■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

■明日はもう立冬、ゲームボーイを改造する文化がある


■明日はもう立冬、という都市伝説を耳にしました。するってえと、あれかい? 今日で秋は最終回かい? 早いね、どうも。

朝晩は寒いけれども、日中はまだ20℃近かったりして、着る物に迷う季節ではあります。先日は上半身はダウンジャケット、しかし下半身はハーフパンツとビーチサンダル、という謎の格好をした男性を街で見かけたし、別の日は上半身が学ラン、下半身がハーフパンツという謎の男子高校生を見た。みんな迷ってます。


■スイッチ2は、まあ人並みに興味はあります。とはいえ、スイッチ2はまだまだ手に入りにくいようなので、初代スイッチを買おうか、いや、いっそスイッチライトという廉価版で良いのではないか。ポータブル専用機なのでテレヴィジョンにはつなげないけど、家ではどうせSteamでパックマンしかやらないだろうし。

──と、ニンテンドーの携帯ゲーム機について調べていったところ、なんでも、ゲームボーイ(あるいはゲームボーイカラー、あるいはゲームボーイアドバンス)を改造する文化があるらしいとのこと。本体を分解して、液晶を新しいのに取っ替えちゃうんだと。画像がくっきりで見やすいんだと。電池方面もUSBで充電できるようにしちゃうんだと。すごいね。で、そのように改造したゲームボーイがメルカリやヤフオクで買えちゃうんだと。ふむ。

ちょっと興味はあるのですが、そんなに安くなく(部品代+手間賃が含まれるから当然ではあります)、中古のスイッチライトくらいなら真顔で買えちゃう値段なんですね。あと正直、個人が改造したものを買うわけですから、ハズレを引くリスクもゼロではないだろうし…などと考えてしまい、いまのとこはまだ手は出さずにおります。


■今週は4営業日しかないから、というのもあるんだけど、それを別にしても仕事が立て込んでおります。明日さえ乗り越えればちょっとラクになるかなーと云ったところです。


■『69/96』30周年(昨日)、『ジェリー・トーンズ』30周年(昨日)、安田講堂の佐藤雅彦(昨日)、三谷かぶき初日(今日)


■ゴウダミチトです(←木梨の声で)。

といった意味も含めまして半蔵商店なんですけども、昨日2025/11/1は『69/96』が発売されてまるまる30周年だったようです(こういったことは、その当日に書かないと意味ないですね。すいません)。

『69/96』は、発売してちょっとしてからキャンパスレコードで買った記憶がある。ただ、それは山里の本店だったか、コザ十字路の支店だったか…。どっちだったっけ? さすがに三十年経つと記憶も薄れる。


■で、昨日2025/11/1は『ジェリー・トーンズ』が発売されてまるまる30周年だったようです(こういったことは、その当日に書かないと意味ないですね。すいません)。

『ジェリー・トーンズ』はね、発売日に沖縄市一番街の普久原レコードで買った記憶がある。同じ日に、そのお隣の宮里文明堂で、景山民夫+高田文夫の『オレたち天才!めちゃぶつけ』('84)を買った記憶がある。ふつうに考えると、'95年にケン・イシイの新譜と同時に買う本ではないです。


■でね、昨日は東大の安田講堂に佐藤雅彦の講演というか講義というか、を聴きに行きましたよ。昨年の電通ホールでのは、おもいっきり聴き逃したからさー。今回は、ちゃんと切符を買えて良かった。

こちとら一週間前に横浜美術館で佐藤雅彦展いったばかりだからね、行きたてですからね、その復習としてもとても良かった。

三時間くらいの講演というか講義というか、を一言にぎゅっとまとめると、「"作り方"を作っちゃえば、作るのは苦にならなくなる。ただ、その"作り方"は自分で作らないといけない」といったことでしょうか。

まあ、強いて「一言にぎゅっとまとめる」必要も無いですよね。一言にまとめることでこぼれ落ちるものも多々ある。こぼれ落ちたものに旨味が詰まってることも多々ある。

そもそもおまえごときが一言にぎゅっとまとめるなよ、とおっしゃるお侍さんのためにもオンライン配信があるようです


■そして今日は木挽町でした。夜の部の初日。三谷かぶき『歌舞伎絶対続魂』。

三谷幸喜の芝居を歌舞伎に移植したんですね。この場合の「移植」というのは、「ナムコの『パックマン』をATARI 2600に移植しました」の移植ね(で、劇中でも、人形浄瑠璃から歌舞伎への移植ってのがテーマになってます)。

