■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
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■五月花形歌舞伎 新橋演舞場 夜の部5/5・昼の部5/6


■本日をもちまして(たしか本日だったと思う)、半蔵商店は無事7周年を迎えました(たしか7周年だったと思う)。7周年ったら、あれですよ、半蔵商店が始まったときに生まれた赤ん坊が小学校に上がっ、まあそうやって時間の長さをあれする作業はいいや、別に。

とはいえ7周年です。書く方も、読む方も、お互いもっとマシな時間の遣い方があっただろ、とかそういうことはあんまり考えないようにしつつ、これからもご高覧賜りたく存じます。


■さて、この土日は新橋演舞場の五月花形歌舞伎に行って参りました。その感想など。


【夜の部 5/5】
■椿説弓張月
三島由紀夫の作、と聞いて、「よくない意味での“昭和中期モダン”」をちょっと危惧したけど杞憂だった(黒アゲハと、海難を救う烏天狗の群れ、の演出はちょっと昭和っぽいかなーとは思う)。

「手持ちの歌舞伎のカードを全部使い切りました!」という感じの構成で見応えがある。海上のシーンの船も凝ってる。

染五郎、先月の忠臣蔵ではちょっと物足りなかったけど、今月は全体的に良かった。ちゃんと主人公らしい主人公だった。

おれはこれまで三島由紀夫の作品に、1文字も(あるいは1秒も)接したことがないのにもかかわらず、武藤太が体中に竹を打ち込まれるシーンにはミシマを感じた。なぜだろう。まあ、これに類することは人生においてよくある。

七之助が出てきたときに、「あれ? 七之助は平成中村座ではなかったっけ?」と一瞬混乱する。掛け持ちしてるんですね。


【昼の部 5/6】
■西郷と豚姫
おれの苦手な「幕末のステレオタイプな薩摩藩の人間」が出てくるパターンの演目だわー、と最初はちょっと腰が退けてました。

だけど、インパクトある題名から想像するより、さらっとしてて、いい話でした。主人公二人が大柄な割に繊細で。

児太郎を見て、これからの世代「身長の低さ」に恵まれた女形は期待しにくいのだろうか、と思う。名前ど忘れしちゃったけど、背が高くてデッサン人形みたいになってる若手いるしなー。


■紅葉狩
なぜこの季節にこの演目なのか。と、疑問に思っちゃいけないんだろうか。おれは変だと思うんだけど。

それはさておき愛之助と高麗蔵が良かった。が、おれがいちばん好きだったのは種之助の踊り。

三味線の人に、スリムクラブ内間に似てる人がいた。


■女殺油地獄
愛之助の与兵衛は、'11年2月のルテアトル銀座の染五郎の与兵衛(←“の”が多すぎるな)よりも、さらにそれこそ衝動だけで突き動かされてる与兵衛、という印象があった、ような気がした。殺し場の残酷さも、今月の方が上回ってたように思う。


■演舞場の近くのコンビニでこれを買ってって、開演前のおやつに食べたら、意外に美味しかった(ストロベリーチーズケーキ)。次の幕間に、もう一個買いに走りました(キャラメル&クッキークランチ)。