■土曜の朝、または日曜の朝にミクダーナォもといマクドナルドにたまに行きます。
たいていは、カロリーと糖質を気にしてコーヒーとチキンナゲットで済ませます。たまに、チキンナゲットの代わりにホットケーキやマックグリドルを頼むことはあります。
なので、ビッグブレックファストは二回しか食べたことない。一回は、まだ石神井公園に住んでたころ、練馬高野台までウォーキングして、駅前の建物のマックで食べた記憶があります。もう一回は、先日なくなった晴海トリトンスクエアのマックで食べた記憶があります。細かいことを覚えてるものだ、と我ながらあきれる。もっと他に覚えるべきものあるよな。
■二回しか食べたことないわけですが、そのビッグブレックファストが近日中になくなる、というニュースを聞いて、せっかくだから最後にもう一回食べとこう、と思うのも、まあそれはそれで人情でしょう。
けさ食べてきました。せっかくなので、お高い方のビッグブレックファストデラックス。
これもしかしたら前にも書いたことあるかもしれないけどさ、なんというか、
TVディナー感ある。'60年代のアメリカの週刊誌の広告に出てくるようなTVディナー。この、一つのハコの中に複数の食べ物が入ってる感じがそれっぽい。あと、たぶんだけど、このメニューの中でいちばん原価が高いのは、このハコだと思う(※個人の感想です)。
朝食なのにディナー、ってのは言葉として矛盾してますが、
コンパクトな容器の中で完結している食事、を食べる楽しみがある。機内食にも似ているかもしれません。
■ただ、これで860円はちょっと高いかな、とは思います。個人経営の喫茶店だったら、しっかりしたいわゆるモーニングが食べられる値段だし、牛丼とか立ち食いそばとかコンビニとかの選択肢も浮上してくる価格帯です。TVディナー好き、あるいは機内食マニアといった人々にはうってつけの商品であることには間違いないのですが、そういった人々が日本の人口の何パーセントを占めてるのかと考えると、商売としてはちょっと厳しかったのかもしれません。
■来る冬に備えてカロリーを蓄えよう、という本能的な欲求なのでしょう。このところ食欲がありまして、微妙に体重が増えております。
ド平日(って何曜日なんだ)の朝、会社に行く前にペヤングとUFOを食べたりしてますからね。食べるにしても、もうちょっとちゃんとしたもの食べた方がいいような気はしますけど。
■先日、歯医者の定期検診に行きました。虫歯ゼロでした。
おれはここ数年は、二ヶ月に一度のペースで検診に行ってるのですが、「三ヶ月に一度でもいいですよ」と云われました。それだけ、おれのふだんの歯みがきがちゃんとしてる証拠……なのだと思う、たぶん。
でも、そこは油断せずに、「いえ、これからも二ヶ月に一度で通いたいです」と宣言しました。人間、油断するとだいたい良いことないですから。
■
Wikipediaでワカメのページを見ていたら(なんで見てたんだろう)、ワカメが
「世界の侵略的外来種ワースト100」なるものに指定されていることを知りました。ふむ。
■しかしもう十一月って…。おれはなにも悪くない。暦のやつが悪い。暦の野郎のスピードが速すぎる。速度超過違反だと思う。違反点数12点ぐらいだと思う。免停でいいと思う。
■電気代が高騰してるからか、今年はどこもかしこも冷房が弱いように思う。街で「クーラーが効いてない!」と感じる瞬間が、去年より格段に多い。
どの店も暑かったなあ。そう感じるのはおれだけでしょうか。
■拙僧の行動範囲においては唯一、音羽にある某終夜営業スーパー(コンヴィニエンスなストアーとは異なる)だけが、昔(去年)のように景気よくクーラーを作動させてました。あの、店内に一歩足を踏み入れてとたんに、ズン、と全身に感じる冷気。昔(去年)のクーラーってこんな感じだったと思う。あの冷気が、令和5年の東京では、もう貴重で懐かしい物になってしまいました。
クーラーは体に悪い、と思わなくもないですが、熱中症の方が256倍くらい体に悪いよね。
■──などと書いてますが明日は秋分。さすがに暑さも落ち着きはじめました。
∴
■
前回のエントリに少々補足。
脇腹に謎の腹痛が起きた→消化器の不調ではなくインナーマッスルの筋肉痛だった、という話ですが、このインナーマッスルは正確には「腸腰筋」という筋肉だそうです。おれの体にあるから、たぶんあなたの体にもあると思います。よろしくない姿勢で17000歩もウォーキングしたもんだから、この腸腰筋が傷んじゃったんですね。
お医者さんに出してもらった湿布は、脇腹ではなく腰に貼るように云われました。痛いのは脇腹であって腰ではないのですが、現に腰に湿布を貼ったら脇腹の腹痛もあっさり治りました。人体ってよく分からん。
そう、お医者さんに「インナーマッスルの筋肉痛です」と云われたとき、もちろん疑ったわけではないのですが、にわかには信じられなくて、「いやいやいや、食あたりとかストレスとかで胃腸が痛んでる可能性もあるわけじゃん?」なんて思って、調剤薬局で湿布をもらった帰りに、"おさえ"として別の薬局でなんとなく
太田胃散を買ったんですよね。生まれて初めて買ったなー、太田胃散。
まあ、前述のとおり湿布だけで腹痛が治っちゃったので、太田胃散は未開封のままです。中古レコード店の盤質表記だと「S」です。シールドって意味です。
■残暑お見舞い申し上げます。まだまだ「リハです」「ゲネプロです」「サウンドチェックです」と云った風情の鳴き声とは云え、うちの近所では、先週末あたりから秋の虫の音を耳にするようになりました。
コットン・西村って変なタイミングで事務所を辞めそうな表情筋してるよなあ、などと考えてる間にも、季節は移り変わりつつあります。
■そう、この七月は、二回も熱中症のような症状を体験しました。「のような」と付けたのは、医者に診てもらったりしたわけではないので、正確な病名ではないからです。でもまあ、ほとんど熱中症のようなもんだとは思う。
■一度目は、七月半ばの三連休のこと。まあ30度は楽勝で超える暑さのなか、うかつにもウォーキングなんぞしとったわけです。ウォーキングと云ってもあれだぜ、一万三千歩くらいだぜ。←もうこの感覚が間違ってるんだよな。ふだんはよく歩くから、有吉ぐらい歩くから、せいぜい一万三千歩なんてたいしたことないように感じるけど、世間一般ではまあまあの歩数だよな。そもそも七月なかばのあの気温のなか外に出るなよって話だよな。
家に帰ると、けっこうな倦怠感に襲われ、頭がじんじんと痛く、目が痛がゆかったです。これは、目ん玉が日焼けしてるんだってね。たしかに、目に日焼け止めを塗るわけにはいかない…。
夕方から夜にかけて、ずっと横になってました。次の日も半日ほど倦怠感が続いたように思う。
■二度目は、七月最後の週末。家で仕事の宿題をしてたのですね。二時間くらいかなあ。
もちろんクーラーは点けてました。サーキュレーターも回してました。でも、冷し方が足りなかったんでしょうね。部屋に居ながらにして熱中症っぽくなりました。なまじクーラーもサーキュレーターも利用してたぶん、どこか油断してたのかもしれない。
一度目よりも倦怠感と頭痛がひどかったです。その後は夜まで、ただただぐったり寝込んでおりました。
不思議なもので、そういう状態なのに(いや、むしろそういう状態だからこそ?)性欲はあって。でも、ちんちんいじってたら頭がめちゃくちゃズキズキすんのな。孫悟空の頭の輪っかってあんな感じだと思う。本能レベルで危険を感じるくらいの頭痛。
なので、おちんちんいじりはやめておいた。あの状態で射精したら、たぶん頭痛のあまり気絶してたと思う。
あまりにも頭が痛いので、ロキソニンなりジキニンなりを飲もうとしたけど、ざっと検索した限り、熱中症の頭痛には薬はよくないらしいので、薬を飲むのもやめておきました。
■ということで、みなさん引き続き熱中症には気をつけましょう……なんて他人様に偉そうに云えないですね。おれが気をつけないと。
https://www.youtube.com/watch?v=uBww6bx1qq0
■スチャダラパーとリップスライムのマッシュアップですよ。拙僧は明日から夏休みなのですが、令和5年の夏が、もう懐かしくなりはじめております。
■この三月は事務作業がやたらとありまして。それもこれも、作らないといけない書類(仮にAと呼ぶ)があるからなんですね。
二月の終わりごろからこつこつと書類Aを作り始めており、たとえば先週の土曜なんかも4時間くらい宿題に費やしたりして、なかなかに時間を食っております。
Aの進捗度合いは、まあ、破滅的に間に合わないってことはなさそうだな、といったレベルまではなんとかたどり着きました。とはいえぜんぜん油断ならない。提出日が来週金曜日なので、来週が忙しさのピークだな。たぶん、この土日もけっこうな時間をつかって書類作ってると思う。
いや、書類を作ると云っても、エクセルを埋めるだけなんだけどさ、それに至るまでの資料集めとか、その資料と照らし合わせての各種のチェックとか、各位にいろいろ説明しなきゃいけないとか、その説明のためのスライドも作らないといけないとか、そういうあれが多々あってさ。いろいろと神経を使うわけです。
■3/17の金曜日にAを提出したら、とりあえず四連休です。3/20を有休にするのですね。四連休くらいとらせてくれ。ほんとは十二連休くらいしたい。
で、四連休が明けたら書類Bの作成、とまたまた事務作業です。ま、Aに比べたら、Bはまだマシというか、そこまでしんどくはない。とはいえ、こちらも油断ならない。こちらは三月の下旬に作って、三月末に提出、というスケジュールです。
■で、書類Aと書類Bの間に、雑用がC、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、Pくらいあります。アルファベット・マカロニくらいあります。ミネストローネに浮かべてやりたいくらいあります。
■
スタバでラザニアが食べ(ら)れるとは知りませんでした(店舗限定ですが)。いまのところ、三月いちばんの驚きです。
ちなみに二月でいちばん驚いたのは、
ラッキィ池田は浅井企画に所属していたことはない、という豆知識です。こういう大事なことを、なぜちゃんと義務教育で教えないのでしょうか。国力が弱まると教育の質にも響いてきますね。
■おれは、例によって「録画はしたけどまだ見てない」のパターンなのですが
昨日のR-1でなんかあったみたいですね。
ヤラセじゃない単なる技術的ミスだとしたら、得点発表の瞬間の興をそぐものだし、もし仮にヤラセだとしたら「ヤラセすらちゃんとできないのか関テレは」ってことにならんか? これ。R-1って、開催年数"だけ"はM-1より長いのになにやってんだか。
そもそも20年以上もやってるのに、番組としていまだに試行錯誤を繰り返してるフェーズから抜け出てないのは不思議だ。おそらく、関テレ内部にノウハウの蓄積がうまくできてない感じがする。
──といったようなことを思わないこともないものの、おそらくR-1は、M-1よりもだいぶ予算も人手も少ないのでしょう。おれも年をとって、現場の苦労ってものが分かるようになった。どんなものも、生身の人間が集まって作ってるわけです。たぶんスタッフ各位はぎりぎりのところでがんばっていると思う。あんまり安易に責めちゃいかん。
とはいえ、もうR-1に関しては素直に朝日放送に引き渡したほうが、いろいろうまくいくようにも思う…。
■この水曜の『シン・ラジオ』で紹介されてた、雪印北海道バタープリンを食べました。商品名そのままの味がしました。
■もうちょっとオールナイトニッポン555周年特番について。
二月十九日は電気グループ(若王子耳夫らが結成したポピュラー・ミュージック・グループ)、伊集院、海砂利、杉本高文のオールナイトニッポンをオンタイムで聴きました。
で、後日、タイムフリーで、タモリ、秋元×佐久間、カメ&アンコー、小林克也、ウンナン、ネプ×土田を聴きました。正直に書くと、鶴光も半分くらい聴きました。
何歳なんだ、おれは。
■カメ&アンコー、ってさらっと書いてますけどもちろんよく分かってなくて、でも分かってないまま聴いたんですね。まあ、たまには分からないのも聴かないとね。分かるもんばっか聴いてどうする。
公式サイトによると、"オールナイトニッポン初代パーソナリティの1人「アンコーさん」こと斎藤安弘、ディレクターでありながらDJとして絶大な人気を誇った「カメちゃん」こと亀渕昭信"とのこと。ふむ。
■で、そのカメ&アンコーのオールナイトニッポンのなかで、「ココロのシャンソン」という曲がかかって。それがすごく印象に残ったわけです。
作曲が加藤和彦で、云われてみるとまあそんな感じの雰囲気なんですが、作詞がまさかの赤塚不二夫なんですね。
Wikipediaで調べると、赤塚不二夫の『もーれつア太郎』の登場キャラクター「ココロのボス」のイメージソング、ということが分かりました。
'98年に出た赤塚不二夫ゆかりの曲を集めたコンピ『赤塚不二夫ソングブック』(伊集院が発売当時ラジオで紹介してたような記憶がある)にも入っているようです。
──と、ある世代のある種の人々にとっては当たり前であろうことを、この令和五年に新鮮な感じでつらつらと書いております。まあ、だって、最近初めて聴いた曲だからさ、おれにとっては新譜。そこは許してほしい。
■うん、そう、だから、カメ&アンコーのオールナイトニッポンを聴かなければこの曲に出会えなかったわけですよ。
おそらくYouTubeやらSpotifyやらのリコメンド・エンジン(っていうのかな)ではまず出会えなかったと思う。ほら、ああいうのって、AIがおれの好みに寄せていろいろおすすめ曲を提案してくるわけじゃないですか。でもそこが
AIの浅知恵でさ。AIは、おれの好みの流れの外にあるものまでは提案できないわけでしょ(たぶん)。だから、ラジオってのはとりあえず聴いてみるものですね。
しかし、良い曲だなあ、ココロのシャンソン。
■先日のこと。ふと、とあるバンド名を思い出そうとして、思い出せなかった。あるよね、そういうこと。うーん、なんだっけ……。
こういう云い方をするとなんだが、べつに好きなバンドではない(嫌いなバンドでもない)。そもそも作品を聴いたことがない。
記憶に残っている曲があって、それを歌ってるのはどのバンドだったっけ、とか、そういう話ではない。単に、おれの脳を文字情報としてのみ通過していったバンド名。それを思い出したいんである。
どこかで最低一度は見聞きした覚えのあるそのバンド名を思い出そうして、思い出せないでいる。思い出したい。でも思い出せない。うーむ。
■なんとか思い出そうとして、手がかりらしき物をさぐる。
「なんちゃら、かんちゃら、なんちゃら」という英単語三つでバンド名が構成されている、というとこまでは思い出せる。
たとえば、ミッシェル・ガン・エレファントみたいな。でも、ミッシェル・ガン・エレファントではない。
たとえば、マッド・カプセル・マーケッツ、みたいな。でも、マッド・カプセル・マーケッツではない。
たとえば、ポイズン・ガール・フレンド、みたいな。でも、ポイズン・ガール・フレンドではない。
なんだっけ…。
「英単語三つ」というところまで思い出せるのに、その英単語三つが織りなす「語呂」というか発音のリズム感のようなものが思い出せない。舌が覚えてないとでもいうのか、バンド名の語感が身体的に身についてない。
上述のとおり、視覚的な文字情報としてしかそのバンド名に接してないので、そのバンド名の発音になじみがない。「そのバンドのCDを学生時代愛聴していた」「友人とそのバンドについて語り合った」「そのバンドのライブに行った」とか、そういうあれではない。そもそも、おれは、そのバンドが何人組かすら知らないんである。
ゆえに、思い出せない。
■そのバンドはジャンルで云うと、渋谷系ではない、テクノ系でもない。じゃあ何系だろう。そこがよく分からないけど、たぶん比較的一般的なロックなように思う。
■あ、念のため書いとくと、地元で同級生がやってたバンド名とか、そういうスケールの話ではない。
おれが名前を思い出せないでいるそのバンドは、少なくともメジャーデビューはしているはず。仮にインディーズだったとしても、まあまあ売れてるバンドだったと思う。雑誌で名前を見た覚えはあるからだ。
世に出た時代で云うと、'90年代中盤から後半にかけてだろうか。
音楽雑誌で云うと、『remix』や『GROOVE』ではない。『パチパチ』でもないように思う。『ロッキンオンJAPAN』とか『音楽と人』とか、そのあたりはどうだろう。載っていただろうか。よくわからない。
ただ、そのバンド名は、タワレコで配ってたフリーペーパー『bounce』の後半の新譜寸評ページで見かけたことがあるように思う。ま、あのページはたいがいのジャンルのCDは網羅してるから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
でも、少なくとも音楽雑誌の表紙をドドンと飾るようなバンドではなかった。
■テレビはどうだろう。その当時(=『HEY! HEY! HEY!』全盛でした)、そのバンドがテレビの音楽番組に出演したところは、見たことない。出てたかもしれないけど、少なくともおれは見てない。
■と、ここまで書くのに1300文字ほど費やしている。なのに、これくらいのことしか思い出せない。
そう、なんというか、そのー、こういう云い方を許していただければ、「中くらいに有名なバンド」なんである。あるていど音楽好きな人なら「あーなんか名前は聞いたことある」って答えてくれそうなバンドではあるんである。それくらいの、中くらいの売れ方。
なんというか、タイムスリップ・ランデヴーぐらい? マーガリンズぐらい? ロッキーチャックくらい? センチメンタル・バスくらい? いや、センチメンタル・バスはかなり売れたか。
まあ「中くらいに有名」なんて云われても、ぜんぜん定量的な表現じゃないよな。すいません。
■「名前は英単語三つで」「'90年代中盤〜後半ごろぐらいに」「中くらいに有名なバンド(※当社比)」の名前。うーん、わからん…。
何をどうやって検索すればいいんだこれ。一時間ほど、検索ワードをいろいろ変えて検索してみたが、出てこない。徒労に終わった。まあ、そうだよな。Googleごときじゃ分からないことは、世の中いろいろある。いま話題のChatGPTを使えばいい? なんすかChatGPTって。よくわからん。
■ひとつ確実な方法は、'90年代後半の『bounce』のバックナンバーをひとそろい取り寄せてぺらぺらとめくっていくことだが、どこにまとまった量のbounceがあるね。図書館? そういえば図書館って、フリーペーパーも蔵書してるの? どうなんだろう。
■しかし後日。あっさりとこのバンド名が判明してしまう。
というのも、ヤフオク(のロゴのセンスって'00年代前半で止まってるよな)で、何気なくいろんな物件をあれこれ検索してたら、「お探しの商品からのおすすめ」みたいな欄に、偶然そのバンドの白カセ(レコード会社が各メディアに配布するプロモ用カセットの意)が表示されたんである。
Googleで解決できない難問がヤフオクで解決できた、さすがヤフオク、という褒め方があってるのかどうかはよくわからんけど、まあ、思い出したかったバンド名が思い出せたのでよかった。
■さて。肝心カナメのそのバンド名はなにかと申しますと、
…
…
…
…
…
…
…
…
…………まあ、それについては次回のエントリで書きます!笑
次回のエントリまでに、これを読んだ人は各自、「名前は英単語三つで」「'90年代中盤〜後半ごろぐらいに」「中くらいに有名なバンド(※当社比)」を想像しておいてくださいね。
■ま、こうやってわざわざ次回に引っぱって、正解のバンド名を書いたところで、読んでくれた人が「あ〜〜、あのバンドか〜〜〜、なるほどね〜〜〜」って気分になってくれるとは限らないんだけどさ。笑
■松竹から送られてくる『ほうおう』の10月号巻頭に松本白鸚インタビューが載っている。
で、その最後のほうにさらっとこんなことが書いてある。
高校時代は兄弟でバンド演奏も楽しんだ。
「弟(※吉右衛門)がベース、僕がドラム、弟の学校の友人で作曲家になった村井邦彦君がピアノのトリオでした。僕は鼓が大好きだったので、ドラムもその延長線上にありました」と懐かしむ。
村井邦彦て。アルファレコードの? YMOを売り出した? すげえ。
──と、びっくりしたんだけど、これはまったくの初耳でなく、以前もどこかで小耳に挟んでたような気もする。初耳なのかそうでないのか、自分でも分からなくなる時がある。「前から知ってたような、そうでないような…」みたいな感じで。しかし、初耳であろうとなかろうと、高麗屋と播磨屋とアルファレコードがバンドをやっていたという事実には驚く。たぶん、3年後くらいにも新鮮な気持ちで驚ける。世の中、そういう種類の豆知識がけっこうある。
──という話を、このブログに書こうと思ってたのですが、だいぶ長いこと忘れてました。今日、ようやく書きました。
■さてYMOと云えば、アメリカでサンプル盤として配られた小さな黄色いレコード(ポスター付き)、ってのがありまして。
これのデッドストックが、
どういうわけか少なからぬ数が最近ディスクユニオンに入荷してるんですね。笑
各種YMO本に載ってる図版で眺めるしかなかったお宝を実際に買えるチャンスです! が、そんなお安い値段でもないので、おれは買うのは保留中です。笑
ちなみに中身は『×∞マルティプライズ(増殖じゃない方)』のダイジェストのようです。しかし40年前のレコードがぞろぞろ出てくるってすげーな。こんなこともあるんですね…。
■で、YMOでもうひとつ。これも最近存在を知ったカセットなのですが、
なんだこれ。
見てのとおり『テクノデリック』の写真を切り貼りしてるんですが、それにしても雑…。
■コンヴィニエンスなストアーで売られている食べ物にわざわざケチをつけるというのもあれですが、しかし、某コンビニで売られてるトルティーヤはちょっとよろしくなかった。
トルティーヤに巻かれた具材がパッサパサで、そうだなあ、身近なもので例えると、
シュレッダーで細かく裁断された紙くず、がいちばん近い。シュレッダーの紙くずを食べたことはないんだけどさ。
ファミリーマートの名誉のためにも、ファミリーマートという名前は伏せて某コンビニとだけ記すにとどめておきますが、しかしこれは参りました。
■
『マツコ会議』のつぶやきシロー回が面白かった。TVerで4/9(土)の夜まで。つぶやきがもう中みたいに再ブレイクするといいな、と思うけど、本人が売れたがってなさそう。笑
■
『ボクらの時代』のシティボーイズ回が面白そうだけどまだ見てない。TVerで4/10(日)の朝まで。でも、おれのことだからたぶん見逃すと思う。しかしTVerって画面のデザインいつの間にか変わりましたね。
∴
Beatportで売られてる「Sakura」という題名の曲だけをミックスしました。
■三月の、卒業式、修了式、離任式、といった感じの雰囲気が好きですね、ええ。対して、四月のわざとらしい陽光やわざとらしい暖かさ、はあんまり好きじゃないです。「冬から春に移り変わる」のが好きなだけで、春そのものはそこまで好きじゃないのかもしれない。
以上、毎年思うことを、今年も思いました。来年も思う。
■先日、ものすごく久しぶりにケンタッキーフライドチキンに行ってきました。
ケンタッキー最大の弱点は、ケンタッキーに行かないと食べられない、というとこで。ケンタッキーって、意外とあちらこちらにあるものでもないんですね。
対して、ファミチキはファミリーマートに行けば楽勝で買える。この差はでかい。おれは年間百個はファミチキを食べてる。
さて、久しぶりのケンタッキーのチキンの味はというと──おれの舌はもうファミチキ用の舌になっちゃってるようで、カーネル・サンダースが考案した11種類のハーブ&スパイスによるレシピ、とやらの味が物足りなく思えてしまいました。これはもう、単に慣れの話ですので、ケンタッキー派の人は怒らないでください。肉の質はケンタッキーのほうが高いと思いました。
ただ、ケンタッキーにあってファミチキにないのは、あれだ、ケンタッキーのチキンを食べたあとは、いろんな形の骨のカケラが残るじゃないですか。その骨を見ると、ああ、生き物の命を食べたんだな、という気持ちになる。食育にいいと思います。ちなみに「カーネルおじさん」という呼び方をする人がたまにいますが、あのカーネルは名前じゃなくて称号だそうです。
■土曜の歯医者、というのは個人的に好きな場所の一つです。おとといの土曜、歯医者の定期検診に行ってきました。例によって虫歯は見つかりませんでした。よかったよかった。
そういえば、数ヶ月前『マイメロセラピー』を聞いてたら、「歯みがきを一所懸命やってるのに、虫歯になってしまいます」という投稿が紹介されてたのを急に思い出した。たぶんこの投稿者は、デンタルリンスと、あととくにデンタルフロス(糸ようじね)をやってない気がする。おれの勘だけど。
フロスって大事らしいよね。普通の歯ブラシによる歯みがきなんて、あれは前座であって、あくまでフロントアクトであって、フロスが本篇らしいよね。
ただ、虫歯に関することは、マイメロちゃんよりも歯医者に相談したほうがいいような気がする。それ以前に、マイメロセラピーはおっさんが聞くラジオじゃないような気がする。
■明日は有休とりました。つまり、三連休です。二月は腹立つくらい忙しかったからこれくらい許してほしい。笑
■ただ、いつも思うけど、こういう休み方って「三連休の前の晩」がいろいろピークなんだよな。そんで、例によって「なにしよう」なんて云ってるうちに三連休が終わる。たぶん、セロリUFO(前回エントリ参照)作って、TVerで『あちこちオードリー』見ながら食べて、「あー、この三連休は部屋を片付けたかったのに片付かなかったなー」って、思いながら終わる。まあ、それが正しい三連休なのかもしれない。
休みは有意義に過ごさなければならない、という強迫観念から自由になりたいものです。いや、有意義に過ごしたっていいと思うけど。
■アンガールズの巨根のほうがやってるトークライブ『文責 田中卓志』第一回の配信を見ました。あらかじめ巨根が人にインタビューして、そのインタビューを元にトークする、というライブです。
第一回のインタビュー相手は、つぶやきシロー、なんですね。渋い。そう、つぶやきシローだから見た。
有料のライブのことなので詳細は割愛しますが、えー、面白かったです。
ちなみに出囃子の音楽は電気グループでした。あと、巨根はずっとシャツの第二ボタンが外れてました。2/16いっぱいまで配信してるようです。
■ちょっと前になるけど、1/27に常滑川まことのラジオに
モグライダーがゲストで出てた回が面白かった。
モグライダーは
このインタビューもよかった。あわせて読むといいかもしれません。
■ハリハリ鍋、を初めて作りました。豚肉と水菜を白出汁で煮て、なんとなく、すき焼きっぽく生卵につけて食べました。たぶん邪道な食べ方だと思うけど、うまかったのでよしとする。しかし水菜って、生まれて初めて買ったかもしれない。
∴
■えー、そして相変わらず小忙しいです…。
■本日の晩酌は、アサヒのノンアル(コールビール)です。つまみは、イカとあん肝でした。
さて今回のエントリでは、最近テレヴィジョンやラジオで摂取したコンテンツを、TVerおよびradikoのリンクを張りつつ紹介します。書くまでもないことですが、TVerおよびradikoのリンクには賞味期限がありますので、リンクが切れてたらすいません。
■1/7(金)
かりそめ天国 2022年初2時間SP
番組前半の、もう中学生のパン粉工場見学が面白かった。TVerで1/21(金)の18:00まで。
いまさらの話ですが、もう中学生がこうやってゴールデンの番組に出てるとこを見ると、再ブレイクしてるなーと改めて思う。再ブレイク以前に彼をテレビで見たのは、数年前の『水曜日のダウンタウン』の、ドッキリ用架空番組ロケのVTRだった(しかもオンエア数秒)。
■1/9(日)
ボクらの時代 もぐら×嶋佐×坂井
『ボクらの時代』のお笑い回は見ます。藝人の素の部分が見えていいですよね。しかし、もぐらは、カネ無くて家賃を滞納して電気も止められてる時に
ジョニ黒飲んでたんだな。ジョニ赤じゃなくて。やはり、キングオブコントで優勝する人はそういうとこが違う。どーんと構えてる。
どれだけ貧乏になっても毎日飲むコーヒー豆だけは高い豆を買おう、と心に決めた若き頃の小西康陽のエピソードを思い出しました。あんまり関係ないか。
明日1/16(日)の朝まではTVerで見(ら)れます。
■1/9(日)
情熱大陸 #1185 漫才師・錦鯉
『情熱大陸』の錦鯉回。いちおう書いとくとTVerでは1月16日(日) 23:24 終了予定、とのことです。
もうTVerでの配信は終わりましたが、テレ朝の『M-1グランプリ2021 アナザーストーリー』も面白かったですね。TVerじゃなくてテレビでリアルタイムで見た。最終決戦、ネタ中の錦鯉の舞台裏で、観客の笑い声に耳をふさぐオズワルド、が印象に残ってます。
■1/10(月)
村上RADIO〜素敵なエレベーター・ミュージック〜
エレベーター・ミュージックという単語を冠した放送というのも、なかなか珍しい気がします。タイトルの通り、エレベーター・ミュージックというか、イージー・リスニングというか、ムード音楽というか、まあそういった音楽がたくさん流れます。曲目は
公式サイトでどうぞ。
「もし僕が7階建てのビルを一棟持っていたら、そのエレベーターの中でどんな素敵な音楽を流そうか」、というのがコンセプトの回だそうです。いいと思う。おれも、空港のラウンジの選曲を担当したいんだよね。テイ・トウワがレクサスのショールーム(?)のBGM選曲してるじゃん? あんな感じで。あるいは、機内放送の音楽チャンネルの選曲やりたい。
村上氏の言「この手の曲って、何かしながら聴くことは多いけど、ちゃんと真面目に聴くことってまずないですよね」は、たしかにそうだなあ。
本放送は年末だったんですが、ばっちり聞き逃しておりました。再放送があって良かった。ラジコなので1/17(月)いっぱいまで聞けると思う。たぶん。
ところで、オーディオ・チェック・レコードとエレベーター・ミュージックのLPの専門店を銀座に開きたいと前々から思ってるんですが、誰か1億円くらい貸してくれませんかね?
──まあ貸してもいいけど…ちゃんと返せよ [一億]⊂(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ ) ホレ
いや、いざ1億となると、やっぱ怖いわ…。
■以下は、まだ見てない/聞いてないけど、これから摂取する予定の物件です(間に合えば)。
・1/9(日)
日曜天国←ハコちゃんことハコちゃんがゲスト
・1/10(月・祝)
徹子の部屋 勘太郎 長三郎
・1/13(木)
TOKYO SPEAKEASY 松本幸四郎 紅ゆずる
あと、
『まったり!赤胴鈴之助』ね。まだ見てないけど気になる。最近、松也はいろんなバイトしてるな。そういえば電車の中の画面で、肉まんあんまんの宣伝にも出てたような。
■ウォーキング、でもなく、散歩、でもなく、「ただ歩く」と表現するのが適切なような。
最近、有吉がラジオでこの「ただ歩く」の話をしてます。それに感化されたわけではないのですが、まあ、ただ歩くのは好きです。有吉が歩く話をウォークマンで聴きながら歩くこともあります。
でも、いろいろ小忙しくて最近歩いてないなー、と思ったので、今日は時間を作って、ただただ歩いてました。六万歩。
■さすがに、一日で六万歩は初めてかも。距離にすると35kmですか。昨秋十一月に五万七千歩という日があったのですが、それを上回りました。上回ってどうする。でも上回っちゃったんだからしょうがない。
■でね、有吉が云ってたんですよ。「おじさんになると、ウォーキングくらいしか始めるもんがない」。分かる。
あと、あれだ、歩くと、歩いたぶんだけ歩数や距離がスマホに数字として表示される。それがうれしい。
うれしいというか、やったらやっただけ、そのぶんきちんと数字に反映されて、努力が報われて何かを達成したという
錯覚を得ることができる。そんな錯覚を与えてくれるものなんて、せいぜいウォーキングかダイエットくらいのもんなんですよ。いや、ダイエットですら、数字が下げ止まったりリバウンドしたりする。
世の中のあれもこれもそれも、ひいては自分の体重すらも、自分の思い通りにならない。だとしたら、自分の力でなんとかできる数字なんて、せいぜい歩数ぐらいのもんなんですよね…。
■まあ、それはおいといて、歩くのは楽しいです。ただ、以前も書いたのですが、このところ散歩コースがマンネリ化してましてね。
かといって、ヘタに新しい散歩コースを開拓しようとすると、失敗して、つまんないルートを延々歩くハメになったりして。難しいもんです。
十月八日(金)
■きょうは二十四節気で云うところの「寒露」。寒露だけあって、だいぶ暑い。日中は30℃まで上がった。季節が秋から夏へと徐々に移り変わっていくのを感じる。
■夜、紀尾井町家話を見る。MC松緑に、歌六、米吉、猿弥(54)。猿弥(54)が出ると見ちゃうんだよなあ。
松緑が、思わず「松緑 火事」と検索したくなるような前衛的な髪型をしていた。
猿弥(54)は、翌週の『部屋子の部屋』にも出るらしい。たぶんこれも見る。ちょろいな、おれって…。
■月曜日を有休にしたので、明日から三連休だ。三連休の前夜の開放感。それこそが三連休のピークだったりもする。むしろ、「前夜の開放感」を味わうための三連休かもしれない。
十月九日(土)
■今日から三連休。なのに、早朝からちょっと仕事。夜もちょっと仕事。トータルで4時間くらい、自宅にて働いた。やれやれ。
■深夜、というかほぼ日曜の早朝、目が覚めてしまい、ニッポン放送の『お笑い有楽城』を聴く。若手藝人が、ネタではなくラジオのトークで競う番組。
にもかかわらず、ふつうのネタ番組と勘違いしてるのか?ってくらい、ほぼネタ見せのようなトークをする藝人などがいる。うん…。
肩に力が入ってるやつのトークなんて、いちいち聴いてらんない。めんどくさい。面白い面白くないなんて、実は二の次で、聴いてて疲れないトーンかどうか、というのが深夜ラジオでは大事なのかもしれない。
十月十日(日)
■有楽城を四時半で切り上げて、テレ朝で福助のドキュメンタリー見る。そうか、倒れたのって、歌右衛門襲名の二ヶ月前だったんだな。そして、もう八年前のことなんだな。
■さて、土曜日は仕事しちゃったから、今日明日はちゃんと休むぞ、と心に決める。休日にちゃんと休まないと、平日にちゃんと働けない。
ミクダーナル、あ、マクドナルドで食べ物を調達。ホットケーキ、ハッシュブラウン、チキンナゲット、ホットコーヒー。それらを摂取しながら、『ボクらの時代』見る。くっきー、斉藤和義、小峠。
■休日の開放感から、ビールなんぞ飲んだりする。しかも「WEEKEND VIBES」っていう名前のアメリカのIPA。
■その後、阿川佐和子とふかわりょうのやってるラジオ聴く。大竹まことのラジオ番組を一瞬(三ヶ月)でクビになったふかわを起用するなんて、文化放送もなかなか懐が深い。
■──と、細かく書いてくとキリがないんだけど、なんだかんだで一日中ゴロゴロできた。
夜、某フルーツサンド店のシャインマスカットサンドを食べる。うーん…………シャインマスカットは、フルーツサンドにせずシャインマスカットのまま食べた方がいいな。シャインマスカットサンドは「シャインマスカットサンドを食べました」って人に云うために食べる、メタ的(?)な食べ物だな。
しかし、シャインマスカットって、ここ2年くらいで急に耳にするようになった食材、という印象がある。数年前の「のどぐろ」がそうだったな。20年前は「豚トロ」がそうだった。
十月十一日(月)
■今日は有休。昨日に引き続きゴロゴロゴロ。朝メシ前に、ジントニックで晩酌。
朝食はミートソースのスパゲティー。スパゲティーすすりつつ赤ワイン飲む。
赤ワインをドクターペッパーチェリーで割ったりする。また、ドクターペッパーチェリーにウンターベルクを垂らしたりする。
午前中から飲み過ぎる…。
■飲み過ぎたので昼寝。起きるとアタマが痛い。二日酔い。
そこまでひどいわけじゃないけど、この日は夜中までアタマが重かったです。やれやれ。
■あと、この日はおやつにハリボーを一袋まるまる食べてしまった。一人で一袋食べるお菓子でもないような気がする…。
■夏至です。夏至なんだけど、ゆず湯につかってやったぜ〜? ワイルドだろ〜?
要するに、まあ、冬至の時に買って半分だけ使ってたゆず湯のパックが出てきたんですね。香りはだいぶ飛んでました…。
例によって夏至になると、今年ももう終わりだなという気になる。明日からはもう年末です。今年の『検索ちゃん』の年末特番にオードリーは出るのでしょうか? 気になるところです。ミキは苦手なので出なくていいです。
しかし、明日から冬至までの半年間、毎日毎日、日が短くなっていく一方なのが寂しい。南半球に引っ越したくなるくらい寂しい。
──と、毎年毎年、夏至の日はこんなことを思ってます。たぶん去年も思ったし、来年も思う。
■ノエビア、ソングオブライフ。半蔵商店でございます。
カフェロップ、という商品があります。カフェインのドロップです。お菓子ではなく第一三共の薬です。まあ眠気止めですね。仕事中に飲むことが多いですが、歌舞伎見物のときにも飲むことがあります。ゴリゴリにお堅い時代物とかね。笑
渡氷(アイスランド旅行の意)の際にも重宝しましたねー。緯度と経度、両方からくる時差ボケで大変だったんですよ。
■このカフェロップ、近所のよく行く
ダァッグ・ストォァで買っていたんですね。
──ドラッグストアをネイティブっぽく発音しなくてよろしい。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
でも最近、この店がカフェロップを置くのをやめちゃったんですね。カフェロップはなくなるし、クラフトボスレモンティーもなくなるし、もうヒイキにするのやめようかな、この店…。
それはさておき、手持ちのカフェロップがなくなりそうだったので、先日、仕事帰りに渋谷駅近辺の薬局でカフェロップを探しました。
■一軒目では「エスエス製薬のエスタロンモカしかないっすね〜」って云われて、で、二軒目でも、「エスエス製薬のエスタロンモカしかないっすね〜」って云われた。世間はエスタロンモカ派が多数なのか…。
素直にエスタロンモカを買う、っていう選択肢もあるのかもしれないけど、おそらく効き方が変わってくるじゃないですか。だから他の製品に乗り換えたくないんですね。
で、三軒目で、「第一三共のカフェロップってあります?」って店の人に訊いて、店の人が「はい!」と云って持ってきてくれたのは
第一三共胃腸薬でした。なあ、薬局で働いてる人にも知られてないのかよ、カフェロップって…。
で、結局、三軒目のこの店には第一三共胃腸薬だけでなくカフェロップが置いてあったので、無事購入することができたのですが、しかし、世の中にはあまりカフェロップ派は多くないんだな。
あー、上の写真には4箱写ってますが、これは買いに行く手間を考えてのことで、べつに毎日毎日パカパカ食うわけではないです。頻繁に食べると、たぶん効かなくなる。
■ちなみに、カフェロップの小袋の背中のヒレ(?)に、ハサミであらかじめ切れ込みを入れておくと、封が開けやすくなって便利です。会議中とかさ、そういうときにあの小袋がなかなか開かないとイライラしちゃいますから。笑
■五連休も今日でもう四日目だという都市伝説を耳にしました。ほんとだとしたら、時間の進み方が早すぎると思う。怖いですね。半蔵商店でございます。まあ、たぶんデマだと思う。
■それで、まあ、連休中は、とくに予定もないので歩いてます。ひたすら歩いてます。iPhoneの歩数計を見たところ、五月の一日・二日・三日で、一日平均43002歩歩いてることになってます。なんすか43002歩って。われながら謎だ。まあ、さすがにいちどに四万歩歩くのではなく、前篇・後篇に分けてます。前篇三万歩、後篇一万歩くらい。
誰から頼まれてもないのにただただ歩いてます。最終的には、歩くだけでお金をもらえるようになりたいです。一歩一円ぐらいで全然いいので。
■で、ウォーキング(と呼ぶほど立派なもんじゃないな、散歩だな)を終えたあとは、燃料補給も兼ねて甘いものを食べます。昨日食べたのはこちら。和菓子。#甘いものは半蔵ちゃんを救う。
どこの和菓子かと申しますと、
村上でーす。野田でーす。野〜田〜です。野田でーす。
相変わらず素っ気ない写真ですいませんが、この柏餅ゴリゴリの季節に、柏餅じゃなくていちご大福と桜餅、という季節感無視の取り合わせ。もうすぐ立夏だぞ。まあ、春を惜しむ気持ちの表れなんだと思います。
■マヂカルラブリーの村上は本名ではない、というのは、ここ数ヶ月間で急速に流布したお笑い豆知識ですが(ちなみに本名は鈴木)、おれなんかさー、
シアターDの
AGE AGEチャレンジかなんかで、まだ野田がタンクトップ着てたころのマヂラブを生で見てるからさー、その豆知識ならとっくの昔に知ってるんだよな。自慢になってなくてすいません。
そうそう、ウォーキングのときはラジオを聴きながら歩くのですが、この四月からマヂカルラブリーのオールナイトニッポン0も聴くようになりましたよ。
■ちなみに、このいちご大福と桜餅を食べたあと、デザートに
スニッカーズを食べました。
■おいでやす小田って、ミキの兄から「大声でわめく仕事」を奪ってるんじゃないだろうか、とか考えてるうちに四月も終わりです。半蔵商店でございます。ミキは苦手です。
■最近はですね、ドイツ産のBaren Metというものを飲んでます。あ、厳密には「a」の上に、イクラかキャビアのようなものが乗ってます。
──あれはドイツ語の「ウムラウト」ですね…魚卵ではないです (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
ラベルにはクマの顔が真顔で印刷されてます。Barenは「熊」、Metは「ミード」、つまりハチミツ酒ですね。熊さんのハチミツ酒、とか、クマ印ハチミツ酒、みたいな意味だと思われます。
もちろん甘いんです、ハチミツだから。なので、なーんか甘いものがちょっとだけ欲しいなーってときに、きゅっと一口、ラッパ飲みすると口寂しさや空腹感が紛れます。アルコール分15%だから、胃も温まります。
最近お気に入りの、クラフトボスレモンティーで割ってもうまいです。このレモンティー、ようやくうちの近所のスーパーでの扱いが始まりました。
■で、今日買ってきたのが、このIPA。あ、IPAってのは、インディア・ペールエール のことですよ。
国際音声記号じゃないですよ!(言語学者ジョーク)
なぜこのビールを買ったか? ラベルの猿がかっこいいからです。それ以外に理由なんてない。このラベルじゃなかったら、おれは買わなかった。酒って、ラベルが9割だな。上記のミードも、あのクマ公が印刷されてなかったら、おれはたぶん買ってない。どんなに美味しいお酒だってさ、まず手にとって買ってもらわないことにはね。だから、ネーミングとかデザインとかコピーとかキャラクターとか、そういうのが大事になってくるんですよね。
330mlで500円、と少々お高いですが、來る五連休を壽ぐ一杯ってことで、これくらいの贅沢は許してほしい。商品名はライディーンビールIPAといいます。YMOファンも反応する名前ですね。新潟は魚沼の会社が作っているそうです。ラベルには、"仕込水は南魚沼の軟水「雷電様の清水」です"と書いてある。
王冠もかっこいい。
■このごろ、すき焼きをよく作ります。好きだから、というよりは、まあカンタンだから。まあ、おれのすき焼きなんて、適当に炒めてできあいの割下で煮るだけだし、その手順すらも日によってまちまちです。そこにこだわりはない。
数えてみると、三月は七回もすき焼きをやってしまいました。何が悲しくて月7で食べてるんだよって話ですが、なんというか、肉の価格帯をいろいろ変えて試してるんですね。べつに細かくリサーチしてるわけでもないんだけど、「この値段だったらこれくらいの味なんだな」みたいなだいたいの感じで。
いちばん高い肉は100g1580円(が半額になってたので買った)、いちばん安い肉は100g188円でした。
意外性も何もないことを書きますが、「安いお肉も意外とおいしい!」みたいな都合の良い奇跡は起こらず、高い肉はうまい、安い肉はそうでもない、というミもフタもない実感だけが残りました。まあそうだよな。だからこそ、世の中にはお高い肉ってのが流通してるんだよな。
とはいえ、値段に完全に比例するわけでもなく、100g188円(ウルグアイ産放牧牛肩ロース)のほうが、100g298円(国産乳用種モモ)より美味しかった、ということはありました。でもまあ、基本的には高い方がうまかったです。あたりまえか。
■以下、個人的に学習したこと。
・牛肉以外の具は、長ネギさえあればOK(※個人の感想です)。
・長ネギの代わりにタマネギも可。
・良い肉は100〜150gもあれば十分満足できる。
・良い肉だったら、〆の炭水化物はいらない。
春菊とか焼き豆腐とかを入れるときもあるにはありますが、めんどう。もう長ネギだけでいいです笑。あ、しらたきはたまにあってもいいな。
〆のうどんってのも一度やってみた。悪くなかったけど、おなか一杯になりすぎて苦しくなった…(昨夏から、食べる量を減らしているのです)。
■で、今日も残業終えてスーパー行ったら、たまたま100g1580円の黒毛和牛ロースがタイムセール(こんなに和製英語っぽい和製英語もそうそうない)で半額になっており、ちょうど100gのパックがあったので買って帰ったら、有吉が結婚していた。おめでとう有吉。
半額黒毛和牛ですき焼き作って食べて、九時台に移動した『にっぽんの芸能』を見る。勘九郎勘太郎の連獅子。間狂言の僧侶は、いずれ演じてみたいです。松竹からのオファーを待ちます。
■ちなみに、上述の三月のすき焼き七回のうち一回はとりすきでした。鶏のもも肉でね。
しかしこれは美味しくなかった…。たぶん何かを間違えたか、あるいは、肉がよほど古かったか。近いうち、もういちど試してみようと思います。
■過日、
100グラム1580円(見切り品のため、実際の値段はこの半額)の黒毛和牛ですき焼きを作る、という中世ヨーロッパの王侯貴族のような贅沢をしてしまいましたが、今回もすき焼きの話。ただし、別のすき焼き。
■昭和58年の国民的大ヒット曲
「ぶっちぎりNO文句」は、もちろん皆さんご存じですよね。
この歌を歌ってる坂本九は、「ぶっちぎりNO文句」で大ブレイクする以前に「上を向いて歩こう」という曲もリリースしているのですが、この「上を向いて歩こう」がアメリカで発売されたときのタイトルがずばり「Sukiyaki」なのですね。
このSukiyakiは無数のカバー曲があります。モンド/エキゾ系のイージー・リスニング(死語かなあ…)を愛聴している方は、どこかの誰かが演奏したSukiyakiが含まれているレコードやコンパクトディスクを、おそらく最低一枚はお持ちかと思います。
■で、先日、インターネットしてたら
こんな盤を見つけました。
スキヤカ。いやいやいや! なんだよ!
Sukiyakaって。ジャケットからいきなり語尾を噛むんじゃない。これ、所ジョージのベスト盤のジャケの綴りが思いっきり間違っている級の事故では?