もとになった『ショウ・マスト・ゴー・オン』も配信で見てたのですが、今回の芝居では舞台を江戸時代の伊勢の芝居小屋に移してます。

準備がとにかく上手くいってない芝居初日、問題山積みのドタバタの中、それでも幕を上げざるを得なくなって──というあらすじ。

後半、劇中劇という設定で『義経千本桜』が演じられるのですが、これが俳優祭か天地会か、という感じのパロディーになっていて面白く、先月の通し上演が伏線になってるのも気が利いてる。劇中劇とはいえ、莟玉くんの静御前が見られてうれしい。

これは後日、一幕見席で再見するな。





■三谷幸喜といえば、これは何の関係もなくたまたまなんだけど。

昔『やっぱり猫が好き』で、友人に借りただか貸すだかするマンハッタン・トランスファー(?)のライブを録音したカセットの中身を間違って消してしまい、恩田三姉妹みんなでマンハッタン・トランスファーっぽく歌を唄い、天ぷらを揚げる音を観客の拍手のSEってことにしてあらたにカセットに吹き込む、という回があった。

これって、音声コンテンツの完成をめざしてドタバタする、という点では『ラヂオの時間』といっしょだよね。

──というようなことを、数日前に考えてました。


■佐藤雅彦展


■テレビCM、テレビゲーム、経済入門書、童謡、テレビ番組、と異なる分野それぞれにおいてヒット作を世に放ち、いまは「考えることそのもの」あるいは「考えることについて考えること」が商売(?)になっている佐藤雅彦の佐藤雅彦展に行ってきました。

そりゃ、佐藤雅彦展やってるのは以前から知っていましたよ。高度情報化社会ですから。でも今年は六月七月八月九月と暑くて、横浜県まで出かけようという気には、ちょっとならなかったのです。で、十月は十月でさー、歌舞伎座が第一部第二部第三部AプロBプロあったから忙しかったわけですよ義経千本桜。

ですが、先週の日曜日、ようやっとのことで横浜美術館に足を運べました。わりと会期ギリギリですね。


■小雨降るなか朝八時台に会場に到着。この時点ですでに数十名は並んでたかなあ。で、自分も列に加わり、二時間二十分ほどならんで切符を真顔で購入して十時半からの回に入場できましたよ。


■で、結論から書くと、キャリア初期のグラフィックの仕事、「アメリカ現代版画と写真展」のポスターが見(ら)れて良かった! 当たり前だけど、もちろん原寸。これを見るだけでも、横浜に来て二時間二十分ならんだ甲斐があったというもの。

大胆な余白と、精緻に書き込まれた部分。その対比。情報を整理整頓する心地よさと、情報をギュッと圧縮した密度が同居している。それでいて、遊び心もある。

そして、美術館の展覧会のポスターであるにもかかわらず、作品と思われる図版が衝撃的なまでにめちゃくちゃ小さい。なんだこれ。

国民のみなさんそれぞれ佐藤雅彦氏に対する思い入れがあると思うのですが、おれもおれで『広告批評』の別冊かなんかの『佐藤雅彦全仕事』をくり返しくり返し読んでる時期、というのがあったのですね。あの黄色い本。その黄色い本に、このポスターも載ってたと記憶しております。現物を見ることができて良かったです。

このポスターをはじめとするグラフィック作品群は、集中して見ましたね。たぶん係員からマークされてるぐらい見ました。


■つづいてCMの小屋を二軒。一軒はCM本篇が上映され、もう一軒はCMの解説が上映されてました。

上述のとおり、黄色い本を読み込む時期があったので、おれにとって佐藤氏はだんごやらピタゴラやらよりも、やはり「電通のCMのヒト」というイメージがやはり強いです。未見のものを含め、佐藤CMをたっぷり見ることができました。

モルツとか湖池屋とか、JRの「他社CMを挟んでのクイズ仕立てCM」(こういうCM枠の買い方ってのができるもんなんだな)とかいろいろ見ましたよ。「マイムマイム」の曲を使った明治製菓の長尺CM、初めて見たけど良かったなー。

「房総バケーション」のCMソングが、「カロゴンズ」のCMソングにやたら似てると思った。笑

あと「バザールでござーる」のCMで、令和のちびっ子たち(おそらくは、ピタゴラスイッチをエサに両親に連れて来られたと思われる)が素直に笑ってるところを見て和むなどしました。


■あー、もう1200文字を超えたし、もう眠くなってきたので、「イッセイ・ミヤケA-POC INSIDEの映像って、点と線が動いてるだけなのに、歩いている人間、それも、ファッションショーでランウェイを歩いているモデルってとこまで分かっちゃうのがすごいよな」とか、「大スクリーンで大勢でピタゴラ装置を鑑賞すると、いいところでどよめきが起きるんだな」とか、そういった話は割愛。

