■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
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■新橋演舞場 九月大歌舞伎 夜の部 9/1 初日


■三月花形歌舞伎以来の新橋演舞場。とくに愛着もなかった新橋演舞場でも、半年ぶりともなるとちょっと懐かしさを感じました。


不知火検校(しらぬいけんぎょう)
松本幸四郎悪の華相勤め申し候、というクレジットがくっつく演目。登場人物がつぎつぎに殺される雑な展開と、逮捕されるまでのプロセスをあまり説明しないので結末へたどり着くスリルみたいなのが薄い点を除けば、けっこう楽しめた。

幸四郎の出るカブキは、幸四郎色が強くて苦手なのだけれども、この二代目検校は、ふてぶてしくて、人を喰ったようなとこがあって、ちょっとの愛嬌を併せ持つようなとこが良かった。最後に引っ込む時のセリフをひとしきり吐いてからの高笑いに、二代目検校のキャラクターが凝縮されている、というか、最後の「ちっぽけな肝っ玉に生まれついたばっかりに、云々」が芝居の作者がほんとに云いたかったことだと思う。

亀鶴が悪事に耐えかねて半狂乱で逃げ出すところが、真に迫った演技で、良い。

人が殺されるシーンでツケが鳴らないので、殺された感があまりしないのがちょっと気になった。


馬盗人
書くまでもないことだけど、やはり馬の動きがすごい。馬が中盤で女形の動きをしたかと思えば、最後は馬が花道で見得→六方で引っ込む(と、文字で書くとさらっとしてるけど、この馬の演技については実際に見ないことには伝わらない。お芝居は何でもそうですが)。

登場人物全員がどこか抜けているのも楽しい。翫雀がのろけるときの踊りが良かった。

前回の『馬盗人』も三階席で見た覚えがある。一階席でも見てみたい。

しかし演舞場にも一幕見席があればいいのに。仕事帰りとかにまた見に行くんだけどなー。