↑以前も当ブログで紹介しましたが、「GEORGE」の綴りが間違って
「GEROGE」となってる所さんのベスト盤です。ゴリゴリの
表1ですよこれ。笑
■しかし、所さんはさておき、レコードのジャケットで「Sukiyaka」などと盛大にスペルミスをやらかすのも、ちょっと考えにくい。
そこでWikipediaの
「上を向いて歩こう」のページで調べてみますと、このような記述がありました。
そして1963年、「SUKIYAKA」の題でキャピトル・レコードから発売が決定した。この「SUKIYAKA」という米題は誤植ではなく、ラジオDJが曲紹介をする際、歌手の「KYU SAKAMOTO」と韻を踏ませるために、キャピトル・レコードのデイヴ・デクスター・ジュニアが意図的に命名したものである。しかし、東芝レコードの石坂範一郎の説得により発売時には「SUKIYAKI」に訂正された。
ガチャガチャしてんなー。で、上述のレコード('61年発売)は、SukiyakiでなくSukiyakaで行くことにしたんですね。たぶん。
ちなみに、'65年のディズニーの
このレコードでは、裏ジャケでは「Sukiyaka」となってて、レーベル面では「Sukiyaki」となってます。表記が揺れてます。このレコード、20年くらい前に福岡市中央区大名のレコード屋で見たことあるよ。だからどうした。
■で、上記のように調べていったところ、
坂本九が歌う「Rose, Rose I Love You」のレコードがあることが判明した…。聞きたいなこれ。
■先日、ちょっと良い肉ですき焼きなんぞやってみようと思った。
すき焼きを食べるときは、「お安い肉をたっぷり」ではなく、「ちょっとだけでいいからお高い肉」のほうがいい、そのほうが、なんだかんだで満足度が高い、と物の本にそう書いてあったのを思い出したんである。しかし「物の本」って死語だな。
ま、おれの云うすき焼きなんて、できあいの割下で肉を味付けしました→それに生卵をつけて食べますねってだけの、かなり簡素化した、まあ「すき焼きのような何か」なんだけど、それはさておき。
■スーパーに行く。いつもの100グラム200円のお安い米国産切り落とし、ではなく、100グラム1580円の黒毛和牛ロースを買う。
この戦時下において100グラム1580円の牛肉とはなんだ! この非國民が! 贅沢は敵だ! パーマネントはやめませう! と義憤に駆られる快楽に押し流されそうになってる帝国臣民を安心させるために申し上げますと、この肉は見切り品であって、実際は半額、つまりは100グラムあたり790円であった。シカーモー(昭和末期クレアラシルのCMの外人風に)、買ったパックはたった111グラムである。
ハンバーグの店では平気で500グラムだの600グラムだの頼むおれが、111。
挽き肉を500グラム買ってきて、タコス用のシーズニングで炒め、それだけをむさぼり食うおれが、111。
心もとないと云えば心もとないグラム数である。
■肉と切断した長ネギをテキトーに炒め、しらたきを投入し、できあいの割下でちょっと煮ると、果たしてそれはたった111グラムの肉にかかわらず、満足度の高いすき焼きとなった。ま、前述の通り、本式のすき焼きではなく、あくまで「すき焼きのような何か」です。肉以外の具も長ネギとしらたきだけですもん。でも、満足できた。
正直、肉のおいしさを楽しみたいなら、ステーキか焼肉がベストだと思う。じゃあなぜ人類がわざわざすき焼きにするかというと、これは肉そのもののおいしさを楽しむというよりは、肉と、長ネギと、しらたきと、割下と、生卵と──と、いろんな食材で構成される複雑系の味を楽しむ料理なんだろう。
上の段落での「複雑系」という言葉のつかいかたはたぶん間違っていると思うけど、しかし、なにも「素材の味をシンプルに楽しむ」ばかりが料理でもないだろう。肉そのもののおいしさ、なんてのは別の機会に楽しめばいい。
■──といったことをつらつら書いてると、おれがすき焼き好きの人みたいだが、個人的ランキングで云うとすき焼きよりもステーキとか焼肉のほうが好きだな。肉そのもののおいしさが味わえるじゃないですか。
あと、すき焼きとは長ネギを美味しく食べる料理である、とか、そういったことを思ってしまいそうになる。それくらい、長ネギを美味しく感じた。すき焼きは肉料理ではなく、実は長ネギ料理なのかもしれない。そこまで云うと、さすがに言い過ぎのようにも思うけど。
■今回はお高い肉を111グラムだけ食べたけど、しかしお安い肉1.5ポンドですき焼きをやりたいという欲望も、それはそれとしてある。安い肉をたくさん胃袋に詰め込みたい、という種類の誘惑があるんだよな。
■年末に『検索ちゃん』のネタ特番を見て、ミキの兄のほうが声を荒らげて周囲に噛みつく感じもう飽きたよなうるさいだけだし、と本当のことを思いながら、しかしこの特番を見るといよいよ年の瀬って感じがするよなあ、としみじみしてたら、もう新年の一月六日です。十日間の冬休みは一瞬で終わりました。ナパーム・デスの「You Suffer」くらい一瞬でした。気がついてたら終わってたね。十日間って、240時間ですよ。240時間って一瞬だな。2秒くらいしかないな。なに書いてんだおれは。
半蔵商店でございます。あらためてあけましておめでとうございます。元日は、イエーガーマイスターをドクターペッパーチェリーで割って、おとそ代わりに飲みました。これでけっこうな種類の薬草を摂取できていると思います。たぶん。
■お正月を壽ぐため、食用の金粉をふりかけた明太子スパゲティも作りました。この写真だと伝わりづらいのですが、粉っぽく見えるものはすべて金です。ほんの少しだけですが…。
■といった意味も含めまして、あらためて本年もどうぞよろしくお願いします。
∴
http://hanzo.tv/r021230_j-pop_2020_mix.mp3
↑
2020年に耳にして気に入ったJ-POP 26曲を44分にミックスした『さよなら2020 J-POP MIX』音源はこちら。
http://hanzo.tv/r021230_tracklist.pdf
↑
トラックリストはこちら。
■13インチのMacBook Airを持っています。何年製だったかな。平成25だったか、27だったか。だいたいその辺の年式。
とはいえ、ほとんど、というかまったく使わないんですよね。正直に書くと、少なくともここ3年は電源を入れてない…。ま、家ではメイン機であるWindowsノート(15インチのやつを据え置きで使ってる)使いますし、外出先でもちょっとした用事ならiPhoneなりiPadなりで済ませられますしね。
■でも、不思議なもんで、そのMacBook Airを、あらためて他の機種に買い換えたくなったわけです。具体的に書くと、12インチのMacBook。AirでもProでもなく、MacBook。もうディスコンなので中古でしか手に入らないのですが、軽いしね。軽さは正義。
うん、据え置きで使うならともかく、外に持ち出すノートパソコンは軽い方がいい。13インチのMacBook Airだと1.3キロくらいか。でも12インチMacBookは1キロを切るわけですよ。900グラム台なんですよ。たかが数百グラムの差ですが、その数百グラムで人間の気分や行動は変わってくるわけですよ。こういうの、なぜか頑なに認めたがらないお侍さんがいらっしゃいますが。
■しかし。いくら軽い機種とはいえ、買い換えたところでどうせ使わないぜ。それは自分がいちばん分かってる。のに、買い換えたい。自分でもアホな物欲だと思う。
その物欲が、半年ほど続いたんですね。アホな物欲とは云え、それが半年続くとなると、まあ、さすがにそこまでガマンするもんでもないなあって気になる。何十万するものでもないしね。そもそも、そんなに変な買い物でもない。
∴
■というわけで、今週の勤労感謝の日(月曜だ)、中古の12インチMacBookを買いに行くことに決めました。
本体の色は、まあ、無難なシルバーで探してたんだけど、ある時点から、「あ、やっぱり
スペースグレイのほうがナウいかも!」と思うようになって、スペースグレイで探しました。
で、キーボードは
US配列のを買うことにしました。うん、当初はUS配列なんて意識しなかったんだけど、ある時点から、「JIS配列のキーボードにあるひらがな、邪魔くさいなあ…」と思うようになっちゃってね。思っちゃったんだからしょうがない 。
ほんとはUS配列よりUK配列のほうが渋くていいな、と思ってるんだけど(いちど渋谷の某店でUKキーボードのMacBookを見かけたことがある。真顔で「
£」と書かれたキーがあった)、さすがにUK配列の中古MacBookなんて日本じゃそうそう出てくるわけではないから、そこは譲歩する。それくらいの柔軟性は持ち合わせている。
■で、12インチMacBook、スペースグレイ、US配列キーで検索したところ、新宿某店で7万円ちょいの個体があることが分かったので、電気で動く汽車に乗って新宿まで移動し、そのお店でそのMacBookを見せてもらったんですが、
画面の真ん中に、思いっきりキズがあるではないか。
あのー、MacBookのスペースキーあるじゃないですか、そのスペースキーの輪郭でキズができてんの。
いや、そのキズも、買ったら買ったで2週間くらいで見慣れてくるとは思うんですよ。実用上も問題ないとは思うんですよ。でもさ、画面の真ん中に思いっきりキズのあるノートパソコンに、気持ちよく7万は払えないよね。
■ということでそのMacBookを買わずに店を出まして。せっかく新宿まで来たのに手ぶらで帰るのはもったいないから、目に付いたつけ麺屋に入ったのですが、そこの味がこれまた微妙で。おれはなにしに新宿まで来たんだ。
∴
■で、家に帰ったのですが、でも、なーんかあきらめられなかったので、さらにしつこく検索してスペースグレイでUS配列の12インチMacBookを探したところ。
町田の某店に中古の在庫があったのですね。お値段は8万弱。んー。おれの部屋からは町田はちょっと遠いけど、いちおう状態だけでも見てみるか、という気になり町田某店まで行ってきました。
そしたら、わりとキレイな個体で、とうぜん画面の真ん中にキズもなく、全体的にいい感じだったのと、あと店員さんが感じのいい人だったので購入。これが変な人だったら買ってない。変な店員から8万弱のもの買いたくないよね。笑
お目当て通りの、スペースグレイでUS配列キーボードの12インチMacBookを抱え、無事帰路に着きました。おしまい。
∴
■ということで、MacBookを買ったわけですが、えー、たぶんこれ使わないと思います(笑。だってさ、いま持ってるMacBook Airだってほとんどまったく使ってないわけだしさ)。
次の週末あたりに初期設定をいろいろいじるときがピークだと思います。でも、ま、持ってるだけで満足っつーの? 「外出先でもMacBookでなんらかの作業ができる」という謎の安心感というか幻想にカネを払ったわけだから、これでいいのだ。
あ、でも、外出先で歌舞伎の切符を買うときは便利そうですね。
チケットWeb松竹でね。これは個人の感想ですが、あのサイトはスマホとかタブレットよりもPCのほうがいろいろやりやすいんだよね、おれは。
■エントリ冒頭の画像はMacintosh PortableでMacBookではありません。念のため。
■あいあい。自室のユニットバスの水はけが悪い半蔵商店でございます。
しかし昨日の『ダウンタウンなう』、幸四郎のやる気がなさ過ぎて面白かったですね。体調が悪かったのか、ダウンタウンとの相性がよくないのか、「娘からの一言」みたいなパネルにリアルに傷ついたのか。いずれにせよ西暦3000年くらいまでダウンタウンの番組には呼ばれないと思います。尺の短さも笑った。この番組、右團次はまあまあハマってたのになあ…。
つーことで、今日は最近知って「へえ」となったオンガク方面の豆知識を。いや、まあ、博識な読者諸賢は、もうとっくにご存知のことばかりだとは思いますが……。
∴
■EPOは坂本龍一の「チベタン・ダンス」をカバーしている。
ある世代の方々には常識なのかもしれないのですが…。
■瑛人の「香水」は、2020年じゃなくて2019年の曲。
ある世代の方々には常識なのかもしれないのですが…。
■モンゴル800の「小さな恋のうた」はいまだにシングルカットされてない。
これは、"最近知った"というよりは、"云われてみればそうだ"という感じの知識で、二年に一度のペースで思い出すのですが(このブログにも以前書いたかもしれない)、云われてみればそうだよなあ。レコード・ストア・デイで7インチ盤を出したら売れるかもしれない。配信なら現時点でも単品で買えるのですが。
アルバム『MESSAGE』('01)の三曲目です。ちなみにいまwikipediaを見てみたら、このアルバムは278万枚売れたそうです。おい、インディーズで278万枚って…メンバーの取りぶん何億円だろう。ちなみに、モンゴル800は、'03年というとっくに短冊8cmCDシングルが廃れた時期に「ヨロコビノウタ」という短冊シングルを出しています。拙僧は'07年という謎のタイミングで「gocoup e.p.」という短冊シングルをリリースしていますが、278万枚は売れてません(たったの777枚限定なのです)。先日、渋谷レコファンで中古で売られてるのを見ました。笑
"シングルカットされてない"、で思い出したんだけど、シナロケの「レモンティー」も、あれ、有名な曲なのにシングルカットされたのは'18年になってなんだよね。比較的最近だ。もともとはスネークマンショーのアルバムに入ってたらしいです。
■「ごきげんいかが1・2・3」は、短冊8cmCD版が存在する。
スネークマンショーで思い出した。先日検索して知ったのですが、「ごきげんいかが1・2・3」って、短冊でも出てるんですね。知ってた? おれは知らなかった…。オリジナルの7インチが'81年に出てるんですが、短冊がなぜか'95年に出てるらしいんですね。なんで14年の時空を経てるんだ? しかも短冊にはオリジナルには入ってないリミックスが入ってるらしい。この短冊、令和2年現在どうやったら手に入るんだろう。おれは今後の人生でこのCD(とIZUMINの「コラムで行こう!」)を手にする機会はあるのでしょうか。
■電気グループ『KARATEKA』の「Twist of The World」はサブスクで配信されてない。
とかなんとか。おれはサブスク使ってないので、よく知らないのですが…。あとコーネリの『69/96』も配信されてないとか何とか。間違ってたらすいません。
個人的なあれですけど、サブスクってあくまでも「巨大クラウド試聴機」でしかないと思う。所有はできないっつーか。うん、まあ、どうせ古いとなじられるタイプの考え方でしょうけど。
■コーネリアス『ファンタズマ』初回盤には、隠しトラックがある。
すいません、これ、たぶん常識ですね。ただ、おれ当時は通常盤のほう聴いてたからさー。最近discogs見て知ったんだよ。トラットリアのサブレーベル「SHOCK CITY」の宣伝が14曲目に入ってるんだって。
∴
といった感じのエントリでした。
いまTVerで配信して欲しい番組は、『石橋、薪を焚べる』と『ダウンタウンなう』です。半蔵商店でございます。
えーっと、今年は沖縄に帰らなかったので、去年沖縄に帰ったときの日記を書きます。でも、去年の沖縄の写真は、いまは使ってない古いiPhoneに入ってて取り出すのが面倒なので、写真は今年の夏休みに東京で撮ったものを載せます。つまり、文章は2019年8月の沖縄で、写真は2020年8月の東京です。そのコラージュ感、それを楽しんでいただきたいですね。(談)
∴
令和元年八月十日(土)
■朝八時前に茗荷谷の自室を出発。茗荷谷→東京→浜松町。電車はさほど混まず、東京駅の乗り換えもさほどストレスではなかった。浜松町からモノレール。
羽田空港着。NHなので2タミ。2Fで荷物預けて、1Fに降りて本屋。飛行機乗るときに雑誌を買うとしたら、たいていGQかブルータスかポパイなんだけど、今日は所さんの『デイトナ』誌を買う。『Pen』の航空特集も気になったけどね。ちなみにおれは所さんのCDやレコードは持ってるほうですが雑誌はほとんど買ったことがない(人生で3度目くらい?)。売店でシウマイ弁当と万世のカツサンド買ってゲートくぐる。
ゲートくぐったあと、また別の売店でサントリーのプレミアムモルツとたけのこの里を買い足す。3Fのラウンジへ。クラフトビール(TYハーバーのが飲めるんですよ)を発注して、シウマイ弁当を広げる。
道中の弁当は、ほんと、変なハズレの「空弁」(という造語を見るたび「カラの弁当箱」を連想してしまう)に手を出すよりは手堅くシウマイ弁当にしたほうが旅のストレスは減るよな(次点でカツサンドか天むす)。決まったものを食べることは、体調や精神状態のバロメーターになるしね──という話はこれまでにもこのブログに書いてきたし、たぶんこれからも書く。しかしこういう用法での「バロメーター」は死語だと思った。笑
機内に乗り込む。ここでペットボトルの水を買い忘れる、というミスに気づく。おれは、飛行機に「あんまりメジャーじゃない銘柄のミネラルウォーター」を持ち込むのが好きなんだけど、忘れるときは忘れる。
■機内ではおとなしく過ごす。飛行機に乗るときは雑誌だの酒だの菓子だの、音楽だのiPadだのをいろいろ準備するけど、それら全部を機内で楽しむというわけではない。でも、準備し忘れると、なんか取りこぼした気持ちになってしまうんだよな。めんどうなものです。
■那覇着。妹にクルマで迎えに来てもらう。那覇空港の二階がちょっと新しくなって店が増えたりなんかしちゃってるので、見学したりなんかしたりする。
その後、実家まで送ってもらう。妹は自宅に帰る。おれは着替えて再度出かけるしたくをするも、妹のクルマの中に財布を忘れたことに気づく。
実家の軽自動車で出かけ、いったん妹の家に寄って財布を受け取り、プラザハウスへ。
■プラザハウスの月苑飯店、ではなく、あえてのシェーキーズで甘木君ら(※内田百療表現)と会食。その後A&Wでお茶ののち解散。 土曜の夜のA&Wは、謎の「アメリカのドライブイン」感が漂ってて良いな。アメリカのドライブイン、行ったことないのですが。
■甘木君をクルマで送って、実家に着いてシャワー。オードリーのオールナイトがまだ始まらない時間に就寝。
令和元年八月十一日(日)
■両親と朝食。昆布とシブイを煮た物。シブイの標準語訳って冬瓜でよかったっけ?
その後、デザート(?)として、ひとり軽自動車に乗って、帰省するたび足を運ぶパンケーキ屋へ。今日はふだん頼まない物を頼もう、という気分にあったので、つぶ状のチョコレートをざざっと振りかけたパンケーキに目玉焼きを添えてもらう。堪能。
店を出ると、おれの軽自動車の手前に、誰かがX-trailを思いっきり停めてやがった。これでは駐車場から出られないではないか。店員さんにお願いしてクルマの主に声をかけてもらう。外人(Yナンバーだった)にクルマを動かしてもらう。
北部方面にちょっとドライブ。山田、というあまり沖縄っぽくない名前の交叉点(あ、でも山田優って沖縄出身だな)まで来て、そこからは実家に向かって南下。途中、スーパーで買い物(母のおつかい)、薬屋で口内炎の薬(自分用)。
■午後、コザの本家へ。諸般の事情で、おれが留守番をするのです。屋上に上がって、写真なんぞ撮ってみたりする。八月で陽が出てるので、とにかく暑い。
17:30ごろ、お出かけしてた親戚の皆さんが帰ってきて留守番終了。
■帰りに、照屋の「かねひで」に寄って山椒買う。夕飯はうなぎ。今夏、というか令和はじめてのうなぎ。
令和元年八月十二日(月)
■朝はコザの農連市場。必要な買い物があるないじゃなく、帰省したらとりあえず一度は行かないとね。10:30に妹宅へちょっと寄る。甥姪(せいてつ、と音読みするとカタいな。甥と姪ね)とふれあうなどする。
11:00過ぎに沖縄市園田のハンバーガー屋へ。ファストフードではなく、'00年代後半に「グルメバーガー」とか「本格バーガー」とか呼ばれた区分のハンバーガー。この店は、かつての「アメリカン・スペース」のコザ店の跡地にあるんだけど、まさにそのアメリカン・スペースのコザ店で買ったTシャツを着ていきました。このTシャツにとっては里帰りとなります。
チーズバーガーとクリームソーダを発注。おいしかった。12:00くらいまで滞在してたんだけど、夏休みとはいえ月曜日の午前11時台におれを含めて客が5組も来てた。現代沖縄人の基準だとクルマで来やすいとは云えない立地にもかかわらず。ようするに、繁盛してると云っていいでしょう。いま沖縄で商売するとしたら、「値段は高いが質はしっかりしている小さめな飲食店」がいいのかな、などと考える。いや、沖縄で商売を始める予定があるわけじゃないのですが。笑
■食べ終えて妹宅に再び寄る。しばらくごろごろし、13:30ごろ実家に戻る。その後、だらだら過ごす。
夕飯は、おれがなんか作ろうかなー、と思ったけど、けっきょく母が作った。ゴーヤーの肉巻き。
■昨晩、『不毛な議論』の裏でやってたジャングルDJトーワ・トーワのラジオで、大人気バンド「ティーポ」の砂原良徳さんによるミックス! が! かかってました!
http://radiko.jp/share/?t=20200730024500&sid=FMJ
↑翌週の水曜深夜ぐらいまで上記リンクより、ラジコで聞けます(関東圏以外はたぶん要ラジコプレミアム)。
昨晩はこの時間にたまたま目が覚めてたまたまラジオをつけたらこれが流れてきたんですよ。あ、上記リンクはまりんのミックスが流れはじめるタイミングに頭出ししてます。親切なブログだね、どうも。
■先日のエルメスのラジオは「フィールドレコーディング+アンビエント」って感じでしたが、こちらはカットアップ/コラージュの要素が強いです。わずか15分のミックスですがそのぶん構成は濃密で、すごく「まりん感」にあふれてますね。常盤響氏と共作した例のCDを思わせるコラージュだったり、シンセベースがトコトコ鳴ってる選曲だったり、外人のナレーションだったり、電子的な合成音声だったり。切り貼りした他人の音源の羅列から、まりんの顔が見えてくる、このオリジナリティ。不思議です。
つーことで、ね、このミックス、来週になったら聞けなくなりますのでいまのうちに聞きましょう。
しかし、まりんも「中目黒ラジオ」みたいなの定期的にやればいいのになー。
■そうそう、おれは5年前にカットアップ/コラージュのCDを作ったんだけど(未発売。沖縄をドライブするときに自分で聞いてます。笑)、そのときネタに使った某曲がこのまりんミックスにも入っていました。ちょっとした偶然。
■スウェーデン産の超小型シンセサイザー、サンレコ風にメーカー名と型番を表記するとTEENAGE ENGINEERING OP-1、があっても炊飯器がないというのがおれの部屋というものなのです、こんばんは半蔵商店でございます、まあ炊飯器以外にも家電らしき家電があまりないのですけど。
たしかに毎食毎食コメじゃなきゃイヤだ、というわけでもない。たまにごはんが食べたくなったら外食するなり、炊かれたものを買ってくるなりすればいい。でも、やはり年に何回かは、卵かけごはんだとか、お茶漬けが食べたくなるときがある。そういうときは、やっぱり家に炊飯器があったほうがいいかもしれないな、と思う。
■でね、先日、こんな衝撃的な都市伝説を聞いたんですよ。
「ふつうの鍋でもごはんは炊ける」
と。
いやいやいや、土鍋でごはんが炊けるのは知ってます。それは知ってる。でも、土鍋じゃなくふつうの鍋で炊ける? は? 中世ヨーロッパなら異端審問ものでは?
でも、よく考えたら、おれはやったことないんだけどキャンプのハンゴースイサン(漢字で書くと飯盒炊爨らしい……トータル何画だよ)って、あの、簡素な金属の器で米を炊いちゃうわけじゃないですか。アウトドアのことにはうといのでテキトーなことは書けないのですが、たしかにキャンプに土鍋持ってくやつはあまりいないような気がする。いたらすいません。
■ということで、部屋にあるごくごくふつうの、とってが付いた金属製の丸い鍋と、台所に備え付けのIHコンロで米を炊いてみることにしました。
ボンダイブルーの初代iMacに電源を入れ、ネスケ4.7を起動させLycosで検索してみたところ、ふつうの鍋でのごはんの炊き方を解説するページがちらほら見つかりました。それらのページをまずはざっと読んで予習。
そして、スーパーに行って米を買いに行きます。「青天の霹靂」という変わった名前の米を真顔で購入しました。いまの世の中、300g(2合)パックの米ってのがあるんだな! 最低でも2kgの袋を持って帰らないといけないのかなと思ってたので、これは助かる。しかし米を買うって、上京して初めてだな…。
■で、その日の夜。金スマの山里亮太特集を横目で見ながら米を炊き始めました。
鍋に「青天の霹靂」2合を投入。水を測って入れて、30分漬けます。鍋に透明のガラスぶたをしてIHの火力(?)を最強にして1分、その後、弱火(に相当すると思われる温度)で数分。最後にまた1分ほど火力最強にして、パチパチと音が聞こえたら火(IHですが…)を止める。
その後、5分くらい蒸らす。これがあの、俗に云う「赤子泣いてもフタ取るな」ってやつですね、たぶん。
■で、ふたを取ると、
あっさり炊けてました…。初めてだからうまく炊けてなかったりするんだろうな、なんて予想もしてたんだけど、そんなことはなかった。見た目は変なところはない。
TEENAGE ENGINEERING OP-1 があっても
しゃもじがないというのがおれの部屋というものなのです。沖縄出身のお笑いコンビ「しゃもじ」の手焼きCD-R
「ぬくもりを求めすぎた」は持ってたけどね。炊きあがったごはんを、箸で茶碗(より正確に書くと、小ぶりの丼なんだけど)によそう。
さっそく食べてみると……うまい! いや、「自分で炊いたバイアス」がかかるから、客観的なうまさ以上にうまく感じてるところはあると思う。でも、少なくとも変な味ではない。まともに食える。上の写真だとあまりうまそうに見えないかもしれないけどさ。笑
■茶碗一杯目は、ごはんだけで食べてしまったので、二杯目は卵かけご飯で食べてみた。うまい。三杯目は、なぜか納豆のタレだけで食べた。納豆ご飯じゃないです。タレだけです。笑
■で、半分ほど食べて、残りは翌日に持ち越し。おひつに入れるのが良いらしいんだけど、おれの部屋にはもちろんおひつなんてないので、ご飯は鍋に入れっぱなし。いちおう、米粒が蒸気でべとべとにならないよう、キッチンペーパーを鍋に渡してからフタをするなど自分なりに工夫してみました。正解かどうかは知らない。
■で、翌日は残ったご飯に銀座カリー中辛をかけて食べました。
∴
■ということで無事になんとか炊けました。くるしうない。ふつうの鍋でも米って炊けるもんなんだな。「炊飯器か土鍋じゃないと米は炊けない」という謎の呪縛にとらわれていたような気もする。
■ただ、炊飯器が不要かというとそうでもなくて。うちは小さい賃貸なので、台所にIHコンロが一口しかないんですね。米を炊くのにその一口がふさがれるてしまうことになるわけです。本格的に自炊を始めるとしたら、炊飯器は炊飯器で買っておいた方がいいだろうな。
あと、水につける時間を除けば、米を炊くなんて10分かそこらのことなんだけど、疲れてるときはその10分がめんどうになるんだろうな、とも思う。そういうときは炊飯器がやはり便利そうですね。
■次は、グリーンピースやコーンなどを入れたご飯も炊いてみたいですね。
■最近の日清食品の、なんか、インターネット上でバズが起きるよう逆算したかのようなCMがあざとくて鼻についてヤだなあ、と、このところ思ってるのですが。
それで思い出した。おれが子供のころ日清食品のイヤなCMあったわ。
■しかし、なにせ子供のころのことなので、CMの細部が思い出せない。なんというか、「イヤなCMを見ちゃったよ…」という、その「イヤさ」だけが今日の今日まで残ってる。放映当時も、クラスの女子に「あのCMイヤだ、意味わからん」みたいなことを話した思い出があります。
しかし、どういった内容のCMだったが思い出せない。どんなタレントが出てたかも思い出せない。そもそもなんの商品のCMかすらも思い出せない。ただただ、日清食品という社名だけが思い出せる。これ、日清食品という企業にとって
マイナス・プロモーション(←2020年のある一時期、テレビやラジオに出てくる芸人がやたらこの言葉を口にしてませんでした?)でしかないんじゃないだろうか。
■それでもがんばって思い出してみる。ちょっとだけ思い出せた。
「クイズ番組で、おばあちゃんが突然いなくなる」CMだ。
↑この一文を読んで、「なにいってんの? What you say??」と思われたことでしょう。でも、この一文を書いてるおれだってそう思ってます。謎だ。クイズ番組で、おばあちゃんが突然いなくなる。なんだそれ。なんのCMだよ。意味わかんねーよ。ここは警察じゃないよ。
■もうちょっとがんばって思い出してみる。おぼろげな記憶(と呼んでいいのかどうかすらあやしい。もっとかすかな何か)から、下記の点を引っ張り出すことに成功しました。
・CMの放映時期は、たぶん平成元年(か、その前後1年くらい)
・そのCMは少なくとも2つのバージョンがある
・
「光ってる電球」のアップが画面に出てくる
・画面は基本的に白バック
うーん、あまりにも断片的な情報しか思い出せないので、依然として謎だ。クイズ番組で、おばあちゃんがいなくなって、光ってる電球のアップ、基本白バック。それで日清食品。うーん……なんのCMだ???
■でも現在は、戦勝国が作ったYouTubeという動画共有サービスがある。このYouTubeは敗戦国の国民でも使っていいらしいので、がんばっていろいろ検索しました。
すると、えーっと、意外なことにまあ見つかっちゃったんですね。なんでこれだけの情報で探せたんだ。自分でも不思議です。笑
その一。
その二。
「中華食堂 麻婆めん」という商品のCMでした。上で、「少なくとも2つのバージョンがある」と書いたとおり、2種類見つかりました。クイズ番組仕立てのCMで、その一では老婆が突然上空に飛び、その二では老婆が突然ドロンと消えます。どちらにしろ突然です。画面は基本的に白バックで、その二では光ってる電球のアップが出てきます。おれの記憶は、きわめて断片的ではありましたが、間違ってはいませんでした。
■しかしシュールというかなんというか。いま改めてこのCMを見返すと、やはり老婆の消え方が突然でびっくりしますね。笑
最後のほうに、ラサール石井と老婆が笑顔でラーメンを食べるカットが入るのですが、これはこのCMのイヤさをやわらげるための工夫なんだろうなあ、と、オトナになったいまなら思う。ちなみにこのカット、おれはまったく覚えておりませんでした。
∴
■このCMについてSNSやらなんやらにテキトーに書き込んどけば、それに尾ひれ背びれがついて「恐怖!! クイズ番組の途中で老婆が突然消える謎の放送禁止CMがある!!!」みたいな感じで都市伝説っぽく広まったりすんのかな。
■スーパーで買い物してたらめちゃくちゃ昭和なデザインの缶ジュースが売ってたのでゲリラ的に買ってしまった。まちがってもキリンの新製品にはないデザイン。
甘夏みかんとオレンジみかん。それぞれ粒入り。果汁20パーセント。
■なんつーか、洗練を拒否したデザインの力強さ、ってのもあるにはあって。だって目立つもん、これ。買っちゃったもん、おれ、これ。ほら、缶に印刷されてるつぶつぶの写真おいしそうでしょう?
「つぶ」とでっかく書いてあるので、粒入りであることが否が応でも分かる。この清々しいまでのコミュニケーションの速度。剛速球です。つぶ入りが嫌ならサントリーの「なっちゃん」でも買っとけや、おまえなんかうちの客じゃねえよ、という力強いメッセージ。本当の意味で「デザイン」。
この昭和丸出しの缶ジュースも、変なデザインコンサルタント会社みたいなところから「御社の缶ジュースのデザインを変えましょうよ」みたいな提案書を最低60回くらい送り付けられてると思うのね。でもたぶん60回全部断ってる。だからこの令和2年に、この昭和デザインのまま存在する。
■きれいだけど店頭で目立たない。おしゃれだけど買う気にはならない。そういうデザインってあるよなあって。そういうことを考えました。
■ちなみに長崎のメーカーです。まだ飲んでない。まだ飲んでないけど、たぶんおいしいと思う。
■拙僧の記憶が間違ってなければ、本日で半蔵商店は丸々15周年です、たしか、たぶん。15年もこんなの書いてるのか。15年て。なんかすみません。めでたいめでたくない以前に、なんかすみません。
15周年を迎えるにあたり、とくに気合いを入れ直したりするでもなく、今回のエントリもまあ平常運転ですけども、まあ、そろそろWordPressに移行するなどして、ブログの見た目を現代的にしたいなあとはここ数年ずっと思っておりますが、まあ、思うだけですね。笑
■当ブログでこの15年の間に変化があったとすれば、以前ほどにはネガティブなことを書かなくなった、といったところでしょうか。ボジティブが必ずしもいいことだとは思ってないんだけど。
まあ、あんまりどぎつい言葉をつかったりとか、なにかを頭ごなしにこきおろすようなことを書いたりとかはさ、そういうことは少なくはなった……かな……と思う。そういう文章は、書く方も読む方もしんどい。
でもそれ以外にはあんまり成長ないですねー。この一つ前のエントリのタイトルが
「金ちゃんヌードルを食べた」ですからね。笑
■いつも読んでくだすって、ありがとうございます。今後もどうぞごひいきに。
■今日は令和二年の四月三十日です。ということは、去年の今日はまだぎりぎり平成だったのだな。懐かしいな平成。令和が始まったときは、80年代や20世紀といったものにかろうじて地続きだった平成が終わったんだなあ、と思ったし、いまもそう思ってます。
■それはさておき、たまたま手許に、しゅっとしたデザインのイワシとサバの缶詰があります。
うん、いいと思う。まだ食べてないけど、パッケージのデザインがいいから、たぶん味も良いでしょう。デザイン大事。おれはこれらの缶詰がこのデザインじゃなかったら買ってなかったかもしれない。
まあ、こういうデザインを悪く云うわけじゃないのですが…。
■そう、あと、瓶詰のオイルサーディン。
半年ほど前にマイブーム(死語?)だったんだけど、最近そのマイブーム(死語?)が再燃。
そのままつまんでウヰスキーのつまみにしたり(クラッカーに乗せても可)、ゆでたパスタと和えたり、サラダやちらし寿司に乗せたりと、ひとり暮らしの貴重なタンパク源です。瓶のフタが固いので、買った直後はなかなか開かない。開けるのにコツがいる。なので開いたときはうれしい(カネ出して買った瓶詰なんだから開いて当然なんですけどね・笑)。
ノーマルなのと、ニンニク風味のと、ディルで味付けしたのの3種類は店頭で見たことある。他にもあるのかな。写真はノーマルとニンニク。ラトビア産。
■というエントリを、Stilluppsteypaを聴きながら書きました。
▲この画像は本文と関係ありません
三月七日(土)
■三月で土曜で曇天。しかも雨が降るか降らないか、というかなり好きな状況の朝。いいねえ。
そういえば最近行ってなかったな、ということで朝食は銀座のエッグスンシングス(なんなんだろうな、「卵&物」って…)。地獄みたいな量のホイップクリームが乗ったパンケーキとコーヒーを食する。
食べ終えて散歩。新富町〜八丁堀エリアをうろうろしつつ。中央大橋で隅田川わたる。橋のたもとでドラマかなんかの撮影をやっていた。
佃のほうへてくてく歩く。おい、学校の向かいにあった中くらいの大きさの本屋がなくなってるではないか…。立ち寄る機会がそうそうあった店じゃないので、惜しむ資格はないんだけど、合掌。昨秋になんかの雑誌を買ったのが最後だったなあ。その昔、沖縄市にあった本屋「本の紀の屋」と雰囲気が似てるとこが好きでした。
その後、月島〜勝鬨エリアを散歩して、電気で動く汽車に乗っておとなしく帰る。
■午後、昼寝から覚めると小腹が空いている。近所の普通の喫茶店で普通のエビピラフを発注。この普通加減がよいんだよな。
帰りにスーパーで買い物少々。焼きそばも買う。帰ってすぐ焼きそば食べる。午前中よく歩いたので、腹が減っている。
三月八日(日)
■部屋をごくごくちょっとだけ掃除する。進捗はじつに微々たるものだが、自分なりに手応えがあったので、自分へのご褒美として音羽の方まで歩き、意識高いラーメン屋で意識高いつけ麺を食べる。意識高い卵かけご飯も頼む。
なお、この意識高い卵かけご飯は、意識が高いゆえの見た目重視で、ごはんをプリンのようにかっちりと盛り固めている。その結果、ご飯がペタペタな食感となり、生卵との相性もあまりよくない。早い話そんな美味しくない。でもこの店に来てこれを頼まないと何かを取りこぼした気になってしまう…。不思議なもんです。
■その後、スーパーで買い物の予定だったけど、せっかくなのでいつものスーパーでなく江戸川橋のスーパーまで歩く。そのスーパーと同じビルに本屋が入ってるので、スーパーの前にまず本屋に寄る。
本屋の中の貼り紙によると、おい、この本屋も今月で閉店だと。もう人類は本を読まないのか。
スーパーで、サッポロ一番塩ラーメン、炭酸水、キユーピーライトを買う。帰る。
■夜、数年ぶりにR-1決勝戦を見る。蛍原が審査員席で、陣内がMCのほうがいいのではないか(※個人の感想などではなく全人類の総意です)。
■そういえば部屋を掃除してたら、昨秋に買った「バンザイ山椒」なる謎の菓子が出てきた。賞味期限は過ぎていたが、食べた。
三月九日(月)
■なんか疲れやすいな…………と思ったら、おい、この土日は、パンケーキだの、エビピラフだの、焼きそばだの、つけ麺だの、卵かけご飯だの、おまけにバンザイ山椒だの、炭水化物ばっかり摂ってるではないか。さすがにバランス悪い。たぶん、それが体の疲れになってるんだと思う。いけませんね。
■正月は律儀に里帰りしてた地方出身者の皆様におかれましては、この三連休が初芝居、という方も多いと思います。拙僧もそうです。
この三連休は
1/11 歌舞伎座 夜の部
1/12 歌舞伎座 昼の部
1/13 演舞場 昼の部
ですねー。正月お江戸の芝居小屋の初日の華やぎ、というものをそういえば久しく体験してないな。でもまあ帰省もたぶん大事だ。沖縄でステーキとかパンケーキとかハンバーガーとかそばを食べるのも大事だ。タコスは(今回も)食べそびれました。後日、渋谷のタコベル行きます。
■浅草は月の後半に見ます。余裕あれば音羽屋の国立劇場も。演舞場夜の部(のお安い席)は買えませんでした。『め組の喧嘩』だけでも幕見できればいいんだけど。
さて、そろそろ出かけますよ。
十月二十六日(土)
■朝、チコちゃん見てメシ食って。昼から国立劇場で歌舞伎。『天竺徳兵衛韓噺』。ロビーでパンフレット買ったら、カエルにちなんだ話ってことで、ケロロ軍曹のイラストの入ったクリアファイルをもらえた。
それじゃーソルジャード疲れさんってやつですよ、いわゆる。一時期、土曜の朝のアニメは、とくに見るって訳でないけどチャンネルを合わせてました。『あたしンち』とか『ボーボボ』とかね。
橋之助と米吉と橋吾良かったです。あと、カエルの立ち回り。
■そのあと、久しぶりに麻布十番の日進ワールドデリカテッセンへ。たまに足を運びたくなる。そして広尾方面へ散歩。ハロウィン間近なので、仮装してるガキをちらほら見かける。ナショナル麻布へ。2階で練り歯磨き買って、1階でポーランド産のお化けの形をしたポテトチップス(これを買うのは人生で3回目くらい)とドクターペッパーチェリーを買う。小雨が降ってきたので帰宅。
十月二十七日(日)
■朝、小腹が空いたので買い置きのカップ焼きそばを食べる。盛大に胃もたれ。去年、いや、数ヶ月くらい前までは、起き抜けのカップ焼きそばなんて楽勝だったのにな…。
■めずらしく六本木ヒルズに移動。マクドナルドでホットケーキを食べて(笑・胃もたれしてるのに食べるのな)、
『細野観光』へ。開場が10時なので9時50分くらいから並び始めたのですが、けっこうたくさんの人類がいて、けっきょく25分ほど並びました。
で、エレベーターに乗って52階へ。細野晴臣に関する展示が無数に。初代Emulatorとその5インチフロッピー、とかはわかるんだけど、幼少期のおもちゃなんてのもあったりする。72歳の物もちの良さ。捨てないこと、とっておくことの大事さをちょっと考える。断捨離の対極。
しかしこんなにモノをとっておくなら、たとえばYMO「ファイヤークラッカー」のシーケンサーを使ってない人力バージョンの音源とか(録音直後にその場で消したらしい)、「マッド・ピエロ」の歌詞とかもとっておいてほしかった。笑
あと、音声ガイドを借りたんだけど、「細野さんがTR-808でリズムを打ち込んでるときに
おばあちゃんの幽霊が出た」という高橋幸宏の話は笑った。
ちなみに細野蔵書の一部も展示されてて、杉浦茂『ドロンちび丸』とか、犬丸りん『なんでもツルカメ』とかがあったのを覚えてる。前者は、おれの枕もとに積ん読されてます。おととし宇都宮のまんだらけで買って、まだ読んでないという。笑
■細野観光の切符で隣の塩田千春展も見(ら)れる、ということで、せっかくだし見る。ビデオインスタレーションに出てくるドイツの小学生の女の子が発した「魂は完全には壊れないと思う」という一言が、やけに印象的だった。
■その後、ミッドタウンへ。超ウルトラスーパーめちゃめちゃ高級時計ブランド「オーデマ・ピゲ」のやってる展示へ。池田亮司が作品を提供してるんである。オーデマ・ピゲの時計の部品をモチーフにした小さめのやつ(『data.anatomy』)と、大きめのやつ(『data-verse』)。タダで池田亮司作品を鑑賞できてよかったね。たぶん、おれには一生縁のないブランドだけど、ありがとうオーデマ・ピゲ。
『data-verse』は、3歳ぐらいの子が映像と音に反応して「なんだこれ!?」と云ってたり、2歳ぐらいの子が画面をペタペタ触ろうとしてたのが面白かったです。
■ミッドタウンを出たあと、歩いて日進ワールドデリカテッセン。さすがに二日続けて行くのは初めてだな。というのも、昨日買い忘れたものがあったので。笑
■いや、おれが知らなかったってだけの話なんだけど、昔『来来! キョンシーズ』ってあったじゃん。あの番組のエンディングの歌、作詞が松本隆で作曲が細野晴臣なんだって。知ってた?
今日は十月十日なので書いてみました。十月十日生まれだからテンテンなんだそうです。
■ところで細野晴臣と云えば、
今週末の恵比寿のですね。日曜のやつ行きます。天気が多少気になるところではあります。
■今春に製造が中止されたエースコックの大盛りいか焼きそばですが、今日の夕飯に食べました。製造中止のニュースが流れたあと、スーパーで特売されてたのを見かけて2ヶ買ってたんですね。いつか食べよういつか食べよう、と思ってるうちに、賞味期限が切れてました。まあいいや。
で、久しぶりに食したエースコック大盛りいか焼きそばの感想ですが、えーと、この商品に限らず、年齢とともにカップ焼きそばが「苦手な食べ物」の枠に徐々に移行しつつある、ということを食べるたびに自覚します。かつては好きだったぶん、なんか寂しい。少しずつ、少しずつ、苦手になりつつある。人間関係もそういうのあるよね、とかそういったなんか思わせぶりな一言で文章を〆たりはしない。
■日本橋にある三井住友なんとか銀行のような、古くて立派な石でできた建物。おそらく、昔は銀行か病院か大学だったんでしょう、その建物の一室をリフォームしてできた男子禁制の古本屋。
その古本屋さんに取材に行ってきました。おれはちんちんが付いていますが、取材ということで特別にお店に入れてもらった。まあ、影響力ありますしね、半蔵商店。
■気持ちよく晴れて、暑くも寒くもない、ちょうどいい気候の土曜の午後。そのお店に行ってきました。前述のとおり古くて立派な石でできた建物、に入って長い廊下を歩くと、古本屋となってる一室が見えてくる。真鍮の把手が付いていたドアは開けたままになっている。
店内に入ると、そこは意外と気持ちいい空間が広がる。ほどほどに明るく、ほどほどに風の通りがいい。大きな窓からは薄いカーテン越しに庭の木々が見える。静かだ。BGMがない。木の床を歩くと、一歩ごとにミシミシ鳴る。レトロでよろしい。店の広さは、そうだな、国立劇場の二階の休憩所くらい?
