■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■『開幕驚奇復讐譚』 国立劇場 十月歌舞伎公演 10/23


■あなた以外こんばんは。ざるそばは飲み物です。ペペロンチーノも飲み物です。っていうか麺類はたいがい飲み物です。でも、うどんは食べ物です。もうひとつ申し上げますと、日テレ『妖怪人間ベム』のベラ役は、女優の“杏”ではなく、女装したラバーガール大水です! コマーシャル。

(コマーシャル)
gocoup『raindrops』絶賛発売中!
(コマーシャル終わり)


■ところで、来月のお江戸の歌舞伎は、平成中村座に加え、演舞場に国立劇場に、それと巡業まであるから、これらを全部見物しようとするとサイフがまさに世紀末!

…なので、電子音楽なんて興味ないよ、という歌舞伎クラスタの皆様もgocoupのCDをお買い求めいただきたく…。

──宣伝ばっかりだなあ…。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )

すいません。ちなみに、次作もただいま準備中です。そちらもよろしくお願いいたします。ミニマルドローン2曲入りです。ただいまマスタリングしてもらい中です。


■さて、先週の日曜日は国立劇場で、『開幕驚奇復讐譚』を見て参りました。

「菊五郎ががレディーガガ風の衣装を!」という話題がが報道でも採りあげられましたがが。

おれもレディーガガをよく知らないんだけど(意識的に視聴したことは一度も無い)、レディーガガは「'80年代MTVのダサい面」をあえて現代に持ち込んでる人だと思うんですね。その'80年代MTVのダサさすら積極的に取り込んでしまうって、やはり歌舞伎は懐が深いです。


■全体的な流れとしては、時代物から始まって、世話物っぽくなり、もういちど時代物っぽくなっておしまい、という感じです。

序盤の、あの、暗闇に二つの顔だけが浮かび上がる演出は、良くない意味での“昭和モダン”を感じました。んー。いっそこの部分は、フィルムで撮影して映画で上映するってのはどうでしょう。←すいません先輩、いま、自分、思いつきで云ってます。

長総が、小夜二郎からあっさり悪玉の親分に乗り換えるところが、おかしくもあり、なんか怖くもあり。


■二階席の下手から見てました。宙乗りしている菊之助と目が合った。ような気がする。


■橘太郎が下女役で出ていた。橘太郎の女役は珍しいような。あと、梅枝が良かった。


■……しっかし、毎度思うことだけど、国立劇場の売店って、食べ物をもうちょっと充実してくれないものか。

これは以前も書きましたが、美味しい/美味しくないを通り越して「つまらない」という新次元に到達してしまったサンドイッチ720円はもう買いたくないですよ。あのサンドイッチは、もう宇宙食ですよ、ジャンル的には。


■あるあるネタの歴史


■お若い方にはちょっと信じられない話かもしれませんが、20年ほど前までは、

「カップ焼きそばのお湯を流しに捨てるとき、流しが『ボン!』って音を立てるよね!」

というのが、“あるあるネタ”として成立→流通していたんですよね、この先進国で。

いまとなっては、すっかり形骸化したあるあるネタ、どころか、単なる日本語の文章、となってしまいましたが。


■そういえば、おれが今月見たお笑いのライブで、とある芸人さんが

「蛇口から水を出そうと思って栓をひねったら、シャワーから水が出てきてびっくりすることあるよね」

ということをあるあるネタの一環としてしゃべってました。この人、平成一ケタ時代からタイムワープしてきたのかと思った。

(あ、でもこの芸人さんが披露してた、

「服屋でマネキンのジャケットの値札を見て、『お? 安いじゃん』と思ったら、それがインナーのTシャツの値札だったってことあるよね」

っていうのは、まあ確かに昔からある話だけど、お笑いのライブではあまり聞いたことなかったので、それはちょっと面白かった。)


■まあ、このように、あるあるネタってのは時代によって移り変わっていくものなんですね。云うまでもないことですが。

いまは、クラブミュージックと同じで、あるあるネタも消費サイクルが早まり、さらにジャンルも細分化してるように思います。

あるあるマエストロこと、つぶやきシローの名あるある、

「おじいちゃんって、かかとに干からびた米粒ついてるよね」

のような、老若男女、幅広い世代が共感できるあるあるネタは、もう出てきにくくなってるのかもしれません。


■──というようなことをまとめた、『あるあるネタの歴史』『あるあるネタの変遷』のような新書があったら、読んでみたいです。


■あと、本題とぜんぜん関係ないけど、『TMネットワークの再結成はなぜうまくいかなかったか』という新書があったら読みたい。でも定価では買いたくない。誰かが貸してくれるなら、もしくは著者が献本してくれるなら読んでもいい。


■最近気に入っている冷奴の食べ方、他


■新品なのにインクが全然出てこないボールペンってなんなの? 何様?


