■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

<< ■組踊と琉球舞踊 3/9、三月大歌舞伎 夜の部 3/10 | 【トップページへ戻る】 | ■tokyo kabuki boys 「london kabuki boys」 >>

■にっぽん文楽


■さて3/11の月曜は、仕事を休みにしたんですね(なので、この週末は三連休でした)。

で、外苑前の、平日しかランチをやってない店で昼メシ食って、埼玉県を題材にした映画でも見に行こうかと思って街をてくてく歩いていたら、『にっぽん文楽』のポスターが目にとまりました。野外でやる文楽です。ちょっと気になってたんだよなー、これ。なので映画を見に行く予定を変更して、会場である明治神宮に向かいました。

外苑前から地下鉄に乗って、「あれ? これってタクシーを使ってよかった距離だよね?」という気分になりながら渋谷で乗り換えて、「なんでいい年してタクシーという選択肢がスッと頭に浮かんでこないのかね?」と我ながら不思議に思いつつ明治神宮前の駅に到着。


■会場に着くと、野外に舞台が組まれていて、舞台の前には客席のベンチがある。舞台は屋根があるけど、客席に屋根はない、とうぜん壁もない、というやまだかつてないくらい開放的な文楽。しかも上演中も撮影OK、飲食OK。ベンチの席は1000円(※とっくに売り切れてました)だけど、おれは立見なのでタダ。

13時開演。20分の『歌舞伎鑑賞教室』的なガイダンスのあと、30分ほどの上演がある。演目は『日高川入相花王』。「ガブ」という仕掛けは知識として知ってたけど、実際に初めて見た。おお、これがガブか。

空の下で、電車やクルマの音も混じりつつの文楽鑑賞、というのもなかなかない経験です。あと、野外なので太夫の声や三味線の音がPA通してるし、そこも珍しかった。


■で、14時前。終演後おとなしく帰る…という予定だったけど、16時からの別演目も見たくなったので、原宿で2時間ほど時間をつぶすことに。

でも、原宿で2時間ほどつぶすって至難の業なのな! なにしろ人類が多くて多くて散歩すらままならないし、ゆっくりできる店も少なさそうだ。なので、いったん渋谷まで歩いて、楽器屋やモスバーガーで時間をつぶして、16時の回に。


■16時からはガイダンス20分の『小鍛冶』30分。

ガイダンスもなかなか凝ってて、人形の動きの細かい仕組みまで説明してくれてた。おれはつい先月に初めて文楽を見た人間なので、こういうガイダンスはありがたいです。


■で、昨日の3/12(野宮真貴の誕生日)も、会社帰りに『小鍛治』を見に行ってきました笑。

19時開演。ライトアップされた夜の舞台は、昼とはまた違う雰囲気でした。月も出ててね。なんというか、村祭り感がある。枡酒の屋台も出てるしね。


■ということで、二日間で三本もタダで文楽が見(ら)れておとくだなあ、でも、おとくさを享受してばかりじゃいかんよなあ、伝統藝能を遺すにも元手がかかるもんなあ、と思った次第。とりあえず屋台で甘酒(300円)買いました。