■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
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■国立劇場『俊寛』6/26(ちょっと遅れましたが)


昨年コクーン『盟三五大切』以来、橋之助が贔屓、というほどではないにせよ、ちょっと気になってるんですね。平成中村座も橋之助が大活躍だったしさ。ということで、6/26は国立劇場『俊寛』を再見しました。千穐楽。14:30からの部。

そうそう、日本臣民の皆様にはお伝えしてなかったのですが、橋之助が出演した花道会のセミナーというのにも先月行って来たんですよ。そこで、橋之助丈が「中日以降、幕切れの演出を変えた」というようなことを云ってたんですね。で、それがどのような変化が気になって、というのもありました。

で、この“幕切れの演出の変化”とは何かと申しますと、幕切れのところで照明が徐々に消えていって舞台が暗転してくんですね。おれは、うーん、ちょっと短絡的だなと思った……というのが、言い過ぎであれば、俊寛の内面の描写にちょっとフォーカスしすぎ、という感を受けました。「絶海の孤島に一人きりで取り残される」ということを説明しすぎてかえって興を削いだのでは。

俊寛の孤独や絶望は、むしろあの大海原との鮮やかな対比で見せるべきなのではないでしょうか、あ、すいません和尚さん、小坊主の分際で偉そうなこと云っちゃいました。

橋之助は、相変わらず良かったですよ。

あと、声変わりって歳でもないはずのコタロー君の声のピッチがもうちょっと安定してくれると聞いてる方は助かる。笑

中田ヤスタカに頼んでAuto-Tuneで修正してもらうといい。





それと、『俊寛』の前にある廣太郎によるガイダンスですが、うーむ、告別式の司会って感じですね…。若いんだからもっと元気よくいかないと。まあ、まだ二十歳のヒトには荷が重い役なのかもしれない。

ちなみにガイダンスは6/9に見た時と、内容も演出もほとんど変化なかった。もうちょっと遊んでもいいのでは?(というのは、一観客の勝手な贅沢ですが。)

廣太郎に「好きな女性のタイプは?」と訊かれた研修生の、

「素直じゃない子が好きです」(゚∀゚)

という答えがなぜか印象に残ってます。