■岩波新書の表紙デザインの現代性のなさはすごい。書店に並んでる最新刊でも、昭和47年の本の復刻、とかにしか見えない。


■冷奴に、ナンプラーとゴマ油を垂らし、黒いすりゴマをかけて食べるのが最近は気に入ってます。うまいです。

で、豆腐が残り五分の一くらいになったところで、さらにマヨネーズを添えます。うまいです。


■突然の値引き/綴りが違う


■昨日、初めて行った渋谷のコンヴィニエンスなストアーで総額217円の買い物をしたら、レジのおばあさんが

「10円いいよ〜」(´・∀・`)

と云って、10円負けてくれた。207円になった。

いやいやいや、コンビニで10円引きって。どういうことですかこれ。おれは別に「10円引き」とか書かれてるシールの貼られた商品を買ったわけでもないし、「対象商品を買うと10円引き」とか、そういうキャンペーンが行われていたわけでもなし。第一、レジの液晶画面にも「217円」と全力で表示されてるではないか。

要するに、完全におばあさん判断で10円引きにしちゃってるっぽいんですね、ゲリラ的に。コンビニの商品の価格ってのは、バーコードで一点一点厳密にあれされてるはずで、それをおばあさんの独断で値引きしちゃったりしたら、レジ精算の時に支障が出るのではないか? と、かつてコンビニでバイトしてたおれは思うのですが、そこらへんどうなってるのでしょうか。

しかし、まあ、ハンサムだと日常のいろいろな局面で得をしますね。(`・ω・´) キリッ

──………………………。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ ) ノーコメント


■初期の半蔵商店の名物キャラクターである従妹のリカ(仮名)から、久しぶりにメールが来た。なんでも、携帯電話のメールアドレスを変えたらしい。

文面には

「素直な気持ちで頑張りたい、という意味をこめてメールアドレスを変えました☆」

とかなんとか書かれていて、まあそれはいいとして、その発信元のメールアドレスが、

sumao-na-kimochi-de-●▲■-2222@●▲■.ne.jp

となっていた。あのー、「sunao」が思いっきり「sumao」になってるんですけど。誰だよ、スマオって。

そのスペルミスを指摘したら

「ほんとだ。でももう新アドレスをみんなにこれで教えちゃったから、このままでいいや」

だと。男らしい。

でも、メールアドレスを電話会社に登録するときくらい、綴りはちゃんと確認した方がいいと思った。


■芸術祭十月花形歌舞伎 新橋演舞場 昼の部 10/10


■あなた以外こんばんは。明太子スパゲティーは飲み物です。鯨は食べ物です。半蔵商店です。

そろそろ平成中村座がオープンしますね。しかし、googleで「平成中村座」と検索しても、公式サイトが1ページ目に出てきません。

「平成中村座 公式」で検索すると、ようやく1ページ目に現れるのですが、それでも上から三番目にしか出てこないんですね。「平成中村座 サイト」で検索すると、いちおう一番目に表示されるようですが、ここらへん改善した方がいいかもしれませんね。ってなんで中村屋のSEO対策まで心配してるんだ、おれは。

では、体育の日(今年はたまたま十月十日でしたが、十月十日以外の日を体育の日だと思い込めというのは立派な暴力です)に見た歌舞伎の感想を。手短に。さらっと。日本語で。


■義賢最期
日テレの『心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU』という変なタイトルの番組に愛之助が出たとき、この演目に登場する“戸板倒し”と“仏倒れ”についても触れていました。

