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■久しぶりに神保町『ランチョン』に行ってはみたものの、


■数日前、読んでた本に神保町『ランチョン』の話が出てきました。神保町好きの人類ならみんな知ってる、ビヤホールというか洋食屋というか、そんなお店です。

おれは三回くらいしか行ったことはないのですが、以前、神保町に古本屋めぐりに来たとき、手始めにちょっと腹ごしらえするつもりでランチョンに入って、食べ過ぎ飲み過ぎで眠くなって古本屋には行かず帰ってしまった、ということはあったのですが、そういえば最近行ってないなあと思いまして。

で、久しぶりに行きたくなったんですよ。ランチョン。

で、昨日行ってきました。


■で、久しぶりのランチョンは…。

店に入って、まず、普通のビールと黒ビールのハーフ&ハーフを頼んだんですね。そしたら、これが、なんか水っぽい。薄い。飲んでるうちに、久しぶりに会った知人に親しく声をかけたら冷たくされたみたいな気分になってくる。こんな味だっけ? 泡も弱かったような。

で、メンチカツを頼んだら……普通。具の旨みもあまり感じられない。かかっているデミグラスソースもたいしておいしくない。つけあわせのカラシを駆使して、どうにか乗り切った。これで千円ってのは、神保町価格としては普通なのだろうけど、これだったら、うちの近所のスーパー「ライフ」の惣菜コーナーで売ってる冷え冷えのメンチカツ(百円)のほうが好きだ。

で、レーベンブロイなるビールを発注したら……ペットボトルのブレンド茶を発泡性ミネラルウォーターで薄めたような味。これはそういう飲み物なのか。うまくないので、半分以上残した。

で、ビーフパイを頼んだら、味付けはちょっと薄いけど、これはまあ美味しかった。衣のはじっこの部分もうまい。

しかし、ビーフパイの下に紙を敷いている意味がよくわからない。食べ進むうちにグジャグジャになってきて、ちぎれて、最後は紙の切れ端だかビーフパイの具の一部だか分からなくなってきて気持ち悪い。


■さて、まとめ。昔は知らんが、西暦2011年3月現在のランチョンってのは要するに、

(1)神保町という観光地に、地方からやってきた観光客のためのレストラン。

(2)“都内在住おのぼりさん”が、都心の街歩きをするため、あるいは、都心在住者の生活を追体験するための装置。

(3)「神保町好き」を自称する人が、その自己像を補強するためにやってきて、「ランチョンにいる自分」に酔うための装置。

(4)作家や文化人のエッセイに出てくるから、という単純な理由でノコノコやってくる単純なやつに、それっぽい飲食物を提供する装置。

なのであろう。おれは(4)か。あー、あと、「60歳以上の人類の小集団による食事会会場」という機能もありますな。


■拙僧は、寺いちばんの正直小坊主でありますから素直に書いてしまいますが、この店をエッセイにとりあげる文化人も、この店をブログのネタにする素人さんも、おまえらみんなランチョン褒めすぎ、ってのがほんとのところでございます。


■ちなみに上記の品々を飲み食いして三千円ちょっと。高いか安いか。

で、満腹ではあったが、精神的にはなんか物足りなくて、階下にあったカレー屋に入って、カレーをライスにかけたカレーライスという料理を食べました。以上。

# 二回続けて食べ物屋の悪口エントリですいません。