■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
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■訪氷記(0'') アイスランド旅行の計画を立てる


飛び飛びになってますが、先月のアイスランド旅行の話。前々回はこちら、前回はこちら



■さて、旅の日程ですが、当初は九月の連休に滞氷(アイスランド滞在ってことね)することを考えておりました。でも、仕事上の都合で八月に行くことになりました。というのも、拙僧の勤め先(というかいまの部署)ではシルバーウィークというものは、いまだにゴールデンウィークや夏休みや年末年始ほどの地位を得ていないのですね。公然と休んで良い期間と認められてないというか。なので「九月に長期休暇(※長期と云っても九日間です…)を取るなどまかりならぬ」という空気なのですね。

当初は旅行代理店に、シルバーウィークに合わせた五泊七日の予定を組んでもらってたのですが、この予定を八月にずらせないかと打診したところ、八月に旅行すると九月に比べて料金が

17万円も高くなる

んですね。八月の旅行業界には妖怪が棲んでいます。でもプラス17万て。


■しかし、そうはいっても八月にしか旅行できないのは事実です。コスト削減のため五泊七日を四泊六日に縮めてもらったところ、7万円安くなりました。とはいえ、これでも当初の予定より10万はオーバーしております。この10万円は、うちの会社にシルバーウィークへの理解があったなら払わなくて済んだ10万です。


■さて、九月の予定を八月にずらし(これでプラス10万)、五泊七日を四泊六日に縮め(これでマイナス7万)たアイスランド旅行ですが、日程は大まかにこんな感じです。

8/9(日)深夜アイスランド着
8/10(月) 特に予定なし(・ε・)
8/11(火) バスツアーでゴールデンサークル
8/12(水) 午後よりブルーラグーン
8/13(木) 早朝にアイスランドを出発
※日付は現地時間

ゴールデンサークル(有名どころの観光地がコンパクトにまとまったルート)と、露天風呂ブルーラグーン、という基本的スポットは押さえております。

実質、滞在らしい滞在は10〜12日の三日間だけです。改めて考えると短い! これなら五泊七日のほうが良かったかなあ、実質の滞在日数を考えると割安だったなあ…と思いそうになりますが、旅の後半は慣れない海外旅行でクタクタになっていたのも事実なので、まあ四泊六日でも良かったと思い込むことにします。


■さて、8/10(月)という空白の一日をどう過ごすか、という問題が浮上してきたので、旅行代理店のヒトと相談して、オプショナルツアーとして、レイキャビクから国内線の飛行機に乗ってアークレイリなる街(町?)に日帰りで行くことにしました。代金はガイド代込みで5万円。

とある外人が外人語で書いた、アイスランド旅行ガイドみたいなネットの記事を読んでいたところ、「レイキャビク周辺だけでアイスランド旅行を終えるなかれ」と記されていたんですね。アイスランドを旅行するのにレイキャビク周辺にしか行かないのは、北海道旅行を札幌周辺で済ませるようなもので、ちょっともったいないです。やはり旭川とかにも行きたいじゃないですか(って、おれは北海道に行ったことがないので、なんか的の外れた比喩になってたらすいません)。そんなわけでアークレイリまで足を伸ばすことにしたわけです。アークレイリについての説明は今は割愛。


■話変わりまして。日本からアイスランドまで行くには、直行便がないもんですから、いったん丁国コペンハーゲン(他の欧州都市のルートもあり)で飛行機を乗り換えることになります。

「成田〜コペンハーゲンの飛行機をエコノミークラスからビジネスクラスに格上げしたらいくらかかるか」と前述の旅行代理店のヒトにためしに訊いてみたところ、片道あたりプラス22万という答が真顔で返ってきました。プラス22万……うーむ。まあ大体そんなものかとは思うものの、この額を出すくらいなら、舞台用かつらの店に歌舞伎の『寺子屋』に出てくる涎くり与太郎のカツラを発注したほうがいいなあ、とも思った。なので、行きも帰りもエコノミークラスに乗ることにしました。

──涎くりのコスプレをする夢、まだあきらめてなかったのか!(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )


■と、ここまでが旅行の前段です。長いな。次回、いよいよアイスランドに出発します。


■ホテルオークラ本館


ホテルオークラ別館


■このたびホテルオークラ本館がデストロイされるため休館しました。国力が下がる、とはこういうことなのでしょう。

8月31日の本館の写真は、ネット上にたくさん上がってると思うので、あえて当日の別館の写真を載せます。江戸っ子のつむじ曲がりにも呆れるでしょう、という『祇園恋づくし』の勘九郎のセリフを思い出しそうになったけど、おれはそういえば江戸っ子ではなかった。


■8月の30日と31日はホテルオークラにおりました。

うん、今年の五月に、『Casa BRUTUS』の'15年1月号を持って本館に泊まって、その後も日を改めて、フレンチトースト食いに行ったり、『山里』で和朝食を摂取したりしてたんですね。

で、それでホテルオークラ本館の弔いは済ませたつもりなんだけど、やっぱり最後となると行きたくなるじゃないですか。そこらへんは、ね、意地張らない。素直に行動する。

で、30日はオーキッドバーで午前中から晩酌を楽しんでおりました。クラッカーを添えたコンビーフを肴に、山崎12年のソーダ割りと余市15年のストレート。ほんとはさ、五月に本館に泊まったとき、このバーにも行くつもりだったんだけどさ、うっかり寝過ごしちゃってね。行きそびれてしまってたのです。酔っ払ってバーを出ても、即、ベッドで横になれるのが、バーのあるホテルに泊まる楽しさなのにね。あれはもったいなかった。


■それはさておき、ホテルオークラの「'60年代のアメリカの雑誌に載ってるトーキョー」の雰囲気は好きでしたね。あの雰囲気を味わえる場所は、もういくらも残ってないと思う。


■休館まぎわのオークラ本館には、たくさんの人類がつめかけて、杵撮影したりしててロビーは全体的に卒業式のような雰囲気になってました。四年後にできる新しいオークラも、このように皆々様に愛されるホテルになるといいですね。


■しかしなかなかアイスランド旅行記を書こうとしないな、このブログは。


■訪氷記(0') アイスランドに何を持って行けば良いのか


えーっと昨晩『アナザースカイ』なるテレヴィジョン番組でアイスランドについて放送してましたが、どうも拙僧、あの俳優氏と同じ飛行機(コペンハーゲン→ケプラヴィーク)に乗ってたっぽい。

そう、ケプラヴィークの空港に着いたとき、なにやら「取材されている体(てい)」の日本人を見たんですね。カメラで撮られたりとかしてて(そのうち一台はCanonのEOS 5D markIIIだった気がします←細かい・笑)。そのときは誰だか分かんなかったけど、たぶんこの俳優氏だったと思う。違ったらごめん。

ところで番組中で俳優氏が言及してた「アイスランドを車で一周する日本人の本」て、かなりの確率で、大竹まことのラジオ番組のレギュラーを先日わずか3ヶ月でクビになったふかわりょうの『風とマシュマロの国』のことだと思うんだけど、なぜ書名も著者名も出さなかったんだろう。他にもそういう本があるのかな?

といった意味も含めまして、前回の続きです。





■アイスランド行くにあたって、なかなかしんどかったのが荷造りでした。何を持っていけばいいのか、何を持っていかなくてよいのか。三泊四日の栃木茨城出張ならまだしも、四泊六日のアイスランド旅行となると、よく分からん。うーむ。

アイスランドが初めて、どころか、海外旅行自体が初めてなので(なにもかもを妹夫妻にお膳立てしてもらったハワイは除く)、とんと見当がつかぬ。ニャーニャー。


■まず、どんなカバンを持っていけばいいのか。スーツケースかリュックか。両方か。それぞれどんなサイズがいいのか。リュックはいまある20リットルの小さいリュックでいいのか。白人バックパッカーが背負うような45リットルのリュックを買ったほうがいいのか(しかしこの手の人たちはときどき冗談のような大きさのリュック背負ってたりしますね・笑)。間を取ってちょっと大き目の30リットルくらいのリュックを買ったほうがいいのか──などと考えることが多い。