で、このたび生で見たわけですが、おれは戸板倒しは3000円もらってもやりたくない。仏倒れは、4500円もらってもやりたくない。それくらい危険な技なのです。

戸板倒しの直前、近くの席のおばちゃんが「いやだー」と声に出しておられました。気持ちは分かります。

壮絶な終盤、愛之助が迫力あってよかったです。


■京人形
昨年五月、大阪松竹座で見た京人形の精は菊之助でしたが、今回は笑也。

菊之助の時は、胸もとの鏡を抜かれたとき、男っぽい踊りになってたけど、笑也はロボットっぽい踊りになってた、ように思う。


■一心太助
篠原ともえの元カレが良かった。八月は、正直、イマイチかなーとも思ってたのですが、今月はそんなことなかった。

ストーリーも、シンプルな勧善懲悪でお江戸がハッピーエンド、って、良いじゃないですか。これが本式の歌舞伎か、というと、また違うのかもしれないけども、こういうの好きです。

寿司のシーン、別にそんなに食べなくてもいいのではと思った。笑

将軍様は「太助に化けよう」という意識が薄いように思いました。「化けよう」という意識の高さだけみると、太助のほうが利口そうに見えました。まあ、将軍ぐらいになると、いちいち「うまいこと化けてやろう」なんて思わないのかもしれない。実際、そこがおかしみを増幅するポイントでもあった。

あと、亀治郎の「獅童を食わない」ように一歩退いて演技する感じ、がよかった。


■で、今月の演舞場の夜と昼を見て思ったのが、やっぱり猿弥すごいなー、っていう。

なんというか、ベテランのテクノDJによる長時間セットのような安定感、を猿弥の演技に感じるんですね。

有名なアンセムや、テンポの速い曲をかけてるわけではないのに、フロアをじわじわと温め、自分だけの空気を作り上げ、かつ、それを持続させることができるDJのような。


■さよなら○○○○○


■食べ物屋の悪口が多いこのブログではありますが。

食べ物屋でおいしくない食べ物を出されると、おれの狭い心がまた一段と狭くなってしまうのですね。

ということで今回も食べ物屋方面のあれなのですけども。


■○○○○○というカレー屋がありまして。

東京に来てすぐ、テレビ(『おすぎとピーコの金持ちA様×貧乏B様』←'00年代は遠くになりにけり)でこのカレー屋を知ってからは、それこそ毎週行ってた時期もありました。当時は成増に住んでいたのですが、そこからお茶の水までわざわざ通ってました。

独特のスパイスの香りが濃厚で、その香りがクセになってた。と思います。


■で、その後も、さすがに毎週ペースとまではいかないまでも、数年間はけっこう根強く通ってたのですね。

が、いつの間にか足が遠のいてしまい、気がつくと最近はほとんど行ってなくて。


■で、数ヶ月前に、久しぶりに行って、ビーフカレーを発注したんですね。そしたら、

んんんん。

まずいとは云いませんが、前ほどには美味しくなくなってるような。


■でも、この店がまずくなったとか、レベルが落ちたとか、そういうふうには思い込みたくなかったのですね。なにせ、一時期は大好きな店でしたから。


■で、今月のとある日曜日。外出がてらこの店に立ち寄り、「エビ野菜カレー」を食べたのですが、これは──

●エビが、エビの味がしない。

●野菜が、野菜の味がしない。栄養もあんまり残ってなさそう。

●そもそも、カレーがカレーの味がしない。

●ただただ、クローブ(丁字)の匂いだけが鼻に残る。

これで値段が550円くらいならまだいいのですが、1230円もするんだよな。高い。

しかしこの店は相変わらずの人気で、店内はほぼ満員でした。


■○○○○○の味が変わったのか、おれの味覚が変わったのかは分かりませんが、どっちにせよこの店は卒業だなー、もう。

あと一回、まだ食べたことない豆カレー食べて、最後に、昔は好きだったチキンカレー食べたら、もういいや。

↑こんなこと云ってる時点で、卒業できてないわけですけど。

あと、疲れてるときとか、風邪を引きかけてるときとかに、夏の暑いときとかにうっかり食べに行きそうな気もする。


■ところでこの店、昔は喫茶店だったらしいです。カレーが好評だったのでカレー専門店にしたんだとか。

だったらこの店、いっそ豆サラダ専門店にしてしまえばいいのに。

そう、オプションの豆サラダ(180円)は美味しいんだよなー。それがこの店にズルズルと通ってた理由なのかも。


■しかし、なんでこんな店に、好き好んで毎週のように通ってたんだ? おれは。そりゃ、あの頃はほんとに美味かったのかもしれないけどさ(もう当時の味を思い出せないのですが)。