■店主(もちろん女性だ)の案内で、本棚をいろいろ見せてもらう。品ぞろえが独特で、たとえば漫画コーナーでは、桜沢エリカの単行本の隣に、野沢直子プロデュースの大人のおもちゃ(女性向け)が売っていて、それは一見すると’80年代ファンシーグッズの魚のキャラクターのフィギュアのようにしか見えない。ふーむ。
男子禁制の古本屋だけど、男が書いた本は置いてないのか、というともちろんそんなことはなく、新入荷の棚には高橋幸宏のエッセイがあった。おれが買おうかな。
■──という夢を見ました。なにぶん夢の中のことなので、その古本屋がどこにあったのかまでは特定できないんだけど、東京23区内の「都心部かつ東寄り」のどこかか、福岡市内のどこかか、台湾のどこか、のような気がした。台湾は行ったことないですけど。
野沢直子プロデュースの大人のおもちゃが現実に存在するかどうかは知らない。たぶんないと思うけど、でも、あってもおかしくないような気もする。笑
■本文と関係ないですが、本日はYMOの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』発売から40周年だそうです。ふむ。
■さて先週の三連休は、「三十路を過ぎて突如“和”の方面に走る地方出身者」を代表しまして、歌舞伎、落語、文楽、を立て続けに見物してました。
■9/21の土曜日は歌舞伎座夜の部。『寺子屋』、丑之助くんの菅秀才、「いーちーにーちーにー」のタイミングをとちりそうになってた。笑
あと、やっぱ幸四郎の源蔵、ちょっと湿っぽいとこある。好きだけどさ。
『勧進帳』弁慶は奇数日なので仁左衛門。幸四郎は弁慶もいいけど、幸四郎は富樫のほうがはまってる感あるよな。
中盤、富樫一行がハケてから四天王が一人ずつ舞台に並ぶとこあるじゃん? あのシーンで一人ずつに出席をとるかのような大向こうから声がかかるのが個人的には苦手なんですけど、この日はそれがなかったので良かった。この日は舞台上にマイクが散見されてたんだけど(たぶんNHKかなんかの収録だと思う)、声がかからなかったのはそれと関係あるかもしれない。
しかし歌舞伎座、今月は三回行ったけど、三回とも客席(ええ、三階席です。笑)暑かったなー。おれが暑がりなのか。
■9/22の日曜日はめずらしく末廣亭。何年ぶりだろう。やはりこの空間がいいね。この、ちょうどいい狭さというか。なんとか市民会館とか、かんとか区民ホールだと、ちょっとこうはいかない。
12時前に行ったので畳の席に無事座れてよかった。前座の人から、昼の部の中入り前の桂米丸(94)まで三時間以上。米丸(94)の高座は、末廣亭全体が、「お寺で偉いお坊さんの話を聞く」みたいな感じになってました。笑
初めて生で観たナオユキは収穫だった。あれは笑った。客席に謎の一体感が生まれそうになるくらい、みんな笑ってました。この、狭い空間でたくさんの人が同時に高座を見つめて笑ってる状況、ってのがいいね。お笑いはYouTubeで済ませてます、っていう人も、あえて千円札三枚握って末廣亭に行ってみると、新たな発見があるのではないか。
その後、同行の甘木君(百療表現)と銀座に移動して、明るいうちからハイボール→有楽町の居酒屋→〆に帝國ホテルのラウンジで酔い覚ましのコーヒー。を飲んだ後、さらにもう一軒別の居酒屋で飲みました。笑
■で、9/23月曜日は国立劇場で文楽第一部。『心中天網島』。文楽を見始めて日が浅いので、自分なりに見てます。要するに、まだまだ文楽のことがあんまし分かってないってことです(笑。でもそのぶん、今後わかっていく楽しみがあるわけだからさ)。大和屋の段、の幕切れが印象に残りました。
■先週の土曜は、都内某所でケンイシイのDJを見学してきました。クラブというよりはギャラリー然とした小バコ。この距離感でテクノゴッドを見られるってのがいいね。一曲目が「Flurry」。おい、ケンイシイの曲の中でもおれが特に好きな曲じゃん! やったあ。ちなみに、ケンイシイ氏、この曲のプレイ後にCDを『Innerelements』のケースに戻してたのですが、そのジャケのロゴからすると、日本盤じゃなくってベルギー盤だったね。
──細かいとこまで見てんなあ…。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
帰りに、「なか卯」で親子丼食べました。店内の有線では
東京少年の
「Shy Shy Japanese」が流れてました。
■渋谷のコンヴィニエンスなストアーで、前の元号(なんだっけ? 忘れた)から令和に代わる記念に発売された金粉入りペヤングが半額で投げ売りされてたので買った。半額だから、普通のペヤングを普通に買うより安い。笑
普通のペヤングに金粉の小袋が入っている。この金粉はとっておいて、なんかもっと別な機会に使おうと思う。部屋で一人でペヤングをすするよりも劇的な瞬間、というのはおれの人生にもあるはずである。たぶん。ちなみにペヤングよりもUFOが好きです。
■ちょっと前に歯医者で、「おれと同姓の患者とカルテ&レントゲンが出てきた事件」、というのが発生しました。
実害はなかったものの、なんかもうこの歯医者行きたくないなあ、2階の診察室から吹き抜けを通して「〇×さーん」と声をかけてから1階の待合室の患者を呼び出すシステムも好きじゃなかったし──と思いつつ日々を過ごしていたのですが、先日、この歯医者で以前にやってもらった虫歯のかぶせ物が割れました。ええ、割れました。
カルテ&レントゲンを別人のと間違うわ、かぶせ物は割れるわ、やっぱこの歯医者はもうやめとこう…。
ということで、今週末より新しい歯医者に通います。
■けさ地下鉄の中で、母親の胸にすがりついて泣きじゃくっている小学校低学年の女の子を見かけた。母親に手を引かれて電車に乗り込んできた時点で、すでに泣いていた。たぶん、学校に行きたくないんだと思う。ものすごく行きたくないんだと思う。わかるよ。おれは登校拒否とか、そういうのは全くなかったけど、わかるよ。まったく、学校ってやつは、こんな小さな子にこんなしんどい思いをさせてまで通わなければならない場所なのだろうか。
──と勝手に感情移入したけど、この子はもっと別の理由で泣いているのかもしれない。
とはいえ、二学期が始まったばかりの季節。この子が学校に行くことが嫌で泣いている可能性もまるっきりゼロでもないとも思う。ちゃんと声をかけてくれる人(オトナとも限らない)がこの子の周りにいて、この子が二学期を無事乗り切れますように。などと思わずにはいられない光景でした。
■でもまあ、繰り返すけど、この子が何で泣いてるのかまではわかんないからね。もしかしたら、おれはこの子を通して、自分で自分を「二学期(≒これから年末までの時期)を無事乗り切れますように」と励ましたかったのかもしれないな、とも思う。うーむ。
■では『ガイアの夜明け』の外食肉特集を見るのでこの辺で。
■お暑うございます。半蔵商店です。
チコちゃんの中から木村祐一が出てきて怒られそうなくらいにボーっと生きてたら、七月も終わりになってしまいました。凍った鶏肉をぶつけられないようにしなければなりません。
しかし三ヶ月前までは平成だったのかよ。平成ってあったなあ。みなさん覚えてます? 懐かしいな、平成。
■今日の夜、近所のスーパーでちらし寿司とローストビーフが半額になってました。これは重畳。ちらし寿司とローストビーフのどっちか片方ならまだしも、両方とも半額って、『アンビリーバボー』でオンエアされかねないほどの奇跡です。
家に帰って、どんぶりにちらし寿司とローストビーフを投入し、さらにひきわり納豆をトッピング、海苔とゴマを乗せて、ごま油だのなんだのいろいろかけて味を調えて、はい完成。何丼と呼べばいいんだこれは。とにかくこれを日本酒(「まる」です)飲みつつ食べました。
■今月の歌舞伎座は海老蔵月間でございました。昼の部、夜の部を見て、一幕見席で夜の部の大詰を2回。気のせいか、7/19の大詰は、三味線があまり良くなく、なんか微妙でした。荒法師たちもやりづらそう、と思ったのはおれだけか。でもトータルでは楽しかったですよ。『四の切』って何回も見てるはずなのに、欄間抜けのとこは「すげー!!!」ってシンプルに感動しちゃいましたもん。
ま、それはさておき海老蔵って、好き嫌い、賛否両論、毀誉褒貶いろいろあって、海老蔵なんか嫌いだという歌舞伎ウォッチャーも少なからずいるとは思うんですけど、じゃあ今の歌舞伎界に不要な人物か、と問われると、歌舞伎ウォッチャーの十人中1200人がNOと答えるでしょう。この状況で民主党のこと考えるの、民主党にもいませんよ!
──何の話だ? (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
元気かなあ、スリムクラブ。
■きのう『マツコの知らない世界』で、渋谷駅の乗り換えについてやってました。
うん、ほら、おれも副都心線ユーザーだから分かる! 渋谷駅の副都心線ホームから地上に這いずりあがるまで、ほんと、ウイスキーが熟成しかねないくらい悠久の年月がかかるのよ。距離があるのはもちろんだけど、「半蔵門線改札から8番出口に向かう人々」の流れが、完全に通路を遮断するポイントがあるんですね。あれをすり抜けるのがまた一苦労…。
なんで東京メトロの渋谷駅ってあんなにゲロ不便なんだろうね、と同僚と話し合ったところ、一つの結論にたどりついた。つまり、安藤忠雄は地下鉄なんかに乗らない。そりゃそうだよなあ…。安藤忠雄ではなく、安藤忠雄に発注した奴がアホでしょう。
思うに、日本の鉄道会社って、車両で乗客を運ぶことを得意としていても、電車を降りた後の乗客の流れに、とんと無頓着なのではないか。われわれ乗客は家畜でもなく貨物でもなく、ヒト科ヒト属ヒトなんである。電車を降りたら、駅を抜け出て、街に出ていかないといけないのである。鉄道会社は、たぶんそこに気づいてない。A駅のホームからB駅のホームまで乗客を運べばそれで終わりだと思ってやがる。
──なんか、勝手に決めつける感じの文章になってきてますけど… (゚д゚; ) (゚д゚; ) (゚д゚; )
■えーと、そろそろ眠くなったんで、寝ます。また次回。( ˘ω˘) zzz
■今夏の
カルピス初め(カルピスウォーターじゃなくてちゃんと原液を水で割ったやつ)と
冷やしそうめん初めを先日済ませまして、天気も徐々に夏らしくなってきております。
いま味わっておかないとさ。カルピスも冷やしそうめんも、立秋を過ぎると、なんだかピークを過ぎたアイドルみたいな感じになっちゃう。いまのうちに済ませておいちゃいましょう。
■さて夏と云えばTシャツですが(強引な展開)、このたび、オリジナルのTシャツを作りました。しかも10枚。しかも10枚全部色違い。しかも、デザインは一色刷りなのですが、10枚のうち2枚はわざわざ別の色で刷ってる、という念の入れよう。
↑こんな感じです。デザインはダミーです(実際のデザインは内緒)。白地に薄いクリーム色で印刷してる意欲作もあります。柄が見づらい。そこがいい。
■えーっと、このTシャツは残念ながら市販しません。おれが着るためにおれが作りました。おれの、おれによる、おれのためのTシャツです。完全に自分用です。
なんでわざわざTシャツを自作したかというと。なんか、ちょうどいいTシャツって見つかりにくいじゃないですか。で、せっかく見つけても1シーズンで廃盤になってたり、買い足そうと思って再度お店に出向いても「いっや〜、もうXLサイズしか残ってないですね〜……ええ」とか云われちゃったりさ、めんどくせえじゃん。だからもう自分で作りました。
デザインは、数年前まで
「アメリカンスペース」コザ店で売ってた感じのTシャツ、を意識したデザインとなっております。
あと、Tシャツってさ、あまりデザインに凝りすぎたのは着づらいんだよな。そんなに凝ってない、なんなら適度にださい──と書くと語弊があるけど、それっくらいのほうが日常でリアルに着やすい。
それとパロディーものとかもさ、さじ加減が難しくてね。しゅっとしてるパロディーならいいんだけど、あまりにもこれ見よがしなのは困る。那覇の国際通りで売ってるようなやつは論外。
■所ジョージがテレビで着てるTシャツって、たぶんほぼ自作だと思われますが、ここは所さんの影響を受けてるわけじゃないです。笑
■パソコンを買う買う買う買う買う買う買う買うと云い続けて幾星霜。ようやく新しいノートパソコンを本日購入しました! といっても、機種を選んで支払いを済ませただけで、実物が家に来るのはもうちょっと先なんですけどね。とはいえ、ちゃんと買いましたよ。
気になるスペックはこちら。
・OS/windows 10 Home
・CPU/i7-8700(6コア12スレッド)
・メモリ/32GB
・グラフィックボードっていうのかな/そういうのはない
・ストレージ/480GB SSD
・画面/だいたい15インチくらい(クラムシェルにして別のディスプレイにつなぐので、ここはとくに大事ではない)
■ほら、これは有名な話ですけど、おれってパソコンで音楽作ってるじゃないですか。だから音楽用にはどういうスペックのパソコン買えばいいのかなー、なんていろいろ検索してみたんだけど、
「DTM用のパソコンに必要なスペックはこれだ! '83」みたいな記事があれやこれやとヒットするんですね。
それはいいんだけども、「CPUはi7以上が良いでしょう、メモリは16GB以上が良いでしょう、持ち運ぶならノート型が良いでしょう」みたいな、
明治時代の天気予報かよレベルのふわっとした記事がけっこうあるのな! あとは「CPUは“頭脳”です、メモリは“作業できる机の広さ”です」みたいなさ、'90年代のパソコンの教則本みたいなことが真顔で書いてあったりとか。まあ、そういう初歩的な記事のほうがアクセス稼げるんだろうな。
で、そういうブログを書いてるやつと同じ数だけ意見があるわけだからさ、どのスペックが正解かなんて決定打はないし、いちいち参考にするのもだるい。
なので、いろいろ考えはしたのですが最終的にスペックはなんとなく勘で決めました。おまえの音楽にメモリが32GBも要るのかと訊かれるとあれですが、おれもよく分かりません。まあ勘ですので。
■で、ひとつ気になるのがWindows 10のグレードですね。ProかHomeか。このグレードの話になると、店の人が
急に饒舌になってきて、やたらProをお勧めしてきて、吉本の霜降り明星ぐらいゴリゴリ推してきて、なんか不安になってHomeを選びました。
いま気になって、windows 10についてざっと検索してみたところ、やはりHomeよりProのほうが無難だったかなー、と思わないこともないけど、グレード以前にWindows 10自体を批判する記事がけっこう見つかって(おもにアップデート時の不具合の件)、なんなの10ってそんなにひどいの、といまさらながら認識するなどしております。大丈夫なんですかね、10…。いまだに7使ってるからわからん。
∴
■さて、パソコンを買ったあとの食事といえばラーメンに限ります。
──そうかあ? (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
ですから、パソコンを買ったあとの食事といえばラーメンに限ります。
でも、まあ七月ですし、ラーメンではなく冷やし中華を食べに行きました。この時期に、クラッシックな中華料理屋で冷やし中華を食べるのが好きなのですね。
いつもは神保町S店に行くところ、今日は目先を変えて神保町Y店に行きました。なんでも、冷やし中華発祥の店、とのことです。ほんとかよ。要出典タグ貼んなくていいのかこれ。
■お店に入ると、比較的ゴー☆ジャスな外装に反して、比較的しょぼい店内。なんだか病院の待合室みたい…。席について、冷やし中華の大盛りを発注。1810円。けっこうするね。
数分後、冷やし中華大盛りが運ばれてきたので、食う。ずるずるずるずる……。うーん、味はいたって普通。この価格からするとちょっと微妙かなあ。冷やし中華に美味いも不味いもあるかよって云いたがる人もいるかもしんないけど、でもやはり価格とのバランスってもんはあると思う。麺がそうめんのような極細なのも気になる。これはまあ、好みの問題ですけど。
おれが冷やし中華を半分くらいまで食べ進んだところで、見ず知らずの女性客と相席。うそだろ。1810円のもの食ってんのに相席はないだろ。いや、円卓とかならまあ分かるけどさ、4人掛けの普通のテーブルで相席。それも、お昼時のピークならともかく、午後2時前なんである…。
■さらにファッキングなことには(直訳風)、近くの席のアラフォー男性2人組が「中国旅行におけるトイレ事情」をでかい声で話していました。「最近はねー、中国の若い人もドア無しのトイレはイヤみたいです」とか、
「上海の男性用トイレの小便器はエンドレスで水が流れている」とか、飲食店で大声で話すことかよ。そんなトークを聴きながら、1810円もするのに微妙な冷やし中華をすすっているこっちの身にもなってほしいし、こいつら2人とも帰り道で米軍に誤爆されてほしい。
■食べ終えて、「この1810円は、いままでの人生でいちばん納得のいってない1810円です」と心の中で念じながらレジのジジイに代金を払いました。高速度カメラで撮影して計測したら、たぶん、おれが財布から現金を取り出すスピードは普段より有意に遅かったと思う。
ちなみにこのお店、池波正太郎が生前通っていたそうです。だから何だよ知らねえよ。
ちかぢか、S店に行って冷やし中華を食べて口直ししてきます。
■自宅のノートPCの異音がいよいよいよいよひどい。'00年代初頭だったら、この異音だけを素材に用いた曲で、北欧のサウンド・アートのレーベルのコンピCDに参加できたと思うけど、コンピ参加どころかフルアルバムがリリースできそうなくらい、いろんな異音を奏でやがるようになった。しかし、いまは'00年代初頭ではない。高尚なことをやっても誰も聴かない((C)池田亮司)。
■なので、次のボーナスでPCを買い替えることにします。たぶん。いや、「たぶん」なんて保険をかけちゃいけないな。買い替えよう。
拙僧は、自宅用PCは秋葉原のBTO屋で買うことにしてるので、次買うとしたらD社かなー、となんとなく思ってたのですが、どうもD社は先日SSDのメーカー?の偽装問題?かなんかをやらかしてるみたいで、ちょっとイメージが微妙になってます…。
二月二十三日(土)
■朝の六時に銀座にいる。
向井山朋子『ピアニスト』を見るためだ。『木梨の会』が放送されている時間帯なのに、会場のエルメスには人類が百人くらい(もっとか?)集結している。
エルメスのビルはガラスが壁だから、だんだんと夜が明けていく銀座の街の気配が感じられるのが面白い。一時間ほどの演奏を聴き、展示されているインスタレーションを見る。そのあと近所の立ち食いそばでとろろそば feat 生卵。いったん帰って寝る。
■午后、テレヴィジョンで『正直さんぽ』をちょっと見る。土曜の昼にフジテレビ点けて、正直さんぽの週だとトクした気分になるよね。路線バスの週はハズレだよね(※個人の感想なんかじゃなくてただの真理です)。
■昼の三時から某君と六本木でクラフトビール飲む。明るいうちに飲むっていいよね。
夕方六時、銀座の沖縄料理屋に流れる(ということは、おれは一日に二回銀座に来てるのですね。笑)。この晩の話の内容を端的にまとめると、ロバート秋山はすごい、ということです。
この動画の2:10のとこ(※リンクは頭出し済み)の「これ、部長からです」「じゃこれ私からです」の妙なリアリティ。
■九時ごろ解散。明るいうちから飲み始めると、帰りも遅くならないから、終電タイムアタックなんかしなくていいし、ぎゅうぎゅうの終電に乗る必要もないのだ。
二月二十四日(日)
■ここ二週間、どうも疲れ気味なので、今日は完全に一日部屋でゴロゴロ。
■──のはずが、気がつくと歌舞伎座の一幕見席で『熊谷陣屋』を見ている。とてもタイト、かつ濃い芝居。財布が許せば一階席で見たかった。
■ところで、『モヤさま』が以前ほどは好きではない。なんというか、立ち寄った店、立ち寄った店ごとに、わざわざ深掘りしよう、深掘りしよう、という作為が見えてくるようになったというか。その作為がしんどいというか。
その点、『正直さんぽ』は、さらっと流す感じだから、いいんだよね。有吉とバカルディの差なのか。フジと東京12チャンネルの差なのか。
■さて、このところ、日曜日の寝る前は、所ジョージの'80年代のエッセイ本をちょっと読む、というのを習慣にしている。
──なにその謎の習慣。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
本を読んでいると、所さんが親知らず抜歯前後に七転八倒したときの様子が書かれていて、親知らずを抜く前も抜いたあとも、時はまさに世紀末。うーん、おれもそう遠くないうちに親知らずを抜く予定なので、なんか他人事ではない…。
それにくわえて、どういうわけか、この夜は左上の奥歯がなんかズキズキしたんだよね。虫歯は先日全部治したし、左上の親知らずはとっくの昔に抜いたんだけどな。ロキソニンを飲もうにも、その時はビールを飲んじゃってたので、薬が飲めなくて困った。
歯が痛かったぶん、エッセイの中の所さんになおさら共感できました…。
■国立劇場小劇場で文楽を見ました。カブキはここ数年毎月見ておりますが、文楽はほぼ初めてです。人形浄瑠璃。
ほぼ、というのは、以前、横浜のKAATに杉本文楽を見に行ったことがあるのですが、えー、開演時刻を二時間早く間違えて着いてしまい、慣れない横浜の街での二時間のつぶし方が分からず体力を消費してしまい、上演中は寝てた、という重大インシデントがありました。
ですが、まあ実際、ノーマル文楽を見るのは今月が初めてです。
■2/2の土曜日は第三部、『鶊山姫捨松』『壇浦兜軍記』。雪責と琴責。翌2/3の日曜日は『桂川連理柵』。
パンフレットは六百円くらいで、しかもミニ床本のおまけつき。床本といっても、『笑点』の題字みたいな筆文字がびっしり並んでるやつじゃなく、普通の明朝体で印刷されてるので安心です。
■前述のとおり、歌舞伎は見てるけど文楽は初めてなので、うん、まず、やっぱりカブキとの違いから入るよね。定式幕が上手から開くんだ、とか、花道がないんだ、とかさ。で、あと、“床”の義太夫&三味線が、物語の、というか、舞台進行のイニシアティブを大きく握ってるんだなあ、ということが分かった。カブキだと、ほら、あくまで生身の役者が主で、義太夫&三味線は従というか副というかそういう感じじゃないですか。でも文楽は義太夫&三味線と、人形&人形遣い、そのどっちが主でどっちが従(副)か、があまり明確な区別がなくわりと曖昧で、そこが面白いとこだと思った。
■文楽では人間が人形を動かすわけなんだけど、もちろんただ身振り手振りのレベルで動かしてるわけじゃなくて。ちゃんと人形がキャラクターの心情を表現するわけですよ(って当たり前のこと書いてますけど)。
たとえば、「雪責」でいうとさ、庭で折檻される中将姫が、奴の持つ割れ竹を見上げるときの絶望と恐怖が入り混じってはかなげな、それでいてどこか凜としたとこもある表情とかさ、もう、ほんとに、なんというか、人形に人間らしいなにかが宿る瞬間があって、そこに素直に「すげえ」と感じる。その瞬間が文楽。たぶん。
■では、「は? でも演技するんだったら、人形じゃなくて最初から生身の人間が芝居すればいいやし」と中学の同級生に沖縄弁で云われたら、どう返答しよう。
それはたぶん──、生身の役者ってのは自分の姿かたちと声から逃れられないじゃないですか。芝居の登場人物の心情を表現するにも、その「姿かたち+声」というフィルターをいったん通さないといけない。
でも、文楽では人形が演ずるので、「姿かたち+声」というフィルターを通さない、そのぶん純粋な表現ができるから……なのかな、なんて考えております。いまのところ。
しかし、中将姫の折檻、見てらんないっすよー、あれは、かわいそうで(そう、人形に「かわいそう」なんて気持ちを抱けちゃえるんですよね)。
■で、阿古屋の琴責。年末に児太郎と玉三郎の阿古屋を見たのは記憶に新しいところですが。
これがさー、もうね、三曲の演奏がすごい。阿古屋の人形が床の演奏に合わせて楽器を弾くんだけど、人形と演奏がシンクしてるんですよ。シーンークーすーるー♪んですよ。DA PUMPの「if…」ぐらい。
三味線のときなんか、阿古屋の人形の指までリアルに動いている。日清紡のCMみたい。犬と人間の二人羽織のやつね。でも阿古屋は二人羽織じゃないんだぜ。イヤホンガイド曰く、そういう「三味線弾いてる動きを表現する用」の手首を付けるらしい。
そう、岩永もいいんだよなー。悪役なのに、ちょっと滑稽みとか、なんなら愛嬌もあって。阿古屋を見ればいいのか、岩永を見ればいいのか、迷う瞬間があるくらい。
■そんで翌2/3は『桂川連理柵』で、はしょりますがこちらも自分なりに楽しく見られました。
■で、昨日2/9は、
虫歯を治したあと、急遽第三部を再見しました。これは予定外の観劇&出費だったのですが笑、もう一度見たくなってしまったので。2/2は下手の席だったけど、2/9は上手の席だったので、床での三曲の演奏がより間近に聞けました。
■ただ今回は、どの日も後ろの席だったので、人形の表情をもっと近くで見たいなあ、という欲が出てきました。次はもっといい席が買えるようにがんばろう。
あ、2/17は第二部『大経師昔暦』見てきます。
■最後にもうひとつ。たとえば平成中村座とか新春浅草歌舞伎では、女子トイレに
Windows95の発売日ぐらい行列ができるんですが、国立劇場小劇場での文楽では男子トイレのほうの行列が長いんですね。トイレの外にまで行列が出来てました。
ナウシカかラピュタのどっちかが歌舞伎化されるそうですね! しかし演出家が(以下略)。
悲しいお知らせはこれくらいにして、気を取り直して本題。
十二月十四日(金)
■今日は仕事休む、と、ちょっと前から決めてたので休んだ。どうしても休みたかったわけじゃないけど、ここで一息入れないと十二月後半乗り切れないよう気がしまして。
とはいえ、どうしても休みたかったわけじゃないから、とくに予定らしき予定もない。というわけで、気がついたら歌舞伎座にいた。びっくりですよね。
先週見た『お染の七役』を再見するため一幕見席の切符買う。序幕と二幕目。そのあと歌舞伎そばに行く。まだ午前11時台なのに満員。かきあげダブルで大盛り。
■時刻が近づいたので歌舞伎座に戻って一幕見席へ。列に並んでると、そうですね、70前後でしょうか、それっくらいの年代のオヤジ四人組が来て。
「歌舞伎座って全部自由席なんだ?」
「席に番号振ればいいのに」
「二度手間だよな」
「ガイドは? 別料金?」
「切符代に含めてくれりゃいいのに」
「玉三郎、肺炎のCM出てるよね」
みたいなことを四人でいろいろ大声で話しながら列に加わって、なかでも特に声のでかい一人がやたらリーダー風を吹かしてるんで、最初は「カブキにくわしいリーダーが、他の3人を率いている」と思ったんですね。でも話を聞いてると(※聞こうとしなくても自動的に耳に入ってくる)、そうじゃなくて、このリーダー格のオヤジもカブキは初めてだったんらしいんですね。なんでここまで堂々とリーダー風を吹かせられるんだ。いつでもどこでも吹かせてるのか。
■おれはその四人組の近くの席に座ってました。で、わざわざきちんと観察してたわけじゃないけど、そのオヤジ四人、イヤホンガイドしてなかったぽい。
世話物とはいえ、生まれてはじめて見るカブキでイヤホンガイドなし、ってハードル高くないですか。この芝居けっこう設定ややこしいし。たぶん、そのオヤジたち、壱太郎が早変わりしてるの気づいてなかったと思う。
しかも、その四人は序幕だけで出て行った。うーむ。
■ちなみに、おれの席の近くには外国人女性の二人連れもいたんだけど(おれの知識では、この二人が何語で話してるのか判断できなかった)、その二人連れも、どうも字幕ガイドを持ってなかったようだ。字幕なしで外国人があの内容を理解できたのかどうか、大きなお世話だけどちょっと気になる。この外国人女性二人も、序幕だけで出て行った。
■えーと、ながなが書いたけど、まとめると、素直にイヤホンガイドなり字幕ガイドなりを借りたほうがいいのではないか、ということです。せっかくカブキ見に来てるんだからさ…。
∴
すいません、今日の分の日記も書こうとしたけど、長くなったのでこのエントリはここまで。ちなみに今日は歌舞伎座夜の部でした。Bプロで児太郎が阿古屋の日。
■今週に入ってから、まるで師走のような寒さが続きますが。
先日の朝、家の近所で半袖のアロハシャツにショートパンツの若い男性を見ました。
たぶん近所の大学の、体格からして相撲部かなんかの学生だとは思うんですが、その日の文京区は最高気温が10℃もなかったぞ。風邪引かないんだろうか。大きなお世話か。
■しかし、寺田心ってあんな幼稚園児っぽい感じを出しといて10歳なんだな…。いい歳の取り方しなさそうだ。これも大きなお世話か。
■茗荷谷から石神井公園の引っ越しについて、なんですが、茗荷谷に住み続ける説にだんだん傾きつつあります。
というのも、拙僧は渋谷に勤めておるのですが、石神井公園から渋谷への平日朝の電車って、まあ混んでるんですよね。
実は、引っ越しを検討するにあたって、わざわざ平日の朝に早起きして、茗荷谷から石神井公園まで行き、石神井公園からあらためて渋谷行きの電車に乗る、という実験を数回おこなったのですが、まあ混んでました(当たり前か。でも2018年現在の混み方を実地で体験しないとね)。
つい2年前までは、その混んでる電車に毎朝乗ってたわけではありますが、しかし
wikipediaによると、石神井公園駅の利用者数は年々おおむね増加してるようです。普通に考えると、電車の混雑は年々ひどくなるってことですよね。対して、おれ個人の体力は、普通に考えると年々衰えるわけで、そうなると出勤というものがだんだん苦行になっていくわけですね。となると、仕事そのものまでだんだんキライになってくる、という流れが予想されるわけで、これはあまり良い傾向とは云えない。出勤の疲れが、自分では知覚できないレベルで仕事にじわじわ影響をおよぼしてた、なんてこともあるだろうし。
あと、いちいち
小竹向原で乗り換えるのも、やっぱりしんどいしなー。2年前までは、普通に乗り換えてたのになー。
ちなみに、石神井公園始発の渋谷方面行き各駅電車、というのもあるにはあって、これは比較的空いてて、かつ乗り換え無しで渋谷まで行けるわけなんですが、でもこれだと40分くらい電車に乗ってなきゃいけないんですね。うーん。
ということで、茗荷谷に住み続けようかなあ、という気分になりつつあります。
■あと、引っ越しと云えば、半蔵商店もそろそろ別のサーバーに引っ越すなりなんなりしてリニューアルかなあ、と考えております。古いもんねレイアウト。
hanzo.tvというドメインの文字列には愛着があるので、できればドメインそのままでブログをリニューアルしたいけど、おれの技術ではたぶん難しい…。
なので、hanzo.tvはこのまま過去ログ塩漬け保管庫にして、新ドメイン新サーバーでブログ続行、というかたちがいちばん無難なんですかね。どうなんだろう。
■先日、会社のA君とB君と拙僧とで久しぶりに男三人で食事でも、ということで、某所のステーキ屋に行ってきました。金曜の夜、にぎわう店内。「このメンツでメシってのも久しぶりだよね〜」みたいな方向性で浮き立ってる我々三人。メニューを持ってくる店員さん。
■A君がメニューを開きながらこう云いました。
A「せっかくだからさー、ステーキ食べる前にビール飲みながらなんかつままない?」
B+拙僧「あ、いいね、そうしよそうしよ」
同調するB君と拙僧。
そして、巨大なカリフラワーみたいな、変な盛りつけののオニオンフライを一皿と、フライドポテトを二皿、それに、ビールを発注するわれわれ。
■数分後、巨大カリフラワーのように盛りつけられたオニオンフライ一皿と、フライドポテト二皿、それにビールを持ってくる店員さん。店員さんはパンも持ってきてました。このパンはサービスだということです。
とりあえず乾杯して、ビールを口にし、オニオンフライとフライドポテトとパンを食し始めるわれわれ。パンがほんのり甘くて美味しい。
■しかし、この注文、大きなミスがひとつあります。おわかりですか?
そう。
この時点では、われわれは完全に忘れてるのです。
われわれが三人とも30代後半だということを。
■あのさー、35過ぎたらさー、もうオニオンフライとフライドポテトだけで腹いっぱいになるぜ、こんなもん。
いや、一人で黙々と多量のメシかっこむんだったらいいよ。いくらでも食えるとは云えないまでも、それなりには食える。
でもさ、みんなでビール飲んで、話して、ツマミつまんで、ビール飲んで、話して、ツマミつまんで、というローテーションでゆっくりゆっくりやってるとさ、まあ、食はそんな進まないよね。
■巨大なオニオンフライの山を7割がた片付けて、二皿あったフライドポテトも一皿は平らげたかな、くらいのタイミングで、ビールと、そしてパンのお代わりをするわれわれ。
そして、ひきつづき談笑しておりました。
■で、われわれ三人でオニオンフライとフライドポテトとパンを平らげたところで、A君は云いました。
A「よし、じゃあ、そろそろステーキ頼もうか」
その一言で、にわかに、われわれのテーブルは、ちょっと微妙な空気に支配されました。
そう。
われわれは、気づいてしまったのです。
もう、まあまあ満腹だということに。
そしてわれわれは、ここにきてようやく思い出したのです。
われわれが三人とも30代後半だということを。
■うん。タマネギとイモとパンを食べながらビール飲んでたら、そりゃ、それだけで腹もいっぱいになってきますよ。そういう年齢ですよ。
正直いって、このままステーキを食べないで解散のほうがありがたかった。A君もそうだし、B君もそうだろう。
とはいえ、ここはステーキ屋だ。タマネギとイモとパンだけで退店するのは、どうか。そもそも、今日はみんなで肉を食おう、という建前のもと、われわれ三人は集合してしまっている。
肉、たのむしかない。要らないが。
■店員さんを呼び、A君はステーキを、B君は骨付きラムの盛り合わせのようなややこしい一皿を、拙僧はハンバーグを発注。
問題はここからです。肉が運ばれてくるまでの数分が長いこと長いこと。もう、三人とも完全に「これ以上、いまさら食えねーよ…」という気分なのです。でも、その一言が、なんか云い出せないのです。
お互いがお互いに満腹であることを悟られないよう会話を続けるゲーム
になってましたね、完全に。
云えない。最初にオニオンフライとフライドポテトとパンが運ばれてきた瞬間がピークだったなんて、そんなほんとうのこと云えない。
「もう満腹になったからさ、今日のところは帰ろうよ」と誰も提案しない。あるいは提案できない。なんだろうこの謎の空気は…。
この、「金曜の夜、久しぶりに集まっての、ステーキ屋での楽しい食事会」っていう設定を死守するために、肉を食べなければならない。それも、あたかも美味しそうに。
■注文して数分後、容赦なく運ばれてくるステーキとラム盛り合わせとハンバーグ。
口々に、うん、おいしい、うまいね、やっぱ肉だね、ビール進んじゃうねー、などと、演技しながら食べるわれわれ。B君に至っては、再度メニューを開いて、「あ、おれポップコーンシュリンプも頼んじゃおうかな?」などと独自の演劇メソッドに基づいたセリフを発射する始末。たぶん、三人が三人とも「おれがとっくに満腹ってことに、他の二人は気づいてないぞ、しめしめ」と思ってたはずです。
でも料理の減り具合は正直なもので、三人とも、皿の上の付け合わせにはほとんど箸をつけておりませんでした。B君と拙僧は、どうにかこうにかラムとハンバーグをそれぞれ食べきりましたが、A君はステーキをちょっと残していました。ちなみに拙僧がなぜハンバーグを発注したかというと、メインディッシュの中でいちばん胃に負担が少なそうだったからです。会計を済ませて解散するわれわれ。
■このステーキ屋は米国系の店で、味はまあ、はっきり云って大味なんですね。結局、いちばん美味しかったのはパンでした。肉がもうちょっと美味しかったら、ありがたかったんですけど。
ちなみにこの日の会計は一人頭6000円でした。おい、まあまあの焼肉が食える額じゃねえか。焼肉のほうがよかったかな…。
いや、誰も悪くない。ほんと誰も悪くないんですよこの話。
■おい、明日から連休か。この連休は部屋を片付ける予定です。
が、部屋の片付けを始めても、どうせ90年代の音楽雑誌かなんか読みふけって、けっきょく片付かない、むしろ、なまじ片付けを始めてしまったがために、ますますとっちらかってしまった状態の部屋で連休明けの5月7日の朝を迎える、という想像しかできません。
それでも、「この連休は部屋を片付ける予定です」なんてブログの一行目に書いちゃうんだよな。なんなんだろうな。部屋なんてどうせ片付かないんだから、どっか遊びに行ったほうが合理的かもしれない。
■部屋にどっさりあるカブキの筋書、処分しようかなあ。
↑「処分しようかなあ」などと迷ってるうちは、ま、けっきょく捨てないだろうな。
■先月の電気代が12000円を超えました。半蔵商店でございます。
そう、去年は営業の仕事で、平日はずっと栃木と茨城のホテルだったじゃないですか。でもこの冬は普通に東京市小石川区の自宅で生活してるので、オイルヒーターをつけっぱなしにしておりますので、このお値段となりました。そもそも6帖の部屋から9帖の部屋に引っ越したら、暖房費も上がります、そりゃ。まあ、健康に冬を乗り切るためのコストと云うことで。
■で、本題なんですけど。
ちかぢか歌舞伎座ギャラリーにて、
「ギャラリーレクチャー 女方ができるまで」なる営みがあるそうなんですね。で、梅丸くん(と梅乃丈)が出るんですね、これ。
歌舞伎美人での告知が3/8で、切符の発売が本日3/11、開催が3/18+25とタイトなスケジュールなのですが笑、えーと、この切符、23:00現在、両日ともまだ買えます。
つーことで、興味がある人はいまのうちに買っときましょう。
■あと、さっきフジテレビで「開かずの金庫を開ける」みたいな特番やってましたが、あれってテレ東の所さんの番組のパクリにしか見えなかったんですが、気のせいでしょうか。
安易なパクリ番組を作るくらいなら、ポンキッキの名曲「さすらいのカメ・ハメハ」を100回くらい連続でリピート再放送しろっつーの。名曲だから。パクリ特番より数字とれるよ。たぶん。
■11/15は2回目のワンピース歌舞伎、昼の部。三階席。
三階席は、七三のチョッパーは見えないものの、舞台全体が見渡せて良い。本水のシーンもじゅうぶんに迫力あるし、宙乗りの右近も近い。あと、白ひげ海賊団がせり上がる回り舞台で登場するとこほんと最高。
第三幕は長い立ち回りを整理すれば、スクアードが白ひげを刺すに至るほどの疑心暗鬼に陥っていった過程を、もうちょっとくわしく描写できたのではないか、と思いました。まあ、これはあくまで個人的な感想ですので、あまりお気になさらず。
しかし、カブキ化にあたって、集英社で連載中かつフジテレビでアニメを放送中の漫画、の諸々の権利関係をクリアするの大変だっただろうな、と改めて思うなど。で、それにくわえて、「ゆず」の人に新曲を書き下ろしてもらって唄ってもらったりしてるわけですからね。各方面への調整にどれくらいの労力がかかったんだろう。
次は本水がかかる席で観たいなあ。って、もう休日の切符は売り切れてますが…。
■で、本日11/19(ちょっと待って11月ももう19日なのちょっと待って)。国立劇場で新歌舞伎の2本立て。
新歌舞伎苦手なんですが、今月の国立劇場は楽しめました。今月歌舞伎座の『大石恵三』もとい『大石最後の一日』はあんまり口に合わなかったのにね。
新歌舞伎って、絶え間なく長ゼリフがぎっちり詰まってるという印象があるんですが。『坂崎出羽守』は、セリフがなく無言で進行する時間があるんですね。そうすることで独特の緊迫感を漂わせて、沈黙を破って発せられるセリフを印象づけようぜ、という手口だとは想像するのですが、これはけっこう効果的だったように思います。
家康と千姫のやりとりとか、坊さんが坂崎幸之助(違う)を説得するところとか、そういったセリフの応酬が、まあ、新歌舞伎、なのかな。船上のシーンも面白かった。
『沓掛時次郎』は、なんつーか、梅玉がふわっとした演じ方だったので、さらっと見られた。これがこってりした時次郎だったら、たぶんわりと早い段階で飽きてたと思う。あと橘太郎も良かったです。
2本とも新歌舞伎なのでセリフの絶対量は多いし、正直、明るくはない内容だし、『大石〜』に同じく場面転換の大工仕事がトンテンカントンテンカンと長いし、と、そういう点もあるにはありますが、話はシンプルで分かりやすかったし、自分にしては珍しく、新歌舞伎の舞台に引き込まれてました。
やはり、おれは新歌舞伎が、じゃなくて、真山青果が苦手なだけなのかもしれない。
■いま検索したら、『大石恵三』の主題歌をパール兄弟が唄っていた、という、ほんとうにいらない豆知識が手に入ってしまいました。これだからダメだわ、インターネットって……。
──何に対して何を怒ってんだ? (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
■けっきょく砂原良徳ライブ、ではなくワンピース歌舞伎再演、行ってまいりました。切符を買った日がライブの日だったんですね、しょうがねえじゃん、おれだってどっち行こうか悩んだよ!
すでに買った11/3のワンピース切符を金券屋に放流して、まりんのライブに行って、ワンピースは別の日に見る、という手もあるにはあったんですが、11/3の切符を手放したくなかったんです。花道近くのいい席だったから。この席と同じグレードの切符を別の日(それも土・日・祝)で手に入れ直すのは、ムリではないけど、ちょーっと難しいかなあ。
うん、'15年の初演は2階席後方で見てたんですね。だから今回は1階席で見てえなあ、と思ってまして。で、どうせ1階席なら花道に近い方がいいよね。ということで、ワンピースは今日観ることにした。ごめん、まりん。
■ということで、近くのスタバでコーヒーに真顔で牛の乳を混ぜた飲み物を買ってから新橋演舞場へ。劇場の外で、「ルフィの歌舞伎弁当」1500円を調達してから入場。1階席は、やはり、足を踏み入れたときの昂揚感が違うなあ(なにぶん、歌舞伎座ではもっぱら3階席なもんで)。いったん客席を出て、筋書と、あと、買おうかなどうしようかな、としばらく迷ってタンバリンを購入してから着席。16:30開演。
■初演をご覧になった方はご存知の、あの、舞台に置かれたルフィのフィギュアの本物の影がアニメになって動き始めて、オープニングのムービー。
で、奴隷市場のシーンから芝居が始まったのですが──
開幕して何分も経たないうちに(支配人ディスコが商品の紹介を終えて、チャルロスが出てくる直前)、突如「ワンピースのキャラクターが描かれた定式幕」が引かれて、
芝居が止まった
んですね。この幕、第1幕のラストで出てくるはずのやつだよね、なんでこのタイミングで出てくんの!?
おれ、歌舞伎を見始めて7年半くらいだけど、芝居が止まるなんて初めてだぞ、おい…。
■やっぱりさー、猿之助のニュースあったしさ、一瞬、良からぬ想像が頭をかすめちゃうじゃないですか。
支配人ディスコが場つなぎで登場し、舞台機構にトラブルがあった旨を説明。何分間か芝居が中断したのち(何分間だろう。正確な時間は覚えてないです)、仕切り直し。ド頭のルフィの影絵アニメ→オープニングムービーからやり直しという、なかなかの放送事故。笑
ともあれ、無事再開して良かった…。
■この後のあらすじとかは、他の方のブログを参考になすってください。
■右近ルフィは、たとえて云うなら『あらしのよるに』の松也の“めい”みたいな、ちょっと女形入ったような感じで、そこが猿之助ルフィとはいちばん違ってるところかな、と思ひました。
で、巳之助ボンクレーは相変わらず素晴らしいですね。あと、猿弥(50)、右團次。過去ログを読み返したわけじゃないけど、たぶんおれは二年前も巳之助と猿弥(48)と市川右近がよかった、みたいなことを書いてると思う。
■いちいち書くことじゃないかもしんないけどさ、この芝居は、少年ジャンプに連載中の漫画が原作であるにもかかわらず、やはり歌舞伎というバックボーンの存在をきちんと感じさせるわけです(「歌舞伎」と銘打たれた芝居だから当たり前だろ、とおっしゃるお侍さんもいるかと思いますが、歌舞伎と銘打たれてるわりにはぜんぜん歌舞伎っぽくない芝居もあったりするんです)。
役者ひとりひとりのセリフに、動きに、歌舞伎という4世紀にわたる蓄積を持つ藝だからこそ生み得たものが宿っているのが、おれのような者なんかにも感じられる瞬間がある。と思う。なんか青くさいこと書いてますか。
■席が花道近くってのも良かった。当たり前だけど役者が身近に感じられてね、足音とか息づかいとか、臨場感がVRどころの騒ぎじゃないですよ。なんだろう、衣装をまとって物語の中にいる役者が、自分のすぐそばを駆け抜けていくこの感じ。現実と虚構の間(あはひ)に、自分がいるような錯覚。ただの錯覚かもしれないけど、その錯覚を味わわせてくれるのが芝居であって、おれはその錯覚を味わうために、今日もこうして、ある金払って芝居小屋に足を運ぶわけで。
ボンクレーのオカマ六方(※正式にはなんて呼ぶんだろう・笑)、かっこよかったなあ。間近で見られて良かった。
あ、でもファーファータイムの宙乗りは、やっぱり二階席三階席のほうが眺めがいいかもしれませんね。クジラも出てきますしね。まあ、いろんな席で観てみたいと思わせる、ってのもまた、良い芝居の条件なのかもしれません。
あ、次は本水がかかっちゃう最前列で観たい。笑
■で、あとはやっぱり、またいつか猿之助ルフィも観たいな、と。
■沖縄から帰京してくるたびに、
「アメリカの古いコーラやソーダの空き瓶が欲しい! 7UPとかバブルアップとか!」とか、
「アメリカ企業の古いマスコットが欲しい! ケロッグの虎とか! ビッグボーイ人形とか!」とか。
まあ、その種の物欲にとりつかれて、そういうお店のサイトとかヤフオクとかのぞいたりしちゃうんですね。実際、沖縄ではそういったものを扱う58号線沿いの店を見て回るしね。
とはいえ、そういう物欲はだいたい1週間ほどしかもたないので、その1週間をやり過ごせば妙な散財をしないで済みます。
が、昨日、ヤフオクを見てたら、沖縄の店で「ちょっと欲しいな〜」と思ってた商品が1万円くらいで出てたので(それも即決価格)、うっかり入札しそうになった。これ、たぶん来週だったら1ミリも欲しくならない商品(笑。ちなみに某タバコ会社のノベルティ)。
うん、ああいう品々ってさ、雰囲気ばっちりのアンティーク屋の店内で目にするからかっこよく見えるわけであって、あれを買って、散らかりまくった自分の部屋に持って帰ったところで、そんなに大してかっこよく見えないっていうね。
■ところで普天間〜伊佐〜大山のエリアの店を巡って思ったんだけど、この手のアンティーク屋って、じわじわと'90年代のアイテムも扱うようになってるんですね。そうか、もう'90年代もアンティークとかビンテージの世界なんだな…。
なんなら
スポンジボブのグッズおいてる店もあったしね。
■今晩、フジテレビNEXTでやってた、所ジョージと坂崎幸之助の番組を見ました。所ジョージが自身の楽曲について語る機会というのはなかなかないと思います。番組中、所が、昔の曲をリメイクしても良いよね、といった趣旨の発言をしてました。ぜひして欲しいです!! 『40周年カニバーサミー』聴きたいですよ。
フジテレビNEXT smartに入ってる人は、8/27(日)の23:59まで
ここで見逃し配信やってるそうです。
■あ、今月歌舞伎座、第二部の切符が戻ってたので買いました。泣く泣く一等席。帰省直後でお金ないんですけど…。(´;ω;`)
■パックのフタのフィルムが簡単にはがれてくれるのが良い豆腐。
■フジテレビNEXT、という局でやってる坂崎幸之助の番組に所ジョージが今夜出るっぽい。たぶん歌うっぽい。
■この局はPCでも見られるというので、さっそくネットで契約した(あまりわかりやすくなかった。ああいうのの料金体系とかってもっと簡単に図解できないもんですかね)。
が、この番組は今晩19時からの放送なんですね。19時に間に合うように帰宅できるかどうか。
19時に間に合うように帰宅したところで、ついうっかり地上波で『プレバト』を見てしまわないかどうか。
■グローバルな某社の、「ぼくたち働く! あなたラクする!」っていうキャッチコピーの、トイレスタンプって云うんですか、便器に直接貼り付けるタイプの洗剤を使ってるんですけど。
香料のニオイがきつい。パッケージを見るとメキシコ製と書いてある。たぶん、北米市場向けの商品を、カスタマイズせずにそのまま日本でも売ってるんだと思う。このニオイは日本人向けじゃないなあ。
■でもまあ、景気の悪い極東の島国のために、外国企業がわざわざカスタマイズした商品作らないよね。
聞くところによると、このごろは「各国語版が発売されているPCソフトなのに、日本語版が発売されてない」とか、「アジア各国に出店している欧米のアパレルブランドが、日本にのみ店舗を出してない」とか、そういったことがあるんだとかないんだとか。こないだ近所を散歩していたペンギンがそういう風に云ってた。
■なので、このグローバル企業のトイレスタンプの香りに、われわれ日本人が鼻を慣らさせるほかなさそうです。
──と書こうとしたけど、国内メーカーが作ってる同様の商品を買えばいいだけの話か、これは。
■6/4の日曜日に歌舞伎座昼の部行ったんだけど、『浮世風呂』の幕開き、夜明けの銭湯のシーンがウルトラめちゃくちゃスーパーかっこよかった猿之助。もちろんこのシーン以外もかっこいい。種之助もよかった。チラシの配役の「なめくじ 種之助」っていう文字列もおもしろい。笑
■ではここ最近入手した盤などを。
■Global Communicationの『Pentamerous Metamorphosis』。タイトルが読めません。ま、このご時世ですから、一枚まるまるYouTubeにあれされてるんだけど、いちおう盤でも買ってみました。
YouTubeにあれされてる盤をわざわざ買う、っていうのは、トレーディングカード蒐集に近いものがある。
すいません、蒐集なんて難しいほうの漢字使っちゃいました。
■ピチカート「スイート・ソウル・レヴュー」のリミックス版のMVにも出てくる(←たぶん)、立花ハジメの12インチ。'91年。
このころ、
テレフォン・ショッキングに立花ハジメが出てた覚えがある。着ている服の柄を、タモリに「スナックの壁紙みたい」とかなんとか云われてたような気がするが、気のせいかもしれない。そもそも、立花ハジメが森田一義アワーに出てたこと自体が気のせいかもしれない。
ところで立花ハジメのアルバムでは『BEAUTY & HAPPY』が好きです。
■あ、今日は『にっぽんの芸能』で超歌舞伎だな。
■先週の土曜日は、珍しく横浜県にいました。
なぜかと云いますと、「放送番組センター」という謎の秘密結社が運営する、「放送ライブラリー」という謎の施設に行ってたんですね。
というのも、この謎の施設では、日本の古いテレビ番組やテレビCMがアーカイブ化されており、それを利用者が無料で見ることが出来るんですね。
■で、そこで拙僧は、
『おもいっきり中学時代』という教育テレビで'80年代にやってた番組を見てきました。昭和60年の第一回がアーカイブされてたので。
で、なんでこの番組を見にわざわざ茗荷谷県から横浜県まで出かけたかと申しますと、単純に、この番組のエンディングテーマを聴きたかったから、なのです。
■この、『おもいっきり中学時代』という、wikipediaにもほとんど情報が記されてない番組について説明すると、MCの兵藤ゆきと局アナが、スタジオに集まった一般中学生と一つのテーマについてVTRを交えながら話し合う、という内容で、今日の教育テレビで云えば、おおむね
『Rの法則』に近いです(でもこのたび、改めて番組を見返すと、
中学生版『YOU』のようにも感じられた)。
で、この番組のエンディングテーマが「Fight Fight Fight♪」というフレーズが印象的な曲なんですね。この曲が頭の中に
30年間ぐらい残ってて。でも、きわめて断片的にしか覚えてなくて。どんな曲か全貌をつかむために横浜に行ってきたわけです。
■電気で動く汽車を乗り継いで「日本大通り」という駅で下車。駅のすぐそばにある謎の施設「放送ライブラリー」に入り、受付で簡単な説明を聞いて、いざ映像ブースへ。ちなみに、施設の中は図書館みたいな落ち着いた雰囲気です。
いささか旧時代的なタッチパネルを操作して、アーカイブの中から『おもいっきり中学時代』を呼び出すと────おお! ほんとに画面に『おもいっきり中学時代』の映像が始まった!(←そりゃそうだ)
で、この映像を早送りして番組終盤の部分を呼び出す。と、お目当てのエンディングテーマが流れてきました。そう、これ! この曲! これを聴きに来た。
■このエンディングテーマ、おれは長い間
EPOが歌ってると勘違いしてたんですが、EPOではなく渡辺真知子。クレジットによると、詞・曲・歌が渡辺真知子、編曲川島裕二、タイトルはそのまま「Fight Fight Fight」でした(←wikipediaにも載ってない情報。笑)。
うむ。
巻き戻して、5回くらいこの曲を聴く。尺の都合上、1番の途中からのフェイドインなのが惜しい。いつかはフルで聴きたいものですが、ま、久しぶりにこの曲が聴けて良かったよかった。
■さて。この放送ライブラリーは、ブースの利用時間が一人120分までなんですね。なので、時間がだいぶ余ったので、古いCMをいろいろ検索して見てみました。
YouTubeにも載ってない、'60年代の古いCMがたくさんあったりするんですね。これを見てるだけでも一日つぶせそうです──と、うっかり書きそうになりましたが、利用時間は上述のとおり120分までです。残念。
赤坂紗里なるモデル? 女優?が出てる'68年のコカ・コーラのCMが、しゅっとしてて良かった(あ、いま検索したら
YouTubeにあった…)。
あと、'69年の風邪薬コンタック600のCMで、歌舞伎役者がテーマのがあった。冒頭、歌舞伎座の外観のカットから入って、舞台や楽屋のシーンがいろいろ。澤村訥升、という役者が出てきます。
アーカイブには歌舞伎に関する映像もチラホラあったので、歌舞伎クラスタの人は見てみるといいかも(
映像の検索だけならこのページでできます)。
■と、いろいろ見てるうちに制限時間いっぱいとなったので映像の視聴は終了。席を立って放送ライブラリーを後にしました。
この施設、唯一の欠点は、画面を操作するタッチパネルが鎌倉時代に作られた古いものなので、操作性があんまり良くないです(タダだから文句は云えませんが)。検索に少なからず時間を食います。見たい映像は、あらかじめ家のPCで検索してリストアップしておいたほうがよいです。
YouTubeやニコニコ動画での懐かし映像発掘が好きな方は、出かけてみると良いでしょう。ネットに上がってない懐かし映像が、たぶん見つかります。見つからなかったらごめん。
あー、家から徒歩5分の所に移転してきてくれねえかな、放送ライブラリー。
■所ジョージのファーストアルバム『現金(げんなま)に手を出せ!!』('77)の裏ジャケットには、スタイリストとして佐藤チカと中西俊夫の名前がある。
で、所の'80年のシングル「ほんとうにいい気持ち」はアレンジが佐久間正英(両面とも)。
■所ジョージのベスト盤LP『史上最大全集しょのいち』('84)の裏面に、「Special Thanks to Southeast Botanical Gardens」みたいなことが記されていたけど(※すいません、中古屋で見ただけなのですごいうろ覚えです)、これは沖縄市の東南植物楽園?
