■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

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■三月大歌舞伎 夜の部 新橋演舞場 3/13


■浮舟

舞台は平安時代だが、描かれている恋愛観と云うか結婚観と云うか、そういうものは昭和28年(※初演当時)の感覚のような気がする。

昭和28年という時代を考えると、薫大将と匂宮の関係は、「日本式 vs アメリカ式」あるいは「戦前風 vs 戦後風」のように、戦後の日本人どうしの間で生じ始めていた、物の考え方のズレを象徴してるのかもしれない(すいません、適当なこと云ってます)。

「結婚するまではニャンニャンしない」という薫の考え方は、平安時代なのにキリスト教っぽい。

匂宮は、浮舟の体を求めていたというのもあるだろうけど、同時に、「薫を出し抜いたという証明」を一刻も早く手に入れたい、みたいな欲求もあったように思う。おれの主観ですけど。

浮舟が、「自分は大君の代わりではないのか」みたいに自我に悩むとこは、なんかありがちだなーと思ったけど、昭和28年には新しかったのかもしれない。

まあ強いてまとめると(まとめなくてもいいんだけど)、薫のようにオクテすぎる、優等生すぎるのもいかん、ということですね。違うか。あるいは、抽象的な観念ばかり追い求めすぎるな、とか。

しかし、いろいろと救われない話ですよね、これ。主要な登場人物が誰も幸せになってない…。

あと、一月浅草、二月銀座に続いて、ここでもドドスコスコスコが。流行ってますね。

それにしても「楽しんご」って、「すぐに消費されて忘れられてしまうピン芸人枠」に自らすすんで飛び込んでいってる感ありますよね。副業をしっかり持ってるがゆえの強みかもしれませんね。話がそれてますね。


■筆屋幸兵衛 (『水天宮利生深川』)

子役二人の演技に全米が泣いた。アラスカもハワイも泣いた。それっくらい全米。

──なんだよ、「それっくらい全米」って…。(゚д゚; ) (゚д゚; ) (゚д゚; )

幸四郎に元・貧乏侍という役どころは、似合ってるような似合ってないような。でもそういうギャップを楽しむのも芝居の楽しみの一つ、なのかもしれない。

途中、辛いシーンもあるけど、ハッピーエンドなので、良い。


■吉原雀

江戸の街を舞台とした舞踊ものは基本的に好き。なので、これも好き。


■この日の食事

演舞場に入る前に、東京駅近くで「インデアンカレー」を初めて食しました。