■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

<< ■ひきつづきアンダーワールド | 【トップページへ戻る】 | ■変変換 >>

■通常の三倍の不味さ 2.0


■沖縄の実家に住む上の妹(ブス七段保有)が、かつて代アニの深夜CMに出ていた陽気な黒人青年でも一口食べたら失意のあまり帰国しそうなくらいにまずい戦後最悪のカレーを完成させてしまったという話は、以前書きました。

しかし、この妹はこのカレー以前にも、「焼けていない鮭の塩焼き」「4倍に薄めないと飲めない味噌汁」といった、ほとんど公害のような作品をリリースしています

これらの不味い料理は、たまたま運悪く調理に失敗してしまった事例、なのではなく、あくまでブス氷山の一角であり、こいつの料理の腕前は全体的にこの程度なのです。

なので、母が用事で出かけて料理ができないときは、父や弟はこの公害料理を食わされるらしいのです。あゝ、かわいそうなおれの家族……(ノд`)


■しかし、カレーが作れない、鮭が焼けない、味噌汁が作れない、くらいで驚いてちゃこの家で生きていけません。


■去年の正月のことなんですが、わが家に、おばさんとイトコ一同が遊びに来てたので、うちの母が上の妹に、

「あ、フリーザーに冷凍の焼き鳥が入ってるから、それレンジで温めて出してね!」( ´・∀・)

と発注しました。まあ、料理が下手な妹でも、いくらなんでもそれくらい出来るだろう、と母は判断したのでしょう。

冷凍の焼き鳥です。もう一度書くぞ。冷凍の、焼き鳥、です。


■数分後、おばさん+イトコ一同+母+おれが談笑するテーブルに、上の妹が大皿を持って来ました。

その大皿には、解凍された熱々の焼き鳥が5本×4段くらいに積み重なってました(まあ、数字は不正確です。だいたいこのくらい、という感じ)。


■で、この熱々の焼き鳥をいざ一口食べてみると、

シャリッ

という、アイスキャンデーのようなさわやかな歯ごたえがしました。中まで温まってなかったらしい。というか、いちばん上の段の表面しか温まっていない。

この凍った焼き鳥に、みんなの笑顔も凍りついてました。'`,、('∀`) '`,、 ←うまくない。


■で、おれが再度、上の妹に加熱のやり直しを命ずると、いちおう数分後に温めなおしたやつを持ってきたのですが、結果は同じ、アイスキャンデー焼き鳥でした。なあ、なんでこれを食卓に出してOKと思ったんだ、おまえは。


■どうもこいつは、焼き鳥の列を4段重ねたままレンジにかけてたっぽい。焼き鳥を4段も重ねたら、(少なくとも短時間のうちには)熱が全体に回りそうも無いことくらい気づきそうなもんだが…。

こういう時って、一段ごと小皿に分けて順番に温めていくほうがいいと思うんだけど。


■ちなみに、上の妹が小学生のころの話とかじゃないですよ、その当時24歳でしたよ。サザエさんと同い年でしたよ。なんつーか、生活の知恵というものがない。

以上、カレーや鮭の塩焼きや味噌汁どころか、冷凍焼き鳥の解凍もろくにできない妹の話でした。ご清聴ありがとうございました。


■で、なんでこんなことを長々と書いてるかというと、料理のしかたって、ものすごく極端に大げさに云うと、その人の生き方みたいなもんが表れてるような気がするんですよ、最近。

たとえば、この冷凍焼き鳥の場合だと、

「小皿に分けるのではなく、大皿にドカッと積む」→何事もいっぺんに済まそうとする

「きちんと焼き鳥が温まるまで待てない」→辛抱できない、我慢できない

「焼き鳥が温まったかどうか確かめていない」→脳にチェック機構が無い

「そんなもんを平気で食卓に出す」→他人に気を遣うことができない

というふうに、一事が万事と云いたいわけではないんですが、上の妹の性格が如実に反映されてる、ように思います。ま、理屈と膏薬はどこにでもくっつくということで、この段落は読み流してください(実際、上の4項目も無理矢理いい方に解釈しようとすればできるでしょう)。


■とはいえ、性格が悪い人は料理も下手そうな気がするな。