■所ジョージのシングル「Do Do Do」('79)のイントロには、パチチチチチチチチ……という池田亮司みたいな無機質な電子音(?)が入っている。この曲は
ドンパッチのCMソングで、この音は口の中でドンパッチが弾ける音をイメージしたらしい。ふーむ。
■所ジョージの「春一番前」という曲と「春一番の前」という曲は、それぞれ別の曲なので気をつけたい。まりんの「Love(スペース)Beat」と「Lovebeat(一語)」みたいなものですね。
■所ジョージのベスト盤『所ジョージシングル大全集 NOW AND THEN』('99)は、タイトルのロゴからして「
GEROGE TOKORO」というなかなかの誤植がある。ちなみに2枚組CDなのだが、2枚の盤面に記されているロゴも「GEROGE TOKORO」。
なお、ちゃんと「GEORGE」になってるやつも流通してるようなので、いったん刷り直したと思われます。しかしこの誤植に気づいた瞬間の担当者はそうとう青くなったと思う…。
■所ジョージの'00年の8cmシングル「歩いてみっか!」は、おれの知ってる限り、たしかどのアルバムにも収録されてない…ような気がする、たぶん。間違ったらごめん(ちなみに、'11年にVAPから発売されたベスト盤の、
amazonのページには、「歩いてみっか!」とB面の「道ゆく人」が曲目としてなぜか記されている。でも、
VAPのページには記されていない)。
■所ジョージは今年で音楽活動40周年。
■所ジョージの新譜が、今日(5/10)もまた発売される。Wikipediaによると27枚目。ここ3年で5枚もアルバム作ってるんですね。
■せ、先週から今週にかけてちょっと忙しいです。でもまあ、みんな忙しいからね。自分だけ忙しぶっちゃいけないですね。こないだテレビでカズレーザーがいまの働きぶりを「べつに忙しくない」と云ってたのはかっこよかったですね。
■で、いま水戸におるのですが、昨日ひたちなか市で昼飯を食べてまして、その店に襟巻きを忘れたので、いま(朝6:45)から取りに戻ります(ホテルの中の店だったので、襟巻きはフロントに預かってもらった=24時間空いてる)。で、9時半にはまた水戸に戻らないといけないのですが、まあ間に合うかな。間に合うよね、たぶん。面倒ですが…。
■昨日、渋谷のオーチャードホールでコージー冨田の単独ライブ『ドクター・コッペリウス』を見に行ってきました。内容は、イーハトーブ交響曲、エイドリアン・シャーウッドによるダブ、バレエ(未完)、です。くわしくは各自ご検索の程を。
■イーハトーブ交響曲、は、以前NHKの番組でちらっと見た「ケンタウルスよ露降らせ」だっけ、あの前後数秒のフレーズがやたら鮮烈に印象に残ってて(ひょっとしたら、わざわざオーチャードホールまで足を運んだ理由はほぼこれかもしれない)、それが実際に聴けて良かった。あと「星めぐりの歌」は、もともと好きなので、それも聴けて良かったですよ。
■つづいて、プログラム上は半ばボーナストラック的な扱い(にしては豪華・笑)だったエイドリアン・シャーウッド。生演奏のプレイヤーと卓によるダブミックス。これは冨田作品を素材に使ってるってことなんですよね、たぶん。これも良かった。もうちょっと長く聴いてたかった。
■で、最後にバレエ、『ドクター・コッペリウス』。正直に書くと、あまりストーリーを追えなかったし(ケチって筋書2700円を買わなかった・笑)、そもそもおれはバレエを知らないのですが、「リフト」って云うんですか、バレエでヒトを持ち上げるやつ、生身の人間がスクリーン上の初音ミクをリフトするところは「おおーっ」ってなった。
■そもそもなぜ初音ミクが起用されたのだろう。と公演中に何度か考える。生オーケストラと機械の声の対比、人間の声と機械の声の対比、とかそういうのもあるとは思うけど、やはり端的に云って、最先端の技術を駆使した音楽、というものを突き詰めていきたかったんでしょうね。昭和の時代に、ひと財産はたいてタンスのようなムーグ(モーグ表記が優勢な昨今ですが・笑)のシンセをアメリカから個人輸入した人ですよ。
■しかし、コージー冨田+初音ミク+エイドリアン・シャーウッド+宮沢賢治+バレエ、しかもオーチャードホール、って、10年前の日本人に3回くらい説明してもたぶん理解してくれないと思う。笑
初音ミクは歌舞伎からバレエまでこなして器用ですね。そう、初音ミクって、プロから無数の素人まで、冨田から獅童まで、いろんな才能を集めていく(あるいは“才能を捧げたくなる”?)偶像としての機能が半端ない。けっこうな発明だと思う。
■細かいことですが最後にちょっとだけ。この『ドクター・コッペリウス』のロゴなんですが、ロボコップかターミネーターか、という金属的な質感で、あまりこの舞台の雰囲気に合ってないような気がするのですが……笑(※個人の感想です)。
■土曜の夜に歌舞伎町で選曲をしておりましたが、オンガクかけてる途中でCDJが音飛びして止まる、という事案が発生しました…。フロアにいた2000人のクラウドのみなさん、失礼をばいたしました。YMOのライブ中にMC-8が暴走した松武秀樹の気分を味わえました。たぶんこれは素材を焼いていたCD-Rの品質によるものと思われます。ちなみにメーカーは某三菱です。にくいねミツビシ。太陽誘電だとこういうエラーはなかったんだけどなあ、電器屋に置いてなかったんですよ(←言い訳すんな)。あらかじめ通販で買っておくべきでした太陽誘電。すみません。今後ともよろしくお願いいたします。>関係各位
■話は前後しますが、土曜の昼、自宅に新しい洗濯機が来ました。電器屋が風のようにやってきて、風のように古い洗濯機を撤去して、風のように新しい洗濯機を置いて、風のように去って行きました。15分もかからなかったんじゃないか。
‘95年製のナショナルNA-F50K2から’16年製のナショナルNA-F50B9になりました。うん、白物家電はかたくなにパナソニックと呼ばない主義です。そういうもんです。Eテレも心の中では教育テレビって呼んでます。テレ東も東京12チャンネルと呼んでます。東京12チャンネルはうそです。でも、いまのところは芝翫はやっぱり橋之助で、橋之助は国生だなあ。こういう感覚は、徐々に更新していかないといけないですけど。
洗濯機が新しくなったのを機に、洗剤もミヨシの液体洗剤にしてみました。うん、丁寧に暮らす系ブログだから。半蔵商店は。
■さて、例によっていま宇都宮におります。早朝の空気は、ほぼ冬でした。
■茨城のとあるスーパー。お菓子売り場のガムのところに、
「ボトルガムを3個以上お買い上げの方にはお声をかけさせていただく場合があります」
という謎の貼り紙がしてあった。ちょっと考えたんだけどこれは、ボトルガムの盗難が多いので警戒してます、ってことを遠まわしに書いてるってことでいいのかな。たぶん。
■栃木のとあるスーパー。食品売り場の片隅で、
「賞味期限間近&賞味期限切れコーナー」
があった。賞味期限間近、はよく見るけど、賞味期限が切れたのを売ってるのは珍しい。少なくともおれは初めて見た。ちなみに変な激安の店ではなく、輸入食品も手広く扱っているそれなりにお高そうな店。
■コモエスタ八重樫と、パラダイス山元と、あと一人が思い出せません。半蔵商店でございます。
■えー、昨日、不動産屋で新居の本契約をしてきました。なんかいろいろ名前書いて、やたらとハンコ捺しました。契約ってこんなにめんどくさかったっけ? 前回の引っ越しが十数年前のことなので、思い出せません。ともあれ、契約は無事済みました。たぶん無事済んでると思う。そうじゃないと困る。
■で、新居の契約は9/1からなのに、引っ越し日は9/22なんですね。その間、ちょうど三週間あります。三週間もなにすんだって話ですが、荷造りをするわけです。ほら、仕事の都合で平日はトーキョーにいないから、土日にまとめて荷造りするしかないんですね。やれやれ。
もうちょっとくわしく書くと、9/3、9/4、9/10、9/11、9/17、9/18、9/19の七日間で集中的に荷造りすることになるわけです。歌舞伎見物も引っ越しが済むまでお預けです。18平米(いまの部屋の広さね)の男のひとり暮らしなんざ、七日間かけなくとも荷造り間に合うだろ、と、思いたいところですが、さて間に合うのやら…。まあ、間に合わせないといけないんだけどね。
■ひきつづき、引っ越しを検討しております。
この土曜日も、東京東側にある某区某所の部屋を内見しました。下記に、この部屋の良かった点と気になった点をまとめます。ちなみに家賃は67000円。間取りはワンルーム、だけど、「玄関あけて左がバストイレ+キッチン、右が居住スペース」というつくりなので、実質1K。
【良かった点】
・駅から6分(まあまあ近い)
・25平米(広い)
・南向きで明るい
・窓が2ヶ所
・洗濯機が室内に置ける
・スーパーが徒歩5分以内の所にある
【気になった点】
・電気コンロがIHではなく、蚊取り線香みたいな形の昔のやつ
・商店街が近所にあるにはあるが、あんまり機能していない
・近くにクリーニング屋がない?
・都心へのアクセスはあまり良くない(石神井公園とどっこいどっこい。むしろ、渋谷に一本で行けるぶん石神井公園の勝ち?)
【さらに気になった点】
・「サ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、キュッ!」という、隣の部屋が水道を使う音が丸聞こえ
念のため説明すると、おそらくこの「サ〜〜〜」が水道から水の流れる音で、「キュッ!」が蛇口を締める音ね。あんまりはっきり聞こえたので、不動産屋の人もおれも、なんかお互いこのことに触れられず、微妙に気まずい雰囲気に。
【もっと気になった点】
・駅から部屋までの道のりが、はっきりいって汚い
ごみをよけながら歩かないといけない箇所があった…。
【ついでに気になった点】
・最寄り駅が、改札からホームに上る階段の踊り場という妙な位置にトイレがあるのはまだいいが、それが小便くさい
昭和50年代の水準のトイレの臭い。正直この駅使うのヤだなあ……とシンプルに思いました。
【やっぱり気になった点】
・敷金ゼロ礼金ゼロの、いわゆる「ゼロゼロ物件」
これ、退去時に変な名目でえぐい料金を取られることがあるらしい。
部屋自体は明るいし広いし良かったんだけど、いかんせん周囲の環境がよろしくない。ほら、東京のひとり暮らしって、「周囲の環境も部屋の一部」じゃないですか。部屋そのものが良くても、近所が汚かったり店がなかったりするんじゃ、ちょっとつらい…(逆に、部屋そのものが貧弱でも周囲の環境で補えるパターンもありますが)。
それとゼロゼロ物件ってのもちょっと怪しい。ちょっと検索してみると、不人気物件は客寄せのためにこういう設定にすることがあるそうだ。不動産屋の人曰く「退去時は、一定のガイドラインに基づいて精算するので、変な額を請求することはない」とのことで、その人を疑うわけじゃないんだけど、でもちょっと気になった。
(しかしこの部屋、入居時にクリーニング代という名目で4万円とるのに、退去時も汚したぶんは請求されるんだよね。クリーニング代を実質2回とられることになってないか。)
■ということで、返事は保留にして、国立劇場までえっちらおっちら移動して、カブキを見て帰ってきました。うーん、正直、この部屋はナシかな…。
今回はちょっとあまりポジティブな話ではないので、具体的な地名は伏せてお送りしました。
■西暦2016年にもなって、こないだプラスチックスのライブがあっただの、もうすぐニューオーダーが来日するだの云っている人がいる。そんなわけないだろ。'80年代かよ。タイムスリップしたのかお前は…。
■教育テレビで、ルルロロという熊畜生が出てくるアニメを何となく観てたら、「私たちはかわいい双子のルルとロロ!」などと、自分たちで自分たちのことをかわいいと何のためらいもなく云っていて、この強靱なメンタルを見習いたいと思った。
■サントリーのグリーンダカラが新しくなってネットでの評判が芳しくない、と妹が知らせてきた。ふむ。おれはグリーンダカラを、一時期はそれこそ水代わりに飲んでたし、いまでもたまには飲むので、新しくなって不味くなってたらやだなあ、とは思っていた。
で、新しいグリーンダカラを実際に買ってきて飲んでみたところ、そこまでは不味くなかった。とはいえ、前のやつとは飲み口がだいぶ変わってるように思う。たしかに、さっぱりとしたキレはなくなったかもしれない。
あと、液体の色な。あのリニューアル前の、いかにもスポーツドリンクっぽい色が良かったのに。なんでかは分からないけど、あの色の方が、のどが渇いてる時おいしそうに見える(まあ、'80年代以降のスポーツドリンクのCMによる刷り込みだとは思う)。仮にポカリやアクエリアスが無色透明だったら、おそらく誰も金を出して買わないだろうし、たぶんここまでロングセラーにならなかったような気がする。無色透明だと、「じゃあ水でいいじゃん」ってなるだろうから。あの液体の色にありがたみがあるのではないか。しかしあの色、何色と呼べばいいんだろう。
■先日、『動物のお医者さん』でハムテルが飼ってたニワトリの名前が思い出せなくて困った。いや、困ることは現実には何もないんだけど、でも、思い出せない状態がなかなか解決しないのは、やはり困る。
■このごろ炭水化物控えめの生活を送っている。
先日、たわむれにチョコレートを久しぶりに口にしてみたところ、血糖値がたちどころにバチボコ上昇し、気分が悪くなった。チョコレートは、もったいないが半分くらいで捨ててしまった(保存が利かないパッケージだった)。
炭水化物控えめ生活も考え物です。
■初音ミクがこれだけ世間に受け入れられたのは、下地として、’00年代の「CGかよ!ってぐらいに徹底的にPhotoshop修正を繰り返したハマサキアユミのパナソニックの広告」があるのではないだろうか。「CGの歌姫」の原型というか。
──といったことを一切考えずにまじめに働いていたら今週ももう半ば。半蔵商店でございます。昨晩は水戸というところにおりました。いま(水曜の深夜二時)、佐野というところにおります。明朝は宇都宮というところに用事があります。
宇都宮に用事があるのになぜ佐野に泊まっているかというと、宇都宮のホテルがとれなかったんですね。たぶん、国立大学の二次試験を受ける受験生がたくさん泊まってるんでしょうね。佐藤克之の『受験ホイホイ』片手に。この本ってカバーが二パターンあるんだぜ。←「二パターン」は漢数字ではなくアラビア数字で「2パターン」と表記したほうが読みやすかったのではないか、という反省がないわけでもないんですが、いつも泊まっている宇都宮のホテルの値段が倍になったり、とっくに満室になったりしてるのね。そんなわけで佐野でこのようなエントリを書いてるわけですが、しかし水戸から佐野まで移動するのはしんどかった。
■といった意味も含めまして、金曜日から二泊三日で石垣島いきます。弟の結婚式なのです。拙僧の親族には、めずらしいことに「頼んでもねえのに、やたらカメラやビデオの係を買ってでよう買ってでようとするおっさん」が一人もいないんですね。なので、おれがビデオカメラで式の一部始終を撮った方がいいのかな、と考えております。
いや、式場のカメラマンがビデオ撮ってはくれるよ。でもさ、結婚式だの披露宴の映像なんて、どこのどいつも画ヅラ同じじゃん? そんなちゃんとした「オン」の映像じゃなくて、親族控え室でガキが走り回ってるところとか、式が終わってみんなで疲れてるところとか、そういうオフショット的なのが撮りたい。どっちかっていうとそっちの方が思い出になると思う。
とはいえ、おれはビデオカメラを持ってないのですね。安いビデオカメラでも3万ぐらいするので、買おうかどうか迷ってます。ケチですかね、こういうときに3万出さないって。
■で、ここで話が変わりまして。石垣島に移動するのに、なんと、飛行機に乗るんですね。あの空飛ぶやつ。あれに乗るときって、手荷物を前の座席の下に収納すると足を伸ばせないし、頭上の棚に収納するとモノを取り出しづらいし、どうにかなんないですかね。飛行機って、乗るたびに「つぎ乗るときこそは手荷物をコンパクトにしよう」って思ってる気がする…。
検索しててたまたま見つけたんですが、
これ。よりによって呉服店の広告で、着物が左前になってる…。
写真データをいじる際の、あるいはレイアウト作業中の手違いと思われますが、校正の段階で誰も気づかなかったのか。JPGやPDFでの広告主チェックをさせてくれなかったのか。
おれは、24歳くらいのデザイナーが「この方がレイアウト上のおさまりがいいから」ぐらいの理由で、イラレ上で写真を左右反転させちゃったと推理します。たぶんだけど。
■昨日の夜は会社の同期の送別会でした。
会社を去る某君を囲み、六人で飲んでました。
■しかしこの歳になるとみんななんか、ね、立派なんですよ。
某君はバチボコ有名な世界的外資系メーカーで働いてたり(年俸制)。
某君は勤務先から独立→起業をバチボコ視野に入れていたり(土地を探してるそうです)。
滞米中につき欠席の某君も、アメリカなんとか研究所で研究をバチボコがんばってるらしい(たぶん、ビーカーとかフラスコとかスポイトとかをバチボコ使ってると思う)。
■あと、みんなの会話がね、もう既婚者(結婚予定がフィックスの者を含む)のほうが多くなってるから、
「幼稚園の親子面接が」とか「妊活が」とか「ゼクシィの重さ(物理的にも心理的にも)」とか「子供ができたらダイハツタント」とか「マンションの価格が」とか。そういう話題。
もうそういう年齢なんだよねー。
■ちなみに、みんなのグラスをトータルするとお酒よりもソフトドリンクのほうが多かったです。もうそういう年齢なんだよねー。
送別会は六時スタート、八時終了でした。土曜の夜なのに二次会無し。もうそういう年齢…………。
■いつまでものんべんだらりと生きてちゃいかんな、とか思わないこともない一月の終わり。
■師走と云えば、やっぱりかき氷ですよね。なので、一昨日のこととなりますが、日光で天然氷のかき氷を食べてきました。みぞれあずきに練乳と白玉をトッピング。うまい。
■オランダ産のハイネケン(瓶)が、まだ店頭に並んでいるスーパーがあったので買ってみました。で、国産のハイネケン(缶)と飲み比べてみました。
うん、オランダ産の方が、栓を開けてグラスに注ぐところからして、もういい匂いなのね。いい匂いが立ちのぼってくるのね。国産はそうでもない。実際に飲んでみると、オランダ産の方がキレがあって、味に複雑さがある。国産の方は、どうものっぺりと平坦な味。「※個人の感想です」って一応書いておくけど、でもけっこう違う。
ブラインドテストしたら分からないかも、と書いたけど、たぶん分かるな、これ。
■ハーゲンダッツの「華もち」、両方買ってみました。
みたらし胡桃、はおいしかったです。でも、ふつうのバニラアイスとふつうのみたらし団子で代用できそうな…。
きなこ黒蜜、もおいしかったです。でも、ふつうのバニラアイスとふつうのくずもち(きなこと黒蜜がけ)があれば似たような気分になれるというか…。
でもまあ、おいしかったです。
■もんじゃは食われへんわー。
といった意味も含めまして、昨日はリキッドのスチャダラをあきらめ日帰りで大阪県に行ってきました。半蔵商店でございます。
■心斎橋の大丸を見に行ってきたんですよ。これまでの人生で大阪には何回か行っておりますが、この建物にはなんの接触もありませんでした。というか、心斎橋に大丸があるのを知らなかった。大丸って、東京と京都と福岡以外にもあるんですね(←問題外)。
でも、ホテルオークラ本館もそうだけどさ、今年中で見られなくなると聞くと見ておきたくてね。建築に興味があるほうじゃないとは云え、まったく興味ないわけでもないので。
■ということで昨日は朝五時半には家を出て、東京駅から新幹線に乗り込み、朝の七時からビールと水割りで晩酌。つまみは天むす弁当。九時半に真顔で新大阪着。地下鉄で心斎橋。
■開店前の大丸を眺め、十時に店の中に入る。7階で回顧展のようなものをやっていたので、見る。古い大丸の建物の写真がいろいろ展示されていた。昭和中期の広告も多数展示されていて、そちらも興味深かった。人間が人間として生きていた時代の、ちゃんと血の通った宣伝美術。
■で、江戸時代末期の大丸の店内のイメージを再現したジオラマ(という呼び方でいいのかな)というのもあった。これは撮影OKとのことでした。
■その後、屋上に上ってみる。人影がまばらだった。この心斎橋大丸に限らず日本全国デパートの屋上は寂しい。かつてデパートの屋上にはちょっとした遊園地があり、子供達の祝祭的空間だったと聞く。
■その後、店内をひとしきりうろうろ。店内のディティールについては割愛。たぶんインターネットで検索すればいろいろ出てくると思うので。中二階に降りていく、天井の低い通路のカーブが良かったですよ。
噂には聞いていたが、エレベーターの階数表示のデザインがすごい。フォントの選び方とか、数字の光らせ方とか、そもそも階数表示にこんな贅沢にスペースとるのとか。エレベーター階数表示マニアの人は見ておくべき。これ、次に新しく建て替える大丸では、絶対再現しないと思うよ。発展途上国へと後退した現代ニッポンには、こういうところにかけるお金はもはや無いはずなので。
「写真撮影したらほんましばくぞワレ」という館内アナウンスが流れていたので、写真撮影は控えました。それでも堂々と店員の目の前でパシャパシャ撮ってる人を複数見かけました笑。だから自分も……というわけではないけど、正直に書くとおれも二枚だけ……ごにょごにょ。破戒僧ですいません。
■腹が減ったので店内でなんか食うことにする。が、現代のデパートにはいわゆる「大食堂」的な場所がないのですね。寿司屋とか中華人民共和国料理屋とかイタリア料理屋とかに細分化されてしまってて。でも、そこそこ洋食メニューがそろってそうな喫茶コーナーがあったので、そこに入る。ドリアとアイスティーを発注。あんましネガティブなことを書いても仕方ないのだが、
ドリアが美味しくなかった。こういうところから現代人のデパート離れは始まっているのではないか。アイスティーは美味しかったので(自分で砂時計で時間を計って茶葉から抽出して、自分で氷の詰まったグラスに注ぐ)、アイスティーを注文したらおまけのドリアが付いてきた、と考えることで精神の平衡を保つことにする。税込みで千百円くらい。
■その後もデパート内をちょっとうろうろして、デパートを出て、デパート周辺をうろうろする。
■で、その後。北浜という駅まで移動。事前にPC-VANやNIFTYサーブで調べたところ、この駅の周辺にモダンな建築が集まってると知ったので。とはいえ、それ以上のことは何一つ予習してないので、通りをうろうろしながらいきあたりばったりに写真を撮る。
■さきほどのドリアの口直しとして、「上等カレー」という名前のカレー屋へ。東京にも店はあるみたいだけど、大阪発祥らしいので食べてみた。インデアンカレー的な、甘辛い西のカレー。
その後、引き続きこの近辺をうろうろして、たまにモダンな建物を見つけて喜ぶ。生駒ビルヂング、を眺めていると、淡いペパーミントグリーンでやたら流線型のレトロな小型車が傍らを走り去っていったので、いまが西暦何年かがよく分からなくなる。
さて青山ビルを撮ろう、というタイミングでちょうどスマホの電池が切れる。出かけるときはちゃんと満タンに充電したんだが、行きの道中でアルコ&ピースのオールナイトを聞きすぎたのが敗因か。とはいえ、おれ以外の誰かが撮った写真がネット上に無数にあるんだけどさ。
■時間が来たので新大阪駅に移動。駅のスタバでソイラテ(ホット)、売店でハーゲンダッツを調達して新幹線に乗り込む。新幹線の中で酒じゃない飲み物を飲むのは珍しいような気がする。
ソイラテとハーゲンダッツを摂取した後は、ひたすら寝る。しかし新幹線って、窓側の席じゃないと乗る楽しさが4割減ですね。夜六時半ごろ東京着。うむ。
師走の忙しいさなかに、ふと思い立っての大阪行きでしたが、いろいろなビルヂングが見られてよかったですよ。次来るときは、もっとゆっくり見て回りたいですね。(談)
■ところで。前述の心斎橋大丸の回顧展で、古い大丸の外観を写した写真に、「左に謎の五重の塔が見える」みたいなキャプションがさらっと添えられていたんだけど、なんなんですか、謎の五重の塔って……。
■いまに始まったことじゃないけど、ふなっしーが「従」で、中の人(という表現はあんまり好きじゃないけどまあ便宜上)が「主」になってきているような印象がある。ふなっしーは、中の人が世に出るための「乗り物」に過ぎなかったのか。
■いまに始まったことじゃないけど、芸人の「永野」が売れてきているような気がする。今日もとんねるずの「買う」に出ていた。
■いまに始まったことかどうか分からないけど、緑色の瓶に入ったハイネケン、以前はオランダ産だったけど、このところ国産のライセンス生産品に切り替わりつつあるっぽい。店頭でオランダ産を見かける機会が徐々に減っている。
いや、オランダ産と国産の味の違いなんて、ブラインドテストしてもおれはたぶん分からないよ。でも、酒なんて、気分や雰囲気で買ったり買わなかったりするものでしょう。あれは舶来品だから買う気分になってたわけであって。
■今日は二十四節気の霜降、だそうです。一年はそもそも短いものなので、ことさら「一年って速いねえ」とか云いたくはない、のですが、今日オードリーのオールナイトニッポンがスペシャルウィークじゃないですか。ということは、ヒロシがゲストに来たあの回から一年たってるってことですよ。速い。これは速い。
■それはさておきカブキの話。今月はワンピース歌舞伎が話題ですが、「そろそろ歌舞伎見物デビューしてみたいんだけどどうかな?」という方には、歌舞伎座の昼の部をおすすめします。時代物があって、世話物があって、で、だんまりと『矢の根』があって、いちどにいろんなジャンルがバランスよく見られちゃう。極端なことを云えば、『一條大蔵譚』以外はあらすじの予習とかしなくてもだいたいOK。玉三郎も見られるので、親戚のおばさま方にちょっと自慢できる。仁左衛門の一條大蔵卿はお江戸では初。『アウトデラックス』準レギュラーの人も出てくる。
──左團次な。(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ ) タカシマヤ
とにかく、今月昼の部はビギナーに優しいです。演舞場に食われないよう、歌舞伎座もいろいろ工夫してるのかも知れない。いずれにせよ、歌舞伎見物デビューにおすすめなので、初心者の方は出かけてみては?
──もう明日で千穐楽なんですけど…。(゚д゚; ) (゚д゚; ) (゚д゚; )
ちなみにおれは、10/3に夜の部見て、10/4に昼の部見て、きょう昼の部を再見しました。全体的に良かったですけど、『矢の根』の松緑、『一條大蔵譚』の菊之助、『文七元結』の梅枝、が印象に残っておりますよ。しかし、以前から思うんだけど松緑って声とか演技とか表情筋が一本調子なところあるよね。たぶんセックスも単調だな、あの男は。
──なにを決めつけておるのか。(゚д゚; ) (゚д゚; ) (゚д゚; )
舞台写真とかの見た目はすごく良いんだけどね。カブキカブキしてて。
ところで、『矢の根』で曽我五郎が砥石を枕に寝る直前の「やっとことっちゃ、うんとこな」のポーズを“テディベアの見得”と心の中で呼んでます。笑
■で、話が前後しますが、10/11は国立劇場に『伊勢音頭恋寝刃』を見に行きました。
とはいえ、この国立劇場ってえ芝居小屋はどうも地味です。なので、その地味感を払拭しようと、いったん銀座三越に寄って、地下で天むす弁当と木村家のアンパンを買って芝居見物の餅兵衛さんもといモチベーションを高めて劇場へと向かいました。
芝居は良かったのですが、やはりそこは国立劇場。上方芝居の風情、とか、遊女屋の雰囲気、といったものがどうしても歌舞伎座の2割引くらいになっちゃいますね…。贅沢?
亀鶴よかったです。
■さて、ワンピース歌舞伎。おれはいつ見に行こうか。もう高い切符しか残ってないんだよな。来月歌舞伎座の夜の部もしかり。うーむ。
あ、ワンピースはやはり漫画読んで予習した方がいいかな? 読んだことないんだよなー…。
■これまでのあらすじ
小坊主の半蔵くん(声:池澤春菜)は避暑のためアイスランドを目指して成田を出発。いったんコペンハーゲンで降りて、アイスランド行きの飛行機に乗り換えました。飛行機は、まもなくアイスランドへ着陸するところです。
これまでのアイスランド旅行記はこちら→
(0) ('0) (''0) (1) (2)
■氷州上陸
石神井公園の駅から西武池袋線に乗り、(中略)、実に二十数時間。飛行機がようやくアイスランドはケプラヴィーク空港へ着陸しました。パチパチパチ(拍手)。アイスランドのまず第一の感想は、「寒い」。あらかじめ知ってたこととは云え、八月なのに寒い。飛行機から空港へと向かう通路がもう寒かったです。
八月にもかかわらず、気温は10℃くらいだったか。地球にはいろんな場所があるものです。現地時刻は八月九日(日)の午後十時。こんな時刻でも外は明るい。地球にはいろんな場所があるものです。
ともあれ、念願の氷州(アイスランドのことね)上陸を無事に果たしました。苦しうない。
あ、うん、アイスランド初心者(おれのことだ)は、コペンハーゲンからの飛行機がレイキャビクの空港に着くと思いがちなんだけど、レイキャビクの空港はアイスランドの国内線が主で、国際線の飛行機はこのケプラヴィークの空港に着陸します。ケプラヴィークとレイキャビクは50kmぐらい離れてます。いま検索した。
空港の中の免税店に行く。TUBORGとかカールスバーグなど、デンマークのビールが山積みになっていて、そこに手が伸びそうになるんだけど、せっかくアイスランドに来たんだから、とアイスランド製のビール(エール?)の瓶6本パックを購入。それと単3電池4本パックを購入。
レジで会計を済ませたあと、スマートフォン用のSIMカードを買い忘れたことに気づいたので、再度店の中に戻り「NOVA」という電話会社のSIMカード購入。2000円くらい。これを日本から持参したSIMロックフリーのスマートフォンに挿入。これで最低限のネット環境は整いました。
「インターネット環境のある旅なんて、本当の意味で旅なのか。インターネットを手放せないのであれば、たとえ何千里も離れたところに行っても、それはインターネット漬けの日常の延長に過ぎないのではないか」とは、まあ思います。が、初めての異国の一人旅でいろいろ不安だったしね。それに、書くまでもないことですが先進国ではインターネットが半ばライフライン化しつつありますから、道中はインターネットを使わない、なんていちいち気負うほうが不自然なのかもしれない。どうなんだろうね。
空港の出口付近で、なにやら取材されている体(てい)の日本人男性がいる。カメラで撮られている。撮ってる側の人も、日本語をしゃべっている。おれはこの取材されてる人が誰なのかを存じ上げないんだけど、たぶん
これのロケだったんじゃないかなーと思ってます。たぶんだけどね。
で、おれはケプラヴィーク空港から出るバス(路線バスではなく、旅行会社が手配した観光バス)に乗ってホテルまで行くという段取りだったんだけど、バスの乗り場がよくわかりませんでした。おい、異国だとバス一つ乗れないのかよ、おれは…。急に心細くなる。空港の何らかのカウンターにいた人にバスの場所を訊いたり(あまり明確な答は得られなかった…)、自分でもそれらしき場所をうろうろしてみるなどしつつ、ようやく正しいバスを見つけました。
バスに乗りこむと、係の若い女が「ticketを見せろ」と英語で云ってきました。はて。バスのチケットなんてもらってないぞ、とちょっと困る。数秒ほど困った末、旅行代理店から送られてきた日程表(英文)を見せると、これが正解でした。ticketじゃなくてさー、itineraryとかschduleとか云ってくれないとさー、わかんないっすわ…。
■レイキャビクの宿へ
バスが発車すると、しばらくは荒涼とした風景が続きました。頭の中で、アート・オブ・ノイズの「ロビンソン・クールソー」とYMOの「マス」が交互に流れました。ちなみにバスからの眺めはこんな感じ。
── もっとマシな写真はなかったのか (´д`; ) (´д`; ) (´д`; )
でもまあ、感じは伝わるでしょ。レイキャビクに近づくにつれ灯りが増え、風景が街らしくなってきます。ドミノピザのビルボードや、ラーメン屋のネオンが見えました。
──え、レイキャビクにラーメン屋? (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
いや、あったんだよ。実際、のちにレイキャビクの市街地でもラーメン屋を見かけました。
で、小一時間ほどバスに揺られて、夜の十一時半ごろレイキャビク市内のKホテル(とくに理由はないですが、名は伏せる)に到着。この時間だと、さすがに外は暗いです。
で、チェックイン。フロントの人に二言三言、拙い英語で無事チェックインできました。アイスランドにはアイスランド語という自国の言語がありますが、広く英語も通じます。まあ、拙僧の場合はその英語が苦手なのですが。
──英語というより、人類全般とのコミュニケーションが苦手なのでは? (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
やかましいわ。カードキーを受け取って部屋へ。部屋はこんな感じです。一人旅なのにダブル。
必要最低限のものしかない、シンプルな部屋。居心地がよい。湿度とか空気のきれいさが日本と違うのかなあ。あとこれは若干の「旅人バイアス」がかかっている感想であることは承知ですが、壁紙の配色とか家具の選択に「北欧らしさ」を感じました。
浴室にはガラスで仕切られたシャワーブースがありますが、湯船がありません。カルチャーショック。ついでに書くとアメニティの類がそろってません。シャンプーとリンスと石鹸しかありませんでした(ちなみになぜか全部イタリア製)。ヒゲそりどころか、歯ブラシすらないです。日本の(というか栃木と茨城の)ビジネスホテルに泊まり慣れてるおれにはちょっとびっくりです。まあ、日本のビジネスホテルが親切すぎるんでしょうね。
さて、長い移動を経てくたびれたので、空港の免税店で買ってきたビールでも…………と飲もうとしたら、部屋に栓抜きがない。おれも日本から栓抜きを持ってきてないので、フロントに借りに行きました。で、このときにですね、なんと、
1) フロントの人に栓抜きを借りる
2) フロントの人に明朝のタクシーを予約してもらう
3) フロントの人にホテルのwi-fiのパスワードを訊く
という三つの用事を一度にこなしたんですよ!!! 英語で!!! おれの人生の中で英語がいちばん役に立った瞬間です!!!
── 大げさな…。(´д`; ) (´д`; ) (´д`; )
いやー、国際人としての自信ついたわ。部屋に戻って、めでたくビールの栓を開けました。
で、つまみですが、日本から亀田製菓の柿ピー(わさび味)を持ってきてたのですね。これをつまみながらビールを飲んでました。なぜそんなものをわざわざ日本から持ってきてたかと云いますと。
大竹まことのラジオのレギュラーをわずか三ヶ月でクビになったふかわりょう(まあ、番組側にもまったく非がないわけではないと思う)のアイスランド旅行記に、ドライブ中のお供としてこのお菓子が出てくるんですね。(ちなみに、この八月九日という日は、有吉のラジオにふかわが3年ぶりに出演した日でもありました・笑)。
まあ、異国の道中では食べたいときに食べ物が見つかるとは限らないので、このようなお菓子を持ってくと良いですね。柿ピーのほか、いわゆる「トレイルミックス」(ナッツとドライフルーツをいい塩梅にまぜたやつ)も持って行きました。
で、ビール飲んで、寝ました。翌日はアークレイリ、という街に行きます。次回こそはね、大自然の写真とかたくさん載せるから。
えーっと昨晩
『アナザースカイ』なるテレヴィジョン番組でアイスランドについて放送してましたが、どうも拙僧、あの俳優氏と同じ飛行機(コペンハーゲン→ケプラヴィーク)に乗ってたっぽい。
そう、ケプラヴィークの空港に着いたとき、なにやら「取材されている体(てい)」の日本人を見たんですね。カメラで撮られたりとかしてて(そのうち一台はCanonのEOS 5D markIIIだった気がします←細かい・笑)。そのときは誰だか分かんなかったけど、たぶんこの俳優氏だったと思う。違ったらごめん。
ところで番組中で俳優氏が言及してた「アイスランドを車で一周する日本人の本」て、かなりの確率で、大竹まことのラジオ番組のレギュラーを先日わずか3ヶ月でクビになったふかわりょうの『風とマシュマロの国』のことだと思うんだけど、なぜ書名も著者名も出さなかったんだろう。他にもそういう本があるのかな?
