■2017/12/29〜2018/1/4は冬休みで沖縄。

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■半蔵、康陽ヲ讀ム [ホテルオークラ篇]


以前書いたとおり、この土曜日は小西康陽の『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』を外に出かけて読んできました。土曜の一日で読み終わるかと思ったのですが、なにせ、かなりヴォリュームのある本なので、日曜の朝までかかりました。

では、この本をどこで読んだかを、かんたんにレポートします。


■まず、土曜の朝九時に、港区は虎ノ門のホテルオークラの「オーキッドルーム」というレストランに行き、真顔でフレンチトースト(とコーヒーとオレンジジュース)を発注したあと、カバンから『ぼくは散歩と雑学が』を取り出し、読み始めました。

なぜホテルオークラか、と云いますと。

ピチカートファイブのアルバムに「私は帝国ホテルでファックしました」みたいな歌詞の歌があったので、じゃあ、帝国ホテルの喫茶店に行こう、と当初は考えておりました。

が、ネットで「ホテルオークラのレストランで出すフレンチトーストは美味い」と読んだので、じゃあ、帝国ホテルじゃなくてホテルオークラでいいや、同じ「ホテル御三家」だし、という理由で、ホテルオークラに行ったわけです。


■このレストランで、小西本の最初から50ページまでを読みました。


■フレンチトーストは、高かったですが、美味しかったですが、高かったです。

オレンジジュースは、うちの社員食堂で日替わりランチ+パスタ+カレーライスを食ってもまだお釣りが来るくらいに高かったです。まあ、ちゃんと果実を絞ったやつだから仕方ない。


■で、ここからが本題なんですが。

ホテルオークラの「昭和感」が、もう最高でした。

なんというか、1970年代のアメリカの雑誌(LIFEとか)に載ってるトーキョー、の感じが残ってる──ような気がしました。パンナムのカバンを持った白人がいてもおかしくないというか、いない方がおかしいというか、とにかく、いてほしい。という感じでした。

あと、英字新聞や外人向け日本ガイド、ちょっとしたお菓子を売っているキオスクのようなスペースも、すごく、「古いアメリカの雑誌のトーキョー」だった。ようするに昭和だった。売ってる新聞やお菓子はもちろん最新のものなんですが。当たり前か。

しかし、この案内板、

ホテルオークラ

昭和っすよねー。いい昭和汁出てるっすよねー。壁の木目といい、フォントといい。もっと云うと、この案内板の素材のプラスチック(?)の質感も昭和。

と、まあ、ホテルオークラはこういう昭和球をちょくちょく投げてくるんですわ。こんど機会があったら、もっとじっくり観察したい。なんだったら、泊まってみたい。お金はないけど。


■そういえば、半田健人という若い俳優さんは、趣味が「昭和探し」らしい。いいと思う。

で、いまwikipediaを見てみたところ、

「元々超高層ビル観賞が趣味で、そこからその先駆である京王プラザホテルや霞ヶ関ビルなどが建設された1970年代の文化に興味を持った」

とのこと。なるほど。京王プラザホテルか。行ってみよう。「昭和」はあるうちに楽しんでおかないと。


■話がすごい逸れましたが、小西本の話は次回に続きます。