伎を見るようになって三年目。夕刻、仕事を終え、梅雨どきの蒸し暑さのなかブンカムラまでてくてく歩きコクーン歌舞伎を立ち見で見るのが、だんだんと恒例の行事になりつつあります。

芝居の感想文は割愛。


■しかし勘三郎丈、早く良くなってほしいですね。先月の中村座では元気に見えたんだけど、けっこう無理を押してたんでしょうか。


■台風、月120万、MAX 6


■台風です。が、今晩は酔狂にも(?)渋谷でお笑いのライブを見てました。

で、このライブにはピン芸人のN山K太が出てたのですが、ライブの帰り、おれの前を歩く20代の女人二人が

「N山K太つまんないよねー、あいつ、おもしろくない、その割にネタが長い」(*´・д・)(・д・`*)

とかなんとかおっしゃっておりました。

おれもまあ、だいたい同意見なのですが、N山K太も37個中に2個くらいは面白いことを云うので、絶望的につまらないわけでもない、と思いました。

で、このライブでN山K太本人が云ってたのですが、大阪時代の給料は月120万円だったそうです。で、うっかり東京進出した現在、給料は月2.2万円(だったかな。まあそれくらい)に減ったそうです。減るにも程がありますが、この減り具合がネタよりも面白かったです。

で、渋谷から家に帰るころにはズヴ濡れになりました。台風ですから。


■そうそう、abletonのサイトでソフトが33%オフ、というキャンペーンをやってましたが、みなさん何か買いました?

おれはMax for Liveがちょっと気になってはいたのですが、見送りました。使いこなせない自信があるから。

で、時を同じくしてcycling 74のサイトでもMaxが33%オフになるキャンペーンをやってたそうですね。Max本篇なんて、Max for Live以上に使いこなせないのは明らかなのに、それでも年に2回くらい買いたくなる時が訪れるんだよな>Max


■国立劇場 歌舞伎鑑賞教室 『俊寛』 6/9


解説 歌舞伎のみかた
廣太郎の解説が、慣れてないのか、緊張してるのか、ちょっとぎこちない。あと、ちょっと暗い(笑。BSの海外ニュースの同時通訳みたい)。

また、解説の内容が、歌舞伎音楽の説明に重点を置きすぎてたように思う。あれは、「歌舞伎をすでに3回ほど見たことがある人向け」ぐらいのレベルではないか。この歌舞伎鑑賞教室には、歌舞伎を一回も見たことのない、まっさらな状態の学生(学生に限らないが)も多々足を運んでくると思うので、もっと音楽以外の基本的なことから説明をはじめた方がいいのではないか。歌舞伎は全員男性で演じる芝居で、とか、歌舞伎には時代物と世話物があって、とか。

ま、これはあくまで6/9の感想なので、現時点ではまたいろいろ改善されてるかもしれないです。


俊寛
歌舞伎鑑賞教室で初めてカブキを見る学生には、ちょっと重い演目ではないか、と思ひました。

芝のぶが男性を演じるのを見たのは初めてかもしれない。しかし、芝のぶの少将と児太郎の千鳥が並ぶと、芝のぶの方が女性らしく見える…。


■野田岩でもなく竹葉亭でもなく


■東京県に住んでいると、夏が近づくにつれウナギが食べたくなる。食べたくなったからには食べる。

先々週土曜の午後、野田岩でも竹葉亭でもなく、銀座からちょっと離れた半ば住宅街といってもいいようなとこにある鰻屋に行ってきた。

この店に来るのはまだ二度目なのだけれども、もうけっこう気に入っていて、というのも昼夜通しで営業しているので、土曜の午後二時とか三時とかいった、おれの生活の中でかなり重要な時間帯(おれは、土曜の午後をどう心地よく過ごすか、という点に各種リソースを割いている。その原因は自分でも分からないが、分かったところでどうということもないと思う)に鰻が食べられる。しかも、この時間帯は客がほぼいない。よって、おだやかな環境で、鰻と日本酒を楽しめる。

あ、日本酒といっても、べつに普通のありふれた銘柄のである。でもそれでいい。居酒屋ならともかく食べ物屋で、日本各地からひっかき集めてきた銘酒がずらり勢揃いというのは、個人的にはあまり行儀がよくないと思う。

(あと、鰻屋のメニューでワインをちらつかせてる店は、ちょっと成金趣味なものを感じる。ほら、東京タワーのふもとの、まあいいや。)