といった意味も含めまして、
前回の続きです。
∴
■アイスランド行くにあたって、なかなかしんどかったのが荷造りでした。何を持っていけばいいのか、何を持っていかなくてよいのか。三泊四日の栃木茨城出張ならまだしも、四泊六日のアイスランド旅行となると、よく分からん。うーむ。
アイスランドが初めて、どころか、海外旅行自体が初めてなので(なにもかもを妹夫妻にお膳立てしてもらったハワイは除く)、とんと見当がつかぬ。ニャーニャー。
■まず、どんなカバンを持っていけばいいのか。スーツケースかリュックか。両方か。それぞれどんなサイズがいいのか。リュックはいまある20リットルの小さいリュックでいいのか。白人バックパッカーが背負うような45リットルのリュックを買ったほうがいいのか(しかしこの手の人たちはときどき冗談のような大きさのリュック背負ってたりしますね・笑)。間を取ってちょっと大き目の30リットルくらいのリュックを買ったほうがいいのか──などと考えることが多い。
デジタル一眼レフを持っていきたいから、カメラバッグは別に買ったほうがいいのか。買うとしたらメーカーはどこか。Loweproか。THULEか。
THULEの直営店は平日の10時から17時かしか開いていないが、それで商売は大丈夫なのか──などと考えることが多い。
そもそもそれらの荷物は、すべて手荷物として機内に持ち込んだほうがいいのか、預けたほうが身軽なのか、ロストバゲージになったらどうするのか。ロストバゲージの確率はどれくらいなのか。
■そして何より服。何を着ていけばいいのか、どんな靴を履いていけばいいのか。アイスランドって何℃なのか。レイキャビクと内陸部ではどれくらい気温差があるのか。雨は降るのか、風は吹くのか、意外に暖かいのか、やっぱり寒いのか。
あ、お金は、日本円だけでいいか、米ドルやユーロも持っていったほうがいいのか。
あ、デジタル一眼レフに付けてるレンズは画角が狭いので、リコーのGRD3も持っていったほうがいいのか。
あ、電源プラグはどんなのを持っていけばいいんだろう。やはり変圧器ってのも要るのか。
──とかなんとかいろいろ考えており、ほんとキリがありませんでした。
■旅の道具を買いそろえるために無印良品と東急ハンズには何回か足を運んだし、ふだんは意外と利用しないAmazonで三回くらい買い物した。アウトドアの服や小物を買うために、京橋と渋谷と新宿と町田とつくばのモンベルに行った。銀座の「好日山荘」にも二回行った。お隣の凮月堂でかき氷も食べた。笑
そして、こんなにもアウトドアの店をまわったのに、どのウェアを買うかギリギリまで迷っていたので、モンベルのオンラインショップから注文したウェアがようやく届いたのは出国前日の朝である…(念のため書きますが、モンベルの配送が遅いというわけではないです。おれの問題ね)。
旅慣れた人、というか、決断力のある人やフットワークの軽い人、ちょっとくらい買い物で失敗しても動じない人は、こんな旅の買い物なんて出発前夜とまでは云わなくとも三日前くらいにパパパとすべて済ませるんだろう。おれは三週間くらいかかったような気がする。用意周到、と云えば聞こえはいいが、なにを馬鹿みたいに準備してるんだろうとも思う。なにを恐れているのだろう。旅の小物を買うより、もっと他に役立つことをすべきだったのではないか(英会話の勉強とか。そもそも旅の準備以外にするべきことは他にもある)。なんつーか、「時間の燃費」が悪かったなあ、この旅の準備は。そもそもおれは万事において石橋を叩きすぎる(石橋貴明をバッシングするという意味ではない)傾向がある。
とはいえ、旅の小物を買い揃えるのはそれはそれで楽しいし、そういう買い物も旅のうち、と考えることにしよう。
■夏至を過ぎたんですよね…。
■先日、秋葉原のMac Collectionの4階に行ったらば、古いマッキントッシュ(型番は忘れたけどSE/30とかそんなん)が置いてあって。でもそれは単なる飾りじゃなくて実際に動作していた。ためしに画面上の『上海』のアイコンをクリックすると、ちゃんと起動して、画面いっぱいに麻雀牌が表示された。
昔のコンピューターは「機械がせっせと動いている」という生々しさがあっていいな。この生々しさは、いまのPCではちょっと味わえない。
■夏至を過ぎたんだなあ…。
■ヤフオクのトップページに「高校生からはじめるヤフオク」みたいな記事へ誘導するバナーが表示されていた。
たぶんだけど、最近のヤフオクは、売るほうも買うほうもAmazonのマーケットプレイスに利用客を取られており(手軽だもんね)、そのテコ入れの一環という気がする。※個人の感想です。
■もう夏至を過ぎたのか、そうか…。
■これ興味ある。
「KORG Gadget」。6月30日までセール価格だって。
あれでしょ? 若い人はもう、これだけでアルバム作ったりライブやったりするんでしょ? すごいね(と、なぜか急におじさんぽくなってみた)。
■夏至は過ぎました。今年はこれ以降、すべて座興でございます。半蔵商店です。
■『海老會二〇一五』、土曜日に行って参りました。うん、いいんじゃないの。ブログやバラエティ番組から海老蔵ファンになった人のための企画だと割り切れば。渋谷の街で、シアターDに若手藝人のライブを見に行くような気軽さで海老蔵を見に行ける、というのは、まあ、都市の楽しみではある。
なので、海老蔵の乙姫があんまり似合ってなかったことと、二幕目最後のみんなで踊るシーンがやたらと長いことを除けば、まあ良かった(切符はちょっと高いけどさ)。浦島太郎より桃太郎が良かったかな。ただ、やはり本式の歌舞伎とは分けて考える必要はあると思うし、この海老蔵も歌舞伎役者の海老蔵じゃなくて、ブロガーあるいは放送タレントとしての海老蔵だからね。歌舞伎ビギナーの方にこそ、むしろおすすめしません。ビギナーの方は今月来月の国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に行かれることをおすすめします(って、いま国立のサイト見たらもう七月は切符が売り切れなのか! しまった……)。
■で、歌舞伎を見始めたばかりのころは誰しも「歌舞伎って特撮の戦隊ヒーローものの元祖なんだ!」と一度は思うものですが、二幕目の桃太郎は、その戦隊ヒーローものを歌舞伎に逆輸入したような感があった。
■客入れのBGMが「よさこい」みたいな妙な音楽だったので、劇場の雰囲気にまったく似合ってないなあ、と思ってたんだけど、開幕前の海老蔵ナレーションによると、某若手プロデューサーの作らしい。うーん…(しかしこのプロデューサー、海老蔵だの獅童だの歌舞伎人脈を着々と築きつつある?)。
■福太郎くん声変わり。この芝居がブッキングされたときには、まだ変声期に入る前だったんですかね。
■で、コクーンのあとは、近所のカフェーでバターチキンカレー(ニゴーのカリーアップのカレーが食べられる店なのです)。その後、宇田川町のレコード屋を数軒冷やかして新宿へ。某君と合流。二人でつけ麺を食べて(某漫画家のカンバンに釣られて入ってしまったが、お世辞抜きでまずかった。魚介系)、その後、某お笑いライブへ。
∴
■月曜日、30%オフセール最終日ということで、abletonのサイトでLive 8 Suiteを9にアップグレードしてしまう。この夏はいろいろ物入りで出費を抑えたいところなのですが……。
Pack各種も30%オフとのことで、
OSCiLLOTなるものも購入してしまう。ううう。ひさびさに物欲に負けた衝動買い。たぶんあんまり使わないと思うんだけどね笑。電子楽器がハードウェアからソフトウェアになっても物欲や所有欲ってのは変わんないね。それと、「これを買うことによって自分の能力が拡張されるかもしれない」という錯覚ってのも変わんないねえ(機材やソフトを買い足す理由の80%はこれ)。
■このごろ、オメガトライブという組織の音楽を真顔で聴いてます。半蔵商店でございます。
ええ、ジムでトレーニングしてるときとか、仕事でクルマを運転してるときとかに聴きますね。複雑なコード進行とか、ドラマっぽい歌詞とか、FM音源(たぶん)のシンセとか。そういうのがたまらん。
ここ数日は「DOWN TOWN MYSTERY」って曲がヘビーローテーション中ですね。アウトロかっこいい。
■こういう音楽を「シティ・ポップ」っていうんですか。よく分かんないけど。ちなみに拙僧のシティ・ポップの定義は「'80年代半ばのキティとVapがリリースしがちなポップス」です。間違っていても謝らん。
近年、一部のナウいヤングの間でこの手の音楽が再評価されているそうで、都内の中古盤屋でLPを仕切る板に「CITY POP」とジャンル名が記されていることを見かけることもあります。
■それで思い出したんですが、フジテレビでドラゴンボールのあとの時間帯にやってたアニメ『F』のエンディング・テーマ覚えてます? 「邪魔はさせない」って曲。あの曲のこともおれは、かっこいいシティ・ポップ、として記憶しております。
──などと思いつつ、米国発の動画投稿サービスにあれされているこの曲を1世紀ぶりに聞き返してみたのですが、うん、オトナっぽい。なんかもう、いまのおれには手が届きそうもないくらいにオトナっぽい。こういうオトナっぽい音楽って減ったよね。日本からオトナが減っていっているのか。
■ただいま、歌舞伎座ギャラリーで
『歌舞伎にタッチ』という展示が行われているようです。
で、この展示では、『寺子屋』の舞台を再現したセットがあるらしいんですね。これはもう、
涎くり与太郎のコスプレ
で行くしかないだろ、常識的に考えて……。
■となると、どこで涎くりの衣装とカツラを調達するか、が、われわれ70億の全人類に突きつけられた喫緊の課題となるわけです。
歌舞伎座の「スタジオアリス」では、毎月毎月
歌舞伎にちなんだ衣装で撮影ができるのですが、涎くり与太郎の衣装を用意してたことはたぶんないはずです。
和服の舞台衣装をオーダーメイドしてくれる店、というのを先日見つけたのですが、そこに頼むしかないかなあ(って、いくらかかることやら…)。いや、衣装はまだしも、かつらはどこに頼めばいいんだろう。
とりあえず、
坊主頭の清書きの練習はいまから始めておこうと思います。
■ぜんぜん関係ないけど、銀座の三越より、福岡の岩田屋本店のほうが売り上げが高いらしいですね。きょうテレビで見たんだけど。
■五月二日(土)
今日から五連休。この日のテクノポリスTOKIOは最高気温が摂氏26度だか27度だかで暑い。浅草へ平成中村座通し。三年前と変わらない芝居小屋。『魚屋宗五郎』は何度か見たことある芝居だけど、だんだん酒に酔っていくさまの描き方が、どうも理屈っぽく感じられることがある。'12年THE MANZAI決勝のウーマンラッシュアワーみたく、勢いを表現しようとしてかえって頭でっかちになってしまうというか。でもこの日の宗五郎は、ちゃんと感情移入できた。家を飛び出して花道を駆けていくところ、かっこよかったですよ。
『勧進帳』で、四天王に出席のような掛け声がなかったのがよかった。『幡随長兵衛』は劇中劇という設定が中村座という場によく似合ってた。
中村座の入り口でお茶子さんが「ここで履き物をお脱ぎくださーい。履き物を脱いでからすべてが始まりまーす」と云ってたのが面白かったです。
■五月三日(日)
早朝、起き抜けに珍しくテクノっぽい曲を作る。
夕刻、友人の吉本芸人某君が出る、某お笑いライブを見る。終演後、某君に焼肉をごちそうする。あんまりおいしい肉じゃなくて申し訳ない…。
■五月四日(月)
この日も起き抜けに珍しくテクノっぽい曲を作る。
歌舞伎座夜の部。團菊祭。松竹座ではじめての團菊祭を観てもう5年も経つんだなあ…。
『め組の喧嘩』。ウエストサイド物語みたいな話です(違うか)。よかったけど、ラストに出てくる梅玉が、もうちょっと「頼りになる親分感」があるともっとよかった。
■五月五日(火)
朝十時に銀座。まず木村屋でアンパンとクリームパンを収穫したあと歌舞伎座へ。昨日に引き続き、團菊祭昼の部。『天一坊大岡政談』は、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』みたいな話です(違うか)。
終演後、歌舞伎座前で自動車を拾ってホテルオークラ本館まで。今日はオークラに泊まるのだ。連休って日本全国どこもかしこも混んでるから、「一泊二日の小旅行をする金で都内のホテルに宿泊」ってのは、わりに有効な選択肢です。
なんでオークラかというと、近いうち「なくなる」から。そういえば、おれが'10年3月に初めて歌舞伎を見に行ったきっかけも、「歌舞伎座がなくなるから」っていうのが理由の一つとしてあった(もちろん、理由はそれだけじゃないけどね)。
本館8階の部屋にて、ルームサービスのコーヒーを発注し(ここ数年飲んだ中でいちばん美味しいコーヒーだった! なのに5/9にオーキッド・ルームで飲んだコーヒーは普通だった)、木村屋のアンパンやあらかじめ買い込んだ菓子を食べたりしつつ、書見。テレビ見(という日本語はない)。ときおり館内を探検。
腹が減った。夕食をルームサービスで発注する段になって、「天丼かカレーのどっちかが食べたいなー」と思う。メニューを調べたら、天重(天丼はなかった)が5500円! おい、昭和62年に発売された『ドラクエII』のカセットの定価じゃないかよ…。おとなしくビーフカレーを発注。
テレビを見ながらついうたた寝。起きたら、メインバーの営業が終わってる時刻。バーに行きそびれてしまった…………。
せっかくバーのあるホテルに泊まったのにバーに行かないなんて、ほんともったいない。いや、だってさ、バーでウヰスキーを飲んだあと、電車にもタクシーにも乗らず、ベッドに直行して眠れるんですよ。最高じゃないですか。
■五月六日(水)
朝七時過ぎ、ホテル内のプールへ。虎ノ門で泳ぐのは初めてだ、と書きそうになったが、実際は泳いでない。60分間、水中ウォーキングしただけ。笑
小学校低学年の男の子が、お父さん(と云っても、おれとさほど年齢は変わらない)と一緒にプールに来てた。いいよな、その歳でオークラのプールに来られて。おれなんか子供のころ、沖縄市営プールしか連れてってもらえなかったぞ。
部屋に戻ると、朝食として予約してたクラブハウスサンドイッチ(※普通の洋朝食はつまんないのでメニューを変えてもらった)をワゴンに乗せたルームサービスの人が、ドアの前で待ってた。おれがプールから戻るのが遅れて、待たせてしまったようだ。すいません。
そう、何回もこのブログに書いてあることですが、'02年のBRUTUS誌のホテル特集号の、とあるページに載っていたキャプション、「ルームサービスの定番、クラブハウスサンドイッチ」という一行がずっとずっと心に残り続け、ルームサービスのあるホテルに泊まる機会があると十中八九どころか百発百中、クラブハウスサンドを発注してしまうのです。
さて、そのクラブハウスサンドイッチのお味ですが────詳細は例によって『ホテルのルームサービスのクラブハウスサンドイッチ批評』誌(ホテルのルームサービスのクラブハウスサンドイッチ批評社・刊)の七月号に書きましたので、そちらをご覧ください。あ、付け合わせはフライドポテトでしたが、事前にちゃんとコンビニでポテトチップスを買ってったので問題ないです(クラブハウスサンドの付け合わせはフライドポテトではなくポテトチップスが正解、ということも上記のBRUTUSで学びました)。
ところでホテルのルームサービスのクラブハウスサンドイッチにいちばん合う飲み物は、コーヒーでもビールでもなく、ウイスキーの水割り(ハイボールではなく)ではないか、とこの頃は思う。なので、朝の八時半から水割り飲みつつクラブハウスサンドを食いました。
その後、ごろごろしつつ、ときおりカルピス(原液のビンを持ち込んだのです笑)飲みつつ、書見。べつに家でもできることなんだけどさ。
正午にチェックアウト(なのに、11時半という妙なタイミングでルームサービスでコーヒーを発注してしまった。それくらい美味しい)。ホテルの玄関で自動車を拾い、国会議事堂駅へ。そこから丸ノ内線で新宿へ。つまらない現実的な買い物をし、帰宅。そのあと部屋でゴロゴロ。
まあ、悪くない五連休でしたよ。たぶん。
■子供のころから、フジテレビの火曜ワイドスペシャル枠でやっているものまねグランプリ(正式な名称とか知らん)みたいなのが好きじゃなかった。「ものまね四天王」とかさ、ああいうの。
元ネタ歌手のカリカチュアライズに頼る、モノマネ芸人たちが嫌だった。奇抜な衣装とか、おもしろおかしい表情とか、オーバーな動きとか。
いま思えば、あの全体的に巨大なショーパブ、といった趣のスタジオのセットも嫌だった。
ボーズ憎けりゃアニ、シンコまで憎い、といった理屈で、画面隅に表示される針すなおの似顔絵や、曲のイントロ部分のナレーションが別録りのアフレコであるところも嫌いだった。
なので、見なかった。
■一方、清水ミチコは子供のころから好きでした。ビデオやCDをレンタルして楽しんでた。
■この違いは何かというと。
ものまねグランプリのほうは、明らかにショーパブという閉鎖空間で行われる芸の中継、なんですよね。閉鎖空間でしか流通しない、あるいは閉鎖空間だからこそ有効な芸の応酬。たぶん、あの番組を実際にあのスタジオで間近に見たならば、それはそれは楽しい芸だったのかもしれない。
でも、ブラウン管を介して見てる沖縄の田舎町の子供には、だからなんなの、としか思えない。
対して、清水ミチコの芸は、あらかじめ「放送」や「複製物(CDやビデオ)」の形で流通することを意識して作られてるのですね。なので、その芸をラジオやテレビで耳目にしたとき、スッと入ってくる。で、素直に笑える。これは清水ミチコがショーパブではなく放送作家出身、というところにあるかもしれない。
■ちなみに、'00年代初頭は、コージー冨田+原口あきまさのコンビ(厳密にはコンビじゃないですが)は好きでした。
あれは、ショーパブ芸でありながらも、カリカチュアライズに走らない、リアリズムの追及、というのがあったので。
■そして'00年代中盤からは、なんといってもとんねるずの「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」になるわけですが。
この企画自体はモノマネの領域を拡大する、非常に革新的な企画だったわけです。「富士そばの恵比寿西口店の店員」のモノマネとかね。モノマネか否か、というぎりぎりのところを突く感じが新しかった。
■が、いつの間にかこの企画自体がだんだん閉鎖的なものになっていき(それに呼応するかのように次第にショーパブ出身の芸人が増えてきた印象がある)、スタジオ内の芸人とスタッフだけが楽しんでる内輪の企画になってしまった。
細かすぎて伝わらないモノマネ選手権が、いよいよほんとに伝わらなくなってきてるなー、と思うようになった。
で、同じ番組で「2億4千万の瞳選手権」という、それこそショーパブ芸そのものの企画も始まってしまい、これはこれで面白いんだけど、なんか違うなーと思ってた。
■が、昨日たまたまテレビで「細かすぎて」をやってたので久しぶりに見たのですが、おもしろかった。初期の面白さが戻ってきてる、と感じました。
このエントリで云いたいことはそれだけです。文章が後半、やっつけになってるように見えるのは気のせいです。
■ちなみにウクレレえいじで一番好きなネタは、十年くらい前にライブで見た「延滞に驚く、レンタルビデオ屋『With』の店長」です。
■
wikipediaによると、NHKでかつてやってたミニ番組『おもしろ漢字ミニ字典』の最高視聴率は27%だったらしい。27て。
この番組って、教育テレビでやってたイメージが強いけど、上記ページによると「総合テレビの毎週火曜日20:45-20:50に放送されたこともある」そうです。たぶん、夜九時のニュースを見るためNHKにチャンネルを合わせる家庭が多かった、ということもあるかもしれません。しかし27%はすごい…。
■この番組をやってたころの教育テレビって、匙ばばあもといスプーンおばさんとかも放送してたけど、「ど〜ん、Q!」っていう謎の掛け声のクイズ番組もやってたよね。
って検索してたら見つかった。『どんなモンダイQテレビ』、という番組でした。ふむ。
■まあ、だからその、とんねるずマニアってほどでは全然ないにせよ、とんねるずの音楽は好きなので、CDも多少は持ってた。小学生のころ『428』『市川と宮嶋』買ってましたよ。一時期『仏滅そだち』のCDを2枚持ってた。これを2枚持ってたやつはあんまりいないと思う。ちなみにカセットでも持ってました。あと、再生するたびに違う曲が流れる「御年賀」という12インチ(たしか、レコードの溝が三股に別れていて三曲のうちどれかがランダムに演奏される仕組み。リスナーが自分の意志で聴きたい曲を選べない)も持ってた。あと出光のノベルティーのまいどCDとかね。
ちなみにビデオは『とんねるずの裏ビデオ』と東京ドームのやつ(上下巻のうちどっちか一本。どっちだったっけ)をいまでも持ってる。『気分は盆と正月』は、10年前に池袋の中古屋で250円で売られたのをなぜか買い逃して悔しい。
■と、とんねるず物件を人並み程度には所有している拙僧ではございますが、こんなカセットが発売されていたなんて、この西暦2015年2月まで知らなかった……。
『雨の西麻布〜にっぽんの心〜』と題されたカセットです。これ、単なるシングル「雨の西麻布」のカセット版じゃないんですよ。
六曲入りのミニアルバムなんですよ。たぶんレコードでもCDでも出てないと思う。たぶんカセットだけ。
うん、「雨の西麻布」と「歌謡曲」をカップリングした8cmCDシングルが'90年代に出てることは知っていたんだけどさ、でもこのカセットはまっっったく知らなかった。発売日は昭和60年12月16日。30年前の師走。みなさんそのころ何してました? おれはコザ小学校の制服を着て沖縄市一番街をちょろちょろと走り回っておりました。
■で、とんねるちゃんのワンフーの皆様におきましては、カセットの中身気になるでしょ? 親切に曲名をリストアップするとこんな感じ。
SIDE A
1. 雨の西麻布
2.
その後の西麻布
3.
双子の西麻布
SIDE B
1. 一気!
2. Chadawa
3. 雨の西麻布(オリジナル・カラオケ)
特筆すべきはなんと云っても「その後の西麻布」「双子の西麻布」の二曲ですね。おれは、曲の存在じたい知りませんでした。いや〜………………こんな曲があったのか。そうか。ぜんぜん知らなかった。歌ってるのはとんねるずではなく、前者は
ボブ&トメ、後者は
リリーズです。ボブ&トメはたぶんとんねるずのマネージャーで、リリーズは歌詞にも出てくる「双子のリリーズ〜♪」のリリーズでしょうな、ふつうに考えると。
この二曲は、ビクター時代の各種ベスト盤の類、つまり『CD FILE』にも『紅白!』にも『とんねるずの世界』にも、近年('09)発売された『ゴールデン☆ベスト とんねるず』にも収録されてない、はずです。
ちなみにwikipediaの
「雨の西麻布」の項目によると、
2009年9月11日放送の「おもいッきりDON!」に出演したザ・リリーズ自身は、「雨の西麻布」のレコーディングの際、同じスタジオ(ビクター青山スタジオ)に、アニメ『ワンダービートS』の主題歌「瞳は宇宙=コスモス=」(1986年4月発売)をレコーディングするために居合わせていた事を明らかにした。
とのことです。おれはこの放送を見てないのでくわしいことは知りませんが、このときにリリーズはこのカセット用の録音を済ませたのでしょうか。どうなんだろう。
■このカセット、買ったばかりでまだ再生してないので、「その後の西麻布」「双子の西麻布」がどんな曲かはまだ知らないのですが、まあ、聴かないままにしとくのも一興かなと思ってます。
■h26/12/23 渋谷コントセンター 於 ユーロスペース
この日の目玉は、なんといってもさくらんぼブービーの5年ぶりの復活ライブ。で、見た。面白かった。さくらんぼブービーの面白さが再確認できた。が、同時にさくらんぼブービーがなぜテレビで活躍できなかったか、も再確認できてしまった、おもしろうてやがてかなしきライブ。
このライブの首謀者のイトーセイコーが、さくらんぼブービーの復活に触発されて30年ぶりのピン芸を披露、というボーナストラックもあり。
リンゴスターもピーマンズスタンダードも面白かった。あと、覚えにくいコンビ名なので名前は忘れたけど、あの変な女コンビは、四年後ぐらいに解散して、一人はピンに、一人は構成作家になるパターンだと思う。
■h26/12/25 ウーマンラッシュアワー村本の大大大演説 in 明治座
明治座には歌舞伎でしか行ったことなかった。まさか明治座の舞台で村本(ウーマンラッシュアワーの、小学六年生のときに男同士で何かを試みた経験がない方)のトークが聞けるとは笑。90分ほど一人でしゃべりっぱなし。
おれは一階の最後列で見てたんだけど、5つくらい隣の席から中川(ウーマンラッシュアワーの、小学六年生のときに男同士で何かを試みた経験がある方)とおぼしき笑い声が聞こえてきた。あの声はたぶん本人、だと思う。
村本も山里もトークライブが面白い。ドランク鈴木のトークも聞いてみたい。
■h27/1/12 第4回 馬鹿よ貴方は単独ライブ 於 北沢タウンホール
面白かった。漫才だけでなく、コントもあり。コントは最初期の"よゐこ"みたいなシュール感。ファミレスの漫才と、各駅停車の電車すら止まらない駅のコントが良かった。
エンディングのあともおまけでネタが2本あり。おそらくはDVD用の素材撮り。カレー屋のネタが生で見られてうれしい。
ライブ終了後、馬鹿よ貴方はの二人がロビーに立って観客を見送っていた。
■h27/1/30 R-1グランプリ2015準決勝 於 ラフォーレミュージアム六本木
ということで、ね、唐突に文体変わりますが金曜日はR-1グランプリの準決勝を見てきました。3500円払って、寒い中、六本木で、一人で。だって、ね、R-1って決勝より準決勝のほうがはるかに面白いんですよ。
端的な感想を書くと、もちろん全体的に面白かったのですが、今年は東京より大阪のほうが勢いあったように思いました。
三時間半ほどかけて48人のピン芸を見たのですが、この日はじめて見た「ゆりやんレトリィバァ」なる女芸人がいちばん面白かったです。あれはもう一回見たいし、他のネタも見たくなる。
中山功太が不調を脱したのか面白くなってて、ガリガリガリクソンも驚異の安定感でした。あと2015年の今も小島よしおが「そんなの関係ねえ」をやってて偉いなと思いました。その他、面白かった芸人について書いていくとキリがないので割愛。
あ、今年から東洋水産が冠スポンサーから降りたため、お土産のラーメンはもらえませんでした。
■h27/2/10〜15 ラバーガール solo live +「GIRL」 於 恵比寿エコー劇場
チケット買い逃しました……(´;ω;`)。当日券を狙うか。
■コザミュージックタウンに入ってるゲームセンター「ゲオパーク」が本日閉店するそうです。
おれの知る限り、このゲオパークがコザに残ってる唯一のゲームセンターだと思います(歴史は浅いですが)。まあ美里とか泡瀬まで探せばあるのかもしれないけど、少なくともコザと呼ばれるエリアからはこれでゲームセンターがなくなることとなりました(他にも営業してるお店あったらごめん)。
'80年代の一番街にはゲームセンターがあったから、コザからゲームセンターがなくなるのは三十数年ぶり、といったところでしょうか。
■'80年代はね、一番街にゲームセンターが二軒入ってたのを覚えてる。一つは国道沿いの一時期タイトー直営(たぶん)だったところと、あと一つは一番街のど真ん中にあったところ(いま洋品店になってる)。小さいころ、オトナの人が『ポールポジションII』をプレイしてるのを後ろから眺めるのが好きだったなあ。あれ? この文書いてて、一番街にはあともう一軒あったような気がしてきた。じゃあ一番街のゲームセンターは二軒じゃなくて三軒か? どっちなんだ? 誰に訊けばいいんだろう、こういうことは。
サンシティにもゲート通り沿いにセガ直営店あったはず。で、サンシティの中ほどにももう一店ゲームセンターがあった。
■あとジョイジャングルとかヤングチャンプとかあったな。アナコンダって名前の店もあった。店主がアナコンダ飼ってたんだって(店内で飼ってたわけではないと思う)。
あと、中央パークアベニューの手のカンバン(伝わりますかね、この説明で)の奥のとこにビクトリアって店があった。中古ソフトも売ってた。
アベニューだと、あと、かつてサブウェイがあったところの二階ね。
■いや、おれがとくべつゲームやゲームセンターが好きというわけではないです。
ただ、コザに帰ってくると、幼かった頃を偲んで「N in 1」タイプ(複数のレトロゲームが1台にぶちこまれた機械)のゲーム台で『ソンソン』だの『バブルボブル』だのをするのが好きなのですね。
コザ中学校の近くのガリバーも閉店しちゃったしさー。このゲオパークが最後のレトロゲームの遊び場だったのに。これからおれは、コザのどこでソンソンだのバブルボブルだのをやればいいのでしょうか。まあいい歳こいてゲームなんかすんなって話だけど。
■で、コザ小学校の近くにあった、ファミコンを時間貸しするお店とか、国道沿いにあった「きゃん」というおもちゃ屋の二階(こちらもファミコンを時間貸ししていた)のこととかも書きたいですが、今日はもう例によってカブキを見に行く時間なのでこのへんで。
うん、今日は国立劇場で歌舞伎を見て、それから下北沢に「馬鹿よ貴方は」の単独ライブを見に行ってきます。半蔵商店でございます。
■十二月十三日(土)
国立劇場で『伊賀越道中双六』。米吉きれい。芝雀は不幸な役が似合う。又五郎の助平、みたいな役どころが好き。
夜、ザギンでミーノー。魚うまし。
■十二月十四日(日)
昼は、前日に録画したTHE MANZAIのワイルドカード決定戦、を見る。
夕方、お笑いのライブに出かける。
夜、帰ってきて、録画しておいたTHE MANZAI決勝戦の前半を見る。お笑い三昧の一日。
しかし「馬鹿よ貴方は」のネタは、南海キャンディーズ('04)、スリムクラブ('10)以来の衝撃。
■十二月十五日(月)
朝、録画しておいたTHE MANZAI決勝戦の後半を見る。華丸大吉ってこの決勝戦に、たぶん、地方営業くらいの感覚で臨んでると思う。その淡々としてるとこが良い。が、この大会、もっと若手に華を持たせても良かったのではないか…。
今日の仕事は茨城でも栃木でもなく江東区。楽。ナポリタンを食べようと思って有楽町のジャポネによったら、午前11時半前だというのにもう行列。あきらめて、JRの駅前の立ち食いそば屋で焼きそば。
夜、
sporkなる商品を買う。沢尻エリカの元ダンナさんの本で知って、どこで買えばいいのかよく分からんかったけど、渋谷のモンベルで売ってた。出張のお供にする。スウェーデン製。
その後、なんとなく楽器屋に立ち寄ったら、ForteとBabyfaceがどちらも中古で出ていた。おれはこの二台のどちらかを買おうと思ってたのだ。二台同時に中古で見つかるとは。重畳。
店員氏に音質について問うと「Babyfaceの方が音いいです」と即答。なので、中古Babyfaceを購入。
■十二月十六日(火)
仕事で某県某市へ。夜、バーに立ち寄る。英国風のつくりで、内装は悪くないが、いかんせんバーテンダー氏が…。
自分のことばっかりしゃべる。いや、しゃべったっていいんだけど、しゃべり過ぎでしょー。夜の23時でしょー。ゆっくり酒飲みたい時間でしょー。適度にほっといてくださいよ…。金払ってるこっちのほうが話の聞き疲れ。おれはただ、静かにマッカラン12のソーダ割りを飲みたかっただけなのに。
ただ一点、「バーって、ハードウェアの部分とソフトウェアの部分で成り立ってるんですね。ハードウェアは店の内装ですね、で、ソフトウェアは接客とか人。ハードウェアをどんなにかっこ良くしたところで、それだけだとすぐ飽きられるんですね。内装なんて金さえかければなんとでもなるし。だからやっぱり、ソフトウェアの部分、つまり接客とか人とかが大事なんですよね」っていう話は理解できた。ほら、ハードウェアは最高だけどソフトウェアが最低最悪なバーを知ってるからさー、沖縄の。コザの。国道沿いの。花屋の二階の。
■どの声がサンキュータツオで、どの声がマキタスポーツで、どの声がプチ鹿島なのか、まったく聞き分けてないのですが何一つ困ってはおりません。半蔵商店でございます。『クレムリン』の関羽みたいなもんですかニャ。
■さて、沖縄市は中央パークアベニューの照屋楽器店がCD・DVDなどソフト類の取り扱いを終了、という全世界のミュージックシーンを揺るがした衝撃的なニュースから早くも一年が経ちました(取り扱い終了は平成25年6月23日)。
そこで、ね、これを機会に、おれが照屋楽器店で買ったCDを出来る限り思い出してみたよ! どこの誰に需要があるか分からないけど。
■1989(平成元年)
・CM NETWORK/CM DISCO NOW&THEN 〜24時間見てますか
えー、このたびの調査により、拙僧が照屋楽器で買った初めてのCDはCM NETWORKであることが判明しました。念のため書いておきますがTMじゃなくてCM NETWORKです。このCDは'89年の発売ですが、買ったのはもしかしたら'90年に入ってからかもしれないんだけど、どのみち照屋楽器で初めて買ったCDであることには変わりありません。ちなみにこのとき小学五年生。CM NETWORKについては、各自検索願います。
■1990(平成2)
・桃変化で行こう!
・CM NETWORK/CM DISCO NOW&THEN vol.2 〜CM選択の自由アハハーン
沖縄県内においては、本島では放送されず、石垣島か宮古島のケーブルテレビのみで放送されていたアニメ『桃太郎伝説』の主題歌の8cmCDを買っております(しかしなんでこんなCDがコザの店に入荷されてたんだろう)。ももももももももーもたろう、って歌ですね。B面は「ピーチボーイ・ブギウギ」ですね。いいですか、こんなオタクっぽい話は。
そしてまたCM NETWORKを買ってるっていうね…。
■1991(平成3)
・MCハマー/プレイ
MCハマー。笑。当時はやってたんですね。「ユー・キャント・タッチ・ジス」が売り切れてたのでこっちを買った覚えがある。買ったはいいが、あまり愛聴しなかった覚えが…。
■1992(平成4)
・YMO/テクノバイブル
出ました大物。五枚組一万円。おれは'92年5月という謎のタイミングでYMOを聞き始めるのですが(ちなみにスタジオボイス誌の例のYMO特集は'92年12月号)、そしたらその後まもなくYMOのこのボックスセットが発売されてね。そんで翌年にYMOが復活してね。いま思えばタイミング良かったかも。
ちなみに、『テクノ・バイブル』を買った際、CDが10枚くらい入るプラスチックのケースをもらいました。照屋楽器では一万円以上CDを買った人にプレゼントしてたらしい。あと、これとは別にYMOのステッカーももらいました。金色の地に各時代のロゴが印刷されてるやつ。
あと、
・YMO/フェイカー・ホリック
も買ってます。
■1993(平成5)
・YMO/テクノドン
・カバの会/YMOのカバ
『YMOのカバ』ってのは、YMOのカバーアルバム。このアルバムは、「YMO再生に向けて盛り上がっていった音楽シーン」と、「コザの良かったころ」を同時に思い出させてくれます。
この年のとある土曜の夜、照屋楽器で電気グルーヴの『フラッシュ・パパ・メンソール』を買おうかどうか、やたらめったら悩んだ覚えがある。笑
■1994(平成6)
・クラフトワーク/アウトバーン
・テレックス/テクノ革命
・ピチカート・ファイヴ/EXPO 2001
この三枚は高校の合格祝いで同時に買ったよ。なんで唐突にクラフトワークかというと、『ピコ』っていうソニマガが出してた'93年のムックにクラフトワークの記事が載ってたから。なんで唐突にテレックスかというと、『ピコ』にテレックスの記事も載ってたから。で、『EXPO 2001』にそのテレックスがリミキサーと参加していてちょっとびっくりした。ちなみに小西がテレックスをリミックスした『イズ・リリース・ア・ユーモア?』('94)を買ったのはだいぶ後のこと。
・小沢健二 feat スチャダラパー/今夜はブギーバック(nice vocal)
・ピチカート・ファイヴ/インスタント・リプレイ
・ケン・イシイ/ガーデン・オン・ザ・パーム
この三枚も、なんかのタイミングでまとめて買った記憶がある。高校生にとってはけっこうな出費…。
・テイ・トウワ/テクノヴァ
・ピチカート・ファイヴ/ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ
・ピチカート・ファイヴ/スウィート・ソウル・レビュー
・電気グルーヴ/人生(12inch)
・電気グルーヴ/ドリルキングアンソロジー
・瀧勝/人生
■1995(平成7)
・ハードフロア/TB Resuscitation
・脱線3/サタデー・アップ・タウン
・ポリゴン・ウィンドウ/サーフィン・オン・サイン・ウェイブ
・ミックスマスター・モリス+ピート・ナムルック/ドリームフィッシュ
ドリームフィッシュは、一生聞き続けると思う。
■1996(平成8)
すいません。たぶん買ってるはずなのに、ちょっと思い出せません。がんばれば思い出せるかもしれないけど。受験で忙しかったのかな。
■1997(平成9)
・ゲルニカ/改造への躍動
・ゲルニカ/新世紀への運河
・ゲルニカ/電離層からの眼差し
この年は浪人生でした。秋にゲルニカをまとめて買っている。『改造への躍動』は、'97年の夏に旧規格盤をコザ高近くのブックオフで手に入れてたんですが、なぜか無くしちゃったんですね。なので再発盤を改めて照屋楽器で買いました。
■1998(平成10)
この年から進学で福岡。
・ビースティ・ボーイズ/チェック・ユア・ヘッド
福岡に引っ越すまさに直前に買った。
・テイ・トウワ/ヴィジョナリー・サウンドトラック
これはわざわざ福岡から電話で妹に予約させて、休みで帰省した時に照屋楽器で買ってる笑。
■1999(平成11)
ここらへんから照屋楽器でCDを買う記憶が薄くなる…。
このころは自転車で福岡のレコード屋を回ってましたねえ。ターンテーブルを持ってないのにも関わらず、12インチサイズのトレーディングカード感覚でレコードを買い集めてました。
機会があれば福岡市で通ってたレコード屋についてもまとめようかな面倒くせえからいいや別に。
■2000(平成12)〜2011(平成23)←すげえざっくり。笑
・スチャダラパー/ライツ・カメラ・アクション
・YMO/RYDEEN 79/07
・竹村延和/コビトノクニ
えーっと、すいません、これから銀座で飲み会なので急いでるので解説は略。
■2012(平成24)
・石野卓球/WIRE TRAX 1999-2012
そして、照屋楽器店で買った最後のCDがこれ。奇しくも(?)WIRE12開催の晩に購入。ちなみにこの盤、もう拙僧の手許にはございません。新宿のディスクユニオンに売ってしまいました。
■えー、以上、不完全な物ではありますが、照屋楽器で買ったCDを思い出せる範囲で列記してみました。おれの照屋楽器における音楽史はCM NETWORKに始まり石野卓球に終わることが分かりました。
このリストだけ見ると、沖縄本島中部に住む一人の少年の音楽遍歴、としてはそうとう偏ってる感じがしますね。素直にミスチルとかジュディマリとか聞いとけよって感じです。でもまあ、これはあくまでも照屋楽器店で買ったCDだけのリストですからね。もちろん普久原楽器とか高良レコードとか他の店で他のCDも買ってますよ。
あと、やはり、'94〜95年には「渋谷系ブームと、テクノブームと、Jラップブームが同時進行してる感じ」というおれの好きな雰囲気が如実に現れてますね。嗚呼、土曜の放課後のクーラーの効いた上洲書店でパチパチとロッキンオンジャパンとリミクスを立ち読みしたい。
■ちなみに、CM NETWORKのCDはさすがに今は持ってませんが、桃太郎伝説のCDはいまだにおれの部屋にあります…。
■昨晩、夢の中で電車に乗ってた。二つの駅に止まったんだけど、一つは「ドライクリーニング駅」で、もう一つは「Yシャツ駅」だった…。
ちなみに、ドライクリーニング駅からは銀座の街が見えた。何線なんだろう。
■tofubeatsの新曲、藤井隆という人選に'00sリバイバル感があって良い。
で、いま調べたんだけどこの曲、カセット付き限定版というのもあるらしい。ふむ。
■この間、とある立ち食いそば屋でかけそばを発注してオプションでイカ天を頼んだ。かけそばが300円でイカ天が170円だった。
この価格設定、なんか釈然としない…。イカ高くないか(←回文)(←違う)。
■ケンタッキーでは、店内放送で定期的に
「盛り上がろう♪(テテテテテテ♪)
盛り上がろう♪ (テテテテテテ♪)」
っていう謎の黒魔術の音楽が流れる。正確な数字はわからんけど20〜30分おきに一回ぐらいか。あれはたぶん、客に長居をさせないようにする作戦だと思う。
────はいー、もしもし、はいー、いま大丈夫だよ、うん、うん、『不毛な議論』ねー。聴いてる。いちおう聴いてる。でも前ほどは熱心ではないかなー。芸人としての山里は面白いと思う。でもここ数ヶ月の、そうだな、去年の秋くらいから『不毛』にはあまり勢いを感じなくて。で、この勢いの感じなさって、ここ数年の明石家さんまの勢いのなくなり方にちょっと似てるわけ。端的に云うと、いい彼女ができたんじゃないかと思うね。まあ、下衆の勘ぐりってことでいいけど、これは別に。
────でもね、ここにきて、四月に入ってけっこう持ち直してるんだよね。これはaiko以降のゲスト投入のテコ入れ効果もあるかもしれないけど、山里の身辺になにかしらの変化があったからかもしれない。端的に云うと、女と別れた。笑。まあ、下衆の勘ぐりってことでいいけど、これも別に。
────2月のデラックスの回? うん、聴いた。3回聴いた。アンガールズの巨根な方とか、鈴木+村本とか、井森美幸とか、スペシャルウィークは安定して面白いんだけど、2月のデラックスのは、ひときわ面白かった。っていうのも、デラックスが山里の「テンプレ芸」を徹底的に突き崩そうとしてきたから。山里って、すぐに自分の例えツッコミのストックを開陳しよう開陳しようと引き出し開けてくるじゃん? こっちは、例えツッコミがどう、とかじゃなくて、“例えツッコミがくること”自体に正直ちょっと食傷気味なんだよね。それがあらかじめ家で用意してきたようなフレーズだとなおさら。そこが'05年と'09年のM-1決勝で順位が伸び悩んだ理由でもあるとすら思うんだけど。まー、おれの友達は「デラックスの方こそ、“他人の話をカットアウトしてメタ的な質問をぶち込む”というテンプレに依存してんじゃん」って指摘してたけど。とはいえ、デラックスがリスナーの総意を代弁してた……ってのは言い過ぎかな?
