■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■2012/10/10 gocoup


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■涎くり4度目、助六のコント、巡業西コースなど、土日のカブキ状況


■さて、9/22(土)は、今月4度目の涎くり種之助を見てきました。いいじゃねえか。おれの稼ぎで涎くりを見てきて何が悪い。白状すると、涎くりの舞台写真も買いました。いいじゃねえか。おれの稼ぎで以下略。ともあれ、「寺入り」の場面は次いつ見られるかわかんないですからね。

このブログには涎くりのことばかり書きましたが、芝居全体のことについて書くと、良い芝居でしたが全体的な完成度は'11年9月演舞場の寺子屋に一歩譲るかな、という感じです。

梅玉の源蔵はひとり、なんというかテレビっぽいというか映画っぽい演技に感じられ、またそれが理由で舞台上の他の役者と上手くなじんでなかったように思へました。まあ山家育ちの小坊主が申し上げることですから、お気になさらずに。


■この芝居はいつも、無意識のうちに武部源蔵に焦点を当てて見ていたような気がしたので、今回は松王丸の心の動きにフォーカスを当てて見てみました。

「笑いましたか」と、ほとんど素の状態のような声を出すところに、小さな男の子を想う父親、であるところの松王丸の気持ちがいちばん表れてますよね。


■来年の秀山祭こそは、染五郎の松王丸、吉右衛門の源蔵、拙僧の涎くり、という顔合わせの『寺子屋』が実現するとよいなあ、と思っております。


■で、この日は演舞場で昼の部を見たあと、とあるお笑いのライブに行ってきました。そこで、とあるコンビが、

「もしも歌舞伎の助六がコンビニ強盗だったら」

というものすごい設定のコントをやってました。店員を脅した助六はレジの現金だけでなく歌舞伎揚げまでカバンに詰め、飛び六方でコンビニから逃げようとするのですが、店員が助六の背後からカラーボールを投げつけようとします。が、それはカラーボールではなく実は『蜘蛛の拍子舞』の蜘蛛の糸(=紙テープ)、という謎の展開。

最後は、店員役がレジを持ち上げるとレジの下からはなぜかツケ板が出て来て、店員がツケを打ちながら助六が「コンビニ強盗に、ご注意!」とか何とか云って見得をして、店員が助六に「中村屋!」と声をかけて終わる、という、謎の終わり方。

いやー、すごいもん見た。


■で、翌日9/23(日)は埼玉県川口市で西コースの巡業。

最初に市川猿弥(45)による歌舞伎ガイダンスがありました。猿弥(45)が素でしゃべる所を初めて見たのですが、ああいう体型でああいう顔のヒトってああいう話し方するよね、というこちらの予想を裏切らない質感のしゃべりで、面白かったです。ちなみに猿弥(45)の好きな食べ物はグラタン、嫌いな食べ物はかぼちゃ、だそうです。ひとつ賢くなれました。そうか、あの体はグラタンでできてるのだなあ。

で、『熊谷陣屋』がありまして、最後に『女伊達』。

『寺子屋』の翌日に『熊谷陣屋』を見ると、なんだか歌舞伎座さよなら公演の四月を思い出します。

『女伊達』ですが、こういう、吉原を舞台にした踊りは日本酒飲みながら見たいなー。でも巡業の会場はホール内での飲食ができないので残念。


■と、この土日のカブキ状況はだいたいこんな感じでした。


■gocoupの新しいのは10月10日に


ただいまgocoupの新しいのを作っております。10分くらいのドローンものです。

wavとmp3のファイル配信です。価格は210円(税込)です。と思いきや無料です。コンテンツにお金を支払う快感、を提供できなくてすいません。でも、これとは別に作ってるCD(フィリップスとソニーが共同開発した、夢のデジタルレコード)は十一月に完成予定でして、こちらはコンテンツにお金を支払う快感を存分に味わっていただけるよう、有料といたします。どうぞよろしくお願いします。



今日、電車の女性誌の中吊り広告で、

香川照之「歌舞伎やめたい」

みたいな見出しがあったので、そのあと本屋で立ち読みしてきました。まあいろいろあるよね(←まとめ方が雑)。


■キングオブコント2012について熱く語る人みたくなってすいません


■この夏は、グリーンダカラを30リットルほど消費しております。半蔵商店にてございます。

30リットル、というと庭先にタライを出してきて、ふんどし一つになってグリーンダカラで行水をしてるようなイメージですが、そうではなく普通に飲んでます。冷やさず常温で飲むのが好きです。冷やしたのをガヴガヴ飲むと体がだるくなるんですよねー。

ちなみにピルクルのほうも、この夏は20リットル近く飲んでると思います。


■さて、土曜夜から日曜朝にかけて、録画した『キングオブコント2012』を見ておりました。幸い、ジャルジャルも2700も出てないことですし。

'00年代のお笑いブーム(前半と後半に分けられると思いますが、'00年代前半ブームはさらに二つに分けられそうな気がします。オンバト時代と笑いの金メダル時代、のように。分けたからどうしたって話ですけど。唐突に話が変わりますが、スギちゃんて、最先端の'10年代芸人というよりは「遅れてきた'00年代ピン芸人」って感じですね。スギちゃんを見てると、「'00年代お笑い的な何か」を見たいというある種の回顧欲求を満たすことができます。カッコの中が長くてすいません)が'10年に終焉し、「お笑い冬の時代」と形容しても差し支えないこのご時世に、こういう大々的なコンテストをやってくれる番組は貴重です。キングオブコントのよいところは、かつてのM-1に見られた「芸人がアスリートのようにリアルに競ってる感覚」があるところで、これはR-1やザマンザイに欠けてる要素です。がんばれFNS系列。