も○うや○んカレーやイン○デアン○カレーを過大評価してる人たちをあんまり嗤えない……。


# いつも、ノートPCを外付けディスプレイに接続して、PCを使ってるのですが、
# この項を書くにあたり、この○○○○○店の公式サイトをブラウザで閲覧しようとしたところ、
# 突然、外付けディスプレイが真っ黒になりました(ノートPC側の画面には表示されるのですが)。
# 他のどんなサイトも見られるのに、○○○○○のサイトだけ見られない。
# 三度試しましたが、三度とも真っ黒でした。なんだよこれ。



#あと、この店の客層って、
# 若い学生(男女)と、すすけた中年男性がメインなんですね。
# このバランスの悪さは以前から謎なのですが、
# たぶん、人生のなにかを卒業できてない人、が通う店なんだと思う。


■苦手な服


■「他人様が着てるぶんにはまったく気にならないが、自分ではどうも進んで着てみたくない」という服が、人類誰しもあると思います。

おれの場合は、アーガイルチェックの服が子供のころから現在に至るまで苦手なのですね。他人様が着てるのは別にいいんだけど、自分ではあんまり身につけたくない。


■だってさ、アーガイルチェックのセーターとかカーディガンて、なんとなく、

昭和50年代の教育テレビの子役

っぽいじゃない?

──同意を求められても困りますが。(゚д゚ ;) (゚д゚ ;) (゚д゚ ;)

もしくは、昭和50年代に小学館や学研から出版された児童書の図版に出てくる子供が着てそうというか。まあ、それらがおれのアーガイル嫌いにどう結びついてるのか、よく分かんないですが。


■あと、風邪薬のCMに出てくる人って、アーガイルチェック着てる率が高いイメージない?

──同意を求められても困りますが。(゚д゚ ;) (゚д゚ ;) (゚д゚ ;)


■アンディ・ウォーホルのモノマネをせよ。


【問一】(25点)

アンディ・ウォーホルのモノマネをせよ。ただし、以下の語句を用いてはならない。

[グンジョウイロ]


■竹村延和、藤井隆など、沖縄で買ったCD


■ロックスターなので、今日は都内の某スタジオで写真撮影でした。ええ、撮るほうじゃなくて撮られるほうです。生まれて初めてメイクというものをしてもらい、生まれて初めてカツラをかぶりました。

まあ、ようするに来年の年賀状用の写真(年賀状以外にも使おうと思っておりますが)を撮ってきたってだけの話なんですけどね。

しかし、誰に頼まれたわけでもないのに、おれはなぜここまで力を入れたことをしてるのだろう。人生、もっと他にやるべきことが……ぶつぶつ。


■さて、だらだらと続いてる(続きすぎている)沖縄シリーズ最終回。沖縄で買ったCDを載せます。


■竹村延和/コビトノクニ

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コザの照屋楽器店にて購入。2007年にリリースされた、竹村延和の未発表作品集。そういえばまだ買ってなかったので、買った。帰省の際、実家の二階にいるときは、たいてい地元のAMラジオを部屋に流しておくのですが、今回の帰省ではこのアルバムを流してました。

同じく'07年に、竹村延和は「ZU」という西洋のバンドと共作のCDを出してるのですが、そっちのほうは、「ジャケが怖いから」という男らしい理由で、まだ聞いてません。

この七月からブログが復活してますね


■坂本龍一/ウィ・ラヴ・ユー

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石垣島の、「以前は『GEO』だったんだけど、いまはチェーンを抜けました」みたいな古本屋で購入。

アルバム『BEAUTY』('89)からのシングルカット('90)なのですが、1990年に12cmCDシングルは早いよ。これ、おれが小〜中学生の時によく行ってたブックボックス登川店のレンタルCDコーナーだったら、「シングルなのにアルバム料金を取られる」のパターンだ。