────しっかし、あの回、山里のガード堅かったよねー。しだいにだんだん口数少なくなって、ただ相槌を打つだけの聞き手になっちゃった。こっちはもっと丁々発止なやりとりを期待してたけどさー……スタッフだってそうなんじゃないかな。けっきょくはデラックスのほうがサービスして、「『アウトデラックス』のとき、話がつまんないやつにはわざと男として興味があるフリをする」みたいなネタばらししてくれてたしね。ゲストに気ぃ遣わせるラジオって珍しいよな。まあ、ゲストから話を引き出すことには成功してる、とも云えるわけだけど。あ、あと、デラックスの写真が番組ブログに載ってないのは、単にデラックスが女装じゃなくて、すっぴんで私服で来てたからだと思う。ラジオでいちいち、あんな手間かかる女装しないと思うから。笑。
────でもさー、正直、山里の一人しゃべりって微妙な時あるよね…。たとえば以前バカリズムがオールナイトニッポンで「後輩と温泉行きました。でもあんまり楽しくなかったです」って趣旨の話をしてたんだけど、淡々としゃべってるだけで大爆笑はないんだけど、でも、すごく聴かせるのね、じっくり。山里はそれがない。「今週こんなことがあってね! 誰それと会ってね! そんで誰それのステージを見て! いっやーすごい楽しかったー!」ってだけ。毎週とは云わないけどさ、出てくる固有名詞をシャッフルしても成り立つような話が多い。あ、“話”というか“業務連絡”だな。業務連絡。事実関係を述べるだけで、右から左に流れていって心に残らない。カムフラージュとして、テンションだけは高いんだけどね。たぶんだけど、これ、山里がハラを割ってないんだと思う。ハラを割る、というのは芸人の場合「メディアに流通している自分のキャラクターから外れた体(テイ)でしゃべる」ってことなんだけど。山里は一人トークの面白さなんかよりも、「メディアに流通している自分のキャラクター」を守ることを優先させてるから、本音はほとんどしゃべらない。だから、話ちょっと戻るけどデラックスはそこが歯がゆくて、どうにかして本音をしゃべらせようとしたんだけど、山里はテンプレ芸と「も〜、マツコさんたら〜」みたいな馴れ合いに逃げる。すごく器用に。たぶん、山里にとってはラジオなんかよりも大事なもんがあるんだろうね。まあ実際、ゆくゆくは文化人枠とかキャスターとか、そこらへんを視野に入れてるらしいし。
────ハガキのコーナーも、子供とハッシュタグ以外微妙だしね。サキュバスは、実質「ばかほこたて」の後継コーナーだけど、ばかほこたてはまだ「妄想A対妄想B。勝者、妄想A!」みたいな落としどころがあったけど、サキュバスにはそれがない。よくない意味でハライチの漫才みたい。ボケっぱなし、妄想しっぱなし。でいて(あ、この“でいて”っていうの、伊集院ぽい。もう十年以上伊集院聞いてないけど)、ツッコミのコーナーに至っては、けっきょく『不毛』ってアンタッチャブル完全復活までのつなぎ番組なのかなーって思っちゃうし。
────あと、突然思い出したけど“さらば”のチラシのデザインの話もさー、楽屋でやれよっていうか、最悪podcastでやれよって感じだよね。笑。しかし、なんであそこまで後輩芸人に“接待感”を出さなきゃいけないのかがよく分からん。いいけど。
────あー、ごめんごめん、言い過ぎちゃったかもしれない。おれ山里好きだからさー。山里がいちばん輝くのが「若手が20組くらい出てるお笑いライブのMC」だと思うよ。去年九月のルミネの「山ちゃん祭り」みたいな。そういうステージはまだ3回くらいしか見たことないけどさ。5年くらい前にシアターDで吉本若手ライブの司会やってる山里を見たんだけど、あれは仕切りがとくに神がかっていた。実際、'04年のM-1とこの若手ライブが山里好きになったきっかけだから。
────あ、山里がゲストで出てたNHKの『ワクテカ』も聴いたよ。なんか『不毛』の5倍くらいイキイキしてたよね。笑。山里はMC体質でありつつゲスト体質でもあるのかもしれない。あるいは『たまむすび』のようにアシスタント体質というか。いずれにせよ一人しゃべりはちょっと微妙。笑。あとワクテカは10代向けの番組だから肩のチカラが抜けてたのかなー。まあ、山里自身はラジオに全く向いてないわけじゃないから、昼とか夕方とかの番組とかにシフトしてくんじゃないかなー。わかんないけどね。むしろ、ぬるいFM番組とかが似合うのかもしれない。この「ぬるい」ってのは悪口じゃなくてね。
────まあ悪口ばかり云ったみたいだけどさ、これもまあヒイキの引き倒しというか、好意の裏返しと云うか。山里にはがんばってほしいし、うん、まあ、なんだかんだでこれからもぼちぼち聞いてくんじゃないかなー、『不毛』は。んー、じゃまあ、そういうことで、焼肉いこーね。こんど。寿司でもいいけど。回転の。笑。はいー、おつかれー、はーい。
# タイトル欄、フランス語の変な点が表示されない…( ´・ω・)
■トーキョーは雪でございました。拙僧は貧乏長屋の三階に住んでおるのですが、昨晩は吹きっさらしの階段が、雪で
単なる白い斜面になっておりました。そして今朝は雪で玄関のドアが開きませんでした。うむ。
■といった意味も含めまして半蔵商店でございます。本日は
『ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ』をご紹介します。
ナカグロなし、ヴなしの表記がどうやら当世風のようですが、ピチカート・ファイヴをピチカートファイブと表記すると小西康陽に怒られそうな気がします(外国の人名の表記に関する短いコラムを、コニシ氏は記しています。ヴェンダースやオードリィなど)。ピチカートファイブではなく、やはりピチカート・ファイヴですね。ヴ。下唇噛んでヴ。
ま、『ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ』というピチカートのミニアルバムがございまして、おれはそれをCDだけでなくカセット版でも持ってるんですね。
って、以前もこのブログに書いたと思うんだけど、なぜ今日もまた書いてるかというと、先日の2/10で、発売からちょうど20年になってたことに気づいたんですね。20年か……。
おれはこのカセットを二つ持っていて、ひとつは鹿児島市内の、十字屋とかではなくて個人でやってるレコード屋で(この記憶はたしか)、あとひとつは沖縄の
ブックボックス安慶名店で買ったような覚えがあります(この記憶はちょっと曖昧)。
■CD版には「a television's workshop e.p.」という英題が付されていますが、カセット版の英題は「a children's workshop e.p.」となっております。絵本のデザインも、当然ながらCDのブックレットとは異なります。
肝心のカセットですが、実は買って20年間、まだ再生したことがありません…。CDとバージョン違いとかあるのかな、ないのかな、まあはっきりさせないままでもいいか。
■おれは当時、ウゴウゴ・ルーガもピチカートも好きだったので、このCDをリアルタイムで買ってます。内容は、さらっと聴ける。本式のフルアルバムではない企画盤、って感じで、肩の力が抜けてて良い。全曲ともシングルB面感がある。
■話ちょっと変わるけど、'93年のピチカートはリリース・ラッシュで、「スイート・ソウル・レヴュー」と、『ボサ・ノヴァ2001』と、その別バージョン集の『スーヴニール2001』と、リミックス集『エキスポ2001』と、そのアナログ盤『フリーソウル2001』と、そして「東京は夜の七時」が同じ年に出てるわけですよ。すごいよね。あ、スイート・ソウル・レヴューの前にライヴ盤『インスタント・リプレイ』があった。歌詞カード代わりに通販グッズのカタログが入ってるやつ。
で、この『ウゴウゴ・ルーガの』は、年またいで'94年の作品なんだけど、この'93年のラッシュを締めくくる小さなデザート、という感じで、そのディスコグラフィ上のたたずまいというか存在感も含めて好きなアルバムですよ。
ピチカートはそして、'94年4月にシングル「ハッピー・サッド」を発売して、そこからはまた違った流れのリリースが展開されることとなります。
『ウゴウゴ・ルーガの』のブックレットには、ピチカートのメンバーとして高浪敬太郎の名前はクレジットされてますが、たぶんこの作品にはもうほとんど関わってないと思う(※
こちらのサイトによると、「ミー・ジャパニーズ・ボーイ」のアレンジを手がけたのみ、とのこと)(高浪は、'94年10月発売の『オーヴァードーズ』の録音に不参加→脱退)。
■あ、あと、思い出したからつい書いちゃうけど、'93年11月に出た『エキスポ2001』でピチカートの曲をテレックスがリミックスしていましたが、'94年1月に出たテレックスのリミックス盤では逆に小西康陽がリミキサーとして参加してるんですね。
で、『エキスポ2001』では石野卓球もリミックスをやってましたが、半年前の'93年5月には逆に電気の『フラッシュ・パパ・メンソール』に小西がリミキサーとして参加してました。あったなー、そういう流れ。
■なお、このカセット版のジャケは、先日当ブログで紹介した
コーネリアスの'94年のツアーパンフにも、コーネリアスの例のCマークのTシャツを着た野宮真貴の写真とともに載っています。
とか、こういうことを書いてると、'90年代は音楽産業がCDやカセットやパンフレットのデザインにお金がかけられた良い時代だったんだなあ、と、つくづく。単にレコード会社にお金があったというだけでなく、デザインにお金をかけるという意識やゆとりをちゃんと持ち合わせてたというか。
■どうも。荻窪駅前の道の運転が苦手な半蔵商店でございます。
■さて今日のエントリなんですが、カンの良い方ならタイトルだけ見て一瞬で通じるかと思うのですが、最近、われわれ人類はナカグロをあまり使わなくなったと思うのですね。あ、ナカグロってのは、「・」のことね、「・」。キーボードの「め」のキーを押すとでてくるやつ。日本語の文中で、外来語を続けて書くときに使うやつね。
最近は、たとえば「スパークリング・ワイン」くらいの単語だったら、もうナカグロなしで「スパークリングワイン」って書きますよね。20世紀のころは健気にナカグロを打ってたような気がするけど、21世紀くらいからナカグロを打たなくても許されるような雰囲気になりつつあるような気がする。むしろ打たないのが普通になってきてるというか。
メールアドレスを「メール・アドレス」ってナカグロ入りで書くヒト科ヒト属ヒトはあんまりいない。ディスク・ドライブ。ワイヤレス・マウス。キャラメル・マキアート。まあたいがいナカグロ省きますね。かわいそうだろ。ナカグロの気持ちも考えてやれよ。と云いつつ、拙僧もナカグロは省略する傾向にあります。
たぶん、ここ十数年の間に、あまりにもたくさんの外来語が日本に押し寄せてきたので、外来語を表記する際にいちいち律儀にナカグロを打っていたら、手間がかかるし、文章の見た目がゴマをまぶしたみたいになるし、なにより日本中でナカグロを大量消費することになって深刻なナカグロ不足を招く恐れがあるので、みんなナカグロを節約してあまり打たなくなってるんだと思う。冷夏でナカグロが不作の年は大変でしたからね。
──貴様はなにを云ってるんだ。(゚д゚; ) (゚д゚; ) (゚д゚; )
昔、村上春樹のエッセイで「メロン・パン」っていう表記を見たことあるけど、これはまあ和製外来語だからムリにナカグロで区切らなくともいいと思った。
──せっかくだから『ザテレビジョン』の話もしないと。(´д` ) (´д` ) (´д` )
そうですね。あのテレビ雑誌は、実はナカグロなしの『ザテレビジョン』が正式名称なんですよね。まあ、有名な話ですけど。
■で、ナカグロの最後の砦が、外国の人名や地名の表記だと思うのですが、先日とある新書で「マイケルジャクソン」というナカグロなしの表記を見ました。ちなみに、その新書ではマイケル以外の他の外人の名前はちゃんと姓と名がナカグロで区切られていました。でも、いずれは西洋人の名前もナカグロなしで書くのが普通になっちゃうんでしょうか。あるいは、ナカグロの代わりに半角スペースで区切るようになるとか。
■あと最近は、ナカグロを見かけなくなったように「ヴ」もあんまり見なくなった。たしかに、外来語を「ヴ」を使って表記すると、「いやいやいや(笑)、肩にチカラ入りすぎでしょ(笑)、なに緊張してんすか(笑)」ってオードリー若林に云われそうな感じがする。ヴァイオリン、ドライヴ、ヴィンテージ、ヴォリューム。西暦2014年現在、これらの表記はいささか物々しい印象を与える可能性が少々なきにしもあらずです。
でもまあ、ナカグロもヴも肩身が狭い時代とは云え、YMOのセカンドが『ソリッドステイトサバイバー』っていう表記だったら、なんというか、『ツァラトゥストラはかく語りき』を『ツァラトゥストラはこう語った』って訳されちゃった時のようなガッカリ感が漂いますよね。あれはやはり『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』と表記するべきでしょう。
っていうかツァラトゥストラって誰だよ。どこ中だよ、おまえ。おまえの名前、ローマ字入力で打ち込みにくいんだよ。
■こういう文章を書くと、「“ナカグロ”がゲシュタルト崩壊したー」と言い出すやつが必ず出る。
■先月、上京していた母親から一本の古いカセットテープを手渡されました。祖父の歌う民謡が吹き込まれているから、これをCDにしてほしいとのことでした。昭和50年ごろの録音らしいです。
拙僧はけっこういいカセットデッキを持ってたのだけど、そのデッキはテイ・トウワのけっこう珍しいカセット(『Haircut Museum against The Coffee』)を巻き込んだまま壊れてしまい、動かなくなっております(カセットは取り出すことすらできない…)。
■なので、新しく『カセットテープをMP3に変換するプレーヤー』という、カセットテープをMP3に変換するプレーヤーを買ってきました。
いや、ですから、カセットテープをMP3に変換するプレーヤーだから『カセットテープをMP3に変換するプレーヤー』という商品名なのですね。カセットテープをMP3に変換するプレーヤーであることが一発で分かる『甘栗むいちゃいました』方式のネーミング。わかりやすくていいと思う。
■うん、ネーミングって大事ですよね。かつて明治が『おいしい牛乳』を新発売する際、パッケージをとあるデザイナーに依頼したところ、そのデザイナーは、
「商品名を『おいしい牛乳』ではなく
『リピュア』(だったかな)にしてはどうか」
と提案したらしいんですね(これうろ覚えなので間違ってたらすいませんが)。明治はこの提案を退けて、『おいしい牛乳』のネーミングで発売したわけです。結果、ヒット商品となり、森永も対抗して『森永のおいしい牛乳』を発売したりするわけですが、もし『おいしい牛乳』が『リピュア』(だと記憶している)という名前だったら、たぶんここまで売れてないと思う。まず不味そうだし、何の商品か分かりにくい、というか分からない。強いて云うならOL向け頭痛薬の名前みたい。
■以前も似たようなことを書いたのですが、ネーミングの件で思い出すのが渋谷の『ヒカリエ』とかいう生理用ナプキンみたいな名前のビルです。かつての『東急文化会館』のような厚みがまったくないばかりか、何のネーミングかがまったく分からない。
そもそも、『東急文化会館』という名前には、半世紀にわたる知名度の蓄積があるし、利用していた人々の半世紀にわたる思い出やら愛着やらもいろいろくっついてるはずです。それらをポーンと投げうって、東急文化会館とのつながりを断絶させてまで、この生理用ナプキンみたいな名前をつけなくちゃいけなかったのでしょうか。よくわからん。
おれだったら、そもそも新しい名前なんてつけず、東急文化会館のままにします。でも、もしネーミング料として1億円やるから新しい名前を付けてくれと頼まれたら、新東急文化会館とか、東急新文化会館とか、東急文化新会館とか名付ける。もしくは、
東急文化ビルヂングとか。
■あと、最近聞いたなかで、他人事ながら背筋が寒くなったネーミングは『NOLTY』ですね。能率手帳の新しい名前だってよ。だから、何のネーミングかが分からないっつーの。強いて云えば、雑居ビルに入ってるダメなキャバクラの名前みたい。ついでに云うと、「横文字っぽいのがナウい」という発想からしてお世辞抜きでださい。なお、NOLTYという名前には
こういうメッセージが込められてるそうです(リンク先のページ下部参照)。おい、なんだよこの寒々しいあいうえお作文は……。
大昔にFM横浜が『ハマラジ』というすべった改名をして、あまりにもすべりすぎて元に戻したという恥ずかしい過去があるそうなのですが、それに限りなく近い何かをNOLTYには感じます。能率手帳に戻すなら今のうちですよー。
しかし、1949年に能率手帳が誕生して以来、せっかく日本人に『能率手帳』という名前を64年かけて覚えてもらったのに、今度は『NOLTY』という名前を一から日本人に覚えさせる気のようです。何年かけるつもりなんでしょうか。また64年かけるのでしょうか。がんばってください。
■そして失敗ネーミングといえば、覚えてる人はもう地球上に42人くらいしか生き残ってないと思うけど、『quanp』ね、quanp。
quanpって書かれても、そもそも発音できないよね。クオンプと読むそうです。ク
アンプじゃないんですよ。ク
オンプと読むらしいですよ。そんなこといちいち知らねえよ、って感じですよね。
ちなみにこれ、リコーがやってたオンラインストレージサービスです(現在は終了)。だからさ、何のネーミングかがそもそもの段階で分からないっつーの。だいいち名前が覚えにくいっつーの。いざ使おうとなった段に名前が思い出せなかったら、そもそもサイトまでたどり着けないっつーの。『dropbox』みたいにもっと覚えやすい名前だったら、もうちょっとは長生きできたかもしれないのにね、quanp(この綴り、なかなか指が覚えてくれない…)とやらも。
■だから、えー、ネーミングって大事だよねって話でした。半蔵商店でした。
■と、ここまで書いたところで、吉祥寺の新しい駅ビルの名前が
『キラリナ』になった、というニュースを知りました。ふーん。
■あの手この手で楽しそうに「ソース二度漬け禁止!!」と声高にアピールしてくる感じ、もういいですよね。どうも、半蔵商店でございます。
禁止で思い出したけど、「野沢ダイブ禁止」という芸名の芸人がいて、いい名前だと思います。発音したくなる。
■さて本日は、まあ、よくある「日本ではなぜappleやgoogleのような企業が生まれてこないのか」系の話に近いあれなのですが。
レッドブルってあるじゃないですか。ね、レッドブル。翼をさずける。あれってオーストリア(たぶん)の企業が作ってるんですけど、いろんな国で売れてて、ここ日本でも売れてますよね。
でも、もし仮にレッドブル登場以前に、日本の清涼飲料水メーカーの若手社員(若手じゃなくたっていいけどさ)がレッドブルのような飲み物を新商品として企画したとしても、社内の反対にあって発売されてないと思うんですよね。
「いっやー、どうかなー、甘すぎるんじゃないかなー(半笑い)」
「いっやー、どうかなー、香りがきついんじゃないかなー(半笑い)」
「いっやー、どうかなー、値段が高いんじゃないかなー、275円て。値ごろ感ないよね(半笑い)。ヘタなドリンク剤より高いし」
「そもそもいまどき250mlの細い缶なんて、どこの店舗も扱ってくれないでしょ。実際どこのメーカーも作ってないし」
「そもそもいまさらこんなもん売れませんよ、市場には既にリポビタンDやアリナミンやデカビタがあるわけですからね」
などと、お偉いさんとか上司とかどうでもいい先輩とかに、いいように云われて終了、って感じなんじゃないでしょうか。
■で、仮に社内から「まあ試作品ぐらいなら作ってもよし」とOKが出たところで、いざその試作品を消費者のグループ・インタビューの場で消費者の人々にモニターとして味見してもらうと、
「ちょっと……甘すぎると思いますね、甘いのは苦手なので……ええ」
「ちょっと……香りがきついと思いますね……ええ」
「ちょっと……275円は高いと思います……120円なら買うかもしれないですけど……ええ」
「250mlは少ないと思うんです。あたしこういう飲み物好きで(笑)、けっこうガヴガヴ飲んじゃうんですよ(笑)。だからこう、もっと350mlとか500mlとかで出してくれたらうれしいなー(笑)、と思います(笑)、はい(笑)」
「いつもリポビタンDやアリナミンやデカビタを飲んでますので、これを改めて手に取ることはないかなーと思う」
などと、モニターの主婦5名に云われて、で、それをいちいち真に受けたお偉いさんとか上司とかどうでもいい先輩とかによって、「やっぱりこの試作品の発売はナシ」ねと云われて終了。
で、けっきょく新商品として「ビタミンCがたっぷり入ったゼロカロリーのヘルシー炭酸飲料(レモン味)」と「原材料を安く調達できる変なお茶っ葉をブレンドして、東洋っぽいネーミングを冠した、なんとなく体に良さそうなお茶」を発売しましょうってとこに落ち着いて、その炭酸飲料とお茶が無事発売されて、たいして売れないので3ヶ月でコンビニの棚から姿を消す、と。
■と、まあ、個人的にはそんな感じのステレオタイプがありますね、なんか。
■いやいやいやいや、すいません、いやいやいやいや。ここ二日間ほど、このブログにアクセスできなかったみたいです。自分で自分のブログを見ることができなくなってることに気づいた時は、春日のような表情筋でびっくりしました。
理由はと云いますと、hanzo.tvのドメインを更新してなかったんですね。ドメインの有効期限を知らせるドメイン屋からのメールをすっかり見落としておりました。昨晩、春日っぽいポーズでドメイン代5290円(1年分)を支払い、無事復活いたしました。
■──と思ったら、「hanzo.tv」ではアクセスできるけど「www.hanzo.tv」ではアクセスできない、という心霊現象が起きてることに今朝気がついたんですね。さくらインターネット(当ブログが借りてるサーバーです)のドメイン設定は、ちゃんと「マルチドメインとして使用する(推奨)」を選択してるのに。
春日っぽい目の動きでいろいろ検索したけど原因が分からなかったので、しょうがなくダメで元々略してダメ元という気分で、ドメイン設定をいったん「wwwを付与せずマルチドメインとして使用する(上級者向け)」にしたあと、数分間ほど池田亮司のCDを聞き、設定を再度「マルチドメインとして使用する(推奨)」に戻したあと春日っぽい動きでシャワーを浴びたところ、無事復旧し、これまでのようにhanzo.tvでもwww.hanzo.tvでもアクセスができるようになり、村には平和が取り戻されました。めでたしめでたし。
たぶん、池田亮司のCDと春日っぽい動きでシャワーを浴びたのが良かったんだと思います。
■すいません、勘三郎メモリアルイベントのことを書く予定が、ドメインの更新を忘れたおかげでこんなエントリになってしまいました。
キングオブコントが終わったのに、「鬼ヶ島は、野田の『与太郎役を演じたい願望』が突出しすぎていて、コントの良い部分をいろいろかき消してる」とか、そういう偉そうな感想文をおれが書いてないのは、キングオブコントを見ていないからで(録画はした)、なぜキングオブコントを見ていないかというと、その晩は新宿のルミネで営まれていた『山ちゃん祭り』という儀式を見物していたからであり、その山ちゃん祭りの内容を書くと長いので省く。
といった意味も含めまして半蔵商店でございます。今日から十月だという都市伝説がありますが、たぶん何かの間違いと思われますので、のちほど弊社のものに確認させます。
ブログの更新の回数が減っていてすいません。ちょーっと仕事方面が忙しくて。でもこれは、「仕事が忙しいけど毎日が充実していて楽しい! 先輩に感謝、後輩に感謝」とかそういう方向性のあれによるものではないのでご安心ください。なんだ、「ご安心ください」って。
とりあえず、この夏に沖縄で食べたパンケーキ(ミートボール入りホワイトソース添え)の画像をご覧になりながら、次回の更新をお待ちください。
■沖縄でカブキ
先月の帰省の折り、琉球新報のテレビ欄に
歌舞伎の巡業の広告が大きく出ていたり(写真を撮りそびれましたが)、コザの普久原楽器の店頭にこの巡業のポスターが貼られたりしていました(のちにこのポスターは台風で吹き飛ばされましたが)。ようするに、沖縄にカブキが来るみたいなのですね。
詳細は
ここに出てますが、まずチケットが高い! SS席で一万二千円て。巡業の値段じゃないですね、と云いたいところですが、沖縄までカブキを持ってくるとなるといろいろコストがかかるんでしょうね。ちなみに上記リンクでは、「県内での公演は2004年以来、9年ぶり」と記されていますが、これはたぶん松竹主催の歌舞伎が9年ぶりということのようで、'08年には文化庁の事業の一環としての公演もあったそうで、その際は沖縄本島のみならず石垣島でも公演があったらしいです。石垣島での歌舞伎公演は人類史上初らしいです。ふむ。
さて、ここでペヨトル工房(ある種の人々にいろんな感慨を抱かせる固有名詞)が'92年に出版した『歌舞伎はともだち[入門篇]』という本を見てみましょう。この本はその題の通り歌舞伎観劇の手引き書で、切符を買う列の並び方や座席の選び方はもちろん、幕間に食べる弁当についてまで細かく解説した本で(歌舞伎座裏「チョウシ屋」のコロッケパンの紹介に8ページ割いている本は全宇宙でも本書だけでしょう。ちなみに'92年の時点ですでに“B級グルメ”なる単語を使っております)、拙僧も三年前に歌舞伎を見始める時、実用的な情報の多い前半部を何度も読み返しました(さすがに情報は古くなってましたが…)。
で、この本にちょっとだけ沖縄における歌舞伎公演について述べてる部分があったなと思い出したので引用します。
──ところで沖縄はまだ歌舞伎未踏の地なんですか。
●沖縄は梅幸さんが一人で毎年行って地固めをなさいました。これはホテル主催でやっておられました。ホテルの宴会場にむこうが舞台を作ってくれて、そのかわり経費をどんどん抑えてやりましょうって。だから照明もホテルの従業員がやりますし、舞台も机並べてホテル側が作りました。こちらからは役者さんを何人かと、狂言作者と衣装さんと床山さんと、それと大道具さんが一人か二人行って上演する。そういう厳しい条件のもとで梅幸さんが中心になって地固めをしてくださって、今は沖縄コンベンションセンターという立派な劇場で公演ができるようになりました。
(上掲書27〜28ページより引用。なお聞き手・語り手双方とも名前が明示されていません。)
文中の梅幸さん、というのは
この方のことですよね。リンク先には「歌舞伎の啓蒙には積極的」とある。
しかし、沖縄に歌舞伎公演を毎年主催するホテルがあって、コンベンションセンターでも歌舞伎をやったんですね。ここらへん、「沖縄における歌舞伎公演の歴史」みたいな内容の新書にまとめると面白そうです。誰か書いてください。おれが許す。
あ、あと上記の『歌舞伎はともだち』の2013年度改訂版もあると面白そうですね。「幕間は、歌舞伎そばと富士そばと小諸そばのどこがベスト?」という記事とか。
■コザで残虐行為展覧会
沖縄市立図書館に立ち寄るたびに、外国文学の棚からJ・G・バラードの『残虐行為展覧会』という変なタイトルの本を手に取ります。べつにこのJ・G・バラードとかいう外人が好きなわけじゃないです。
というのもこの本は工作舎の『プラネタリー・クラシクス』、というシリーズ(という呼び方が適切かどうかわからないが)の一冊として出版された本で、その背表紙の独特な配色のストライプと、星と少年のロゴが好きなのですね。
なぜ好きかというと、おれが十代だったころ、コザにこの『プラネタリー・クラシクス』のシリーズ一揃いを並べた書店があったのですね。で、土曜の午後なんぞはこの書店で、一人であるいは友人とパラパラ立ち読みするのを常としておりました。
で、プラネタリー・クラシクスは、
「コザがまだまだ繁栄していた'90年代半ば、の幸せな土曜日の午後」、を思い起こさせる記号として、おれの脳にインプットされているわけです。工作舎の本なんて、ある程度は読書好きな層が集まる店じゃないと、まとまった量を扱わないじゃないですか。で、かつてはコザにもそんな品揃えの本屋があったんだなあ、と懐かしいような切ないような気分に浸れます。
──なので、プラネタリー・クラシクスのシリーズなら他の本でもいいわけですが、とりあえず目につくのが『残虐行為展覧会』の背表紙なので(なんせ字面がハデすぎるので探しやすい。笑)、沖縄市立図書館ではとりあえずこの本を手に取る、というわけです。
拙僧はいまだiPhoneなる南蛮渡来のカラクリ電話を所有しておりませんが、もしプラネタリー・クラシクスの背表紙の意匠を模したiPhoneケース、なんてのができましたら、iPhoneの購入も考えてしまうかもしれません。
台風でしたね。台風が来ると腹が減るよね。たぶん、本能的にエネルギー補給をしたくなるんだと思う。おれだけか。あと、台風の時は家に居るんだから家のことをやればいいのに、何もせずだらだらしてしまう。これも「台風という緊急時に仕事してんじゃねーよ! 台風が過ぎ去るまで体力を温存しとかないと!」という本能が働くんだと思う。おれだけか。
さて、半蔵商店でございます。昨日、歌舞伎座にて夜の部『陰陽師』を見て参りました。そう。今月歌舞伎座の切符は昼夜とも、歌舞伎座新開場の四月と同じくらい(あるいはそれよりも?)手に入りづらいように思いますが、やっとで切符が手に入りましたよー。三階席最前列センター、という、お財布にやさしく見晴らしの良い席を定価で。なにごとも日頃の行いですなあ。
染五郎は役に似合ってた。海老蔵と勘九郎は、平安時代のお話なのに雰囲気が江戸江戸してるなあ、とちょっと思った(悪いわけではないよ)。あと、魑魅魍魎(と筋書にはクレジットされている)の造形も良かった。
と、ここから別の話題につなげる予定だったけど、今朝はもう時間がないのでここまで。
■頼んでもないのに九月がやってきますよねえ。ほんと図々しい。
■それはさておき、先日沖縄へ帰省した際に持って行った、エキゾチカものの曲だけを集めた自家製CD-Rの曲目をご紹介しますので、國民の皆さんもなにかの参考にしてください。
▲半蔵商店お手製エキゾチカCD-R。21曲入り。限定1枚。非売品。
窓から入ってくる蒸し暑い風に当たりつつ、実家の二階でオリオンビールの小瓶を飲みながらこういう音楽を聴くのは楽しいですね。で、こういう一人遊びばかりしてるから出会いがないので婚期が遅れる、という。もっとさー、合コンするとかさー、まあいいや。
1) Introduction / Martin Denny
2) Quiet Village (Original Version) / Martin Denny
3) Jungle Flower (Original Version) / Martin Denny
4) Japanese Farewell Song (Sayonara) / Martin Denny
5) Forbidden Island / Martin Denny
6) Mau Mau / Martin Denny
7) Bangkok Cockfight / Martin Denny
8) American In Bali / Martin Denny
9) Happy Talk / Martin Denny
10) Sake Rock / Martin Denny
11) Fire Cracker / Martin Denny
12) Sukiyaki / Martin Denny
13) Sho-Jo-Ji (The Hungry Raccoon) / Eartha Kitt
14) Tokyo Melody / Martin Denny
15) Rose Rose, I Love You/ Martin Denny
16) Sake Rock / Martin Denny
17) Very Nice Is Bali Bali / Patience And Prudence
18) Ah Me Furi / Martin Denny
19) まほろばの国 / 三宅純
20) Pico Birds / 三宅純
21) Everything We Do Music / テイ・トウワ
ま、正直この辺の音楽の好みはハタチぐらいのころから全く変わってなく、「マーティン・デニーと、あとちょっとその他」って感じですね。たぶん、7年前とかにこのCDを作ってもほぼこの曲目になってたと思います。
1)から12)は、マーティン・デニーのベスト盤『Exotic Sounds - The Very Best Of Martin Denny』から。このCDは、この方面に興味のない人でも一生聴ける、という大変にお得な一枚ですので、持ってない人は買うといいでしょう。
13)は、二年前のある夜、
実家の二階でオリオンビールを飲んでたら(またか)でAMラジオから突然流れてきた一曲。「ショージョージ」君という名前の食いしん坊なタヌキについての歌詞、になっています。
14)〜16)は、マーティン・デニー『エキゾチカ '90』より。「Tokyo Melody」の温泉街っぽさが最高。「Sake Rock」冒頭にヤン富田っぽい電子音が入ってます。
17)は、『モンド・フォー・スペース・エイジ』という、音楽好きの方なら「あー、こういうコンピCD、'90年代後半にけっこう出てたわー」って気分になるコンピCDに入ってます。
18)は、マーティン・デニー『Exotica』より。この曲は、雨が降ってる日曜の午後に、音を消したNHKを見ながら聞くと良いです。
19)はアルバム『星ノ玉ノ緒』、20)はアルバム『Glam Exotica!』から。20)は、石垣島在住の弟がドライブの時に「アイルランドっぽいから」という理由でヘビーローテーションしてました。
そして21)はですね、『Stupid Fresh』に入ってたPacific 231のリミックス版を入れようとしたら、まちがえてオリジナル版を入れてしまったというまさかの凡ミス。まあ冒頭にガムランが入っているので、よしとします。
■と、こんな感じですね。次は「マーティン・デニーなし」というルールで一枚作ってみてもいいかもしれません。
■さて、今日は歌舞伎座でなく、ものすごく久しぶりに新橋演舞場にてカブキ見物でございます。夜の部。
▲金物屋
▲店先を拡大
八王子(だったと思う)のレトロな、というか時間が停止しているような金物屋(だと思う)。
この店は車に乗ってるときに発見したのですが、写真に撮りたいがため、わざわざ近所のコインパーキングに300円払って車とめました。7分間しか停めなかったけど300円。
そこまでしてるのに、お店の中に入ったり、お店の人に話聞いたりはしてないっていう。
∴
この写真ではうまく表現できませんでしたが、店先から見ると、ぼんやりと薄暗い店内の空間を電球がほのかに照らしてて、その陰影が、吸い込まれるような感じというか、時間の堆積を感じさせるというか、現代から切り離された空間が温存されている感じというか………まあ、とにかく惹かれるものがある。懐古趣味もあるけど、それだけじゃないんだよね。もっと生々しい感覚的なものだ。
なんとかという昔の人が『陰翳礼讃』っていうエッセイを書いたらしいけど、たぶん、こういう空間を褒めてるんだと思う。おれも積極的に陰翳を礼讃してゆきたい!!(←唐突にスタパ調)
∴
といろいろ書いたけど、これはあくまで初見の感想。二回目に行くと、まったく普通の街の景色として脳に処理される可能性もある。あるよね、そういうこと。
# こういう造りのコンビニがあるといいなあ。
■第3位! 「マリアージュ」。
第2位! 「ミクソロジスト」。
そして第1位! 「メトロセクシャル」!
■っていう、「
'00年代中盤の男性誌でしか見かけなかった単語ランキング」はさておきまして、半蔵商店でございます。先週末はですね、
7/26(金)朝6時に家を出発→東京駅→新幹線→大阪県で歌舞伎見物→京都県でDJ(後述)
7/27(土)昼ごろ東京県に帰宅→昼寝( ˘ω˘)スヤァ→夕刻より渋谷で会社の同期会
7/28(日)休日出勤 in 川崎
っていう感じで過ごしました。
■さて、
カフェ・ラ・シエスタで営まれた「Hanazawa Knight Scoop」は、'90年代前半の日本のテクノを当時の音源+映像で振り返る、という趣旨のイベントで、合間には趣向として近代的なテクノのライブ演奏と拙僧のDJが行われました。
■電気グループのアルバム『ビタミン』('93)を、全国のアマチュア〜セミプロ〜プロのテクノ制作者が楽曲制作のリファレンスとする以前のテクノ、といいましょうか、その時期の日本のテクノに焦点を当てることって、あんまりないと思うんですね。好事家にはたまらないイベントだったと思います。
あと、この時期のテクノが好きだという22歳の青年がイベントに来てました。若いのに趣味が良い。
■次回はNHKの『ソリトン』でサエキけんぞうと近田春夫がテクノ特集をやった夜を境にテクノブームが終息に向かうまでの時代を採り上げるというのはどうでしょう。
■ちなみに、おれのDJは例によって'90sテクノ+邦楽のマッシュアップでした。伊集院のラジオの「so-ma-to」のマッシュアップをかけてすべったのですが(調べたら、あの番組って、'09年までは関西で放送されてなかったのね…)、それ以外は良い出来でした。たぶん。
■今回の京都滞在時間はわずか16時間でした笑。それもまた一興。
■レッドブルが流行ればレッドブルの類似品を出し(そして不発に終わり)、サントリーのフランス風オランジーナが当たれば、臆面もなく英国風のシュウェップスを発売するなど、なんだか節操がないコカコーラ社が、このところ『コカコーラのおいしさほんとに知ってる?』みたいな広告を出しております。
それはいいのですが、広告ポスターの中に出てくる娘さんが手にしてるのが、コカコーラの500mlペットボトルなんですね。500mlペットボトルのコーラって、おまえ、3口目で飽きるやつだろ。むしろおいしくない飲み方だとすら思うんだけど。ぬるくて甘ったるくて。
■やはりコーラは瓶で飲むのがうまいと思うのですよ。あの、ね、よく汗をかいたあの瓶、冷えた瓶を握った時のひんやりした感触、瓶の微妙な凹凸、瓶のどっしりした重み、ポンと栓抜きで外す王冠、ぶ厚い飲み口に唇が当たる感じ、ごく薄いグリーンの瓶のなかで揺れるコーラの液面──などなど。
こういうユーザー・エクスペリエンス(と呼ぶのかどうかは知らんけど)まですべてひっくるめて「コカ・コーラを飲む」っていう体験であり、「コカ・コーラの味」なんですよ。わかる? ペットボトルでコーラを売るなんて、ほとんど契約不履行だっつーの。われわれは、あのシュワシュワした液体のためだけに金を払っているのではない。
ペットボトルのほうがどうせコストはかかんないんだろうから、コカコーラ社としては「ガラス瓶は金かかるから、あんまり瓶コーラは作んないようにするから、おまえら末端の消費者どもは『ペットボトルのコーラ=うまい』っていうふうに無理矢理思い込めるよう脳を訓練しておけよ! よろしく!」という意味で、あんな広告を打ってるんだろうけどさ。
■これは'00年代半ばに聞いた話なのでいまは違うかもしれないんだけど、コカコーラの売り上げって長期凋落傾向にあるらしいんですね。これは、ガラス瓶のコカコーラが手に入りにくくなったことと関係あるのではないか、と個人的に思ってる。
ちなみに、これも同じ頃に聞いた話なのですが、コカコーラ社に寄せられる問い合わせでいちばん多いのは「ガラス瓶のコカコーラはどこで買えますか?」という質問らしいです。ね、みんなガラス瓶のコーラが飲みたいんだよ。
いまの30歳以上の世代は子供のころ瓶コーラを飲んでた経験があるから、「瓶コーラが手に入らないので、代償行為としてペットボトルのコーラを買う」ということも、ままあるとは思う。でも、いまの20代以下の世代だとたぶん瓶コーラを(少なくとも日常的には)飲んだことがないと思うんですね。いまの20代以下が認識してるコーラ像って、「コンビニや自販機に並んでる500mlのペットボトル」だと思うんですよ。あんな面白みのない材質の容器に入った、たいして冷えてない、「スカッとさわやか」などという概念が完全に欠落した飲んでてつまんない液体に誰が150円も払うかファック、と昨今の若人が思うようになっててもまったく不思議じゃないわけです。
■なので、人類のコーラ離れを食い止めるには、昔のように瓶コーラを発売すればいいのにと思いました。
と、書こうとしたら、先日スーパーでコカコーラの「ワンウェイボトル」なるものを見た。容量は250mlだったかな。フタは王冠ではなくスクリュー式。瓶は、昔の瓶ほどの厚さではないけど、れっきとしたガラス。本物の瓶コーラとはちょっと違うけど、まあペットボトルよりはよっぽどいいと思った。
■とかいう文章を長々書いたけど、おれはコカコーラとペプシだったらペプシ派ですねー。
とか何とか書いてるけど、別にコーラがすごく好きだというわけではない。このごろはグリーンダカラと「やさしい麦茶」を飲んでます。やさしい麦茶、出たばかりの商品なのに先週あたりから急にうちの近所の店で見かけなくなってるんだよね。どうしたんだろう。
■さて、木曜日の晩は木挽町ではなく赤坂にまいりまして、クラフトワーク(ラルフ・ヒュッター+劇団ひまわり3名)のコンサートを見物してきました。今回の来日は、過去のアルバムを一枚ずつ日替わりでまるまる全曲(だったかな。要出典)演奏する、という趣向です。
■'00年代には、コンサートなのに舞台上にある楽器が
ノートPC4台(と各種コントローラー)だけ、という機材の少なさに衝撃を受けたのですが、このたびのコンサートではついにそのノートPCすらも取り払われ、メンバー各人の前には
大きめの机しかありません(この机にPCとかコントローラーとかが埋め込まれているのだとは思いますが)。で、背後にスクリーンがあって、机4台とメンバー4人が並んでるだけなのにコンサートのステージとして間がもっているのがすごい。
■この日は『放射能』('75)というアルバムからの曲を演奏してました。時報だけの曲、ラジオのニュースをコラージュしただけの曲、ボコーダーでしゃべってるだけの曲、と、おおよそコンサート向きでない曲までもやってたのが面白かったです。『放射能』の中では「ラジオランド」って曲が良かった。この曲、忘れてたなー。
で、『放射能』を演奏し終わった後は、アウトバーンやらマンマシーンやらの懐メロ大会で、けっこうサービス精神旺盛にたくさんやってくれてました
(→当日の曲目)。
■二点、いまに始まったことではないですが気になったことがあって。
ひとつは、バックに流れる映像が一部あんまりかっこよくなく、なんか、大学生が作ったFLASH、とか、'90年代に地方自治体が作った学校用教材ビデオのCG、の域を出ていなかったりする部分がありました。あと、ちょっと即物的なとこあるよね。「アウトバーン」でクルマのCGを出すとか。
(とはいえ、「ヨーロッパ特急」のミニマルな映像や、「Home Computer」の抽象的な模様の映像はよかった。それと、古い白黒フィルムにモーショングラフィクスをかぶせた「ツール・ド・フランス2003」のビデオはかっこよいですね。しかしこのおじさん達は、映像のクオリティに昔からムラがある。不思議だ。)
もう一点は、「ロボット」のときに出てくる、メンバーを模したロボットの映像で。上半身までしかなかった以前のロボットと違って、全身を持つロボットが出てくるんですね(これ昔からだっけ?)。でも、そのロボットが、まあリアルで不気味なんですね。「不気味の谷現象」っていうんですか。あれに当てはまってるんだと思う。以前の上半身ロボットは、まあ少々不気味ではあったものの、黒い胴体や金属の部品がむき出しでサイバーな雰囲気を出してたんだけど、いまのロボットは単に白人のおっさんがカクカク動いてるだけのようにも見えてしまう……うーん。
機材やステージングはいろいろそぎ落として徐々にミニマルな方向に向かってるのに、映像やロボットが妙に過剰な方向に向かっていて、そこらへんでなんか食い違いが起きてるのではないか、と思いました。
とはいえ、そこはクラフトワークのことですから、なにかしら目指してるとこがあるのでしょう。
■あと、客席の反応は、もちろん悪くなかったけど、超大盛り上がり!というわけではなかったです。たぶん、みんな
3Dメガネで映像を鑑賞することに意識が行ってるからかもしれない。実際このコンサートは『3-D CONCERTS』と銘打たれてるので、3D映像のほうに比重を置いてるのでしょう。
そういえば前述のニュースのコラージュの時、スクリーンから客席に飛んでくるドイツ語のテロップが自分にぶつかりそうなるのでちょっとよける、という珍しい経験をしました。
■なんか文句が多いエントリになっちゃったかもしれないけど、まあ、好きだからいろいろ思うところがあるわけですよ、ってことで勘弁してください。ミニマルな舞台の上で、淡々と電子音楽を奏でる4人(ラルフ・ヒュッター+劇団いろは3名)の佇まいは、やはりかっこいいのです。
しかしこの日は「Computer Love」を聴けて良かったなー。この曲好き。
本日をもちまして、半蔵商店はたぶん八周年を迎えたような気がします。めでたくもあり、めでたくもなし。ですが今後もご高覧賜りたく。よろしくお願いいたします。
▲歌舞伎座 開場直前
■新しい歌舞伎座に行ってきたわけだぁ!
と、'80年代前半の石橋(歌舞伎クラスタの皆様、「しゃっきょう」ではありません。とんねるず石橋貴明のことです)のような勢いになるなという方がムリでしょう。團十郎の助六が花道を駆け、玉三郎の揚巻が本舞台から絶妙な角度で振り返ってそれを見送り、定式幕が引かれて早三年。サクラダ・ファミリアのように、もう永久に完成しないのではないかとさえ感じられた歌舞伎座がようやく完成しました。背後になんか28階建てくらいのビルが見えるような気がしますが、たぶん目の錯覚かなんかでしょう。歌舞伎座の背後にオフィスビルが建つなんて、どう考えたっておかしいもんね。
■さて、新しくなった歌舞伎座の初日、第一部から第三部まで各部の一等席の切符を手に入れることができました。これも拙僧の法力の賜物うんぬん、と、いつもならそんな自慢をするところですが、今回ばかりは切符が手に入ったことを素直に感謝しておきたいところです。
■当日は、平成22年御名残四月大歌舞伎の千穐楽と同じく雨でしたので、傘を差していったんですが、この傘は昨年五月の平成中村座の大楽の終演後に、売店で買った物です。700円。あの日の浅草もまた雨でした。
午前10時ちょっと過ぎに歌舞伎座に着いたんですが、小腹が減っていたので、近所の「小諸そば」で腹ごしらえをしました(歌舞伎そばはまだ開いてなかったので)。で、おれがそばを食ってる間に「一番太鼓の儀」というものがあったらしいです。そば食ってて見逃しました。まあ、次の歌舞伎座の建て替えの時こそはちゃんと見物しておきたいと思います。
歌舞伎座前は見物客と報道陣でそこそこ混んでましたが、雨が降ってなかったらそれこそ時はまさに世紀末って感じの混雑になっていたでしょう。切符は持ってないけど歌舞伎座まで来た、というおばあ様がテレビ局にインタビューされてました。
■で、開場時間になりましたので、真新しい劇場に足を踏み入れました。久々の歌舞伎座。さよなら公演の2010年にタイムスリップしたような気分になりつつ、混雑したロビーでイヤホンガイドを借り、混雑したロビーで筋書きを買って、混雑したロビーを抜けて二階席へ。
以降、ちょっと買い物するために外出したりするも、終演の午後九時半くらいまでずっと歌舞伎座の中におりました。
■劇場としての歌舞伎座の感想を書くと、ええ、確かにきれいになって便利になったし、昭和60年代の水準だったトイレも現代的になったしで、そこは進歩なのですが、ちょっとさっぱりしすぎちゃったかなって思うんですよね。
劇場内を歩いていると、ゲリラ的におばちゃん向けの洋品店が視界に飛び込んできたり、佃煮会社の謎の人形のディスプレイがあったり、オリエンタルマースカレー人形があったり、縁日みたいになってる一角があったり、それでいて吉兆があったり、劇場のすぐ外には歌舞伎そばや焼き栗の屋台があったり、という良い意味でのゴチャゴチャ感が、歌舞伎座の魅力の一つを形成していた、と云っても過言じゃなかったんです。
新しい歌舞伎座は、こういう言い方もなんですが、新橋演舞場的、あるいは地方空港的です。売店一つとっても、以前の歌舞伎座はフロアごとに微妙な違いがあった。いまでは、各フロアの売店がどれもクローン培養したように同じ顔つきで面白みがない。
三階の店が並んでるとこも、地方都市のデパ地下みたいなことになっちゃってるし、
木挽町広場とか云われても、いったん劇場を出て地下に降りないと買い物できないのはさておき、そもそもこれまでの歌舞伎座の風情から遠くかけ離れてる。
いずれにせよ、「いろんなお店が集合しているが故にもたらされるバイタリティー」のようなものがなくなったのは残念。いまからでも遅くはないので、なんとか工夫してもらえないでしょうか。それが劇場としての活気だけではなく、ひいては芝居の雰囲気にもつながると思うんです。(談)
でもまあ、歌舞伎座内部は、そんなに変ないじられ方をされてなかったので良かった。さっきも書いたように、2010年に戻れたような感覚が得られたくらいだからね。
■芝居についてさらっと書きますと、第一部の最初のやつは魁春が良かった。十八世中村勘三郎に捧ぐ、というクレジットが冠せられた『お祭り』は、脳の情報処理が追いつかないくらいメンツが豪華だったけど、やはり小山三さんとナオヤくん。『熊谷陣屋』で、久しぶりに玉三郎が歌舞伎をやってるとこを見た。
第二部は、弁天小僧を三年ぶりに見る。『忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)』は、タイトルから「若い二人の道行」みたいなものを勝手に想像していたが全然違う内容だったので全米が震撼した。ガマがかわいい。
第三部。『盛綱陣屋』はこういう時にやる芝居としてはちょっと重いなーと思ったけども、こういうのもカブキ。『勧進帳』は、前列の超上手、で見ていたので、富樫はずっと背中しか見えないんだけど、変わったアングルで見る勧進帳もまた一興。ただ、最後の引っ込みで手拍子するのは違うんじゃないかなあ。
■おれは歌舞伎を見始めて三年ちょっとになるんですが、2010年3月から見始めたものだから、歌舞伎座で芝居見物をしていた時期と云うのがわずか二ヶ月しかないんですね。なのでこれからは歌舞伎座でいろいろ見ることになるので、楽しみです。
しかし、新しい歌舞伎座の初日の芝居を全部一等席で見る、なんて贅沢をやらかすと、バチが当たってしまいそうで怖いです。あるいは、もうすでに当たっているのかもしれません…。とうぶんは慎ましくしておきます。
▲歌舞伎座 終演直後
あ、あと、この日は着物の男性が多かった。おれも多少の雨に怖じずに、着物を着てくべきでした。
それと、第二部は一階東側の桟敷席が全員芸者さんでした。ゲイシャ・ガールズでした。
クリプトンのサイトで、ご家庭でもハードフロア気分が簡単に味わえるTB-303の音色を模した「PHOSCYON」等、d16社のソフトが三割引になるセールをやってますね。さっき気づきました。1/15までだそうです。サイトのタイトルバーが「d16 SUMMER SALE」のままなのはご愛嬌。
おれはたぶん、「ちょっと迷って、そのうち忘れて、いつのまにかセール期間が終わってる」といういつものパターンになると思います。
■先日(けっこう前ですが)、東京都写真美術館にて行われていた鋤田正義の写真展に行ってきました。
YMO、というよりもイエロ−・マジック・オーケストラという表記が似合う『ソリッド・ステイト・サバイバー』のジャケ写が1m×1mくらいの大きさでドンと展示されてたのが良かったです。LPサイズで見るよりもさらに緊張感のようなものが伝わってきます(しかし、いまや音楽作品のジャケットは12cm×12cmのCDサイズどころか、PCやiPhoneの片隅に表示されるだけの図柄、になりつつありますね)。
イエロー・マジック・オーケストラの写真は他にも、旧式で巨大なシンセサイザー(たぶんムーグIIIc)の前でお面をかぶってコードをくわえてる三人の最初期のショットがありました。最初期のYMOの写真って、「細野リーダーと、それにお供する二人」みたいな関係性がちょっと見て取れるよね。思い込みか。
あと、『直方』と題されたモノクロの犬の写真が良かったんだけど、この写真は図録にはすごく小さくしか載ってませんでした。もったいない。
■先日(けっこう前ですが)、
この店のとんかつが食べたくなったので、銀座に行ってきました。
この店は一年半くらい前に一回だけ行ったことがあるのですが、今回食べてみると、んー…………………あんまり美味しくない。いや、まずくはないんです。
まずくはないんだけど、正直「大戸屋」「やよい軒」みたいな定食屋チェーン店レベルのとんかつで、1680円は高い。
肉がそんなに良い肉でないのか、繊維が、なんというか、こう、噛んでて楽しくない。この値段でこの質はなー。
しかも、ご飯のおかわりが有料。この価格帯のとんかつ定食でご飯おかわり有料ってのは、立派な暴力だっつーの。
西暦14800年くらいまでこの店を再訪することはないでしょう。
前いった時はもっと美味しかった気がするんだけどね。気のせいだったようです。
■先日(けっこう前ですが)、新しくなった
ナショナル麻布に初めて行ってきました。ナショナル麻布がない、という過酷な環境に、人類はついに耐え抜いたのです。めでたい(ま、ごく小さな仮店舗はあったんだけどね)。
一年ほどを経て改築されたナショナル麻布は小ぎれいになってましたが、個人的には、以前のくたびれたコンクリートのナショナル麻布が好きでした。「だから、建物がくたびれてきたから建て替えたんだろ?」とおっしゃるお侍さんも多いと思いますが、“くたびれた感”をキープしたまま建て替えることってできないんですかね。
正直、新しくなったナショナル麻布は、成城石井とか、もっと云うならクイーンズ伊勢丹とかとそんな変わらない、普通の「輸入食品多めのスーパー」になっちゃったような気がしました。なんだったら、まだ
KALDIのほうがフンイキあります。日比谷線に乗ってまでナショナル麻布に来る「都内おのぼりさん」は(同店の客の少なからぬ割合を占めてるように思うのですが)、わざわざ広尾まで足を運ぶ理由が半減したんじゃないでしょうか。
ま、土曜の夕方の店内は盛況でしたし、異人さんも多かったですけどね。
■アップルストアの日本人店員が全員、
吹き替え版の洋画に出てくる東洋人に見えてしまいます。半蔵商店です。
■さて、本日七月七日をもちまして、拙僧のやっております電子音楽レーベル
gocoupが創立5周年を迎えます!
──あの、今日は七月十二日なんですけど……(゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
まあ七月七日ってことにしといてください。こっちにも都合ってもんがあるんですから。
ということで、えー、本日七月七日をもちまして、拙僧のやっております電子音楽レーベル
gocoupが創立5周年を迎えます!
(しかし最近は「レーベル」って言葉の意味も変化しているようで。'10年代は、SNS上で友達どうしで互いに曲を交換しあって、互いに「オンライン・アルバム」のようなものを作り、互いに褒め合う、という一連の行為を「レーベル」と呼ぶこともあるみたいですね。)
さて、めでたい5周年を記念して、このたびgocoupは初のファイル作品を配信します。
(↑これをクリックすると、ダウンロードページが別窓で開きます。)
題は、
「le petit ninja de l'étoile」です。童話に『星の王子さま』ってあるじゃないですか。あんな感じで、「星の小忍者さま」ってぐらいの意味です(たぶん)。小忍者という日本語が正しいかどうかさておき。
時代の趨勢(←とても便利な言葉だよねこれ)に迎合するわけでもないのですが、無料です。gumroadとかで2ドルくらいで売ろうかなとも思ったのですが、「日頃のご愛顧に感謝し」みたいな気持ちもありますので、お代はいただきません。
■おれのマスタリング発注が遅れたので完成も遅れ、本日のお知らせとなりましたが、
七夕感のある曲なので、今日を七夕だと思って聴くとより一層楽しめることと思います。
あ、いま調べたら
七夕は旧暦でやるのが正式みたいね。なので、旧暦の七夕に聴くと良いと思います。今年は8/24だそうです。
■この曲を聴いてgocoupを気に入ったならば、ぜひamazonで他のgocoupのCDを買っていただくとたいへんに嬉しゅうございます。この季節のおすすめは、そうですね、蒸し暑さに対応した「gocoup e.p.」ですね。とくに夕方から深夜にかけての時間帯が似合うのではないでしょうか。しかもいまどき珍しい短冊形8cmCD(七夕に発売しましたので)なので、短冊CDシングルコレクターの方へのお中元にも最適です。
gocoupのCDの売り上げは、おれの歌舞伎見物の切符代となります。どうぞよろしくお願いします。
■東京県に住んでいると、夏が近づくにつれウナギが食べたくなる。食べたくなったからには食べる。
先々週土曜の午後、野田岩でも竹葉亭でもなく、銀座からちょっと離れた半ば住宅街といってもいいようなとこにある鰻屋に行ってきた。
この店に来るのはまだ二度目なのだけれども、もうけっこう気に入っていて、というのも昼夜通しで営業しているので、土曜の午後二時とか三時とかいった、おれの生活の中でかなり重要な時間帯(おれは、土曜の午後をどう心地よく過ごすか、という点に各種リソースを割いている。その原因は自分でも分からないが、分かったところでどうということもないと思う)に鰻が食べられる。しかも、この時間帯は客がほぼいない。よって、おだやかな環境で、鰻と日本酒を楽しめる。
あ、日本酒といっても、べつに普通のありふれた銘柄のである。でもそれでいい。居酒屋ならともかく食べ物屋で、日本各地からひっかき集めてきた銘酒がずらり勢揃いというのは、個人的にはあまり行儀がよくないと思う。
(あと、鰻屋のメニューでワインをちらつかせてる店は、ちょっと成金趣味なものを感じる。ほら、東京タワーのふもとの、まあいいや。)
■それはさておき、江戸切子というのか、そういうガラスの、「碧い」という漢字で表記してみたくなるような色の銚子と猪口で酒を飲む。そのうち鰻重と吸い物が運ばれてくる。鰻重を食べる。食べなくてどうする。
鰻の部位や形状など、鰻重の詳細は覚えてないので記さない。そんなものいちいちブログ用に覚えとかない。そもそも鰻重は見るものでもなくレビューするものでもなくデジカメで撮ってネットに上げるものでもなく、食べるものである。食べなくてどうする。
食べる。食べた。正直、タレはもうちょっと甘いほうが好みかな、とは思うも、もちろんそんなのは誤差の範囲内のことであって、美味しい。
■おれが
世界的に高名な電子音楽家だからだろうか、食後にはメロンまで出してくれた。
──いや、たぶんフルーツも鰻重の料金に含まれてるってだけだと思うけど (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
まあそうかもしれない。とにかく、鰻と日本酒とメロンを、静かな店で静かに食べた。良い土曜の午後だった。
■たぶんインターネット中の情報を血眼になってくまなく探せば、ここより美味い店は他にもあるし、コストパフォーマンスとやらのいい店も他にもあると思う。
でも、そんなことじゃなくてね、この土曜の午後を、落ち着いた心持で過ごせることが大事であってね。
■この店は、ある日の歌舞伎見物帰りに銀座周辺をてくてく散歩していたら見つかったお店で、いつか入ってみようと思って、四月末にふと初めて入ってみたら、このように“当たり”だった。
いまどき食べログもなにも参考にせず、こういうお店を見つけることができてうれしい。西暦2012年のおれの収穫の一つ。
■このごろ、
「“圧”がすごい」という表現をちらほら耳にするようになった。流行ってるのだろうか。まあおれの思い込みかもしれない。
ところで、この「“圧”がすごい」という表現は、どことなくマツモトヒトシ発祥っぽい匂いがするが、実際のところどうなんだろう。
■グリーンダカラ、という飲み物がけっこう気に入っている。ラベルをざっと見る限り、人工甘味料の手合いが含まれていないところもよい。こういうジャンルの飲み物を飲む習慣のまったくないおれが、週3本くらいのペースで飲んでいる。たぶん、おれの体に不足している何かがこの飲料に含まれているのかもしれない。しかし、こういう飲み物を好むようになるのもあまりいい兆候ではない気もする。
■先日、久しぶりにドミノピザを頼んだ。一年ぶりくらいか。
「ウルトラクリスピー」なる生地で発注したところ、たしかにその名の通りカリカリサクサクして食感は悪くないが、どういうわけか、円形のピザがスクエアにカットされていた(その旨はメニューに記されていたので、このこと自体は問題ないが)。
やはり、円形のピザは扇形に切ってもらわないと、食った気がしない。よって、このウルトラクリスピー生地のピザを食べたという記憶もあまり頭に残ってない。
■あれほど、
「巨人の星のキャラクターを使った広告のない平和な地球になりますように」と願っているのにもかかわらず、どっかの居酒屋が出資しているweb企画の広告ポスターに巨人の星のキャラクターが使われているのを発見してしまい、げんなりする。
CM中のパロディとしてしか巨人の星に接したことのない世代の広告制作者が、巨人の星をネタにして広告を作る、というスパイラルがあると思う。
■日曜日の、とくに午後というのは、家にいると無為にだらだら過ごしてしまうものだが、三日前の日曜午後は家にいたにもかかわらず、雑用各種をさくさくとこなすことができた。これはもう奇跡に近い。
ヒカリエなる施設が渋谷県にできたそうですが、なんなんだろうね、この締まらない、気の抜けたネーミングは。
(ヒカリエだけでなく、イトシアとかトキアとかクラシエとかアイシアとかリクシルとかさー。覚えにくいよね。とくに引っかかりのないカタカナがつるっと滑っていく感じで。リクシル知っテル?って訊かれても一般の消費者はそんなのいちいち知らねえっつーの。)
変な広告代理店に騙された感&ネーミングしたやつの自己満足感たっぷりの、ヒカリエなんてカタカナ四文字よりも、昔のままの「東急文化会館」で良かったのではないか。「ヒカリエ」だと、そもそも建物の名前だと認識しづらいうえに、「その土地の物になろう、その土地に根ざそう」という気概が全然感じられない。なにかあったら責任とらずトンズラするタイプのやつが付けた名前だ。
そこまで云うこともないか。
*
亀博は行きます。たぶん一人で。
■矢島美容室の「はまぐりボンバー」という曲の終盤に、「石田! 石田! 石田!」と連呼する部分があるが、テレビ番組の歌詞テロップではなぜかその部分が
「○○! ○○! ○○!」
と伏せ字で表示されていた。いま調べたら、ネット上の歌詞サイトでもこの表記だったので(
例)、たぶんCDの歌詞カードも同じく伏せ字表記になってると思う(CDを持ってないので実際のところは分からない)。
あくまで予想なんだけど、これは、レコード会社に「実在する特定の個人について言及してはいけない」のような、歌詞に関するレギュレーションがあるからかもしれない(ないかもしれない)。
ちなみに、「ニホンノミカタ」という曲では、「
カブキザは歌舞伎町にはない」というふうに、歌舞伎座をカタカナで表記している。これは、“歌舞伎座”という名前が(株)歌舞伎座の商標(というかなんというか)だからだろう。
■なんでこういうことを書いてるかというと、昨日ラーメン屋に行ったら、店内の有線放送からこの「はまぐりボンバー」が流れてきたからです。なぜ四月にこの曲?
