■一つ目小僧の手ぬぐい、誰かに見せる用の手ぬぐい、実用の手ぬぐい |


■日本橋の百貨店に、おニューの足袋を買いに行きました。せっかく来たのだから、と、おニューの手ぬぐいも買うことにしました。
着物を着るときは、手ぬぐいはちゃんと季節季節に合ったものを持つこと、と誰かから云われたような気もするし、云われてないような気もする。いずれにせよ、あまり季節はずれな柄は持たないように、ちょっとではあるが気をつけてはいる。
ということで、ね、すでに立秋を過ぎましたから、あまりにも夏夏夏夏ココナツ愛愛愛愛アイランドした夏っぽい柄は、もう来年の夏まで買うのを待つとして、じゃあどんな柄にしようかな──
■と、売り場を物色してたら目に留まったのが、この、一つ目小僧をプリントした手ぬぐい。かわいい。
一つ目小僧だけでなく、唐傘おばけやろくろ首も描かれてるんだけど、ちょうど一つ目小僧が見えるように折りたたまれて売り場に並んでたから、おれの目に留まったのでした。買った。
これがさ、唐傘おばけやろくろ首しか見えない状態で折りたたまれていたら、たぶん買ってないね。
■しかし、デザインのいい手ぬぐいって、使うのがもったいないって思っちゃうんだよね。テイ・トウワがデザインした手ぬぐいも、裏原宿で買ったステューシーの手ぬぐいも、一度も使うことなくタンスにしまったままになってます。
あと、持ち歩くには持ち歩くんだけど、けっきょく使わなかったりね。結果的に「誰かに見せる用」としてしか持ち歩いてない手ぬぐいってありますよね。ありませんか? 実際に手をふいたり汗をぬぐったり、という実用の手ぬぐいは、それはそれで別に持ち歩くことになるという。笑
■この一つ目小僧も、そんな一枚になりそうです。
■さて、暦の上の夏は終わりましたが、夏休みは明日からはじまりますよ。
今年は、なんというか、「待ちに待った夏休み!」というよりは、いつのまにか「あれ? もう夏休み?」って感じで、するっと夏休みに入ってしまった感じです。ちょっと妙な気持ちでもあります。