B面(3トラック目)に、「戦メリ」のリミックスが入ってます。この「戦メリ」リミックスを含むアナログ盤は、渋谷や新宿では6000円だの7000円だので売られてて(いま検索したら、このお店では9240円だそうな)、値段がまさに世紀末なんですが。このCDは300円で買えました。苦しうない。

ちなみに、石垣島には、まだVHDの映画ソフトをディスプレイしている電器屋(?)みたいなお店があります。知ってる? VHDって。


■Tetsu Inoue/Organic Cloud

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宜野湾の「CD屋」さんで購入。未聴。


■藤井隆/オール バイ マイセルフ

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同じく「CD屋」にて購入。未聴。藤井隆のアルバム。

実は(「実は」と、書き始めるほどのことかどうかはさておき)、去年の十月に、藤井隆の「わたしの青い空」という曲(このアルバムの一曲目にも収録)にやたらとはまっていた時期があった。一ヶ月で100回は聞いてたのではないだろうか?(まあ、“話半分”というから、この文は「50回くらいは聞いてたのではないだろうか?」と訂正させてください)。

去年の十月のある日、「そういえば藤井隆って、'04年ごろに地味なシングル出してたなー」と、ふと思い出してYouTubeで検索したらビデオクリップが見つかったので、まあ試しに見てみたら、これがかっこいい。

音楽もかっこいいけど、踊りもかっこいい。

「ださいけど、一周回ってかっこいい」

ってやつではなく、

「『ださいけど、一周回ってかっこいい』などという陳腐な評価を回避するため、あえてもう一段ださくした」

みたいな振り付けがほどこされていて(いや、おれがそう感じるってだけで、実際にそんな意図があるのかどうかは不明ですが)、その姿勢が結局かっこいい。

この「わたしの青い空」は良い曲なのに、「ナンダカンダ」「アイモカワラズ」ほどは売り上げが良くなく、知名度もあまりない。やはり、タイトルが地味すぎたのが良くなかったんじゃないか、とおれは密かに思ってます。


■竹富島あるある 2.0


食堂に入ったとたん、観光客の乳児が大泣きする声が耳に飛び込んでくる。


* * *


おまけ。竹富島で見かけた謎の哺乳類。

猫、一

猫、二

猫、三

猫、四


■コザのアイスランド人。他


■じゃあ、先月の沖縄であったあれやこれやを、まだまだ書きます。すいませんね、ずるずると。


■コザで、VJ代々木と男子会を開いてました。(ゝω・)v ☆

──いや、それは男子会ではなくおっさん会と呼ぶ。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )

三軒ほどハシゴして、しめくくりに、いつもの「液晶テレビで'80年代MTVをかけるバー」に行ったのですが、そこでそのお店の人から聞いた話。

先日、このお店に、珍しいことにアイスランド人三人組がやって来たらしいんですね。

なぜかというと、そのアイスランドの人々はカラテをやってるらしくて。で、「カラテゆかりの地を巡ろう」ということで来日→沖縄に来た。んだそうです(なぜ、コザのその店に来たかまでは聞きそびれました)。

話はそれだけです。が、コザとアイスランド、という取り合わせが珍しいので、書いておきました。

ところで、酒場でアイスランド人と会ったら、どういう会話をすればよいのだろう。無難なところで音楽の話題から始めるのがいいかもしれないが、しかしおれは、ビョークはシングル三枚くらいしか聴いたことないし、ムームやシガーロスは聴いたことがない。

StilluppsteypaだったらCDは六枚くらい持ってるし、メンバーのソロアルバムも持ってるけど、アイスランド人に限らずどの国民でも、サウンドアート好きの人はあんまり多くないだろう。うーむ…。


■沖縄で、なぜか「おれの弟の女友達の彼氏」から、「いちど飲みましょう!!(゜∀゜)」と弟経由で誘われた。

意味がよく分からなかったので「そういうのは苦手なので…」と弟経由で丁重にお断りした。

なんでも、弟からおれの話を聞いて(どういうふうに話したのだろう……)、おれと飲んでみたくなったらしいんだが、ふつう、「自分の彼女の男友達の兄」を飲みに誘うことってあるのか? ある? あります? おれの心が狭いだけですか? 例によって。


