■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

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■BRUTUS 本特集 2014(を買ってない)


■今年のBRUTUSの本特集号はパスだな。表紙がぜんぜん物欲をそそらない。

「えーっ、中身も読まないでそんなこと云うなんて」などとおっしゃるお侍さんもおられるかと思いますが、雑誌なんてぇのは、表紙が5割、中身が5割です。CDやレコードなんてのもジャケが5割、音楽が5割です。表紙/ジャケがダメだったら、その時点で半分ダメなんです。いや、本質的にダメってことではないですが、少なくとも手に取る優先順位は落ちます。よって、購入の確率も下がります。そして他のを買います。

こっちだって、月にわずか数十万円という雀の涙ほどのお小遣いをどうにかやりくりしてるわけだから、自然と購入基準が厳しくなるのは道理でしょう。


■さて、話は変わりまして。

BRUTUSなる雑誌を六百数十円という資本を投下してまで買うことは、正直、少なくなりました。

これは有名な話なのですが、拙僧はBRUTUSの'80年の創刊号を二冊、第二号を一冊所有しております。好きなのですね、あの、きつい酒ときついタバコときつい香水のにおいが漂ってきそうな男くさい誌面が。そういう要素が自分には全くないからね、なにかしらそういうのに憧れてる部分があるんだと思う。ある種の人々は、あの男くさい誌面を「時代錯誤だ!」と脊髄反射的に斬って捨てることで、「よし、自分は現代という時代に適応できているな。よかったよかった」と確認することを楽しむんだろうけどさ。

BRUTUSは時代が変わっても、'00年代前半まではまだまだバブルの残り香が漂い、港区感があって(マガジンハウスの所在地は中央区銀座三丁目ですが)、「あー、すいません年収一千万以下の方は読まなくていいです別に」みたいな勢いがあったんだけど(この説明はさすがに乱暴ですね笑)、ここ数年は、『ダ・ヴィンチ』と末期『relax』と、なんだったら『散歩の達人』と、あと'00年代後半に消えていったスローライフ/ロハス系雑誌各誌を混ぜたような雑誌になってて(wikipediaで見たところ'07年にBRUTUSの編集長が替わったようです)、けっして嫌いじゃないけど、これにBRUTUSって誌名を冠するのはどうなの、と思ってしまいます。まあ、男くさいのやらバブリーなものやらは、この'10年代には歓迎されないのでしょう。マガジンハウスだって商売で雑誌作ってるわけだからね、道楽でやってるわけじゃないもんね。


■でもなあ。昔のBRUTUSみたいな男くさいやつ読みたい。

そこで、どうでしょう、別冊とか増刊号とかの体(てい)で『男のBRUTUS』みたいなのを作るのは。

「歴代BRUTUSの男くさい号、十選」みたいなページの選書とかしますから、おれが。