──と、ここまで書いてサイト内検索したら、去年の四月にも
こんなエントリ書いてるな、おれ。なぜ四月にこの曲?
■話は変わりますが
関東裸会って、wikipediaによるとシングルがオリコン最高第15位まで行ってたそうです。けっこう売れてたんですね。
というか、みなさん覚えてますか? 関東裸会。
■春なので、春っぽい楽器を買ってきました。テノリオン(と、カタカナでタイプしたら、團十郎の息子さんを殴ったとされる人物に名前がけっこう似てることに気がつきました)です。
テノリオンには、高い機種と安い機種の二種類がありますが、これは安い方の機種です。そして中古。
まだ箱から出してませんが、箱から出したら、たぶん「テノリオンだけで作った4曲入りシングル」とか、そういうの作り始めそうだよな、おれって。
■ところで昨日、本屋に行ったら、最新号のサンレコとDTMマガジンの表紙のトーンが、なぜか示し合わせたかのように似ていた。ふだんは全く違うトーンの表紙なのにね。
■ここ最近の、オリラジ藤森をやけに盛り立てよう盛り立てようとする動きが気になります。半蔵商店です。
この動きは、おそらくは'03年以降の「ロンブー敦を司会者キャラに軟着陸させよう」という流れをくむもので、たぶんオリエンタルラジオをゆくゆくは司会者キャラ(たとえば雨上がりとかくりぃむしちゅーぐらいの格の)に育てたい、という意向が吉本にはあるのではないか。
ただ、いまは司会者キャラを任せるにはまだまだ若いので、司会が務まる年齢まであの手この手でオリエンタルラジオという看板の延命を図っていて、その一環として藤森にスポットライトを浴びせている、のではないかと勝手に想像しております。
──などと、くどくど書きましたが、
こういう記事がほぼ一年前にもうあったのを見つけた。ふむ。
ただ、一つ思うのは、藤森ってどれだけ脚光を浴びても、なんというか、ガレッジセール川田的な、あるいは、DonDokoDonというクレジットさえ付かなくなった平畠のような、
「じゃなさ」(“じゃないほう芸人”っぽさ、って意味ね)を奥底に感じてしまうのですが、こう感じるのはおれだけでしょうか。
■今日は、先々週に沖縄で思ったことなどをまとめて書く予定でしたが、なぜか藤森のことを書いてしまいました。不思議ですよね。
■昨年は、三回も沖縄に里帰りしてました。
なので、「一年で三回は里帰りし過ぎである」と、欧米のクオリティ・ペーパー各紙の社説において名指しで批判されたりもしたけれど、おれのことをさんざん書いといて、それでいてたまたま立食パーティーで会ったとき何事もなかったかのように「やあやあ、どうもどうも、ボンジュール?」みたいに白々しく近づいてきたル・モンド紙の論説委員の顔面は、「君の国のワインは最高だよね、特に瓶の殴り心地が」というセリフとともに、手近にあった2007年のボルドーの瓶でぶん殴りましたけどね。おかげでちょっと面倒なことになったけど、外人の鼻が折れる音を初めて聞けたのは収穫でした。ただ、パーティー会場に
KORGのMR-2を持ってくのを忘れてしまい録音ができなかったので、その音を24bit/48khzのwavファイルにしてgumroadで販売できないのは残念です。
■さて、三月下旬にもまた、一週間ばかり沖縄行きます。妹1号の結婚式があるんですね。
ということで結婚式の話なのですが。おれは沖縄で親族の結婚式に出ると、なぜか、
帰りにコンビニでヤングジャンプを買いたくなる
のですね。これは、原因ははっきりしてて、おれが中学生のころ従姉の結婚式に出た際、ヤングジャンプを持ってったことがあるからです。たぶん、親族控え室かなんかで時間つぶしに読むつもりだったのでしょう。ちなみにそのころのヤングジャンプは普段もたまに読んでいてて、『少年アシベ』とか『ツレちゃんのゆううつ』とかやってました。そういう時代です。
で、それでまあ、中学のころできあがったこの「結婚式→ヤングジャンプ」という謎の刷り込みがまだおれの頭に残ってて、それで結婚式の帰りにはヤングジャンプが買いたくなるんだと思う。まあ、あくまでも「買いたくなる」だけで、実際は買わないことの方が多いんですけどね。ヤングジャンプの代わりにスピリッツを買うこともありますけどね。
■もうひとつ云うと、「結婚式の帰りに車で通りたくなる道路」ってのもあって。
これもまあヤングジャンプと全く同じ理由で通りたくなる訳です(ようするに、上述の従姉の結婚式の帰りに通った道なのです)。結婚式の帰りはその道路を通らないと、
何かが完成しないような気すらしてね。
これもまた、結婚式があるたび実際にわざわざその道路を通ってるわけではないんだけど、やはり「通りたくなる」んですね。
でもまあ、こういう、「『ブレードランナー』と聞くだけで、うどんが食べたくなる」とか「いしいひさいちのマンガを目にすると、
イボコロリを思い出す」なんてレベルじゃない、ほとんど他人と共有できない自分だけの刷り込みって、多かれ少なかれ誰でもあるんじゃないですかね。
■ただ、おれは、この手の刷り込みを後年まで「わざと引きずって」、かつ、その刷り込みに「わざと従いたくなる」ことがあるんですね。その刷り込みを変に大事にしてるというか。で、その刷り込みは結婚式のようなイベントだけではなく、日常生活レベルでも少なくない種類があるのです。
そんな些細な刷り込みとやらにいつまでも従ってると、なんか生活や行動のパターンが妙な風に規定されてしまいそうなので、ときには刷り込みをあえて無視して行動したりもするのですが、まあ、来月の妹の結婚式の帰りには、久しぶりにヤングジャンプでも買いたくなってみようかと思います。
玄関とテレビの横に飾ってあった鏡餅を分解して、焼いて食べました。ちょっと遅いですが鏡開きです。激動の2012年ももうすぐ終わりですね。
さて、先日行ってきたハワイの感想などを、日本語でぼちぼちと書いていきますので、餅でもつまみながら読んでください。餅に「ラ・フランス」のジャムをつけて食べたら美味しかったです。
〔01〕硬貨が数え慣れない
ハワイ(というかアメリカ?)を旅するときは25セント貨をたくさん準備しておくと便利、ということが分かった。コインランドリーとか、自動販売機とかでちょくちょく必要になる。
旅の終わりまで慣れなかったのが硬貨の数え方で、1セント5セント10セント25セント(←まずこれらを瞬時に判別できない)を手のひらでジャラジャラ数えるのは手間だった。
たいていの場合、支払いにまごついてしまい、めんどくさそうな顔をしたレジの店員がおれの手のひらにある硬貨をパッパッとつまんで持ってった。たぶんこれ、向こうの店員の間では「日本人旅行者あるある」なんだろうな。
〔02〕ABCストア
ホノルルのいたるところにある「ABCストア」は日本のコンビニ+おみやげ屋のようなチェーン店ですが、これが気に入った。商品や棚の並び方が、日本のコンビニよりはるかに整然としてる印象を放ってるのですね。ゴチャゴチャしていない。すっきりしてる。ムダな貼り紙とかがない。
売ってる物は(おみやげ品を除けば)日本のコンビニとたいして違いはないはずのに、商品が、ひいては店内がきれいに見える。商品パッケージの差か、内装の差か、照明の差か。いずれにせよ、日本のコンビニとは違う次元の意識の差を感じる。
「日本にもABCストアがあればいいのに!」と一瞬思ったけど、日本企業がABCストアを日本国内に出店する権利を買い取り、実験的に都内の数店舗で展開したとしても、すぐに
・変なPOP類
・変な店内放送
・変な季節商品の広告
・変なポイントカードのお知らせ
・変な端末(チケットぴあの券とかを発行するやつ)
・変に明るすぎる店内の蛍光灯
・変に明るすぎる看板
などが各店舗を浸食し、結局は普通のコンビニになってしまうのではないか、という予想をしてしまう。
ABCストアでは、「スパむすび」(※SPAMの薄切りを乗っけたおにぎり。小さめの黒板消しくらいの大きさ)や、ペットボトル入りの牛乳(ビタミンD添加)を買いました。この国では牛乳もペットボトルに入ってるのだなあ。
〔03〕スワップミート
アロハ球場なるスタジアムの周辺で、「スワップミート」なる市が開催されていた。フリーマーケットのような物らしい、と聞いていたのだが、実際は、Tシャツやハワイ土産を安値で売りさばいている業者がほとんどだった。そういう業者が、スタジアムの外周にテントを連ねている。
おれが見た限り、個人で古物を売ってるようなテントは一つしかなかった。で、おれはそのテントで売っていた「古い7UPの瓶」と「地元の高校の料理部(?)が作ったレシピ集」がちょっと欲しかったのだけれども、そのテントのおっさん二人が二人とも怖い顔をしてたので気おくれして、何も買うことができなかった。
弟は、別のテントで変なタンクトップを10ドルで買っていた。弟いわく、
「会計を済ませた瞬間に、このタンクトップを買ったことを後悔した」('A`)
とのこと。じゃあ最初から買うなよ、とも云えないところが、この種の買い物の不思議なところ。
あと、「いかついジャムおじさん」としか云いようがない体格&服装&顔面をした、いかつい白人のおっさんが手作りパンを売っていた。母がこのジャムおじさんからパンを買ったので、少し分けてもらって食べてみたのだが、これが綿アメのようにフワフワしていて、ハチミツとミルクの味がほのかにして、美味い。もしかしてあの白人、ジャムおじさん本人?ってくらい美味い。
このスワップミートではTシャツがめちゃめちゃ安かった。まあもちろん、ナウいデザインではないのだが、7枚で20ドルとかそんな感じ。儲けは出てるんだろうか、と他人事を気にする。
■
トリスは飲んでないのにハワイ県に行きます。半蔵商店です。
■昨日、銀行で日本円をドルに換えてきました。
うーん、ドル札ってなんだか『モノポリー』で使うおもちゃのお札みたいだ。お金という実感に欠ける。
■ハワイで聴く用にマーティン・デニーのCDを買ったんですが、今、
初期の8作品をまとめた4枚組CDなんてのがあるんですね! さらに、
その次の3作品をまとめた2枚組CDなんてのもありました。ちなみに両方ともリマスタリング済み。
で、amazon.co.jpだと、両方とも千円ちょっとしかしないんですね。つまり、二千円ちょっとで、マーティン・デニーのアルバム11枚(物理的にはCD6枚)が揃うという、まさにデフレスパイラル! というか、もう半世紀も前のアルバムだから、この価格でも十分モトが取れるんだと思う。しかしそれでも安い…。
安いもんだから、ついでに
同じシリーズのレス・バクスターのCDも買いました。こちらも4作品(CD2枚組)で千円ちょっと。安い。安いことは本当にいいことなのだろうか、と考えて「デフレスパイラル 雇用」で検索してしまうくらい安い。
と、ここまで書いたところでレス・バクスターのCDの封を開けたら、
2枚組CDのはずなのに1枚しか入ってなかった…。鼻の穴へボーイング707蹴こむぞ。
■そうそう、先日、某佐川急便から電話がありました。
「あー、もしもし、そちら宛てにですね、ガス台が届いてるのですが、本日ご在宅ですか?」
なんのことだろう。ガス台なんかが届いてくる心当たりが全くない……。
数十秒ほど話してて判明したのですが、その人の云うガス台とは、
おれが通信販売で買ったスーツケースのことだったんですね。たしかに、スーツケースを包んでる段ボール箱は、メーカー名と型番が印刷されてるだけで、「中身:スーツケース」とは明記されてなかったし、まあ一見スーツケースが入っているとは分かりづらい梱包だったのですが、しかしこの件で、「スーツケースはガス台と間違えられることがある」ということと、「唐突に電話で『ガス台が届きました』と話されると混乱する」ということが分かりました。
■で、そのガス台と間違えられたスーツケースに荷造りをやっております。
先週、髪の毛切断所に行ったら、そこの髪の毛切断員が
「旅慣れたヒトだったら、ハワイくらいなら手ぶらで行っちゃいますよー」
と云ってました。そうなんだよな、おれって、つい旅の準備をしすぎるんだよなー。荷造りリスト作ったり、いろいろモノを揃えたり。
たぶんそれは、心のどこかで、「旅よりも、旅の準備の方が楽しい」と思ってるからかもしれない。
■紀文が出している「したらば」なる商標の魚肉加工製品がうまいので、最近よく食べてます。カニカマみたいなやつ。会社に行く前、「明太子マヨネーズ」と「わさびマヨ」の2種類をコンビニで買うのが習慣化しつつあります。多いときは週三回は買うので、そろそろコンビニ店員の間で、あだ名が付きつつあるかもしれません。
仕事中の間食に良いです。給湯室でも、さっと食べられる。
■どの店にもある、という商品でもないので、したらばの在庫があるコンビニを選んで足を運ぶようになり、そのため通勤ルートが若干変わりました。
しかしこれ、品切れの時も多いんですね。そういうときは、どちらか一種類を2本買ったり、1本だけでガマンしたりしてます。
昨日、比較的よく行くコンビニに立ち寄ったら、「わさびマヨ」のしたらばの取り扱いを止めていて、「えび入りタルタルソースかまぼこ」みたいな名前の別の商品に入れ替わっていました。試しに食べたらあんまり美味しくなかった……。わさびマヨしたらばの復活を早急に求めます。
■したらばは美味しいのに、不思議と家では食べたくならない。
たぶん、「したらば=会社で食べるもの」という謎の図式ができあがってるんだと思う。
■最近は、普通のブログの方が「つぶやき」って感じがしますね。半蔵商店です。
■さて、昨晩、
「'90年代の渋谷系アーティストが一堂に会するコンサート」
が開催される夢を見ました。
「フリッパーズとピチカート」以外の有名どころは出てたと思う。
■会場は、リキッドルームかラフォーレ原宿かのどちらかです(夢にはよく、どっちつかずの場所が出てくる)。あ、でも古めかしいテレビ局の小ホールの要素も混じっていた。どこなんだろう、あの場所は。
出演は、ブリッジと、あと………もう忘れた。夢の話だから。でも、自分の記憶では、ブリッジ級のアーティストがあと一組出てたはず。
それと、この他にあと何組か。もしかしたらヴィーナス・ペーターも出てたかもしれない。
■ちなみに、コンサートのオープニングでは、出演者一同がステージに現れるのですが、その中に総合司会としてふかわりょうがいました。司会の他、ロケットマンとしても出演するのでしょう(最初期のロケットマンは渋谷系末期のタイミングだった)。
で、出演者の中には、おれもいました(一人称視点の夢だった)。誤解ないように書いとくと、おれは'90年代渋谷系アーティストではないです。
──ええ、知っています。 (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
たぶん、幕間か終演後の客ハケBGMのDJとして呼ばれたんだと思う。
■コンサート中、客席は盛り上がっていましたが、おれは会場のトイレで小便をしながら、
「客席に散見される、セント・ジェームスの横縞のカットソーを着て黒縁メガネをかけてるやつらのことを、どう意地悪く半蔵商店に書いてやろうか」
ということを考えてました。
──夢の中でブログの文章考えるなよ…… (゚д゚; ) (゚д゚; ) (゚д゚; )
■で、夢の記憶はここでプツンと途切れます。そういうもんだよね。
■急いでいたのですね、新橋演舞場に。
なのに、銀座駅で銀座線から日比谷線に乗り換えたとき、
逆方向の電車に乗ってしまった。
その結果、東銀座駅(新橋演舞場の最寄り駅)ではなく、日比谷駅に着いてしまった。
なんでこんな急いでる時に限って、電車を乗り間違えるんだよ!! おれは!!!!
で、日比谷駅に着いた時点で16時28分。夜の部の開演2分前です。はい、遅刻決定。
■外郎売
もういちど正しい方向の電車に乗りなおして東銀座駅に向かうという手もあったんだろうけど、気が急いていたもんだから、もう日比谷駅から地上に出てタクシーで行くことに。
まっさきに目についた階段のぼってペニンシュラホテルの出口から地上に出ると、傘がひっくり返るくらいの暴風雨で、傘がひっくり返った。
雨に打たれながらタクシーを拾い、「新橋演舞場まで」と告げる。
あー、もう、幕、開きますよ。『外郎売』はじまりますよ。
なのに、ペニンシュラホテルから銀座4丁目の和光前までの間に、タクシーが3回も赤信号にひっかかるという念の入れよう。まあ道が混んでるから仕方ないんですけど。
そして、東銀座の大きい交叉点でも赤信号に引っかかった。まあ道が混んでるから仕方ないんですけど。
で、ようやくタクシーは新橋演舞場についたのですが。タクシー代が980円もかかった…。あれだけの距離で、けっこうかかるのな。
まあ、仮に東銀座駅から新橋演舞場まで歩いてたとしたら、ずぶ濡れになったわけだから、体が濡れなかったぶん良かったのかもしれない。と思いこまないとやってらんない。
演舞場の建物に入る。遅刻は10分。歌舞伎を見始めて以来、最大の遅刻です、これは。係の人に席まで誘導してもらう。遅れてやってきて、開演中に他の客の視界をさえぎって席に着こうとする客って迷惑ですよね。すいません…。
でも、まあなんとか松緑の口上には間に合ったので良かった。
せっかく15000円払ってるんですもん(一等席)。この口上を聞き逃してたら、おれはこの世を儚んでそのまま出家してたと思います。
■京鹿子娘道成寺
なんでこんなにも時間ギリギリの行動になったかというと、昼は青山某所でとあるトークライブがあったのですね(歌舞伎とは無関係)。
それの終了予定時刻が15:30だったので、終わってから表参道駅で銀座線に乗れば楽勝だな、と思ってたのですよ。
そしたら、そのトークライブの終了時刻が延びに延びて、15:30どころか16:00になっても終わらず、それでも終わる気配がしないので、16:05ごろ会場を後にしたわけです。
なんでこんなにトークライブの進行が遅れてたかというと、出演するパネラーが一人、30分も遅刻してきたからなんですね。ま、いいけどさ。
で、それに加えておりからの暴風雨でしょ。なにもこんなときに雨降らしたり風吹かしたりしなくともさー……。(・ε・` ) ヴーヴー
まあ、トークライブを見限るタイミングの甘さとか、次の行動に移る決定力の弱さとか、おれの欠点が露呈してますよね。
それはさておき、先週の昼の部で見た『吉野山』に引き続き、菊之助はきれいでした。
■髪結新三
昨年の五月に松竹座の團菊祭で見たときは、「道頓堀で初夏の江戸の風情を味わえるなんて」という地理的ギャップが面白かったのを覚えている(が、会場が暑く、後半はボーっとする瞬間が多かったのも覚えている)。
忠七が新三にやられるシーンは、忠七にかなり感情移入してしまう。忠七かわいそう。(´;ω;`)
菊之助の声に、なんというか、アニメの声優っぽさを少なからず感じた。アニメのアテレコだったら完璧なのですが、舞台で生身の役者が発する台詞としては、なんかちょっと浮いてる(2cm)かなあ、という。偉そうですいません。
また、菊之助は、役柄からするとだいぶ美男子で、かっこよさが現代的なので、見た目もほんのわずかだが舞台から浮いていた(1.5cm)と思う。という感想は、贅沢ですかね。いや、悪く云ってるわけではないですよ、念のため。
歌舞伎役者の見た目を褒める際に「錦絵から抜け出たような…」という表現をしますが、菊之助は上記の通り、声と見た目が相まって「アニメのセル画から抜け出たような…」という感じでした。最近のアニメにはセル画は使わないそうですけどね。
全体的には、江戸の世話物の空気が途切れることなく続く良い芝居でした。菊十郎さんの鰹売りも久しぶりに見られました。
■食べ物屋の悪口が多いこのブログではありますが。
食べ物屋でおいしくない食べ物を出されると、おれの狭い心がまた一段と狭くなってしまうのですね。
ということで今回も食べ物屋方面のあれなのですけども。
■○○○○○というカレー屋がありまして。
東京に来てすぐ、テレビ(『おすぎとピーコの金持ちA様×貧乏B様』←'00年代は遠くになりにけり)でこのカレー屋を知ってからは、それこそ毎週行ってた時期もありました。当時は成増に住んでいたのですが、そこからお茶の水までわざわざ通ってました。
独特のスパイスの香りが濃厚で、その香りがクセになってた。と思います。
■で、その後も、さすがに毎週ペースとまではいかないまでも、数年間はけっこう根強く通ってたのですね。
が、いつの間にか足が遠のいてしまい、気がつくと最近はほとんど行ってなくて。
■で、数ヶ月前に、久しぶりに行って、ビーフカレーを発注したんですね。そしたら、
んんんん。
まずいとは云いませんが、前ほどには美味しくなくなってるような。
■でも、この店がまずくなったとか、レベルが落ちたとか、そういうふうには思い込みたくなかったのですね。なにせ、一時期は大好きな店でしたから。
■で、今月のとある日曜日。外出がてらこの店に立ち寄り、「エビ野菜カレー」を食べたのですが、これは──
●エビが、エビの味がしない。
●野菜が、野菜の味がしない。栄養もあんまり残ってなさそう。
●そもそも、カレーがカレーの味がしない。
●ただただ、クローブ(丁字)の匂いだけが鼻に残る。
これで値段が550円くらいならまだいいのですが、1230円もするんだよな。高い。
しかしこの店は相変わらずの人気で、店内はほぼ満員でした。
■○○○○○の味が変わったのか、おれの味覚が変わったのかは分かりませんが、どっちにせよこの店は卒業だなー、もう。
あと一回、まだ食べたことない豆カレー食べて、最後に、昔は好きだったチキンカレー食べたら、もういいや。
↑こんなこと云ってる時点で、卒業できてないわけですけど。
あと、疲れてるときとか、風邪を引きかけてるときとかに、夏の暑いときとかにうっかり食べに行きそうな気もする。
■ところでこの店、昔は喫茶店だったらしいです。カレーが好評だったのでカレー専門店にしたんだとか。
だったらこの店、いっそ豆サラダ専門店にしてしまえばいいのに。
そう、オプションの豆サラダ(180円)は美味しいんだよなー。それがこの店にズルズルと通ってた理由なのかも。
■しかし、なんでこんな店に、好き好んで毎週のように通ってたんだ? おれは。そりゃ、あの頃はほんとに美味かったのかもしれないけどさ(もう当時の味を思い出せないのですが)。
も○うや○んカレーやイン○デアン○カレーを過大評価してる人たちをあんまり嗤えない……。
# いつも、ノートPCを外付けディスプレイに接続して、PCを使ってるのですが、
# この項を書くにあたり、この○○○○○店の公式サイトをブラウザで閲覧しようとしたところ、
# 突然、外付けディスプレイが真っ黒になりました(ノートPC側の画面には表示されるのですが)。
# 他のどんなサイトも見られるのに、○○○○○のサイトだけ見られない。
# 三度試しましたが、三度とも真っ黒でした。なんだよこれ。
#あと、この店の客層って、
# 若い学生(男女)と、すすけた中年男性がメインなんですね。
# このバランスの悪さは以前から謎なのですが、
# たぶん、人生のなにかを卒業できてない人、が通う店なんだと思う。
■九月の沖縄では、ヲリヲンビール(仮)を飲んでたのですが。
味が、どうも、いつもと違う。
一言で云うと、かなり発泡酒に近い。とでもいうか…。
■那覇の喫茶店で飲んだ瓶は、まあそんなに大きく味が変わってなかったんですけど、家やビジネスホテルで飲んだ缶は、けっこう味が違ってたように思う。
■ひどい味だったのが、沖縄市の某ホテルの某レストランで頼んだ、サーバーから注いだやつ。あれは論外。四分の一くらいしか飲めなかった。
とはいえ、ここのレストランは全体的に不味くて、そのコース料理の不味さを克明に記すとエントリ2回分くらいになって、そうなるとますます半蔵商店が「食べ物屋悪口ブログ」になってしまうので(そっちのほうが需要はありそうですが)、くわしくは書きませんが、とにかくそんなレベルのレストランだからビールサーバーの手入れもなってなく、余計に不味く感じられたんだろう。たぶん。
■弟の先輩も、「最近のヲリヲン(仮)は、なんか味が違うんだよな−」と云ってたそうなので、これはおれだけの感想でもなさそうです。
この味の変化が原因で、「ユーザーのヲリヲン(仮)離れ→キリンの発泡酒に流れる」、というここ数年の傾向に加速がつかないよう、早く元の味に戻ってほしいです。っていうこの文章が杞憂であってほしいです。
■東京は涼しい、というか、肌寒い、というか、もう「冬の初め」って感じですね(←って似たようなことを毎年書いてるけど来年もたぶん書く)。
さて、沖縄であったことなどを、書いていきます。
■おれは去年沖縄で、
ものすごく不味い寿司を食べたんですね。ええ、お世辞ぬきで不味かったです。
アメリカの太った白人プログラマーだったら、店内で散弾銃を乱射してるレベル。
で、このたびの帰省でその寿司屋の近所を通ったらば、その寿司屋は、無事、
つぶれてました。( ´д)人(´д`)人(д` ) イエー
日本国の片隅に、まだまだ正義というものが一かけら程度とは云え残っていることを確認できました。よかったよかった。
(ま、閉店じゃなくて単なる移転かもしれないけど、少なくとも移転を知らせる掲示物は見当たらなかった。)
■しかし、この件について、またもディスクユニオン新宿本館6FのCDのジャンル分け表示のようにアヴァンギャルド&エクスペリメンタルな発言をしたのが、うちの“料理が下手なほうの妹”で、
「え!? あの寿司屋そんなに不味かった? ワサビ付けすぎてる以外は普通だと思ったんだけど」
などとおっしゃってました。いやー、なにもかも普通以下の水準だと思ったんですけど。だって、この店の近所のスーパーで売ってる寿司のほうが実際おいしいし。
こいつは一応、もう人妻なんだが…。ダンナは、ふだんどんな料理を食わされてるのだろうか? ちょっと心配だ。
■モテモテ小坊主系男子ブログ半蔵商店です。テイトウワはメガネの一部です。コーラおいしいです。
以下、近況など
■来週はプチ夏休み第三弾、ということで沖縄県に行ってきます。
■先日、
恵比寿で起きたアレルギーの症状ですが、病院(点滴と注射を打ってくれたとこ)に検査結果を聞きに行ったらば、「ハウスダストアレルギーかもしれない」と云われました。検査の数値を見ると、「ハウスダスト」の項目だけ数値(何の数字かはよく分かりませんが)が高かったんですね。食品群の項目は軒並み正常。
ただし、お医者さんからは「ハウスダストが原因っぽいが、断言はできない。なにか別の原因が合わさって、症状の引き金になってるのかもしれない」と云われました。実際のところはよく分からないようです。
1)なぜ、外食で満腹になるほど食べた日にだけ症状が起こるのか。ハウスダストと関係あるのか。
2)なぜ、自分の部屋では症状が出ないのか。ハウスダストけっこう飛んでるような気がするのだが(そんなにきれいじゃないし…)。
3)そもそも、アレルギーとは無縁だったおれの体に、なぜ今年になって急に症状が出るようになったのか。
4)
11月に開場する平成中村座の「お大臣席」は35000円(南座顔見世の桟敷席より高い!)もするが、それはどんな席なのか。
──などなど、謎は尽きません。
また、お医者さんからは「症状は回数を繰り返すごとにひどくなる」「次に同じ症状が出たら、治まるのを待ったりせずに病院に来るように」とも云われました。怖い。
でも、あえて別のホテルの朝食ビュッフェに行き、症状の再現性を確かめようかとも思ってます。危ないですかね、これ。
■カリカ解散。'09年の単独ライブがひどかった、ということは以前、
半蔵商店っていうブログにも書きました。演者のコスプレ願望と、伏線回収作業のための伏線が盛りだくさんの、凝ったあざとい構成が鼻につく、お笑いとも演劇ともとれない中途半端な何か。
あれ以来、カリカの単独はもう行かない、と心に決めたのですが、いざ解散となると、別にファンじゃないのにちょっと寂しい。
「数組のコンビが、数分ずつネタを披露する」という形式のライブで見るときのカリカは面白かった記憶がある。たぶん、そういうライブでは、自分たちのやろうとしてることをちゃんと「お笑い」というフォーマットに収めようとしてたからだろうと思う。
甘噛みだからよっ! (`・ω・´)b
↑
知ってる?
あ、あと、七年くらい前に見た、品川庄司(だったかな)と計4人でやった、殺し屋のコントも面白かった。ルミネのシャッフル企画みたいなやつ。MXTVで見た。
しかし、家城の新しい芸名に、前途多難な何かを感じてしまう人は日本だけでも2劾人はいると思います。「劾」は1京の1万倍の単位です。
■昨日、文楽に関する公開講座、というものを武蔵野音楽大学でやってたので、行ってきた。「練馬区区民講座」みたいなあれなので、無料。
先月、
文楽を見に行ったはいいが、よく分からなかったので、これからは文楽についても知っとかないとなー、と思いたったのです。
しかし大学の建物って、どの大学も同じ匂いがしますよね。しない? しないならしないでいいです。無理に共感を求めようとはしない。
■
せっかく太れたのですが、思うところあって、また軽く節食モードに入ってます。夕飯が
「コハダとチーズだけ」みたいな前衛的なメニューになったりしてますが、ここ一週間ちょっとで2kgやせた。
ダイエット中は、ミネラル補給のためコントレックス水を飲むことにしてるのですが、近所の某スーパーでは、コントレックスの2リットルボトルが160円くらいで、500mlボトルが200円くらいで売られてます(逆じゃないです)。
■スマートフォン以降、ケータイストラップってものの地位が低下してきてない? スマートフォンにストラップ付ける人って、ケータイほどにはいないような気がする。まあ、これはあくまで個人の印象ですので、実際の数字がどうなってるかは分からんのですけど。
■兄弟子に口ごたえする涎くりー!!
といった意味も含めまして半蔵商店です。では今月演舞場の感想を。
■あ、その前にですね、番組からのお知らせです。お知らせってものでもないです。
えー、どういうわけか、おれのHDDレコーダーのリモコンが急に壊れてしまい、予約録画が出来ないようになったので、9/5の早朝の教育テレビの『連獅子』(仁左衛門+千之助)をばっちり録り逃して、見逃してしまいました。なんでこのタイミングで壊れるかね。
とはいえ、このHDDレコーダーを作った東京芝浦電機を責める気にはあまりなれません。バブル崩壊以降、どの家電メーカーもコスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減コスト削減で、ゲシュタルト崩壊を起こしかねないくらいのコスト削減の嵐で、もう壊れやすい家電を薄利多売するしかなくなってるのです。たぶん。
それ以前に、このHDDレコーダーも、そういえばもう七年も使ってます。DVD部分はとっくに壊れていて、ディスクの再生すら出来ません。買い換えかなあ。
「PCでテレビの視聴も録画もできるようにすればいいじゃん」みたいにおっしゃるお侍さんもいらっしゃいますが、なんでもかんでもPC(かスマートホン)を介さないと日常的な行動がとれない未来、というのは、ちょっとイヤなんですよね。まあ、イヤでも受け入れて行かざるを得ない時がくるんだろうけど(もしくは、とっくに来てるんだろうけど)。
■さて、今月の新橋演舞場の感想をごく手短に。
【昼の部】9/3
■舌出三番叟
新歌昇が爽やかで良かった。
■新口村
自分の理解力や感受性の低さを棚に上げるわけではもちろんありませんが、
正直、あんまり感情移入できなかった…。
「封印切」とセットで出した方がいいのでは、と思ってしまったのですが、いけませんかそうですか。
■寺子屋
まさに“すべらない歌舞伎”。見物後の見応えは、これが一番あった。
又五郎が、脚にギプス(?)のようなものをはめていて、
おれの近くの席のおばさま二人が、
「………骨折? 骨折?」( ;´д) ヒソ (´д`;) ヒソ
と話しておられた。
■勢獅子
やや断片的な印象。でも、江戸の町を舞台にした踊りは好き。
【夜の部】9/4
■漢字変換しにくい、なんか長い題のやつ
吉右衛門にセリフがあんまり入ってないところがあって、つっかえつっかえ再生されるYouTubeの音声を思わせました。
■口上
吉右衛門の口上は、つっかえつっかえ再生されるYouTubeの音声、という感じでした。舞台は役者がずらりと並んで、めでたい感じ。
そういえば、おれの記憶では、段四郎と染五郎だけが他の方々とちょんまげのデザインが違ってたような気がするんですが、これはなぜだろう(記憶違いだったらすいません)。
■車引
画面が華やかで、良いと思う。
■がんばれゴエモン!からくり道中(コナミ/'86)
松緑が存在感あった。
■以上です。涎くり与太郎、いちど演じてみたいです。
■'80年代前半のCMを見てると、効果音やサウンドロゴに、アナログシンセサイザーが多用されていることに気づく。「ピロポロ♪ピロポロ♪」「キュイーーーン」など。最近のCMではこの手の効果音をほとんど耳にしない。
■'80年代前半のCMに出てくるインスタントラーメンは美味そうだ(カップではなく、鍋で作る方ね。念のため)。数えたわけではないのだが、このごろはインスタントラーメンやカップラーメンのCMが減ってるように思う。たぶん、コンビニ店頭のラーメンの棚そのものがテレビCMと同じ役割を果たしてるからだろう。なんて。
■'80年代前半のCMに出てくる日本酒も美味そうだ。このころの日本酒のCMは、ちゃんとした大人の飲み物、というイメージがある。あ、ウイスキーも。もちろん、軽い雰囲気の酒のCMもあるのだけれども。
■'80年代前半は、スクーターのCMが、今よりも多かった。平成23年7月現在、あんまりスクーターのCMを見てない気がする。
■'80年代前半の斉藤ゆう子が出てるCMは、なぜか「シンプルなセットを背景に」「画面中央で」「カメラに視線を向けながら」「一人でしゃべっている」という形式のCMばかりだった、というイメージがある。
■松山、フードセン、タ〜♪(←沖縄人なのにこのサウンドロゴを覚えていないやつは敵。というかむしろ米兵。) 半蔵商店です。
■七月大歌舞伎は、
昼の部は初日に見ましたが、夜の部はだいぶ間を空けて7/23に見に行くことにしました。そのころなら海老蔵もカブキ慣れしてきてると思うので。
■この夏は、部屋のカーテンを取り外してスダレというやつを取り付けたい、と思ってるのですが、そろそろ実行しないとな。気を抜いたら七月八月を通り越してすぐ九月ですよ。敬老の日ですよ。
■新しいノートPCにいろいろソフトを一通りインストール。でもまだ旧PCからのデータは移行してない。早く移行しないと、とはちょっとは思う。でも、移行してもたぶんそのデータを活用しない気が、とてもする。なので、移行しなくてはいいではないか、と思う。
なんか、年中こういうこと考えてるな、おれは…。
■
gocoupの新しいののジャケットができあがりました。あとは盤です。もう少々お待ちください。
■石垣島でおいしい石垣牛の寿司(わさびではなく、おろしたニンニクを添える)を食べたり、明治座で亀治郎の狐を見たり、浅草で夏物の着物を買ったり、上京してきた友人を秋葉原案内したりで五月は過ぎまして、六月ですよ。六月。なんか華ないよなあ、六月って。
■そういえば、五月の半ばから、太るためにいろいろ食べ始めてまして。で、いろいろ食べてるのでスタミナがついたのか、疲れにくくなっきてます。
たとえば、仕事の帰りに東急ハンズに寄って、一階から五階までエレベーターでなく階段で昇ってもとくに疲れない。という感じです。
「なんだ、それっくらいのこと」とか思うお侍さんもいらっしゃるでしょうが、以前だと、そもそも東急ハンズに寄る体力がないって感じだったんですよ。
それに比べたら、東急ハンズの五階に階段で行く(それも二日続けて。しかし、なんで二日続けて行くんだろう)ってのは進歩です。
■もちろん、食べたぶん体重は増えてますが、疲れにくいってのはいいですね。
スポーツジム通いの目的が、“体をきたえるため”ではなく、“体重というスコアを落とす”ためにいつの間にかスライドしてたなあ、と改めて反省。
■「東京は、“季節の変わり目”みたいな時期が年々長くなっている」というのが拙僧の持論なのですが、このところずっと、暑かったり寒かったり行きずりの女を抱いたりで、過ごしにくい天気が続きますよね。いい加減にしろよ地球。
■さて、この土日は、部屋の棚を取っかえる作業をずーっとしてました。
棚Aがあった場所に棚Bを置き、棚Aは分解。棚Aに収められていた本やらCDやらは部屋中に分散。ということで、手短に云いますと、部屋が散らかってます。
というか、一年の半分くらいは部屋が散らかってるような気がしますが、たぶん気のせい。
■あと、USBケーブルとか延長コードやらで机の下はごちゃごちゃになってるのに、新しいパーソナルなコンピューターやら新しいハードなディスクをつなぐので、コードの本数がさらに増える、という宿命も背負っております。
で、そういうケーブルごちゃごちゃはどうにかならないのか、と思って検索してたら
こんなのがありました。ケーブル用の壷。
この説明によると、アダプター類の発熱で空気の対流が起こるのでホコリがたまりにくいらしい。ふむ。
ただ、この壷は28000円もするし、スペースもけっこう取る。
なので、
もっと安いこういったものを買うかもしれない。
■まあ、ケーブル以外にもいろいろ整理しないといけないんですけど。
■中村芝のぶの舞台滞在時間が、昼の部も夜の部もけっこう長かったのがうれしかったです。舞台写真も出してほしい。でも、出たら出たで、照れて買わないかもしれない。おれの意気地なし!(←なんだ、急に)
『敵討天下茶屋聚』の錦之助(昼の部と夜の部で役柄が全く違う)と、『籠釣瓶』の歌昇の子分ぽい感じと、壱太郎の女形が良かった。
芝翫の声が小さかった…。
■昼の部は、三階席のかなり上手の、角っこの席。舞台がちょっと見切れるけど、観劇には差し支えなかったし、花道の七三もちょっとだけではあるが見られた。これで三千円はいいかも。
夜の部は一階席。このチケットは定価で買ったわけではなく、銀座のチケット屋で。そういえば演舞場では、桟敷席か三階席にしか座ったことはなく、一階席というのはたぶん初めてでした。
■『籠釣瓶』に白塗りの子役が出てくるのですが、それがぽっちゃりした顔の子で、どうにもマシュマロが着物を着てるように見えて、おかしかった。
あと、籠釣瓶とは村正の妖刀なのですが、それで思い出したんだけど「ムラマサブレード」って、ウィザードリィにあったな。
■あらためて説明しますと、四月二十九日から五月八日まで沖縄にいたのです。あまつさえ、三泊四日で石垣島にも行ってたのです。
以下、今回の沖縄滞在の概略を、かいつまんで記します。無料ですので、お気軽にお読みください。
たぶん、いままでに何回か書いてることを、懲りずにまた書いてると思います。
■みなさんご存知のように(←そうですかね)、この半年でおれは5kgほどやせました。で、おれは沖縄で久しぶりに会った弟に、
「不幸そう……」
と云われました。あと、親戚一同に、「もうちょっと太ったほうが……」と云われました。
■「コザのゲート通りには、この不況においても、一軒も貸店舗がない」という話をだいぶ以前に聞いたことがある。しかし、その肝心の理由の部分を忘れてしまった。
しかも、この二月に沖縄に行ったときには、そのゲート通りに貸店舗を見かけたし、今回も見かけた。
とはいえ、個人的にはたしかに、ゲート通りに貸店舗のあるイメージがあまりない。
■このごろ、コザ近辺でいわゆる「Aランチ」が食べられる場所が減ってきてるような気がする。
Aランチと、甘くしないアイスティー(いや、甘くたって良いのですが)が、コザの正しい昼食でしょう。
スープはキャンベル缶のマッシュルームで、サラダのドレッシングはケチャップとマヨネーズを和えただけのやつで。
沖縄市は、ミュージックタウンとか云ってないで、「手軽にAランチが食べられる店」を出すといいんじゃないか。まあ最近のことだから、健康面でどうたらこうたら、などとぬかす雑魚キャラも湧いてくるかもしれないけど。
■石垣港からフェリーで10分の竹富島にも行ってきた。竹富島には2時間しかいなかったのに、日焼けしてしまった。
この島は、行ったら行ったでめちゃくちゃ猛烈に感動するというわけではないのだが(失礼)(そもそも、竹富島はおれを感動させるために存在してるわけじゃないのだが)、行かなかったら行かなかったで365%後悔する。なので、石垣島に行く際は極力、竹富島まで足を伸ばすことにしてます。
■沖縄あるある。
沖縄滞在中、A&Wに行きそびれる
↓
「帰りの飛行機に乗る前に、空港のA&Wに行けばいいさー」
↓
しかし、空港のA&Wはめちゃめちゃ混んでいる
↓
けっきょく、A&Wに行くことなく沖縄を後にする
今回は、このあるあるを打破し、石垣島でちゃんとA&Wに行ってきました。ほんと久しぶりでした。
■そして今回の旅の教訓。
「空港の本屋の品揃えに期待してはいけない」。
はいこれ真理。機内で読む本は、フライトの前々日くらいまでに調達しておくべきです。でも、空港の本屋には淡い期待を抱きがちなんだよな。
■今日4月28日(24時を過ぎたので日付は変っちゃいましたが)で、歌舞伎座の『御名残四月大歌舞伎』の千穐楽からちょうど一年になります。
去年四月の歌舞伎座周辺の賑わいはすごかったなー。歩道が人類でごった返してたね。歌舞伎ブログやってる人は(やってない人も)、みんなカウントダウンの電光掲示板撮ってたね。甘栗焼くいい匂いしたよね。
去年のことなのに、もう六年くらい前のことのように感じられる。
■そうそう、去年四月の歌舞伎座には客席にも有名人がけっこう来てて。たとえばおれが見たとある日も、小泉元首相、当時の鳩山首相夫人、人気電子音楽レーベル
gocoupの半蔵さんなど、けっこうなセレブリティが来てたらしい。
そういえば、また別の日は、歌舞伎座一階の喫茶店で、帽子を目深にかぶったメガネの女性を見かけまして。ちょっとおどおどした感じで、店員との会話もほぼアイコンタクトだけ、という不思議な雰囲気だったのですが、あれはたぶん有名人が変装してきてたのではなかろうか。と、今でも思っている。
■昨年四月の千穐楽、おれは朝から歌舞伎座にいて、まさかの定価で手に入ったチケットで第一部と第二部を見て、第三部のチケットまではさすがに手に入らなくて、代わりにというわけではないが渋谷にお笑いのライブを見に行った。ということを去年このブログに書いた。
あれから一年か。そうか。一年って、短くも長くもないですね。一年は一年ですね。しかし、一年たったんですね。
■新しくなる歌舞伎座の、外観にはあんまり期待してない。外観はもうあきらめたから(いや、完成した実物を見たらまた違った感想になるかもしれないけど)、中だけでもちゃんとしてほしいと思う。
ちょっと話がそれますが、ここ数年、中央区と港区とその近辺に、なんか
あまり人間の血が通ってない感じの商業施設がいろいろ出来ている。ああいう商業施設って、たいてい、美味くも不味くもない食い物屋の値段が微妙に高く、通路はやけにスカスカとだだっ広い感じがして落ち着かず、何かのチェーン店みたいな店しかない。
で、
新しい歌舞伎座のビルの中は、そのような空間になってほしくない、と願ってます。杞憂だといいですけど。
■好きな会議は、ジュネーブ会議です。半蔵商店です。
■えー、先日ですね、ジムに行きまして体重をはかりましたところ、
ダイエットをはじめて以来の最低体重
を更新しました。 たぶん、成人してからの最低体重だと思う。
■五年前のおれは、全体的にぽっちゃりしていて、バストもAカップくらいあったのですが、ええ、やせました。
一時期ほどのペースじゃないにせよジムは今も行ってるし、年に何回かは節食期間(一日1200kcal以下に抑える。これを数日間)もちゃんと設定している。
誰かから頼まれたわけでもないのに、マジメだなー、おれ、相変わらず。
この五年間は、いろんな人に「どうやってダイエットしたの?」と65536回くらい訊かれました。今年に入っても訊かれた。
ダイエット本を新書で書き下ろして2万部刷っちゃえるくらい、とまでは行かないが、Tarzanのダイエット特集号のモノクロページで1/4ページくらいの記事にはなるんじゃないか。なりませんか。
■でもねー、やせるとかダイエットとかいってもあんまり良いことばかりではなくて。
カロリー抑え目にしてるときは、正直、ものごとに集中できなかったり、頭がうまく回らなかったりってことが出てくる(あんまり認めたくはないが)。それが積もり重なると、人生全体のフットワークに影響を及ぼしそうで、そこがちょっと気になる。
あと、脂肪が落ちたぶん、持久力も落ちた。たとえば、レコード屋めぐりをするとき、今日は3店回る予定だったけど2店でやめとこう、みたいなことが増えた。そういえば、ジムのインストラクター氏にも「やせすぎると、疲れやすくもなりますよ」みたいなことを云われたことがあった。
実際、ぽっちゃりしてた時のほうがスタミナがある分、むしろ身軽に動けていたように思う(まだ20代だったからってこともあるけどね)。
■それと、なんというか、あんまりダイエットしすぎると、人としての存在感まで薄くなってしまうような気がするときもある。これは、やせてしまうから物理的存在感が弱くなる、ということだけでなく、
カロリー控えめ→腹から力が出ない→気合いが入りにくい→他人に気おされやすくなる
みたいな流れがあるように感じる。
「ダイエットに成功してしまったがために、後輩からあまり慕われなくなってしまったデブ芸人」の話は、以前このブログのどこかに書いた。
■あと、「やせること=いいこと」「太ること=悪いこと」という、世間に流通しすぎている短絡的な図式に、安直に乗っかってるのではないか、という点も気になる。
糸丼重里氏も、「なんとかダイエット」みたいなのを提唱する一方、「やせてる方がかっこいいって、そもそも誰がいつ決めたんだよ」といった疑問も呈しておられたと思う。
それに、やせてるよりも、小太りの方が健康に良いというデータもあるそうじゃないですか(これはちょっと聞きかじりだけど)。
■ということで、これからもジムは通い続けますが、これからは単に「体重」というスコアを低くするだけのゲームみたいにはしない。筋肉もつけ、適切な量の脂肪もつけるなどして、健康というものをもっと総合的に(←なんか荒い表現だな)、考えていきたいと思います。
■とか書いてる今も、例によって節食期間中で、一日の食事を1200kcal以下に抑えてて、ときには1000kcalも摂らない日があったりして、何のためにここまで自分で自分に厳しくしてるのか、もう自分でもよく分からない。でもねえ、なんか気が済まないんですよ、なぜか。誰に褒められるって訳でもないのに。
■先週の日曜、浅草で着物を買ってきました。アンサンブル(着物+羽織)を二組。古着なので、安かった。
両方とも絹で(たぶん)、一つはたしか「大島紬」というやつだったと思う(たぶん)。色は、紺というか藍というか、そういうかんじ(なぜかそういう色の着物が集まりつつある傾向にある)。
■で、そのお店には、絹の着物に、ウールの羽織を着ていったのですが、お店の人に「そういう着方をしてはいけません」と注意されました。素材の組み合わせがちぐはぐなんだそうだ。着物ってむずかしい。
■あと、お店の人いわく「もうちょっと太ったほうが着物が似合う」とのことでした。これ、以前も別の着物屋の店員さんに云われたことがあります。やはり、もう少し太ったほうがいいのか。
■ともあれ、これでさしあたって着る物は手に入った。次は、夏用の着物だなー。夏の着物は、高い&上級者向け、というイメージでちょっと手が出にくいけど、まあいずれ。
あー、あと着物の下にスタンドカラーのシャツを着て、袴をはいて、
書生っぽい格好も一度してみたい。風呂敷包みを持って歩きたい。←誰になりたいんですか、おれは。
■さて、ここでちょっと話が変りまして。
ロックンローラーの砂原良徳さんが、とあるWEBのインタビューで和服について言及していました。
ここ。
≪少なくとも、僕が生きているうちは、あの服装は新しくも古くもならないし、なおかつ歳を重ねるごとに馴染んでいってくれると思うんです。≫
上記インタビューより引用
そう。まりんが云うからおれも云う、というわけではないですし、上記の発言が意図するニュアンスとはちょっと違うのですが、「和服は洋服よりも
“年をとること”に優しい」とは着物を着始めた当初から思っております。
■ちなみに、おれが着物を着るようになったのは、まりんの直接の影響ではありません。まあ、無意識のうちに5〜7%くらいは影響されてるかもしれないけどね。
■では沖縄シリーズ最終回。今回は、沖縄で手に入れたものを紹介します。
■米国版(←たぶん)ヴィックスドロップ
東京のドラッグストアでヴィックスドロップ(日本語版)を買うと、20個入りでたしか300円くらいなんですね。ですが、この米国版(おそらく)は20個入りで120円。沖縄市の市場や商店でたまに売ってます。ちなみに日本のヴィックスドロップはタイ製ですが、こちらはメキシコ製。
余談ですが、近年、三月になるとノドの調子が悪くなる。なんなんだろうな。もっと買っておけばよかったなーヴィックス。
■ATARI 2600版『パックマン』
▲ラベルかびてます
アメリカのゲーム機「ATARI 2600」用の『パックマン』のソフトです。別にATARI 2600本体を持ってるわけではないのですが、まあ紳士のたしなみとして買っておきました。普天間の、アメリカものを扱うアンティーク屋にて、105円。
で、いろんな機種に移植されたパックマンですが、ATARI 2600版のパックマンってどんなもんだろうとYouTubeで探してみたところ、見つかりました。
これ。
…………( ;'A`) ナンデスカ コレワ
技術的に、モンスター4匹を同時に表示できないのか、微妙な時間差でチラチラ映し出している。モンスターがものすごいスピードで分身の術を使ってるみたい。
「巣に逃げ帰るモンスター」の表現が、「目玉を意味する正方形二つ」って分かりにくくないか? そして画面中央に出てくるボーナスのフルーツ(動画の0:58)も単なる四角形というミニマルアートぶり。
これをパックマンだと思い込んであげるってのは、もはや慈善事業の領域だと思う…。
とはいえ、調べてみるとこのATARI 2600版パックマンが発売されたのは1982年。ファミコン本体やネーナの「ロックバルーンは99」が発売される一年前のことなんですね。その当時のゲーム機の水準からすると、これはこれで、まあ、こういうものとしてユーザーに受け入れられていたのかもしれない。というか、'82年当時のアメリカの一般家庭のテレビゲーム観なんて知らない。
いま思い出したけど、おれ、ゲームギア版のパックマンも持ってたな…。あ、ゲームボーイ版も持ってた気がする。
■Mrs. Freshleys社のクリームケーキ(ラズベリー味)
▲カセットテープとの大きさ比較(いまどきカセットテープ?)