デジタル一眼レフを持っていきたいから、カメラバッグは別に買ったほうがいいのか。買うとしたらメーカーはどこか。Loweproか。THULEか。THULEの直営店は平日の10時から17時かしか開いていないが、それで商売は大丈夫なのか──などと考えることが多い。

そもそもそれらの荷物は、すべて手荷物として機内に持ち込んだほうがいいのか、預けたほうが身軽なのか、ロストバゲージになったらどうするのか。ロストバゲージの確率はどれくらいなのか。


■そして何より服。何を着ていけばいいのか、どんな靴を履いていけばいいのか。アイスランドって何℃なのか。レイキャビクと内陸部ではどれくらい気温差があるのか。雨は降るのか、風は吹くのか、意外に暖かいのか、やっぱり寒いのか。

あ、お金は、日本円だけでいいか、米ドルやユーロも持っていったほうがいいのか。

あ、デジタル一眼レフに付けてるレンズは画角が狭いので、リコーのGRD3も持っていったほうがいいのか。

あ、電源プラグはどんなのを持っていけばいいんだろう。やはり変圧器ってのも要るのか。

──とかなんとかいろいろ考えており、ほんとキリがありませんでした。


■旅の道具を買いそろえるために無印良品と東急ハンズには何回か足を運んだし、ふだんは意外と利用しないAmazonで三回くらい買い物した。アウトドアの服や小物を買うために、京橋と渋谷と新宿と町田とつくばのモンベルに行った。銀座の「好日山荘」にも二回行った。お隣の凮月堂でかき氷も食べた。笑

そして、こんなにもアウトドアの店をまわったのに、どのウェアを買うかギリギリまで迷っていたので、モンベルのオンラインショップから注文したウェアがようやく届いたのは出国前日の朝である…(念のため書きますが、モンベルの配送が遅いというわけではないです。おれの問題ね)。

旅慣れた人、というか、決断力のある人やフットワークの軽い人、ちょっとくらい買い物で失敗しても動じない人は、こんな旅の買い物なんて出発前夜とまでは云わなくとも三日前くらいにパパパとすべて済ませるんだろう。おれは三週間くらいかかったような気がする。用意周到、と云えば聞こえはいいが、なにを馬鹿みたいに準備してるんだろうとも思う。なにを恐れているのだろう。旅の小物を買うより、もっと他に役立つことをすべきだったのではないか(英会話の勉強とか。そもそも旅の準備以外にするべきことは他にもある)。なんつーか、「時間の燃費」が悪かったなあ、この旅の準備は。そもそもおれは万事において石橋を叩きすぎる(石橋貴明をバッシングするという意味ではない)傾向がある。

とはいえ、旅の小物を買い揃えるのはそれはそれで楽しいし、そういう買い物も旅のうち、と考えることにしよう。


■祇園恋づくし千穐楽


きのう今日、続けて一幕見席で見て参りました『祇園恋づくし』。つごう三回見たことになります。

勘九郎の江戸言葉をたっぷり浴びてきました。そして巳之助のつっころばしっぷり、最高。

欲を云うと、せっかくだから勘九郎も二役やれば良かったのにね。

あ、昨日は幕切れの部分で、巳之助が『芋掘長者』の最後のお尻を振る踊りをしてたような気がします。おれの幻覚じゃなければ。



あ、今晩23:35からの『アナザースカイ』という番組でアイスランドについてやるようです。


■訪氷記(0) アイスランドという国は実在するのか


■先日、StilluppsteypaとYagyaの国、アイスランドへ行ってまいりました。

──普通、そこ、ビョークとかムームとかシガーロスとか云うところだと思うけど。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )

八月の九日に出発して、十四日に帰ってきました。ツアーバスに乗って、温泉ちゃぷちゃぷして、滝見て、羊食べてきた。大冒険でした。

──大冒険か? (゚д゚;) (゚д゚;)(゚д゚;) ツアーバス

大冒険だよ。旅行と云えば、たまに京都と箱根と金沢にしか行かないおれが、パスポート持って、はじめて一人で外国行ったんだから。

ということで、氷州(アイスランドのことね)からお江戸に戻ってきてもう二週間近く経とうとしておりますが、何回かに分けて旅行記を書きますよ。


■そう。高校生ぐらいのころから漠然と、北欧行きてえな、とは思ってました。朝もや立ち込める湖と針葉樹林とか、雪原を歩くトナカイとか、憧れるじゃないですか、そういう北欧っぽい風景って(ま、八月のアイスランドでは“そういう北欧っぽい風景”は見られないのですが…)。

もちろん、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、といった他の北欧諸国にも興味はあるのですが、では、北欧の中でもなぜアイスランドを旅先に選んだのかというと。

アイスランド?