■で、ファイナリスト8組のネタですが、今回はおおむね素直に楽しめました。抜きん出てたのがなんといっても「バイきんぐ」の一本目で、もう、これは設定だけですでに笑えました。ボケのほうの、間違った帰属意識(っていうのかなこれは)の持ち方が面白い。銀シャリは好きじゃないんだけど、一本目のネタよかったです。あと他のコンビにも好きなネタいくつかあったんですがいちいち挙げてくと長くなるので割愛。

「イタトン!」はさ、男子中学生が教室の後ろで騒いでるだけのレベルじゃん。ああいうのを「コント」と呼ぶ自由がこの国の憲法で保障されていることが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、あんなのを面白いと思ってるようなやつとは絶対にいっしょにフレッシュネスバーガーに行きたくないってのは少なくとも確かです。おごりでも行きたくない。


■冬の時代とはいえお笑い界ももちろん刻々と変わっているようで、まだまだ若いほうの部類であるはずの“しずる”に「'00年代臭」が漂ってくるようになりました(同じにおいを“はんにゃ”にも最近感じます)。先ほどスギちゃんの持つ「'00年代性」について長いカッコの中で申し上げましたが、スギちゃんは「回顧したくなる'00s前半テイスト」であるのに対し、しずるの場合は「同時代性を喪失したが故の'00s後半テイスト」なんですね。おれにしか通じない区分だけどさ。しかし、しずるの二本目は……∞ホールでの捨てネタかなんかだろうか。


■あと、やはり気になったのが芸人が芸人を評価する、という番組のシステムで。実作者がすぐれた批評家じゃなきゃいけない、ということもないし、批評家がすぐれた実作者じゃないといけないということもないと思いますが、どうなんだろうね、そこんところ。まあ、これは今に始まったシステムでもないですけども。

しかし、お茶の間レベルではまだまだメジャーとは云えない芸人を集めて(普段お笑いを見ない人でも知ってるようなメジャーどころは、しずると、せいぜい銀シャリくらいではないかと思う。かくいうおれも正直8組中3組しか知りませんでした)、ゴールデンタイムで三時間の生放送を成立させる、ということはけっこう思い切ったことだったんじゃないでしょうか。このメンツでの決勝戦にゴーサインを出した人は偉い。


■個人的に思い入れがあったのは、鈴木ちるど脱退に伴う宣材写真の撮り直しとブログデザインの変更を乗り越えてこのたび決勝進出を果たした「夜ふかしの会」で、おれは単独ライブに2度行ったことがあるのですが(ちなみにラックチャックの単独ライブにも行ってるのですが笑)、あの面々のコントを新宿モリエールでなく、ゴールデンタイムのTBSの番組で見るのも不思議な感じがしました。

ダウンタウンに挟まれた5人のテレビ慣れしてない感じが初々しくて面白かったです。あと、ダウンタウンもテレビ慣れしてない5人に絡みづらそうにしてたのも面白かったです。


■長々と書きましたが、要するにおれが云いたいのは、「夜ふかしの会」がナベプロに所属することが決まったように、「ジンカーズ」も人力舎かASH&Dにスカウトされればいいのに、ってことです。ジンカーズ、今回はラバーガールの近くにちらちら映ってましたね。

あと、鬼頭がR-1決勝に出たように、大重もR-1決勝に出ればいいなと思いました。以上です。すいません、ネットでお笑いを熱く語る人みたくなっちゃって。

#前も書いたと思いますが、'04年ごろ竹下通りで大重氏が手売りしてたお笑いライブのチケットを買ったことがあります。
# '00年代の思い出。


■涎くりと、涎くり以外について、もう少々


■天秤棒、天秤棒、天秤棒はどこにもござりま、半蔵商店でございます。

涎くりのことばかり書いてますが、もうちょっとだけ。


■おれはなぜ涎くりが好きなのかなー、と考えてみたところ。

基本的に『寺子屋』って悲劇じゃないですか。で、涎くりはその悲劇性とは無縁な(それゆえ悲劇を引き立てるのですが)道化的な存在じゃないですか。

この芝居の涎くりのように、悲劇的なことや辛いこと、シリアスなこと、ひいては(ちょっと拡大解釈になりますが)人生の諸問題から距離を置いてても許される立場、というものにおれはあこがれていて、それで涎くりというキャラクターが好きになってるのではないだろうか、という考えが浮かびました。

うーむ、なんだか逃避的というか退行的というか幼児的というか、そんな後ろ向きな感じですなあ。ごめん、やっぱりこの段落ナシで。


■でもまあ、そういうのを抜きにしても、終始落ち着かない演技をしている涎くりを客席から見てるのは、楽しいものです。


■ところで、涎くりが書いた「へのへのもへじ」って、舞台写真みたいにロビーで売らないんですかね? 毎日一名限定(抽選)で。千円は出せないが、八百円なら買ってもいい。


■涎くり以外に二つ。

一。今月の筋書のインタビュー頁の松緑の写真……。この人、前からこんな感じでしたっけ? 「音ゲーがやたら上手い、脱オタ2年目の男」に見えるんですけど…。

二。「めでたい焼き」の包装紙は、意外にカサカサと大きい音がするので、上演中にめでたい焼きを食べるのは控えたほうがよいでしょう。



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