■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■沖縄でカブキ/コザで残虐行為展覧会


■沖縄でカブキ

先月の帰省の折り、琉球新報のテレビ欄に歌舞伎の巡業の広告が大きく出ていたり(写真を撮りそびれましたが)、コザの普久原楽器の店頭にこの巡業のポスターが貼られたりしていました(のちにこのポスターは台風で吹き飛ばされましたが)。ようするに、沖縄にカブキが来るみたいなのですね。

詳細はここに出てますが、まずチケットが高い! SS席で一万二千円て。巡業の値段じゃないですね、と云いたいところですが、沖縄までカブキを持ってくるとなるといろいろコストがかかるんでしょうね。ちなみに上記リンクでは、「県内での公演は2004年以来、9年ぶり」と記されていますが、これはたぶん松竹主催の歌舞伎が9年ぶりということのようで、'08年には文化庁の事業の一環としての公演もあったそうで、その際は沖縄本島のみならず石垣島でも公演があったらしいです。石垣島での歌舞伎公演は人類史上初らしいです。ふむ。

さて、ここでペヨトル工房(ある種の人々にいろんな感慨を抱かせる固有名詞)が'92年に出版した『歌舞伎はともだち[入門篇]』という本を見てみましょう。この本はその題の通り歌舞伎観劇の手引き書で、切符を買う列の並び方や座席の選び方はもちろん、幕間に食べる弁当についてまで細かく解説した本で(歌舞伎座裏「チョウシ屋」のコロッケパンの紹介に8ページ割いている本は全宇宙でも本書だけでしょう。ちなみに'92年の時点ですでに“B級グルメ”なる単語を使っております)、拙僧も三年前に歌舞伎を見始める時、実用的な情報の多い前半部を何度も読み返しました(さすがに情報は古くなってましたが…)。

で、この本にちょっとだけ沖縄における歌舞伎公演について述べてる部分があったなと思い出したので引用します。


──ところで沖縄はまだ歌舞伎未踏の地なんですか。

●沖縄は梅幸さんが一人で毎年行って地固めをなさいました。これはホテル主催でやっておられました。ホテルの宴会場にむこうが舞台を作ってくれて、そのかわり経費をどんどん抑えてやりましょうって。だから照明もホテルの従業員がやりますし、舞台も机並べてホテル側が作りました。こちらからは役者さんを何人かと、狂言作者と衣装さんと床山さんと、それと大道具さんが一人か二人行って上演する。そういう厳しい条件のもとで梅幸さんが中心になって地固めをしてくださって、今は沖縄コンベンションセンターという立派な劇場で公演ができるようになりました。


(上掲書27〜28ページより引用。なお聞き手・語り手双方とも名前が明示されていません。)


文中の梅幸さん、というのはこの方のことですよね。リンク先には「歌舞伎の啓蒙には積極的」とある。

しかし、沖縄に歌舞伎公演を毎年主催するホテルがあって、コンベンションセンターでも歌舞伎をやったんですね。ここらへん、「沖縄における歌舞伎公演の歴史」みたいな内容の新書にまとめると面白そうです。誰か書いてください。おれが許す。

あ、あと上記の『歌舞伎はともだち』の2013年度改訂版もあると面白そうですね。「幕間は、歌舞伎そばと富士そばと小諸そばのどこがベスト?」という記事とか。




■コザで残虐行為展覧会

沖縄市立図書館に立ち寄るたびに、外国文学の棚からJ・G・バラードの『残虐行為展覧会』という変なタイトルの本を手に取ります。べつにこのJ・G・バラードとかいう外人が好きなわけじゃないです。

というのもこの本は工作舎の『プラネタリー・クラシクス』、というシリーズ(という呼び方が適切かどうかわからないが)の一冊として出版された本で、その背表紙の独特な配色のストライプと、星と少年のロゴが好きなのですね。

なぜ好きかというと、おれが十代だったころ、コザにこの『プラネタリー・クラシクス』のシリーズ一揃いを並べた書店があったのですね。で、土曜の午後なんぞはこの書店で、一人であるいは友人とパラパラ立ち読みするのを常としておりました。

で、プラネタリー・クラシクスは、「コザがまだまだ繁栄していた'90年代半ば、の幸せな土曜日の午後」、を思い起こさせる記号として、おれの脳にインプットされているわけです。工作舎の本なんて、ある程度は読書好きな層が集まる店じゃないと、まとまった量を扱わないじゃないですか。で、かつてはコザにもそんな品揃えの本屋があったんだなあ、と懐かしいような切ないような気分に浸れます。

──なので、プラネタリー・クラシクスのシリーズなら他の本でもいいわけですが、とりあえず目につくのが『残虐行為展覧会』の背表紙なので(なんせ字面がハデすぎるので探しやすい。笑)、沖縄市立図書館ではとりあえずこの本を手に取る、というわけです。

拙僧はいまだiPhoneなる南蛮渡来のカラクリ電話を所有しておりませんが、もしプラネタリー・クラシクスの背表紙の意匠を模したiPhoneケース、なんてのができましたら、iPhoneの購入も考えてしまうかもしれません。


■颱風/陰陽師


台風でしたね。台風が来ると腹が減るよね。たぶん、本能的にエネルギー補給をしたくなるんだと思う。おれだけか。あと、台風の時は家に居るんだから家のことをやればいいのに、何もせずだらだらしてしまう。これも「台風という緊急時に仕事してんじゃねーよ! 台風が過ぎ去るまで体力を温存しとかないと!」という本能が働くんだと思う。おれだけか。