■それはさておき、江戸切子というのか、そういうガラスの、「碧い」という漢字で表記してみたくなるような色の銚子と猪口で酒を飲む。そのうち鰻重と吸い物が運ばれてくる。鰻重を食べる。食べなくてどうする。

鰻の部位や形状など、鰻重の詳細は覚えてないので記さない。そんなものいちいちブログ用に覚えとかない。そもそも鰻重は見るものでもなくレビューするものでもなくデジカメで撮ってネットに上げるものでもなく、食べるものである。食べなくてどうする。

食べる。食べた。正直、タレはもうちょっと甘いほうが好みかな、とは思うも、もちろんそんなのは誤差の範囲内のことであって、美味しい。


■おれが世界的に高名な電子音楽家だからだろうか、食後にはメロンまで出してくれた。

──いや、たぶんフルーツも鰻重の料金に含まれてるってだけだと思うけど (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )

まあそうかもしれない。とにかく、鰻と日本酒とメロンを、静かな店で静かに食べた。良い土曜の午後だった。


■たぶんインターネット中の情報を血眼になってくまなく探せば、ここより美味い店は他にもあるし、コストパフォーマンスとやらのいい店も他にもあると思う。

でも、そんなことじゃなくてね、この土曜の午後を、落ち着いた心持で過ごせることが大事であってね。


■この店は、ある日の歌舞伎見物帰りに銀座周辺をてくてく散歩していたら見つかったお店で、いつか入ってみようと思って、四月末にふと初めて入ってみたら、このように“当たり”だった。

いまどき食べログもなにも参考にせず、こういうお店を見つけることができてうれしい。西暦2012年のおれの収穫の一つ。


■四半世紀ほど前のCMを、なんの検索もせず資料も見ず記憶だけで書き起こす。


「本気で」


「ニキビを」


「治したい」


「男の子や」


「女の子は」


「しっかり」


「聞いてほしい」


「ニュー・パッケージになったクレアラシルは」


「サ……」(´Д`;)
「サ……」(;´Д`) ※言いよどむ


「サルファ・レゾルシン処方で」※ここカタカナ自信ないです…。


「ニキビの」


「頭部を」


「開いて」


「余分な脂を」


「吸収し」


「ニキビを乾燥させて」


「治し」


「ます!」


「シカーモー」( ´_ゝ`) ←外人


「お肌にやさしい」


「中性です」


「だから」


「本気で」


「ニキビを」


「治したい」


「人は」


「クレアラシル」


「医薬品です!」(大人数で)


「P&Gです」





たしか昭和63年のCM。「余分な脂を」の部分は、「余分な」「脂を」と分かれてたかもしれない。あ、「ニキビを乾燥させて」も二つに分かれてたかな。まあ、細かいところは間違いあるかもしんないけど、だいたいこんな感じだったと思う。

しかし、昭和63年ごろ放送されたのにまだ覚えてるCMがあって、昨日見たのにもう思い出せないCMもある。いろいろあります。


■醤油が


■夜、スーパーで寿司のパックが半額になってたので、二つ買って帰ったはいいが、家の醤油が切れてた。


■桃屋のめんつゆかけて食べました。


■六月大歌舞伎 新橋演舞場 昼の部 6/11


■行ってきましたよー四代目猿之助。でも、まず新橋演舞場に行くまでにちょっとややこしいことがありました。

おれは昼の部のチケットを、チケットぴあのサイトでネット購入したんですね。で、ネットで購入したからには、当然、お店にチケットを引き取りに行かないといけないわけですが、「まあ、新橋演舞場に行きがてら引き取ればいいでしょう」ぐらいに考えてたわけです。

で、当日の午前10時20分。新橋演舞場の近くにあるセブンイレブンに行きました。店頭に「チケットぴあ」のステッカーも貼られてましたし。

ですが、そのセブンイレブンではチケットを引き取ることができませんでした。おいおいおいちょっと待ってくださいよ。開場まであと10分を切りましたよ。

<説明>
えー、これはどういうことかと申しますと、「チケットぴあのサイトでネット購入したチケット」は、引き取る場所が

(1)サークルK/サンクス、あるいは、「ぴあ」店頭
(2)セブンイレブン

の2種類あるんですね(※厳密には、「郵送」とかいう20世紀的な方法も選べますが、こともあろうに郵送料が600円もかかるので現実的な選択肢にはなりません)。で、この(1)か(2)かは、ネットで購入する際自分で選べるんですね。

