■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

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■本当にあったふてぶてしいブートレグの話


■このブログは最近、ボコーダーだのYMOだのクラフトワークだの、そういう話題ばっかり続いてるので、今日はがらりと趣向を変えてクラフトワークについて書きたいと思います。


■話はさかのぼること4年前。福岡市は天神の某レコード屋で、『Die Klassik Werks Vol.3』というクラフトワークのブートレグを見つけたんですよ。3800円でした。学生にとって3800円は、君、天文学的な大金ですよ。ヘタすりゃ一週間は生きられる額ですよ。

これを買う時は悩みましたが、でも、けっこう珍しい曲が入ってたので、やっぱり買いました。


■家に帰ってCDケースを開けてみたところ、ジャケットはぺらぺらのカラーコピーの紙切れが一枚だけで、しかも題字以外には記されていません。盤に至っては、なにも印刷されてない真っ白なCD-Rでした。

末端価格3800円もするのに、カラーコピー&真っ白CD-Rという組み合わせってのが怪しさ丸出しで、いかにもブートっぽかったです。

内容の方は、「メトロポリス」の1981年ユトレヒト公演とか、「アウトバーン」の7インチ版など、公式盤では聞けない音源が入ってたので、当時は満足してました。


■そして去年。

たまたま入った渋谷のレコード屋で、この『Die Klassik Werks Vol.3』を発見しました。

で、何気なく手に取ると、このCDはおれが持ってるCDとは違い、ジャケットがカラーコピーではなくちゃんとした印刷物でした。

さらに、値札に書かれている店員コメントを読むと、
「クラフトワークのレア音源集 第3弾! (プレス盤CD)
と書かれていました。


■印刷されたジャケット。CD-Rではないプレス盤CD。なのに、おれが持っている『Die Klassik Werks Vol.3』とは、タイトルもデザインも曲目もいっしょ…………。

ということは。

そうです。おれは、どうも天神のあの店で、ブートレグの偽物、ようするに

ブートレグのブートレグ

をつかまされてたみたいですねゴッドダムイット。ブートレグからブートレグを作ることってあるんだなあ…。知らなかったよ。中身は同じなのに、なんか「してやられた!」という気分です。


■とはいえ、やはり学生時代に食費を削って買った思い出の一枚なので、このブートレグはいまでも大事に持ってます。


うそです。引っ越しの時に無くしました。

# がんばって探せば出てくるとは思うけど。