■2016/12/29〜2017/1/3はパリではなくバリにおりました。

■所ジョージ「寿司屋」「木造建築20階建て」


■このところ、営業車を運転しながら所ジョージばっかり聴いてます。

所ジョージの「寿司屋」って曲があって、先日はじめて聴いたのですが、歌詞が「つまらぬ奴と寿司屋に行った」といった変わった内容で、めちゃめちゃ早口でぶつぶつ歌うので歌詞が聴き取りづらくて、しかも歌い方の強弱が激しすぎてpppの部分とfffの部分とでめちゃめちゃ音量差があるのでボリュームの設定には注意しないといけない、という謎の部分が多い曲です。

それでもって、いちばん謎なのが、最後の最後で、「救いのミコは 三鷹の駅で 倒れ切っている」という、これまでの歌詞といっさい関係ない、なんだか不穏なようなシュールなような一文が、不思議なくらい唐突に登場して終わるんですね。

所ジョージ作品にはパロディーが多いので、これもなんかのパロディーなんですかね? いや、文言が「きよしこの夜」からの引用であるというのは分かるけど、思わせぶりな一行で唐突に歌が終わる、という構成自体がなんかのパロディーなのかな。この曲の歌い方自体が当時('70年代末)のフォークのパロディーっぽいしね。

ちなみにこの部分、シングルとLPで歌詞が違ってて、シングルだと「救いの巫女は 御母の胸に 倒れ切っていた」となるそうです。巫女?

そういえば、大昔のインタビューで、InKの石野卓球が初めて買ったレコードとしてこの「寿司屋」を挙げていたのですが、近年のインタビュー(たしか京都のクラブのサイト)では同じ質問に別のレコードを挙げておりました。まあ、こういう質問の答って、媒体とか訊き方とか訊かれ方とか話の流れ方とかで変わるもんですからね。


■で、先日、水戸で所ジョージのコンパクトなディスクを二枚捕獲しました。

所ジョージ二枚

左は、『ホテルチャイナタウン』という'91年のオリジナルアルバム。右は、『20周年カニバーサミー2』という'97年のベストアルバム。この二枚とも、「木造建築21階建て」という曲がそれぞれ収録されています。それぞれ別テイクです。この曲には原曲というか原型があって、「春一番の前」という所さんの'90年のシングルがあるのですが、B面の「木造建築20階建て」がそれです。というわけで、この「木造建築20(21)階建て」は、'90年版、'91年版、'97年版と、つごう三つのテイクが存在することになります。

小学生のころ、この「春一番の前」のCDをレンタルしてカセットにダビングしてたのですが、このしっとりした表題曲よりも、B面の「木造建築20階建て」ばかり聴いておりました。内容は、いわゆる「あるある」とも違うし、なにげない日常の風景を切り取った──みたいなのともまた違う、所ジョージがその当時思っていたであろう些細なこと(現在だと、それこそtwitterに書き捨てられてくような内容)を字余り気味に詰めるだけ詰め込んだ感じの歌詞で、この曲を友人に聴かせたところ「早口言葉みたいだよな!」と面白がってくれた思い出もある。おれは聴き慣れた'90年版がいちばん好きですね。

とはいえ、小学生のころのカセットなんてさすがに手元に無くて。'90年版は聴きたくても聴けないんですよね…。もう何年も聴いてないなー。20年くらい? もっとか。いや、amazonのマケプレに「春一番の前」が一枚だけ出品されてるんだけど、常規を逸した値段でね。ちょっと買えない。'90年版は、サビ(正しくは“サワリ”)の部分でシンセドラムのような音が入っててさ、あれが聴きたいんだよね。ここ数日、上記の'91年版と'97年版を聴いてるんだけどさ、演奏というかアレンジのキレのようなものも、'90年版のほうが好きかな(これは小学生時代の記憶と照らし合わせての判断なので、いままた'90年版を聴き直したら違った感想になるのかもしれないけどね)。


■天茶とマッピー


マッピー

■昨日の夜、宇都宮でね。おじいさんがほとんど一人でやってるような小さな天ぷら屋に入って。この店、二千円のランチは2回ほど食べたことあったけど、夜に入るのは初めて。

暖簾くぐって引き戸開けて、こぢんまりとした店内が現れて。小料理屋然とした、10席ほどのカウンターの席に座って。四千円の頼んで。熱燗も発注して。ほどなくして突き出しの塩辛が出てきて。

あとは天ぷら出てきて。海老とかタラの芽とか。なんかいろいろ。いちいち覚えない。ブログに書くために天ぷら食ってるわけじゃない。おれの胃の腑に収まるために揚がってくる天ぷらを、店内に置かれてるテレビジョンから流れてくる通俗的な番組の音声だけを聞きながら淡々とサクサク食べて。〆の炭水化物は天茶にしてもらって。わさびも添えて。最後にデザートに煉乳かかったイチゴ出てきてね。

おいしい。いや、美味しいのは当然としても、なんか、流れる時間がただただ良かった。黙々とひとり。揚げたての天ぷらと対峙する時間…………。(´ω`)


■お店がこぢんまりとしてるとこがいい。昭和50年代で時が止まってるような店内の空気もいい。メニューの品数が少ないとこもいい。いろんな銘柄の酒が揃ってないのもいい。