で、おれはネット購入の際、(1)を選択したにもかかわらず、(2)のセブンイレブンに行ってしまったわけです。
</説明>



■このまま19000円のチケットが無駄になるのか???と気が動転したおれは、その後、新橋演舞場のチケット売り場に直行。そこで窓口の人にチケットぴあの店舗の場所を訊き(※ここで訊くことじゃないですよね。すいません…)、「博品館と有楽町に、ぴあの店舗がある」という情報を得たのでとりあえず博品館めざしてダッシュ。その道すがら、たまたま、ほんとにたまたまサンクスがあったので、そこで無事チケットを引き取ることができました。あー危なかった。

途中、別のコンビニで茶菓を調達し、新橋演舞場に戻ってきたのは10:45くらい。開演の11:00に間に合った。


■でもさー、「自分は悪くない」とか主張するわけじゃ全然ないけどさー、チケット買ったのはだいぶ以前のこと(4月28日)なんだから、インターネットの画面で、前述の(1)(2)のどちらの選択肢をクリックしたかなんて、そんなこといちいち覚えてないって。

え? 普通は覚えとくもんなんですか? ふーん…。じゃあ、すいません。

「ぴあ」もさ、6月4日の段階でよこしたリマインドのメールに一言「サークルK/サンクス、もしくはぴあ店頭でお引き取りください。(セブンイレブンではお引き取りできないので、店員から『なにこの面倒くせえ客』という冷たい視線を浴びせられます)」と、ひとこと書いてくれたってよくない?(※4/28の購入直後に来たメールにはこの旨、記されていました)

なお、このリマインドメールには「まあ公演当日でもいいけど、できることなら公演前日までにはチケットを引き取りに来いよ」みたいなことも書いてありました。たしかにそうですね。そのほうが、こういうふうに慌てないで済むもんね。

ちなみに、ぴあから渡される予約番号が、(1)の場合は9ケタ、(2)の場合は13ケタになるそうです。こういうこともいちいち覚えておかないといけないのかどうかは別として。


■ということで、これからチケットぴあのサイトで新橋演舞場のチケットを買う際は、受け取り場所をちゃんと「セブンイレブン」に指定することを忘れないようにして一学期後半も頑張ろうと思います。


# ようするに、間抜けな一人相撲を取ってたってことです。


■ラスターノートンあるある


中古レコード屋で見かけるraster-notonの「20' to 2000」シリーズのCDは、たいていSenking。けっこうな確率でSenking。

# 次点でIlpo Vaisanen。


■二ヶ月ぶり/猿と猿


■ここ二ヶ月ほど更新されていなかった坂東巳之助丈のブログ竹村延和丈のブログが、ともに5/29に更新されていました。シンクロニシティー。


NIGO(登録商標)のブログに亀治郎(当時)が。ア・ベイジング・エイプ(登録商標)と当代猿之助。猿と猿。


■圧がすごい。他


■このごろ、「“圧”がすごい」という表現をちらほら耳にするようになった。流行ってるのだろうか。まあおれの思い込みかもしれない。

ところで、この「“圧”がすごい」という表現は、どことなくマツモトヒトシ発祥っぽい匂いがするが、実際のところどうなんだろう。


■グリーンダカラ、という飲み物がけっこう気に入っている。ラベルをざっと見る限り、人工甘味料の手合いが含まれていないところもよい。こういうジャンルの飲み物を飲む習慣のまったくないおれが、週3本くらいのペースで飲んでいる。たぶん、おれの体に不足している何かがこの飲料に含まれているのかもしれない。しかし、こういう飲み物を好むようになるのもあまりいい兆候ではない気もする。


■先日、久しぶりにドミノピザを頼んだ。一年ぶりくらいか。

「ウルトラクリスピー」なる生地で発注したところ、たしかにその名の通りカリカリサクサクして食感は悪くないが、どういうわけか、円形のピザがスクエアにカットされていた(その旨はメニューに記されていたので、このこと自体は問題ないが)。

