■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

■gocoupのシングルは2018年に持ち越し。

■こちらもぜひ。
https://soundcloud.com/hanzo_tv/

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■電子音楽のCDのタイトルのつけ方


■きょうの夕飯は、マンゴージュースです(1リットル)。半蔵商店です。


■といった意味も含めまして今回は、なぜgocoupの新作につけられた題名、について書きます。


■この「少年タルホと水銀ウサギ」というCD-Rには4曲入ってまして、それぞれこんなタイトルがついてます。

1. 物質は踊る 〜新月の夜、研究室、火花を撮影せよ

2. タルホとゴクウの天体観測 (シガレットの火花をα、ガス燈をβ、水星をγとして)

3. ゴクウとタルホの夜間飛行 (ステッドラー、ポラロイド、あるいは)

4. 東へ急げ水銀ウサギ

なぜ、こういう長いタイトルをつけたかというと、今回は前々作・前作とはちょっと違った作風なので、タイトルのつけ方もちょっと変えてみた。というわけです。


■そしてもう一点。

近年の電子音楽(および、それに近い音楽)のCDって、曲のタイトルが、抽象的な英単語が一ヶか二ヶだけだったりとか、子音か数字だけとか、下手したら記号だけとか、そういうのが多いじゃないですか。

これは、「曲名をつけることで音楽のイメージを制限したくないn(略)、聴く人みんながそれぞれ自由にイメージを広げt(略)」とかそういう考え方が背景にあるんだと思う。

この考え方は、たしかに分かるります(誤字はわざとです)。


■ですが、アルバム名や曲名から得られるイメージ(それと、ジャケットのイメージ)が、オンガクのイメージをより広げ、より豊かにする──ということも往々にあると思うのですよ。

たとえば、いまふと思いついた例ですが、Mixmaster MorrisとPete Namlookの『Dreamfish』(というアルバムがあるのです)がそうですね。

このアルバムが、もし無題で、さらに無地のジャケットで発表されてても、名盤であることに変わりは無いと思う。

でも、『Dreamfish』というタイトルと、「School of Fish」「Under Water」といった曲名と、変な魚のCGが、このアルバムのイメージをさらに鮮やかに彩り、かつ確かなものにしてる──と思うんですが、どうでしょうか。

もちろん、サンエレクトリックの『30.7.94』とかグローバルコミュニケーション『76 14』とかのように、数字だけのタイトルの名盤もあるのですが、それはまあさておき…( ;'∀`)

ともあれ、オンガクにちょっと具体的なイメージを添えたいな、と思ったので、gocoupは今回はこんなタイトルにしてみました。というわけです。


■さて、gocoupの新作がこんなタイトルなのは、他にも理由がありまして、それは────ちょっとだけ長くなるので、この続きは次回に。


■なお、gocoup「少年タルホと水銀ウサギ」を、昨日中野・タコシェ様に納品しました。

また、本日amazonにも納品しました。もうすぐこの画面に反映されると思います。

試聴はgocoupのサイトでどうぞ。

それではよろしくお願いします。