■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■六本木のラーメン、ようやくとんかつ、義経千本桜


十月三日(金)
■仕事帰りに六本木のラーメン屋に寄る。何故か、というと、'00年代によく読んでたブログがあって、そのブログを先日たまたま読み返してたら、そのラーメン屋(仮に店名をAとする)の名前が出てきたから、というただそれだけの理由。

Aには一度だけ行ったことがある(もちろん、そのブログきっかけだった)が、それもだいぶ前のことである。十五年ぶりくらいになるだろうか? それくらい、間の空いた再訪。

手短に書くと、ラーメンは美味しくなかった。スープもぬるい(やる気の無いラーメン屋は、だいたいスープがぬるいと思う)。おれが有吉だったら、サンドリの一発目のCM明けトークゾーンでこのラーメン屋の味を酷評してたと思う。十五年前は、ここまでひどい味でもなかったように思うが…。


■しかし。わざわざ古いブログを読んで(更新も十五年くらい前に停止している)、わざわざ六本木まで出かけ、わざわざカネ払って美味しくないラーメンを食べる。これはもう、逆にロマンを感じる。

十五年も更新をほったらかしてるブログの一文に、わざわざ一人の人間(おれのことね)を六本木まで出向かせ、ラーメンを食べさせるチカラがあったのだから。交通費+ラーメン代のぶんの経済効果も確実にある。


十月四日(土)
■とんかつおじさん(ロースおじさんではないよ)が死んで一年、と二週間。とんかつを食べよう食べよう、と思ってたのになかなかその機会が無く。でも、きょうの昼、とんかつ屋に行くことができ、ようやくとんかつにありつけることとなった。

別に、とんかつおじさんの熱心な読者というわけではないけども、何冊かは読んでたし、「あ、もうそろそろとんかつ忌じゃん」と思っちゃったのでとんかつを食べることにしたのだった。思っちゃったんだからしょうがない。別に、それっくらいゆるい距離感の読者がいたっていいじゃん? ダメ? なんで? なんでダメ?

ロースカツ定食に、単品の白身魚フライ。そしてぬる燗一合を真顔で発注。とんかつに日本酒、という組み合わせはとんかつおじさんの本で覚えたような気もするし、そうでもないような気もする。

とんかつは、美味しかった。


■夜は木挽町第三部。團子の源九郎狐、よかった。三階席の下手側に座ってたので、宙乗りの團子を真下から見上げることができる。桟敷席では見られない眺め。

源九郎狐が浴びたたくさんの花びら紙吹雪を数秒遅れで自分も浴びることができる、のもまた三階席の特権。


十月五日(日)
■'80年代から今日までを生き延びる高級袋麺「中華三昧」の担々麺をゆで、お湯は捨て、麺に液体スープをからめ、即席の汁なし担々麺にする。白ネギ、白ゴマ、温泉玉子を乗せ、山椒をかけるなどして、三玉も食べてしまう。


■午後、木挽町第二部。木の実、小金吾討死、すし屋。萬壽がいいんだよなー。弥助を演じ続けるもスキは見せず気高さを失わない維盛、みたいな二面性がさ。松緑の小悪党ぶりもいい。


■終演後、小腹が空いてたのでラーメン屋に寄ってしまい、味噌ラーメンを食べてしまう。あれ、今日は麺ばっかり食べてる。


■眠いので


ブログ更新しようとしたけど、きょうは眠いのでまた今度……zzz。


あ、ぜんぜん関係ないけど、こないだ部屋にバッタがいました。バッタって、あのバッタ。昆虫のバッタ。なんでなんでしょうね。


■とんかつおじさんが死んで一年が経った。ステーキガーリックピラフ事變。


九月二十七日(土)
■歌舞伎町でやってる春画展を見に行く。第一会場が能楽堂というか能舞台というかで、第二会場がホストクラブ、という意表を突くまさかのロケーション。というか歌舞伎町に能が上演できる舞台がある、というのも意外だ。

春画はよく知らんけど(よく知らないから見に行ってはいけないっていう法律もないよね)、意外に素っ裸の画が少なくて、たいがい何かしらの衣服を身につけていて、おそらくはこの着衣からストーリーや状況や登場人物の立場を読みとってねみたいなことなんだと思う、って、たぶんこれめちゃめちゃ基本的なことを書いてるねすいません。

しかしホストクラブって初めて入ったな…。大きなガラス張りの冷蔵庫に高そうな酒が並んでいたのが、ホストクラブっぽかった。


■さて昼飯。以前からちょっと気になっていたとんかつ屋へ行く。名店というわけではない、ごくごく普通のお店。

なぜとんかつなのかというと、先週九月二十日でとんかつおじさんが死んで丸一年になるのである。一周忌なんである。しかし先週九月二十日は、おれは新しいアー写を撮る(撮られる)のに忙しく、とんかつにまで気が回らなかった。

なので今日、とんかつを食べることにした。


■と思ったんだけど、昼時ということもあり、とんかつ屋はスゲく(スタパ齋藤的表現)混んでいて行列なんかもできてしまってたので素直にあきらめ、その近所にあった銀座ライオン某店に入った。