さて、半蔵商店でございます。昨日、歌舞伎座にて夜の部『陰陽師』を見て参りました。そう。今月歌舞伎座の切符は昼夜とも、歌舞伎座新開場の四月と同じくらい(あるいはそれよりも?)手に入りづらいように思いますが、やっとで切符が手に入りましたよー。三階席最前列センター、という、お財布にやさしく見晴らしの良い席を定価で。なにごとも日頃の行いですなあ。

染五郎は役に似合ってた。海老蔵と勘九郎は、平安時代のお話なのに雰囲気が江戸江戸してるなあ、とちょっと思った(悪いわけではないよ)。あと、魑魅魍魎(と筋書にはクレジットされている)の造形も良かった。

と、ここから別の話題につなげる予定だったけど、今朝はもう時間がないのでここまで。


■ワーナー、ペプシ、案の定パンナム


主婦の友社からコミックエッセイの単行本を1冊だけ出して消えていく30歳前後の女イラストレーターのように、はかなくも夏が過ぎまして、ただいま外は「一雨ごとに秋に近づく」みたいなことを思いたくなる種類の雨が降っておりまして、雨が上がりまして、九月も半ばでございます。半蔵商店でございます。

おれが沖縄に帰省しておりましたのはもう一ヶ月前のことでして、毎日毎日沖縄のことばかり考えているわけではないのですが、帰省の時に思いついたこと、思いつかなかったこと、撮った写真、などがまだいくつかありますので、今後もしばらくはそういうエントリを書いたりなんかしちゃったりします。




■'70年代×ワーナー×ペプシ

'60〜'70年代のアメリカの物が好きです。と云っても、ふだん東京で生活してる時は、この趣味はあまり意識に上ってきません。でも沖縄にいるとこの趣味がムクムクと頭をもたげてきて「そうそう、おれこういうの好きだったわー」みたいなことになります。

で、その趣味を満足させるべく、'70年代のペプシのノベルティのコップを宜野湾の古着屋で買いました。千五百円。ワーナーのアニメに出てくる豚。ワーナーとペプシ、という取り合わせがいいでしょ。

豚 ペプシ

でもこういうのって、古着屋の店先にあるぶんには趣があるんだけど、いざ買って帰って自分の部屋に置くと、生活感あふれる光景の中に埋没しちゃうんだよね。それもまた一興。

ところで普天間にもこういう店があったんだけど、その店は大山の方に移転してて、かつ、アーリー・アメリカン方面を重視する品揃えになってました。ふむ。




■例によってパンナムのカバン

まあ飛行機に乗る時はパンナムのカバンを持って行きますよね、普通。

──そうかなあ…(´д`;) (´д`;) (´д`;)

ということで、今回の空の旅も、あの、例の正方形のパンナムの青いカバンを持って行ったのですが、全日空のスチュワーデスさんに、「パンナム航空ですね?」と声をかけてもらいました。このパンナムに反応して声をかけてくれた人は日本人で初めてです(友人以外では)。日本人もまだまだ捨てたもんじゃないですね。

「復刻版じゃなくて当時のオリジナルなんですよー」とつまらない自慢を切り出すことなく、「パンナムも好きですけど全日空も好きですよ」と答えたおれもなかなかの紳士です。

さて、昨年の正月にハワイ県に行った時、なんとか航空博物館というところでパンナム展が営まれておりました。拙僧は、そのなんとか航空博物館の比較的近くの場所には居たのですが、けっきょく足を運べず、残念ながらこのパンナム展は行くことができませんでした。

が、成田の航空科学博物館というところで、パンナム展をやっているらしいんですね(8/1〜10/27)。ぜんぜん知らなかった。もっと宣伝した方がいいのでは? というか、この博物館じたい存在を知らなかった。もっと宣伝した方がいいのでは? (大きなお世話か…。)

この展示がハワイでの展示とどれくらい違うのか/どれくらい同じなのかは分かりませんが、これは行ってみたい。まさに「ハワイの敵を成田で討つ」ということわざ通りの展開になって参りました。

なので近々、女人を誘ってパンナム展を見てこようと思います。帰りに成田名物のうなぎでも食べて、夜はおれのうなぎを食べさ(エントリはここで途切れている)


■沖縄市内で見かけた生物(別にかわいくはない)


250913_cat1.jpg

…………………。

250913_cat2.jpg


んあ? なに?(ギロッ)

250913_cat3.jpg

おたく、どこの媒体? 半蔵商店? 知らんなあ……。

250913_cat4.jpg

まあ、ちゃっちゃと撮れよ。

250913_cat5.jpg

(あーめんどくせ………。)

250913_cat6.jpg

まだ撮んの?(ギロッ)


■南國、ステーキ、カクテル、小鳥


■2020年のオリンピック開催地がイスタンブールに決まりました。良かった良かった。オリンピックとかいう20世紀くせえ行事をさ、この狭い東京で今さらやられてもうっとうしいよね。税金もものすごい使われるだろうしさー。


■じゃあ今日は、家族で行った沖縄市のステーキ屋で、南国っぽいカクテルのグラスに止まっていた小鳥の写真を。

250910_sams2.jpg

かなりエキゾチカな内装の店内で飲む南国カクテルはうまいです。アルコールは抜いてもらいましたが。

250910_sams1.jpg

前菜にサラダが出るんだけど、ウエイトレスにドレッシングの種類を訊かれて「ブルーチーズ」と答える瞬間が、いちばん「あー、この店にやってきたんだなー」という実感のようなものが得られる。なので、弟にも「おれが『ブルーチーズ』って発音する瞬間を見逃すなよ!」という謎のリクエストをしておいた。

250910_sams3.jpg

総額二万七千二百四十四円の会計は、おれが支払った。うむ。頼もしい。

250910_sams4.jpg
▲店の前にいたオウム



<< 300/715 >>