この店は天ぷらも美味しいけど、上記のいろんな点で気に入ってる。ほら、外食って、料理だけじゃなくていろいろトータルじゃないですか。


■あ、これは宇都宮で天ぷらを食べた、というだけのエントリです。


■で、勘定を済ませて店を出て、ほろ酔い気分で例のゲームセンター行って。酔い覚ましのエムエーピーピーワイ、あ、『マッピー』やって。

──そこ、あべこうじ風に発音しなくてよろしい。 (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )

この日のスコア21700点。5面までは行けた。4面を過ぎると、子分の猫どもの足が速くなっちゃって、いつも挟み撃ちにされちゃうんだよなあ、と西暦2017年にマッピーの話してる奴もあんまりいない。


■世阿弥と綱吉


■地方の国道沿いのラーメン屋で味噌ラーメン頼むと、デフォ(ルト)でニンニクが多めに入ってて困ることあるよね。半蔵商店でございます。


■今日、埼玉某所のブックオフに行ったらば、「芸能」の棚に、AKBやら大泉洋やらのタレント本に交じって、世阿弥の『風姿花伝』がありました。そうか、風姿花伝ってタレント本だったんだな。


■なお、このブックオフでの釣果はこちら。

つなよしくん

昔、コザのとある本屋には、店員によるこのキャラクターの手描きポスターが貼ってあったものです。懐かしい。


■三月は調子悪い、助六、ダイタク


■…………やはり三月は調子悪いです。嫌いな月ではないんですけどね、三月。三十歳を過ぎてからこっち、三月は調子悪い時期が必ずある。先週後半は良くなかったなあ。せっかくお気に入りのRホテルに泊まったのに、食欲が無いのでルームサービスの夕飯もハンバーガーじゃ無くて担々麺にした。朝食もパス。

でもまあ、昨日の日曜あたりからぼちぼち回復してきたかなー(←と、半ば自分で自分に言い聞かせる)(←自分で自分に言い聞かせてる自覚があるってことは、実際はそうじゃないってことだね)(←こうやって自分で自分の心の動きをメタ的に観測したがるのって、じつは日常生活を送るにあたって損なタイプなのかもしれない。思い込みの力っていうのは、やはりあるから。「うん、もう回復したよ!」となんの保険もかけずためらいなく断言できるタイプでありたい、おれだって)。


■あ、カブキの話していいですか、土曜は一幕見席で『助六』見てきました。感想はまた。


■昨日の日曜、『所さんの目がテン』で、「双子にそれぞれ違うものを食べさせて、血糖値の変化を測定する」という企画をやってたんだけど、被験者の双子が、双子芸人の「ダイタク」だった。番組の中では、とくに芸人であることは触れられてなかった(と思う)。


■で、今日からまた出張です。月曜から木曜まで三泊四日で宇都宮。金曜は渋谷で労働。では行ってきます。


■財布のヒモをゆるめたくなる芝居のタイトル。あるいは芝居はタイトルが9割(極論)。


■火曜日は日光にいました。午後は雪がちらつく寒さだったので、とんかつ屋でカキフライ定食を食しました。肌寒い日はとんかつよりもやはりカキフライですね。

その後、デザートとして、近所のかき氷屋でかき氷を食しました。肌寒い日はかき氷食べたくなりますよね。

かき氷

黒蜜がけの小豆のせです。カキフライからのかき氷。


■で、いまは水戸のビジネスホテルにいます。今日はここから成田に移動です。成田ではお気に入りの外資系Rホテルに泊まる予定。ビジネスホテルじゃない、ジムとプールとルームサービスとバーがある、健康で文化的な基本的人権ホテルです。『みなさんのおかげでした』見ながらルームサービスでハンバーガー食うぞ、というのを楽しみに、今日を乗り切ります。


■あ、今月の歌舞伎座昼の部ですが、『明君行状記』、終盤の光政と善左衛門の温度差を描いたところは面白くなったけど、それまでは、やはり、うーん…。自分の場合、新歌舞伎は「芝居」というよりは「説明」だよな、といつも思っちゃう。なんかラジオドラマのCD聴いてるみたい。まあ、おれの受け取り方にも少なからず問題あるだろうけど。

しかし、『明君行状記』って、あまり見物欲をそそらないタイトルだよな…。もうちょっとタイトルに気をつかったほうがいいんじゃないかな、この真山青果って子は。まあ新歌舞伎ってそそられないタイトル多いですけどね。やはりさ、たまたま今月やってるけど『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりの えどざくら)』とか、あと『天衣紛上野初花(くもにまごう うえののはつはな)』とかさ、古典歌舞伎のタイトルのセンスっていいですよね。見たくなる。なんか、こう、見物客の一人として、財布のひもを緩めてアメックスのカードを取り出してオンライン決済したくなるようなタイトル、ってすごく大事だと思うんですけどね。芝居ってタイトルが9割なんだからさ(←極論)。

あ、『明君行状記』の橘太郎、良かったです。


■仁左衛門の知盛と『どんつく』の良さは、わざわざおれなんかがネットにだらだら書かなくともいいので割愛。


■しかし、俳優祭、行きたいなあ。来世こそは、年度末のド平日に観劇できる身分に生まれてきたいものです。



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