銀座ライオンのステーキガーリックピラフもこれはこれで以前から食べようと思ってたのだった。ビールと、ステーキガーリックピラフ大盛りを発注。

まずビールがやってくる。口をつける。うまい。

その数分後、ウエイトレスが風のようにやってきて、こちらの顔も一瞥だにせず、ステーキガーリックピラフ大盛りを放り投げるように荒々しくテーブルに置き、また風のように去って行った。ほんとうに一瞬の出来事だった。

おれが日本史の教科書の編集者だったら、「2025年(令和7) 銀座ライオン某店でステーキガーリックピラフ事変が起こる」と年表に付け加えてる。

知ってる。うん、知ってる。このご時世、ネットで飲食店の接客に苦言を呈すると「じゃあもっと高い店に行けよ」って読んだ人に思われるのは知ってる。でもさー、ステーキガーリックピラフ大盛り二千七百円は、いまどき高くはないんだろうけど、そこまで安くもないよね…。

ビールは美味しかったけど、料理の味は微妙だった。まあ、銀座ライオンではよくあることだけど。


■とんかつはまた別の機会とする。


九月二十八日(日)
■インドカレーの食べ放題、に行く。たくさん食べる。


■とんかつはまた別の機会とする。


■フドほど


■仕事帰りにスーパーに寄ったら、半額寿司が売られているのを久しぶりに見かけた。

半額寿司。まさにスーパーにおけるメタルスライム的存在。エンカウント率が低く、逃げ足も速い。もちろん手に取って、ついでにチーズ(これは三割引)と白ワインも買って帰った。


■帰宅し、テレヴィジョンを見ながらチーズ(三割引)をつまみつつ白ワインを飲む。そこそこ良い心持ちになる。チーズ(三割引)もうまいけど、このあとさらに寿司が控えているという期待感が、税込四百円しない白ワインの味をより引き立てる。

さて、そろそろ半額寿司を食べようと思い、買ってきた半額寿司をがさごそと袋から取り出し、テーブルに置いて、そのセロテープで留められているプラスチックの包みを開けようとしたところ──

手もとが狂ってしまい、半額寿司、つまりはにぎり寿司10ヶをすべて床にぶちまけてしまった…。あーあ。

床に落ちたにぎり寿司なんか、さすがに食いたくない。にぎり10ヶぜんぶ袋に入れて、そのまま捨てた。


■これって、スーパーから自宅まで、食べない寿司をわざわざカネ払ってわざわざ持って帰って捨てただけだよな…。フードロスにもほどがある。なにやってんだか。


■十年ぶりくらいにちょんまげのカツラをかぶる等、四連休の日記


九月二十日(土)
■今日から四連休。都内某所で、年賀状用の写真を撮る。というか、撮られる。

十年ぶりくらいにちょんまげのカツラをかぶる。メイクも着付けもしてもらう。

写真を撮るには技術が要るように、「写真に撮られる」のもまた技術が要るんだなあ、と思う。だからこそモデルという職業があるんだな、と改めて。

あと、写真に撮られるのって、独特な体力がけっこう要るな。


九月二十一日(日)
■新国立劇場にてカブキ。二段目と九段目。しかし忠臣蔵って、ほんと高師直ただ一人が諸悪の根源だよな。

忠臣蔵ってのは現代人にとってわかりづらい、とはよく云われることだけど、「ハラスメントの根源に対して47人がかりで制裁を加える物語」と説明してみるのはどうだろう。実際、口上人形もパワハラの語を用いてあらすじを解説していた。

まあ高師直がいなければ忠臣蔵もない、とも云える。


■終演後、近所の商店街を散歩したのち、マクドナルドにてビッグマックを食する。デザートに、ダブルチーズバーガー(パティ倍)を食べる。その後、渋谷まで歩いて営団地下鉄で帰宅。


九月二十二日(月)
■今日は有休。朝はウォーキング。茗荷谷から水天宮前まで歩く。T-CATのマクドナルドでお茶。T-CATに入っているクラッシックな中華人民共和国料理店は、今月でなくなるらしい。


■昼、人気ドーナツ屋のドーナツをめずらしく食する。この店は店名からして「我はドーナツなりや?」と当のドーナツ本人が自己の存在に疑念を呈しており、実際あまりドーナツ然としたドーナツではない。

そういう意味ではドーナツを食べたという実感を得にくい(味はいいけど)。なので、ドーナツと云うよりは、そういう洋菓子を食べる、という気分で食べたほうがいいと思う。


■夜、幕見で「寺子屋」Bプロ。千代が小太郎を置いて出かけるときの立ち去りがたさ、が見るたびに強く感じられてくる。

もちろん男女蔵の涎くりもいい。


九月二十三日(火祝)
■木挽町昼の部Bプロ。しかしこのAプロBプロって、もっと和風というか古風な呼び方があってもいいのではないだろうか。

「加茂堤」「筆法伝授」「道明寺」。アニメやゲームを素材にした新作歌舞伎でない、ゴリッとした古典に客が入っている。

橘太郎の希世、ほんと似合う。


■芝居の前に、スターバックスなる茶屋で、初めてダーティーチャイラテを頼む。チャイラテにエスプレッソ追加ってことね。けっこう好きな味。

歌舞伎座にスタバの冷たい飲み物を持ち込むときは、氷抜きにしてもらうと、芝居中に氷の音をカラカラと鳴らさずに済みます。



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