うん、なんだかんだで、会場には実に六時間半もいましたよ。だんごシアターとか数学コーナーとかは見なかったんだけど、それでも六時間半。以前、ある飲み会で「あたし、前戯だけで四時間してたことあるんですよー」って女性がいたんだけど、それよりも二時間半も長い。

税込二千円の拝観料で、こんなに見ちゃってすいません。図録買いました。ピタゴラスイッチの「ピ」の旗も買いました。


■さすがに疲れたので常設展は見ず、帰り道もどこにも寄らず、まっすぐ茗荷谷まで帰りました。

で、さすがに疲れたので、『サンドリ』もオープニングの部分しか聞かず寝てしまいました。笑


■ちなみに、横浜に向かう道中や列に並んでいる合間に、10/22放送の水曜『シン・ラジオ』を聞いてたんだけど、「とっぱちからくさやんつきラーメン」「ピタゴラスイッチ」と二つも佐藤雅彦ワードが出てきたところにちょっとしたシンクロニシティーを感じました。

あと、CMの小屋では住友銀行のCMも見たんだけど、「バンクー」なるキャラクターの声を担当してるのがまさに関根勤でした。こういうちょっとした偶然が好きなのです、おれは。


■二万点超え


■なんか今日は、やることなすことうまくいかないってほどでもないけどなーんかいろいろずれててしんどい日だった。ひらがなが多い文章になってすいません。


■でも、パックマンでようやく二万点超えたので、よしとします。


■パックマンは人生に似ている(そうだろうか)


■二十四節気の野郎が今日で「霜降」になりやがりました。今年ももうそんな季節。半蔵商店でございます。パックマンの話していいですか。


■えー、先日めずらしく(というか初めて)Steamでゲームを買ったんですね、歴代パックマンの詰め合わせみたいなやつ

『パックマン・アレンジメント』というバージョンが目当てだったのですが、けっきょく日頃いちばんやってるのが初代のパックマンですね。とっつきやすい。

画面はこんな感じ

パックマン画面

両サイドにいわゆる「インストカード」があります。ただし英語版。手描きのパックマンとモンスターに味わいがあります。

インストカード(左)

インストカード(右)


■この初代パックマンですが、心なしかファミコン版より難しいような気がします。パックマンがパワーエサを食べたあと、モンスターどもを捕食できる秒数が短くなってるような? まあ、秒数を正確に測ったわけでもないけどね。

パックマンはAボタンもBボタンもなく、方向キーだけでできるのがいいですね、シンプルで。あと、パックマンは迷路という閉ざされた空間のなかを延々とさまよいつづけて、淡々とエサとモンスターを食べ続けるだけの存在なのですが、このように生きていく場所もやるべきことも単調でたいして変化しない、というのは人生に似ている気がします。なんて。

それと、パックマンに限らないけど、昔のゲームってスクロールがなくて一画面で完結してるのが多いよね。その完結している感じが好きです。なんとなく。

そんなわけで、このところ一日一回ないし二回は初代パックマンやってますね。そのわりに、まだ二万点を超えません…。


■そういえば今年、原宿でパックマン45周年記念の展示やってたなあ、見に行ったなあ、アメリカのアーケード版実機が置かれてたなあ、などと思い出しつつ、パックマンでいろいろ検索していたら、こんな記事を見つけました。

パックマン仕様の「Atari2600+」が予約開始、とのことですが、おい、それ以前にまずAtari2600+ってなんだよ。調べたら、Atari2600と7800のソフトが遊べるハードウェアらしいです。そんな機械があるのか…。


■あと、先日のSteamでは『Atari 50』なる、Atariの古いゲーム約百本とAtari社に関するドキュメンタリー(?)を詰め合わせたやつも買ったんですが、この『Atari 50』のDLCってやつで、『THE NAMCO LEGENDARY PACK』ってのが今年中には出るらしいです。で、このDLCとやらだと、Atari版のパックマンが遊べるようです。

──とか書いたけど、最近のゲームはよく分からないので、この「DLC」って概念もあまりよく分かっておりません。すいません。


■ちなみにAtari2600版のパックマンの背景は、オリジナルとはまったく異なる変な配色になってるんですが、その理由は「Atari2600のゲームでは、宇宙を舞台にしたゲーム以外では黒い背景を認めなかったから」と、先日たまたま見たYouTube動画で説明されていました。ほんとかどうかはさておき。


■しかし、令和7年に初代パックマンばかりしてていいんですかね。45年前のゲームだぞ。Switch 2を買うなどしてバランスをとったほうがいいかなあ、と思わないでもないです。



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