■コザのとある酒場(上記とは全く別の、全く無関係なお店です。誤解無きよう)。

'00年代前半までは、コザの夜遊びスポットの名物的存在と呼んでもよかった店だったんだけど、ここ数年でオーナーや店員が変わったのか、“質が落ちた”なんて簡単に云っちゃいけないとは思うけど、食べ物のメニューが激減し、酒を頼んでも「その酒はいま切らしてる」「そのカクテルはレシピが分からない」と返事されることがポツポツ増えた。

それでも、惰性半分、愛着半分で通ってた。のですが、今回はちょーーっといただけなかった。

メニューを頼んだら、「うち、メニュー無いんです(※以前はあった)」と云われたので、カウンターに掲げられてる「当店のドリンク売り上げBEST5!」みたいな黒板に書かれてた、「ワインのソーダ割り」を頼んだんですね。

そしたら、これが、劇的に不味い。'00→'10年代のコザの衰退を象徴するかのような一品。これ、ほとんど薄めた麺つゆの味だっつーの!! 何を何で割ったんだ、あんたは。

そして、店内カウンターの、はしゃいでる常連と思われるやつら(五人くらい)がうるさい。まあ常連がうるさいのは別にいいけど、しかし、うるささにも限度があるのではないか。

もう、この店は、このうるせえ常連だけを相手にする内輪だけの店になったんだなあ。それでも十分食っていけるんだろうなあ。経営方針としてはそれはそれで正解なんだろうなあ。でも、これじゃ新しい客が寄りつかないだろうなあ。と思った。

おれは、背の高いグラスになみなみと注がれた薄い麺つゆ、もとい、ワインのソーダ割りを、15ミリリットルだけ飲んであきらめ、あとは全部残して店を出た。

けど、また次にコザに来たら、この店に立ち寄っちゃうんだろうね…。


■一番街に、デザイン会社(?)らしき事務所(?)が新しく出来てて、そこのショーウインドーにコルグのアナログシンセサイザーが飾られていた。いいと思う。

メモしたわけではないので間違ってるかもしらんが、機種名は「ミニコルグ700」、だったと思う。


■先月の沖縄の写真


■人を馬鹿にしたような顔のカボチャどもが店頭に飾られる季節になりまして。

「あのカボチャを飾ってる店では買い物してやらないキャンペーン」を一人で行おうとしたのですが、そしたらどの店でも買い物できなくなりそうなのでやめました。半蔵商店です。

しかしなぜ日本人はあんな美しくない顔のカボチャを徐々に許容し始めてるんだろう。国力が弱まってるのと関係あるんだろうか。いずれにせよ、いまの時代の子供たちは、街にカボチャがあふれる風景を当たり前のものと認識して育つんでしょうね。まあ、しょせん敗戦国ですし。


■と、毎年書いてるようなことを今年も書きました。十一月初旬も「クリスマスの準備の早さ」について例年通り一人で憤る予定ですのでよろしくお願いします。


■さて、じゃあ、先月の沖縄で撮った写真を、さらっと(あ、すいません、まだ沖縄シリーズです)。

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妙にミニマルなデザインのアパート。沖縄市と北中城村の境目の、「コザ郊外」とでも云えそうなとこで撮影。

ちなみに沖縄市役所周辺には、「なんかコザっぽい」デザインの古いアパートが散見される。


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結納の会場に置かれていた、バブル時代を思わせるソニーのラジカセ。


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沖縄市の銀天街(という名の商店街)にあったイームズ風(?)のイス。


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石垣島の車道の最北端の200m手前。アスファルトの車道がもうちょっとで終わる。


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コザの某バーにて。ここでは、VJ代々木と「リアルに懐かしい'00年代芸人を一組ずつあげていく」という高尚な遊びに興じた。

やはり、いま、'04〜'08年くらいがいちばん懐かしい。'80年代だの'90年代だのは、もう回顧されすぎ/リバイバルされすぎで、逆に“現在”(っていうのは言い過ぎだけど)。


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夕刻のゴヤ十字路。とくにどう、という写真でもない。


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那覇空港にて。べつにかわいくない子供を起用する看板、というのも珍しい。