やはり国としての、その独特な存在感に惹かれたからです。国名からして、もうおとぎ話の世界に出てきそうじゃないですか。氷の国って。『鏡の国のアリス』『不思議の国のアリス』みたい。そんな名前の国が、日本をはるか離れた世界地図の左上にポツンと記されている。他の北欧諸国や英国、アイルランドからもまあまあ離れたところにある。どことなく、現実世界から遊離してるようなイメージがある。国際社会とかいう俗世間と一定の距離を取りつつ、また時代の趨勢とかいうものにも巻き込まれず、淡々と国家をやっている印象がある(勝手なこと書いてますけど)。

そして、近年でこそ経済問題やら噴火やらのニュースがありましたが、他の北欧諸国とくらべると日本に伝わってくる情報がだいぶ少ない。そこもまた、どんな国なんだろうという想像をかきたてます。




■では、なぜこのタイミングでアイスランドに行ったかというと。

これは数年前のことになるのですが、「生意気」(という名前の、外人2人によるデザイナー集団)が、とある雑誌のインタビューで、「外国は若いうちに行っておいた方がいいよ。40過ぎると海外旅行はつらくなる」と云ってたのですね。おれはあまり旅には興味ないタイプの人間なのですが、どういうわけかこの一行がここ数年ずっと心に引っかかってました。なので、30代のうちにアイスランドに行っておこう、と、心の中でかなーーりぼんやりとではありますが決めておりました。

それと、アイスランドも、ここ数年で観光地としての人気が高まっている(ように思える)んですね。氷と雪で閉ざされたおとぎの国(この認識はもちろん幻想なのですが)が、過度に"touristic"な場所になり、世界中の観光客に踏み荒らされるのではないか──とちょっと心配になってきたんですね。これが杞憂だと良いのですが(しかし実際、増え続ける観光客に対応するため、たとえばブルーラグーンは拡張工事中です)。

しかし、少なくとも「オーロラが、ゲイシールが、ブルーラグーンがますます近くなる! 成田→ケプラヴィーク直行便就航! アイスランドまで13時間!」みたいな広告が渋谷駅に貼り出されてしまう時代になる前に行っておきたかった。

大竹まことのラジオ番組のレギュラーを先日わずか3ヶ月でクビになったふかわりょう(以下、大竹)は、アイスランド大好き芸人として知られており、アイスランド観光大使だかなんだかに任命されていましたが、大竹がなんかの映像で「アイスランドブームを起こしたい」みたいなことを語っているのを見たことがあるんですね。ブームとかにならないのがアイスランドの良さなんじゃないかなー、と思うのですが…(もちろん大竹も、観光大使という立場上、かつテレビカメラの前ということもあり、ついついそういうことを口走ったんだとは思います)。


■ちなみに、拙僧が持っておりますアイスランド知識は以下のようなものでした。

・中学のころ、フジテレビの『クイズ王』の本(だったと記憶している)に、「世界で最も北にある首都は?」という問題が載っていた。これでレイキャビク、という街の名を覚えた(ような気がする)。

・'97年に、ホンマタカシは『Hyper Ballad』というアイスランドの街を撮った写真集を出している(なぜアイスランドを選んだのか、という理由をなにかの媒体で語っていたが忘れてしまった。あ、でも、いま検索したらこういうのが見つかった)。

・'84年の鈴木さえ子のアルバム『科学と神秘』は、そのジャケットに題名がアイスランド語で記されている。

・ビョークの出身地。

こんなところですかね。あ、'09年にマクドナルド撤退ってニュースがあったな。

とにかく、それくらいアイスランドについての知識はなかった。でも、このおとぎ話のような名前の国がほんとに存在するのか確かめたかった。それでこのたび訪氷した、というわけです。



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