やはり、円形のピザは扇形に切ってもらわないと、食った気がしない。よって、このウルトラクリスピー生地のピザを食べたという記憶もあまり頭に残ってない。


■あれほど、「巨人の星のキャラクターを使った広告のない平和な地球になりますように」と願っているのにもかかわらず、どっかの居酒屋が出資しているweb企画の広告ポスターに巨人の星のキャラクターが使われているのを発見してしまい、げんなりする。

CM中のパロディとしてしか巨人の星に接したことのない世代の広告制作者が、巨人の星をネタにして広告を作る、というスパイラルがあると思う。


■日曜日の、とくに午後というのは、家にいると無為にだらだら過ごしてしまうものだが、三日前の日曜午後は家にいたにもかかわらず、雑用各種をさくさくとこなすことができた。これはもう奇跡に近い。


■スギちゃんのモノマネをする際のリスク管理


日常会話において独特の語尾を挟み込んでスギちゃんのモノマネをする、という行為が、だんだん戦場カメラマンのモノマネくらいにハイリスク/ローリターンな行為になりつつあります。

スギちゃんのモノマネをする際は、そのリスクの高さを認識しなくてはなりません。

そんな危険を冒してまでモノマネしたくない、という方は、あえて西暦2015年ごろまで寝かすと良いでしょう。


■コラージュとかカットアップとか


■激動の2012年も、残すところわずか7ヶ月となりました。短い間ではありますが精一杯がんばって、思い残すところなく新しい年を迎えたいものです。

さて先週の金曜日は、代官山でこれ見てきましたよ。コラージュやカットアップについて語るイベントです。着物の人が目当てで行ったのですが、黒メガネの人の話も面白かったです。

コラージュ/カットアップ、については、プロの音楽家ならずとも「一家言持ってるぜ!」ってな方が少なくないと思います。人生においてコラージュ(音楽にしろ映像にしろ写真にしろ)を頑張って作る時期あるからね、誰しも。そんでもって、自分で作ったカレーがうまいのと同じで、自分で作ったコラージュって特に面白く楽しめちゃうもんね。「これはおれにしか作れないでしょー」という思い入れの心理的バイアスが働いちゃうし、おおむね自分の好んだ素材を使うから。


■かくいう拙僧が、今月の頭に作ったのがこれ(約2分)。↓






これはコラージュ、というか、ある種のインターネット内フィールドレコーディング(?)なんですね。

先日、知らない外人のブログをたまたま訪れたら、そのブログに貼ってあるYouTubeの動画数点が、なぜか全部まとめて自動再生されるという謎の現象が発生してたので、その様子を録音しました。で、それをちょっと編集して、ちょっと音を足したりした。


■ところで、なぜいまコラージュ/カットアップかというと。

これは冒頭のトークイベントの内容とは関係ない個人的な所感なのですが、もうわれわれは、曲/トラックという“単位”に飽きてるのではないか、と思います。

PC上で膨大な楽曲を簡単に管理/編集できるようになった現在、聴くという行為において、「iPodやiTunesやYouTubeでパッパッと飛ばし飛ばし聴く」と、「ネット上にアップされた、数十曲をぎっしり濃密に詰め込んだ一時間単位のDJミックスを聴く」の二極化が起こってると思うわけです。なので、いずれにせよ曲/トラックという概念が希薄になってって。

実際、クラブミュージックに関しては、「曲/トラック/シングル」という単位ではなく、「DJセット/ミックスCD」という単位で聞くことが多くなってません?

そもそも、「曲/トラック/シングル」「アルバム」って、犬が蓄音機を聞いてた時代からの概念ですからね。

そういえば、いまの十代のナウいヤングは、曲のサビ(正しくは“サワリ”)の部分だけを編集で抜き出して、そこしか聞かないという話を耳にしたこともあります。

──というふうに、現代では、音楽の日常的な摂取方法がだんだん、コラージュ/カットアップに近くなってるのかもしれないのではないか、と。まあ、今になって急に始まった話でもないけどね。


■ちなみにおれは高校のころは、サンプラーを買ったらついてきた、「サンプリングCDダイジェスト集」みたいなCDを聞いてた時期がありました。

2小節のギターのフレーズ、4小節のドラムループ、民族音楽っぽい数秒のコーラス、各種の効果音、とか、そういった作曲用の「音楽の素材の断片」のみがひたすら流れてくるだけなのですが、いろんなジャンルのサンプルが次々流れてくるので不思議と飽きませんでした。

でも、いま客観的に考えると妙な高校生だな…。どんな青春を送っていたんだ、おれは。