■ヲリヲン(仮)の味が


ビール


■九月の沖縄では、ヲリヲンビール(仮)を飲んでたのですが。

味が、どうも、いつもと違う。

一言で云うと、かなり発泡酒に近い。とでもいうか…。


■那覇の喫茶店で飲んだ瓶は、まあそんなに大きく味が変わってなかったんですけど、家やビジネスホテルで飲んだ缶は、けっこう味が違ってたように思う。


■ひどい味だったのが、沖縄市の某ホテルの某レストランで頼んだ、サーバーから注いだやつ。あれは論外。四分の一くらいしか飲めなかった。

とはいえ、ここのレストランは全体的に不味くて、そのコース料理の不味さを克明に記すとエントリ2回分くらいになって、そうなるとますます半蔵商店が「食べ物屋悪口ブログ」になってしまうので(そっちのほうが需要はありそうですが)、くわしくは書きませんが、とにかくそんなレベルのレストランだからビールサーバーの手入れもなってなく、余計に不味く感じられたんだろう。たぶん。


■弟の先輩も、「最近のヲリヲン(仮)は、なんか味が違うんだよな−」と云ってたそうなので、これはおれだけの感想でもなさそうです。

この味の変化が原因で、「ユーザーのヲリヲン(仮)離れ→キリンの発泡酒に流れる」、というここ数年の傾向に加速がつかないよう、早く元の味に戻ってほしいです。っていうこの文章が杞憂であってほしいです。


■実家で風呂に入るたび、


実家で風呂に入るたび、

『なぜ実家には変なデザインのタオルしかないのか』

という新書を書き下ろしたくなる。


■芸術祭十月花形歌舞伎 新橋演舞場 夜の部 10/2 初日


■あなた以外こんばんは。焼肉は飲み物です。コントレックスは食べ物です。半蔵商店です。

帰省シリーズは一回休みにしまして、おととい見た歌舞伎(『當世流小栗判官』)について、手短に。


■来年、二代目香川照之を襲名することになった(なってない)亀治郎ですが、亀治郎を毎月の歌舞伎(浅草公会堂やルテアトル銀座や明治座以外でってことね)で見るのはすごく久しぶりか、もしかしたら初めてかもしれない。←ちょっと曖昧。


■「花外」って云うんですか、桟敷席と花道に挟まれた席から見てたのですね。おれの席からだと、序幕の終わりのシーンは、

[花道で馬に乗った亀]→[本舞台の次郎三郎]→[花道の藤浪]

という並びで視界に入ってきました(と記憶しております)。いい角度。


■二幕目で猿弥が着てた着物がバーバリーっぽかった。あと、二幕目の猿弥の顔がスタパ齋藤っぽいなあと思った。


■篠原ともえの元カレが「矢橋の橋蔵」という三枚目の役で出ていて、面白かった。この人のこういう演技は初めて見た。こういう仕事もするんですね。


■筋書の巻頭に、役者写真のグラビアが載っていた。あと、筋書にペリー荻野が寄稿していた。


■売店に「亀治郎の会」のパンフが置いてあった。


■で、一言でまとめると、良かったですよ。時代物と世話物とチャリ場と立ち回りがバランス良く配合(←薬のCMか)(←前も遣ったな、この比喩。これからも遣いますが)されてて、早替わりも宙乗りもあって、ラストはひょうきんベストテンばりの紙吹雪と一列に並んだ役者の挨拶で〆。

ラストシーンの猿弥は、修験者(で合ってるかな)の姿がすごく似合ってた。ダルマみたい。


■深夜のコザの猫


先々週の木曜日深夜。コザ某所にて。

コザ猫(一)

コザ猫(二)

コザ猫(三)

コザ猫(四)

ところで昨日は新橋演舞場で、十月花形歌舞伎、夜の部初日を見てきました。これに関してはまた改めて。


■竹富島あるある


集落内を徐行している軽トラの荷台に、立って乗っている人がいる。


■石垣島あるある


焼肉屋で焼肉を食べていると、隣のテーブルに、声がでかくて騒がしい30代前半観光客カップルが座ってくる。

──それはあるあるというより、単なる個人的経験ではないだろうか ( ´д) ヒソ (´д`) ヒソ (д` ) ヒソ

でも今年、石垣島で二回焼肉屋行って、二回ともそれだったんですよね…。