伯母からもらったアメリカのお菓子。“ふ菓子”くらいの大きさのスポンジケーキの中に、クリームが入っている。かなり甘く、香料もきつめ。ちょいと体調悪めの日なら、たぶん負ける。口に入れるのをためらう。食べてもたぶん胃にもたれる。負ける。アメリカの菓子に負ける、ということはアメリカに負けるということです。
ところで、間違ってたらすいませんが、このお菓子、たぶん「トゥインキー」っていうアメリカ菓子にかなり近い仲間だと思うんですね。
で、
Wikipediaによると、その「トゥインキー」にウインナーソーセージを挟んで缶入りチーズをスプレーしたものがアル・ヤンコビックの好物なんだそうです。近々アル・ヤンコビックに会う予定のある人は覚えておいたほうがいいと思います。
■ということで沖縄シリーズこれにて終了でございます。
あ、今回もまたA&Wのポテト食べてオレンジジュース飲むの忘れた。ここんところ行ってないなー。
■ひきつづき、沖縄の話。
■たしかに、その全盛期である'70〜'80年代と比べるとコザは寂しい街になりました。いちいち全盛期と比べるなって話ですけどね。でもヒトは、どんな物事も全盛期の印象とか記憶とかを基準にして語りがちですからね。現在のコザがそういう云われ方をされるのは、まあ分かる。
■でも! でもですよ、コザの夜は楽しいのです。いい飲み屋が多いから。
ていうかさー、ついここ十年かそこらに切り開かれたような、人工的な、人の匂いのしない土地の、大駐車場完備の、だだっぴろい、大学生の騒ぎ声がうるさい、オリオンの発泡酒のジョッキが一杯280円ぐらいの、ファミレスの居酒屋版みたいな店ばかりで飲んでて楽しい?
■ということで、今日はおれが、
コザでの正しい飲み歩き方をレクチャーしますよ。( `・ω・)キリッ
と思ったけど、けっこうな手間なので、今日のとこは止めておきます。すいません(でも、いつか書いてみたいです)(←いつかって、いつのことなんですかね)。
■そのかわり、先々週に飲んだ時のことを少々書きますと、
ここいいですよ。もとは中央パークアベニューにあったのですがパルミラ通りに移ってきたお店です。居心地がすごく良いのですね。テーブル席とテーブル席が十分に離れていて、照明が落ち着いてて、ピザも美味い。
あと、このお店で初めて「ビールの桃ジュース割り」というものを飲みました(気に入ったので、その後、自分でも試してみた)。
■そして、くすのき通りにあった居酒屋「一本槍」が、昨年、一番街に移ってきました。一番街、という選択が渋いです。
今回は満席だったため(いまどきの一番街で「満席」という概念も珍しい)入れませんでしたが、また改めて訪れたい。
■園田の「'80年代MTVがよくかかってる/かけてくれる店」(名前を伏せる理由は別にないんだが、伏せる)にも久しぶりに行って、店内の大画面テレビでネーナの「ロックバルーンは99」をかけてもらいました。'80年代洋楽が特別好きって訳でもないんだけど、この店に来るとなぜか当時のミュージックビデオが見たくなる。謎だ。この日はその他に、Bronski Beat(よく知らない)とか、ハービー・ハンコック「ロックイット」とかがかかっていました。
■ちなみに、くすのき通りの居酒屋あるいはパルミラ通りの「500マイル」を一軒目にして、興が乗ったら、中央パークアベニュー近辺で一軒か二軒飲んで、酔い覚ましを兼ねて園田まで歩き(タクシーの場合もあり)、〆として上記の80年代MTVのお店に行く──というのが、おれのだいたいのパターンです。
その後、朝5時になって店を出たら、「吉元弁当」か「一丁目ストア」で朝食を買ってからタクシーを拾う、というのは、人類として当然のことですから書くまでもないですね。
■えー、唐突にまとめますと、要するに、みんなもっとコザで飲もうよ、という主旨のエントリです。文章が乱れてるのは、おれのせいではなく、ノートPCのスペースキーの具合が悪いせいです。たぶん。
ところで、某バーのバーテンダーが代わって店の質が劇的に落ちた、ということがあったのですが、あの店はいまどうなってるんだろう。あの「金魚鉢みたいな変な器に入った変なモヒート」を出してきたバー。
■東京メトロの車内にくっついてるモニターで流れている、「住宅融資支援機構」という団体のCMの、「ローン先生」というキャラクターが気になる。
マンガでいうと、『いまどきのこども』のキリ太と、『のらみみ』に出てくるハローキッズの店長を足して二で割ったような外見なんですが、このキャラクターが気になる。
■スーツ(ブレザー?)姿の三頭身で、年齢は10歳か38歳のどっちかに見える。22歳には見えない。
まあ「先生」と呼ばれてるくらいだし、CMのなかで住宅ローンに関する小難しい話を説明してるので、10歳ってことはないから、たぶん38歳なのだろう。
■で、このキャラクター、かわいいかというと、かわいくはないのだが、ときおり地下鉄のモニターで見かけるうちに、妙に愛着が湧いてきましてね、ええ。
■でも、このローン先生、地下鉄に乗るたびにいつもお目にかかれるとは限らなくて。
モニターに数分に一回しか登場しないんですね。で、その数分に一回ってときに、モニターが視界に入る位置に立ってないと見えないのです。
もっというと、東京メトロのすべての車両にモニターがついてるわけでもないのです。
■なので、東京メトロで「モニターを搭載した車両に乗ってて」、かつ、「モニターが視界に入る位置」にいないと、ローン先生とは会えないのですよ。それゆえ、ローン先生を見かけたときはプレミアム感がある。
■ちなみに、いまのところ「住宅融資支援機構」のサイトには、このローン先生のCMは掲載されてません。
残念な気もするけど、web上でいつでもワンクリックすれば会える存在じゃないからこそ、この妙な愛着が湧いてきてるような気もする。
■「今月の売上は、わが社の
期待値を越えました」とか、
「新製品に対する
期待値がどんどん高まっている」とか、
「そのカレーの味は
期待値ほどではなかった」とか、
そういうことを云うお侍さんがたまにいらっしゃるが、「期待値」というのは統計学上の、えーっと、統計学上の、えーっと、まあ、統計学上の何らかの言葉であって、「期待する水準」とか、そういう意味の言葉ではないはずだ。たぶん。
でも、
goo辞書には載っていました。うーむ。
■期待値で思い出しましたが、あと、
「経験値」も気になりますね。
「7年間にわたり、エンジニアとしての
経験値を積み重ね」とか、
「これまでのキャリアの
経験値を活かしてがんばりたいです」とか、
そういうことを云うお侍さんもたまにいらっしゃるんだけど、そこ、「経験値」じゃなくて「経験」でいいのではなかろうか。
まあドラクエとか、そういうゲームに出てくる「経験値」というパラメータを目にすることで、初めて「経験」という言葉に接した世代にとっては、「経験」と「値」が、もう最初っから切り離せないものになってるのかもしれない。
あと、
「経験知」という同音の言葉の存在もあって、「経験値」という云い回しがあまり違和感なく受け入れられているのかもしれない。
そもそも、経験って数値化できるもんなんですかね。とか、そういう話はこのエントリの本題ではないから、しない。
(ちなみに、おれが小学生のころに読んだとあるロールプレイングゲームの本では、「経験値」という言葉を説明する際、「経験を数値で表す、というのも妙な話ではあるが…」みたいな前置きを述べてたような気がします。)
■今日もたまたま読んでた雑誌かなんかで、「新しいことを始めるために、いままでの
経験値を一度捨てる」みたいな云いかたをしてた人がいたけど、やっぱりこれ、「経験」でいいよねえ。
あ、「実際のものごとを、ゲームになぞらえて表現する」って意味を込めて、あえて「経験」でなく「経験値」って云いかたをしてるのかな。などと、変なフォローをしてやる理由も今のところはあんまりない。おれは。
■ま、でも、コトバってのは、時代の流れとともにあれするわけですからね。
■昨日一日で摂取したカロリーは合計880kcalでした。半蔵商店です。
■さて、いつのころからか、打ち合わせの席や仕事の電話で、「ほぼほぼ」という単語を使う人が多くなってきている。
「この見積書につきましては、これでほぼほぼ確定です」
「この広告のキャッチコピーにつきましては、『一心同体少女隊。』にほぼほぼ決まっています」
みたいなね。
■なんだよ、ほぼほぼって。「ほぼ」でいいじゃないか。
と思うのですが、
「ほぼ」→90%くらい
「ほぼほぼ」→95%くらい
みたいなニュアンスの遣い分けがあるのかもしれない……とも思うのですが、「ほぼ」が「ほぼほぼ」に取って代わられつつあるような気がするんですよね、どうも。そしたらニュアンスの遣い分けもヘチマもない、って話になります。
■あと、一部の人類は、
「いまいまの段階では、厳しい状況ですね、ええ」
みたいに、「いまいま」という言葉も遣っていますね。「現時点では」みたいなニュアンスを強調してるんだと思う。たぶん。でもこれも、「いま」でいいような気がしないこともない。
■もうひとつ気になるのが「予算感」「スケジュール感」で、
「予算感が見えてきたら、企画の方向性も決まってくるんですけど」
「スケジュール感がつかめてきてから、改めてお返事いたします」
みたいな云い方をするお侍さんが少なくないのですが、感ってなんだよ。いや、「だいたいの予算」「おおまかなスケジュール」みたいな意味だろうけども。
■ま、「おれは仕事してるんだぞ、おれは仕事してるんだぞ、おれは仕事してるんだぞ」と周囲にアピールするための、あるいは自分に言い聞かせるためのおまじないの一種なんでしょうなあ、と思わないこともないし、こういう言葉って自分にもいずれ伝染するんだろうなあとも思うし、一日に880kcalってのはさすがに少なすぎるよなあとも思います。
今日は、徹子の部屋に森田一義が出ますが、例年のように、見逃す、あるいは録画し忘れる予定です。
むしろ見逃すくらいの方が、年の瀬の風情ってもんがあるよね。←そうか?
■
って、毎年似たようなこと書いてますね。たぶん来年も書く。
■先週の土曜日。日本橋の三越と間違えないようにしながら日本橋の眦膕阿惺圓辰董
『わが心の歌舞伎座展』を見に行ってきました。その名のとおり、歌舞伎座にまつわる展覧会です。というか、このタイトルで歌舞伎座にまつわらない展覧会だったらすごいです。
会場内には、歌舞伎座一階に敷かれていたジュウタンが敷かれていたり、歌舞伎座で使用されてた座席が置かれてたり、と、歌舞伎座に関するブツがいろいろ展示されてたんですね。
で、会場に足を踏み入れると、なんというか「芝居を見に来た!」という晴れがましさというか、昂揚感というか、そういう歌舞伎座にはあった感覚が17〜21%くらいよみがえってきました。この感覚が、新橋演舞場にはそんなにはない。南座にはまだある。
この歌舞伎座の感覚をちょっとなりとも味わえたので、行った価値がありました。
そうそう、揚幕+花道を再現したセット、ってのもあった。
■その後、GHQっぽい町に移動して日生劇場へ。十二月大歌舞伎。
『摂州合邦辻』は、大詰めのとこだけ五月の松竹座で見たのですが、通しで見るのは初めて。良かった。
■さて『達陀』ですが。
「後半の群舞はいささか微妙な感じがした。'67年に書かれた作品だそうですが、たぶん振り付けや音楽や照明も当時のセンスなんだろうな。そのころの“最先端”がこの'10年末にも有効かというと、うーん…。
おそらくは、“クラシックなもの”と“モダンなもの”の対比を見せようとしたんだけども、そのモダンがもうモダンとして機能してないため妙なことになってるんじゃないか。
ドッタンバッタンと舞台を踏み鳴らす音も耳障りだと思った。躍動感とかダイナミズムとか迫力とかを表現するのなら、もっと他にやりようがあるのではないか。でも、幻想的なセットは良かった」
と、うちの近所に住んでる野良猫が云ってました。
■以上です。
そして本日は休日出勤。('A`)
■歌舞伎のチケット代を稼ぐために電子音楽を作ってます。というわけでもないですが半蔵商店です。
今月の演舞場、昼夜見ましたが、昼の部の『荒川の佐吉』に全米が泣いた。おれは全米じゃないけど、全米だったらたぶん泣いていた。
■さて昨日は、
eARS様に、gocoupの
「mercury rabbit e.p.」を納品しました。
gocoupのサイトで試聴できます。昼下がりドローンです。どうぞよろしくお願いします。要するに、買ってくださいという意味です。
あなたがこのmercury rabbit e.p.を買うじゃないですか、そしたら、売上がおれの懐に入るじゃないですか。そしたら、おれがその売上で歌舞伎のチケット買うじゃないですか。で、歌舞伎行くとなったら銀座三越でデパ地下の弁当買うじゃないですか。そしたらこの調子で国内の金の回りが良くなって、経済が潤って、すいません、オチ考えてませんでしたが、
「mercury rabbit e.p.」よろしくお願いします。税込千二百円です。
■そして、こちらはgocoupではなく半蔵商店名義ですが、
『XVOXX 360』も実に久しぶりに納品いたしました。赤い。
これ、いまでもたまにジムで運動中に聴くんですが、えー、正直おもしろい。細かすぎる電気ネタが盛りだくさんで。
あと、世の中の“アルバム”ってのは、もう、
これっくらいの曲数&長さがちょうど良いような気もします(長尺のアンビエントものなどは別として)。このiPod/iTunes時代、アルバムの適切な分量にお悩みのミュージシャンの方は参考になすってください。お値段は税込千円です。
■話が変わりますが、納品のあと池袋のディスクユニオンに行ったら、テクノの棚にグローバルコミュニケーションの『76 14』が8枚も並んでいた。なぜ8枚も。
■そう。沖縄で不味い寿司食ったんですよ。
先週、家族で寿司でも、ということになって、母おすすめの某店に行ったんですね。
その店では持ち帰り用の寿司もやってるので、寿司の盛り合わせを注文したんです。
店の人いわく「三十分くらいかかります」とのことなので、三十分ほど時間をつぶして再度その寿司屋へ。
■そしたら、寿司はまだできてなく、
店の人いわく「すいません。もうちょっとでできますんで」とのことでした。
なので、おれも律儀に、店の外で“もうちょっと”時間が経つのを待った。まあ三分間ぐらいですかねだいたい。で、再度その寿司屋へ。
■そしたら、寿司はまだできてなく、
店の人いわく「すいません。あと五分ほどでできますんで」とのことでした。
■そこはまあ、おれも学習したので、「ああ、この店の場合、律儀に数学的に厳密に五分間だけ待たなくてもいいんだろうな」と判断し、十五分ほどしてから、またまたその寿司屋へ行きました。
■そしたら、店員の変な女がおれの顔を見るなり「あ!」とわざとらしい声を上げ、続いて
「お待ちしてました〜」
などとおっしゃいました。
待ったのはこっちの方だこの野郎。
と、思わないこともないけど、まあそれはさておき、ようやくできあがった寿司の盛り合わせを持って帰りました。
■で、家に着きまして、家族みんなでその寿司を食べ始めました。
モグモグモグ……。
…………。
うん、美味しくない。
まず、ね、シャリ。シャリがね、握り方がやけに甘い。ゆるい。すぐ崩れる。扱いにくい。口の中に入れて噛んでも、やたらふわふわする。噛み応えがない。なにこれ。
で、ワサビ。ええ、ワサビ。つけすぎ。おまえ、ワサビつけすぎ。殴るぞ。
そして、ネタ。肝心のネタ。古いってほどではないが、けっして新鮮ではない……。正直、「冷蔵庫に入ってた昨日の夕飯の残り物の刺身(サランラップゆるめ)」レベルと表現しても過言ではないと思う。
さんざん待たされた挙句の果てがこんな寿司……。('A`)
■うん。沖縄市知花なんて土地で、美味しい寿司が手に入ると思ったおれも悪い。おれも悪いがこれはしかし……。
■なお、この寿司屋をおれにすすめた母いわく、「以前とは店がだいぶ変わってる。たぶん、代替わりしたんだと思う」とのこと。そうですか。
■しかし不思議なのは、この店に行ったのは夕方だったんだけど、けっこう繁盛してたのね。この店の近所には、味が分からない味音痴がたくさん住んでるのか。それとも、おれの発注した寿司盛り合わせだけ手を抜かれたのか。
■おれは英國紳士だから、沖縄市の知花十字路を登川方面に進んで、などと、この店の場所までは書かないけど、うん、モスバーガーを過ぎて左手にとかなんて書かないけど、まあどっちにしろこのお店には二度と行きません。
■上がってんの下がってんのみんなはっきりいっとけー半蔵商店です。
■さて先日、歌舞伎座に引き続き新橋演舞場でも『助六由縁江戸桜』を見ました。
助六を演じるのは市川海老蔵。敬称略。歌舞伎知らずのおれでもこの人のことは知っていました。さすがに。
■で、先月歌舞伎座の『御名残木挽闇爭』でも思ったのですが、海老蔵敬称略は役者として以前に、生物として存在感があるなと思いました。これを一言で説明しようとすると、どうしても「オーラがある」みたいな俗っぽい言い方になってしまうのだけれど。
■うん、左側の桟敷席から見てたんですよね。花道に海老蔵助六が出てくるところを間近で見られてよかった。堂々としてて、華があって。
逆光の照明で影になってしまう瞬間とかもあるんだけど、それも含めてかっこよくてね。
そういえば、海老蔵が助六に変化するおーいお茶のCMがあったけど、あれは今月のこのチケットの宣伝も兼ねてたんでしょうね、たぶん。
■あと、声質は先月の團十郎のほうが好きですね。でもこれは個人的な好みの問題。海老蔵の声が悪いわけじゃなく。
■染五郎の助六兄も、おっとり感が出てて、役にぴったり合ってたように思う。
■意休が助六を蚊に見立てて、両手でパチンとつぶすシーンで掛け声をかける客がいたんですが、あれはああいうもんなんだろうか。
■で、今回の『助六』では、“水入り”の場面まで演じられました。この場面が演じられるのは二十二年ぶりだそうです。
でも、水入りの場面って、朝顔仙平ってあんなことになっちゃうんだな。けっこう気に入ってるキャラなのに。(´;ω;`)
■なんか、「一日分のtwitterのログをまとめたエントリ」みたいな体裁になりましたが、えー以上です。
■日本人には二種類いる。つまり、「チャッカマン」という単語が通じる日本人と、通じない日本人である。
■本文に関係ない書き出しですいませんが、一昨日、歌舞伎座の四月公演の千穐楽に行ってきましたので、今回はそのことを書きます。こういうレポートは、あんまり詳細に書くのも野暮だから、さらっと書くね。
■十時前に歌舞伎座着。おれは第一部と第二部の券を持ってたんだけど、やはり第三部の券も欲しくなるのが人情というもの。
とはいえ当日券売り場には、もちろん予想通りにものすごい行列が出来てて、もちろん予想通りに係の人に「並んでも券は買えません」と云われた。分かっちゃいたけどさ…。
■歌舞伎座に入る。三階でカレーの食券を買ってから客席へ。第一部の席は、いっぺん座ってみたかった二階席の最前列。
『御名残木挽闇爭』は、華やかな衣装の役者たちが、キュートンがやるようなポージングをとるという演目なんですが(この説明まちがってないよね?)、この席からだと近からず遠からずで、舞台全体が見渡せた。
■で、この席から『連獅子』を見ました。七三での踊りもちゃんと見えてよかった。
後半は客席から、音楽をかき消すようなものすごい拍手。三味線弾いたり鼓を叩いてる人はイヤホンでモニタリングとかしてない(たぶん)のに、音楽が演奏できなくなったりしないのだろうか、と思う。
歌舞伎座の歌舞伎では、カーテンコールやアンコールなど無いはずなのに、幕が下りてからも5分くらいは(体感値。実測値ではどうだろう)拍手が鳴り止まなかった。こんな大音量かつ長い拍手は、ふつうに生活してるとあんまり聞かない。
■ロビー内で切符を切ってもらって第二部。席は一階の二等席ながらも、なかなか見晴らしの良いセンター付近。
で、『寺子屋』『三人吉三』『藤娘』で、おれの現・歌舞伎座での歌舞伎体験終了。
■外に出ると、相変わらず初詣のような人出で、テレビのレポーターなんかも来てて、日本人も外人も歌舞伎座を写真やビデオに撮ってた。撮り倒してた。
なかには、ものすごく古い家庭用ビデオカメラ(ひょっとしたらVHS-Cとかの規格)を持ってたおばあちゃんもいた。
第三部の一幕見席の列も旧ソ連っぽい行列になってて、云うまでもなく定員に達してました。
■歌舞伎そばにも長蛇の列が出来てて、しかも名物のかき揚げは売り切れていた。
ので、代わりに、歌舞伎座裏の「小諸そば」でかき揚げをトッピングしたもりそばを食べた。この日、おれ以外にもこういう人はいたと思う。
ちなみに、この日も「めで鯛焼き」は買えず…。めで鯛焼きを焼いてる人や、買ってる人や、買うために並んでる人や、食べてる人はたしかに見たし、おれ自身も一回だけは食べたことがあるんだけど、これはやはり実在しない架空の食べ物なのかもしれない。
■で、この夜は渋谷にお笑いのライブを見に行ったんだけども、ライブ中も時計を気にしながら、
「あ、いま歌舞伎座では花道に助六が出てくるころだな」
「あ、いま歌舞伎座では勘三郎が股くぐりしてるな」
「あ、いま歌舞伎座では意休が香炉を刀で割るころだな」
などと、歌舞伎座で行われている第三部『助六』に思いを馳せてました。
■先日、「そういえば2006年の冬季オリンピックってどこで開催されたんだっけ?」と疑問に思ったので、会社の人類数人に訊いて回ったが、誰ひとりして答えることができなかった。
■たぶん、2006年は冬季オリンピックが開かれなかったんだと思う。第三次世界大戦の影響かなんかで中止になったんだと思う。もしくは、日本はボイコットしてたとか。
■でも、「いや、2006年にも冬季オリンピックは開催されていた」と主張する、“2006年冬季五輪あった派”も社内には根強く存在しており、謎は深まるばかりです。
■話は変わりますが、カーリングの選手って、人生のどの時点でカーリングの道を志したり、自分のカーリングの才能に気付いたりするんでしょうね。
■おれはフィギュアスケートを、美しいとかきれいだとか1mmも感じたことはないのですが、おれみたいな人たぶん他にもいるよね? 半蔵商店です。
■ということで、まだまだまだ続いてた沖縄シリーズ(なんでこんなに続いてるんだ)最終回は、これです。
沖縄の離島で作ってる、珍しい泡盛です。その島で消費する分しか作らないので、その島以外ではあんまり流通しないそうです。那覇で買うと高い。
とはいえ、現代は高度情報化社会ですからね、お手もとの
OA機器(最近あんまり聞かない表現だな)を用いてヤフーオークションとかで検索すると簡単に見つかります。とはいえ高い。
とはいえ、「バーや居酒屋で飲むときの値段」と考えればそんなに高くないかもね。
んー、珍しい泡盛を手に入れた、と自慢する予定だったのに、あんまり自慢にならなかったかな。
でも、普通の泡盛って、600ml(写真のサイズ)で千円ぐらいだもんね。それに比べたら高いかな。いや、値段どうこうじゃなくて、この“手に入りにくさ”にこそ価値があると思うんですよね。(談)
■ところで、ここから話が俄然おもしろくなるのですが、おれがこれをどうやって手に入れたかというと、実に興味深いエピソードがありまして、なんと、
すいません。親戚のツテで入手しました。意外性がなくてすいません。
■この珍しい泡盛は、おれの部屋に来たら飲ませてさしあげますのでお気軽にどうぞ。ちんちんの付いてない種族の人類に限りますが。
■こないだの日曜、浅草で着物を買いました。あたりまえですが、男物です。
──なんの影響を受けたんだこんどは (゚д゚ ) (゚д゚ ) (゚д゚ )
(聞き流して)着物と羽織のセット。ポリエステルですが。で、買ったはいいが、まだ着てない。というか着られない。広げてもたぶんたためない。いちおう本などを読んで練習してみるつもり。
なんつーか、和服の似合う
若旦那っぽくなりたい。
なんかの二代目って感じの。
ちかぢか、男性用の着付け教室(短期)みたいなのにも通う予定です。
──なあ、こいつはいったい何をめざしてるんだろう…… ( ´д) ヒソ (´д`) ヒソ (д` )
■諸般の事情で、明日、R-1グランプリの敗者復活戦を観覧できることになりました。ので、明日はお台場に行ってきます。一人で。
■いま、
Samplitudeというソフトに興味があります。ので、音楽制作PCにSamplitudeのデモ版をインストールして、ちょこちょこといじり中です。
思ったよりは複雑ではなさそう。だけど、カーソルをいろいろと切り換えるのがなかなか慣れず(時間の問題だとは思いますが)。メニューが英語なので日本語化されたら嬉しい。けど贅沢は云わない。
というか、まずはLive 8をちょっとでも使いこなさないとなー。
■今日(1/19)は暖かくて過ごしやすかったです。もう春ですね。
■さて先日、砂原良徳Tシャツを手に入れました。拙僧ぐらい修行を積むと、法力でこういうのが手に入るのです。
■一枚目。オレンジ色のTシャツ。“TAKE-OFF AND LANDING”って書いてあります。
タグに書かれたサイズは「14-16」となってます。
■二枚目。赤いTシャツ。“TUA 100th Anniversary”と書いてあります。TUAとは、新宿の地下にある東京地下空港(Tokyo Underground Airport)のこと。その百周年を祝って作られたノベルティです。
サイズは米国のSです。なので、日本のMくらいです。たぶん。
■どちらのTシャツにも、この「Ki/oon Sony Records NOT FOR SALE」というタグがついてます。あと、タグによると一枚目のTシャツのボディは「Fruit of The Loom Best」で、二枚目は「Fruit of The Loom Heavy Cotton」なんだそうです。
■このようなノベルティグッズは、実は集める趣味があまりないのですが、見つけたタイミングが良かったため、その運命をことさら拒むこともないだろうと思い入手しました。これも仏縁です。
■先日、砂原准教授が
公式サイトを更新しました。昨年のサントラとライブに続き、今年も何か動きがあるかもしれません。でも動きがなくても待ってる。干支が変わっても待ってる。
--------------
■1/22(金)23:00より、「quiet laboratory 1.1」です。場所は、西麻布のBULLET'Sです。アンビエント、ドローン、などの電子音楽を流す一晩。踊り疲れた'00年代のチルアウトにどうぞ。
■昨日も今日も暖かくて過ごしやすいです。もうそろそろ春ですね。
■さて、パーソナルなコンピューターのハードなディスクを掃除していたらこんな画像が見つかりました(ものすごく青みがかってるけど気にしないでください)。
たぶん渋谷の東急本店の近くだったと思います。早くも懐かしい…。
■自分も一消費者の立場なので、「より良い商品をより安く」とか「低価格、高品質」とか、そういう謳い文句の店で買い物をすることもある。
しかし逆に、たとえば自分が会社で上司から「給料をより安くするけど、より良い結果を出せ」とか、「低賃金で、より高い成果をあげろ」とか云われたらイヤですよね。
■でも、これだけ「より良い商品が、より安くて当たり前」という考え方が世の中に定着してくると、この考え方がいろんな業種のいろんな商品やサービスにも適用されて、で、品質アップ(もしくは維持)するぶんだけコストがかかるので人件費も削減されて、結局は各業界の従業員の給料も価格破壊ってことになって、「低賃金で高い成果を出すのが当たり前」ってことになってきそうで怖い。もうなってるか? ( ;`・ω・)
■「自分の業界はそんなん関係ないし。モノなんて安ければいいし。某社の病的に安いジーンズ買うし」なんて余裕こいた態度とってても、けっきょくは巡りめぐって自分のところにお鉢が回ってきて、「残業代なしでボーナスカットします。でも前年比105%以上の結果を出してね」みたいなことになるのではないか、なんて思ってしまうんですよねえ。
■複数の問題点が混在してる感じの、なんかまとまりのない文(しかもたぶん当たり前のことしか云ってない)ですが、最近はそういうことを考えてます。
では、長々と書いてきた九月沖縄篇、最終回です。Canon EOS 30Dで撮った写真です。今回はあんまり撮らなかったなー。
中央パークアベニューにある、15年以上前に閉店したジーンズ屋の看板。たぶん、以前にもブログに載せたことがあるはず。この看板は、コザに来るたび撮ってる気がする。
中央パークアベニューのAMMO BOX。かつてはたくさんの
モボ・モガで賑わっていた店内も、今は昔。
沖縄市の商店街「一番街」。おれの友人は幼少のみぎりに、
この一番街で迷子になったことがあるらしい。それくらい賑わっていたのです。現在の写真からはちょっと想像できないことです。
これも以前に載せたことがある気がするけど、気に入ってるので。平成21年の日本とは思えないタイポグラフィー&ペンキ感。金武(きん)町にて。ちなみに、このすぐ近くにある「パーラー千里」のハンバーガーは、直径が7インチくらいあります(←あ、これも以前も書いた気がする…)。
米軍基地の中にある、なんかの建物。
しかし今回は………………なんかパンチに欠ける地味な写真ばかりだな……。デジカメからPCに写真データを移して、写真をざっと見返してるときは良さそうに思えたんだけど……。まあ、こういうこともあります。
■先週沖縄で、お気に入りのバーに足を運んだのですが。
いささか残念なことになってました。
■以前とはバーテンダーさんが変わってたんですよ。
で、このバーテンダーさんにモヒートをお願いしたんですね。
そしたらなぜかモヒートのグラスに
「あの、折ったら蛍光色に光る細い棒」
が突っ込まれてたんですよ。
これ。
拙僧が発注したモヒートのグラスの中で、この青い棒が青々と鈍く光ってました。うーん、悪趣味。
まあマドラー代わりにしろ、ってことなんだろうけど、これはなあ……。('A`)
■それだけならまだしも、このバーテンダー氏は「こだわりのら〜めん屋」の店主のようなアクの強さがあるヒトで、正直、あんまり落ち着いて酒を飲めなかった……。あと、たぶん元ヤン。
それと、常連客らしき変な女が耳障りだった。で、この女とバーテンダーのやりとりも騒々しかった。
以前の店とあまりにも違いすぎる…。('A`) ('A`) ('A`)
■沖縄ではあまり見ないスタンダードなバーで、店自体の造りは良いんだけど、この調子だとあまり積極的には行く気になれないなあ…。
ということで、新たに通えるバーを次回の帰省までに探そうと思っとります。いい店を知ってるよ(できればコザ近辺)、という方は、テレックス等でご連絡ください。
■東京はもう八月になったという噂がありますが、たぶん都市伝説だと思います。
■この週末は、
gocoupの新しいやつをコツコツやってました。今もまだやってます。
■ついに。ついに、発売されました、新作が、砂原良徳の、今日、八年ぶりに。一部日本語が乱れていることをお詫びします。八年ぶりですから。
八年ぶりって、天体観測みたいなスパンだな。もっと短い周期で地球に近づいてる彗星あるよ、たぶん。
■なので今日は会社の帰りに、すごく久しぶりに渋谷のタワレコに寄って、
『No Boys, No Cry Original Sound Track』を買ってきました。
(おれはどういうわけか、日本人アーティストの新譜は、ネットでなく店頭で買う習慣がある。すいません先輩、いま、自分、あまり関係ないこと話しました。)
▲ジャケット写真はネット中にたくさんあるだろうから、あえて裏ジャケを
■しかし、八年って長いですよーみなさん八年前何してました? おれはね、なにやってたかな、まあいいや、こういう話は。
■でね、このCD、あえて今は聴かない。いまちょっと立てこんでるから。来週ぐらいにゆっくり聴く。万全のコンディションで聴く。ほどよく冷やした緑茶(冷やしすぎは不可)とカリン糖を用意して聴く。
■ちなみにタワレコでの特典はこれ。入浴剤でした。
▲特典の入浴剤
市販の既製品に「砂」のステッカーが貼られています。レコード会社の人が手作業でせっせと作ってる感じがします。まりんはレコード会社の人に愛されてるような気がします。
■なお今月号の
サンレコによると、これはあくまでサントラ盤であって、自身のアルバムとしてはカウントしないようです。シリーズものRPGの外伝みたいな扱いなのかもしれません。
■今日(7/18)は夏の土用の丑イブなので、食べ物屋レビューサイトを検索する、という、戦前には考えられなかった手段で見つけた鰻屋に鰻を食しに行きました。有名な老舗らしいです。
うな重食べたら、うちわもらった。こんなの。↓
■ところで、おれがうな重を食べ終わらんとしてるときに隣の席に座ってきた、若い夫婦(feat.一歳ぐらいの赤ん坊)の夫のほうが気になった。
その夫は席に着くなり仲居さんに「冷房弱めてくれますか?」とたずました。で、その数分後にも、別の仲居さんに「さっき冷房弱くしてくれるよう頼んだんですが」とか念を押してたんですね。
これだけなら別になんでもない話なんですが、この夫というのが、
タンクトップにショートパンツだったんですね。そりゃまあ寒いでしょ。
夏だからショートパンツは良しとしても、タンクトップは、まっとうな大人がそれなりの鰻屋に来るときの格好じゃ絶対ない。そして店の冷房は、普通の服装をしてる人たちのための温度に設定してある。
二人目の仲居さんは「いちおう弱めたんですけど……」と応対していた。けど、もしかしたらたぶん弱めてないように思う。笑
でも、その仲居さんは「よろしかったら冷房のあたらない席にお移りになりますか?」とかタンクトップ男一家に訊いてあげてた。やさしいなあ。
■あ、肝心の鰻ですが、さすが老舗のことだけはあって、なかなかコストパフォーマンスが良くなかった。あと食べ物屋のレビューサイトって、老舗に対する評価はみんな甘くなる傾向にあるのではないかと思った。
なんだよ、タンクトップ男のことしか書いてないなこのエントリ。
■七夕です。
gocoup二周年です。
■gocoupとは、おれが個人的にやってる電子音楽レーベルの名前です。ゴクウと読みます。'07年7月7日に始めて、これまでに四作品つくりました。
gocoupの作品は、東京と沖縄の計5店舗と、amazon.co.jpで入手できます(くわしくは上記リンクを)。関ジャニ∞くらい売れたいです。やっぱり顔のいい男を新メンバーに入れるしかないな。とは常々おもってます。やっぱこういうとこは頭つかわんとなー、トレヴァー・ホーンのように(←ものすごく適当な固有名詞の挙げ方)。
■では久しぶりに、二年前のCDの宣伝を。
▲gocoup e.p.
一作目の
「gocoup e.p.」は、'07年7月7日に発表した、収録曲(全3曲)の長さはすべて7分7秒、777枚限定、税込777円のシングルで、七夕だから短冊8cmCD(あの、90年代によく見られた縦長のケースです)にしました。いまのところ、日本で最後の短冊8cmCDです。たぶん。
と、当ブログにおける何度目かの「gocoup e.p.」の説明を終えたところで、これまた何度目かのセリフを云うわけですが、えー、このCDは、この蒸し暑い季節の夜にとてもよく合う、んですよ。実際。
お持ちの方も、まだ買ってない方も、ぜひ蒸し暑いうちに聴いてみてください。
■Amazonで800円くらいの本をカートに入れて、「あー、あと700円くらいのモノを買えば送料無料になるんだけどなに買うかなかなか決まらないなー」という方にもおすすめです。もちろん、短冊8cmCD収集家の皆さんにもおすすめです(最近は、新品の短冊8cmを定価で買う機会なんてあんまりないのでは?)。
■なお、ただいま第五作を準備中です。
■東京都練馬区では、今日から七月が始まりました。七月は好きな月なので、嬉しうございます。みなさんの区も早く七月になると良いですね。
なお七月の他には、三月と十二月が好きです(でも近年、三月は苦手な季節になりつつあるかも。それはさておき)。
■七月は夏です。というか、日本の夏は七月だけです。八月は夏なんかじゃありません。もういちど云います。八月は夏じゃないです。なぜかというと、おれと弟がそう決めたから。去年ドライブしながらそう決めたから。なので、國民のみなさんも一人残らずこの考えに従ってください。
いやさ、みんな、八月を夏だと思ってるけど、あれのどこが夏ですか。昔の村上春樹っぽく云うと「中古の夏」ですよ。ディスクユニオンで云うと、盤質Bですよ。ただ、夏休みと呼ばれる期間だったり、高校野球やってたり、蝉っぽい生物が鳴いてたりするから夏かなー、と思いこみがちだけど、八月なんて単に蒸し暑いだけでね。シャキッとしたところが無い。だらけている。風情が無い。空もあんまり青くない。
■たとえて云うなら七月は、「意外に涼しい庭からの風」「はかどる宿題」「冷たい麦茶」「友達とプール行く準備」というような『夏休みの午前中』のイメージがあります。
これに対して八月は、「やる気の無い、蒸し暑い昼下がり」「まぶしすぎる西陽」「しぼんだアサガオ」「華のある予定もなく、2週間前のジャンプを繰り返し読みながら過ごす、ただの消化試合と化した一日…」という『夏休みの午後』のイメージです。イメージだけでモノを云ってます。
ちなみに、おれと弟の間では、日本の季節は「春、夏、八月、秋、冬」の“五季”ではないのか、という学説すら提唱されています。だからどうしたと云われると困る。
■ですから、さっきから何が云いたいかというと、七月を楽しみたいなあ、ということです。ふっと気を抜くと、たぶんもう八月ですよ。たぶんもう八月ですよこれ。想像を絶する速度で八月ですよ。なので、みなさんも気をつけて七月をじっくり満喫してください。大きなお世話ですか。
# 夏に限らず、季節に関するエントリでは
# おれは毎年毎年毎年おんなじことしか書いてないような気がする。
# でも、そういうもんだと思えばそういうもんだと思えるので、
# そういうもんだと思うことにする。
■見るたびに思うんですがコラボカーペットってあんまり面白く……………半蔵商店です。
お笑いって難しいですからね。そういうこと簡単に云っちゃいけないですね。でもコラボカーペットはあんまり、えー、それでは本題に入ります。今日はいわゆる高級スーパーの話です。興味ないですか。
■昨日のことなのですが。なんだか歩きたくなったので、仕事が終わってから、会社のある渋谷から六本木までバスで行き、六本木から→麻布→青山→渋谷と散歩しました。
で、その途中、いわゆる高級スーパーを2ヶ見つけました。
■ひとつは、西麻布の交叉点からちょっと歩いたとこにあった
「成城石井select」。
もうひとつは青山の、昨秋に仮店舗営業を終えてリニューアルした、あの有名な
紀ノ国屋です。
拙僧はもちろん、品揃えだの価格帯だの年商だのの小難しい比較はできません。ので、以下は単に「初見の店内を数分ほどうろうろした感想、を24時間後ぐらいに思い出しながら書いた文」に過ぎない、ということをあらかじめお断りしておきます。
■前者の成城石井はですね、あまり広くなく小ぢんまりとしていて、「高そうな食べ物がぎっしり密に詰まってる」という感じが良かったです。
高級スーパーというより「高級コンビニ」という云いかたがぴったり来るかもしれません。(実際、いま上記のサイトを見たら24時間営業と書いてありました)。
店内はあまり肩の凝らない雰囲気で、数名のヒトがまばらに買い物してました。おそらくは西麻布に住まう近所の人々が、“ふだん使い”するお店だと思われます。
■対して、リニューアル後の紀ノ国屋を初めて見たのですが……。
まず、建物のデザインが変だと思った。照明も変だと思った。ああいうのがナウいの? 今のヤングの間では。
■変な外観はさておき、気になったのが店内の雰囲気の第一印象。なんというか、その、
大丸ピーコックレベル、もしくは
クイーンズ伊勢丹レベルという感じ(あ、もちろんこの二店をけなしてるわけではないですよ。誤解なき様)。
もっと云うと、
地方都市のデパ地下って感じ。仮店舗のほうがまだ高級感あったと思う…。いくらかけたんだこのリニューアル。
紀ノ国屋の店内に入って17秒後にはもう、「なかなか良さげな店だねはっはっは。OK、次は本物の紀ノ国屋に案内してくれるかい?」と吹き替え口調でアメリカンジョークを発射したくなりました。
たしかに、モノはいいものが揃ってるのかもしれないですが、仮店舗時代と比べると(あるいは東急本店地下の紀ノ国屋と比べても)、店内歩いててなんか楽しくない。なんか物欲そそられない。
■でも、西麻布の成城石井selectより、紀ノ国屋のほうが客入ってた。これは、もちろん立地の差に加え、たぶん“紀ノ国屋”というブランドに
「都内おのぼりさん」(※当然、おれも含みます)が惹きよせられてるからだと思う。
■ですが、「都心の人々のリアルな消費行動を垣間見たい! そして真似したい!」という都内おのぼりさんが、いわゆる高級スーパーの雰囲気を味わいに行くとしたら、青山の紀ノ国屋より西麻布の成城石井select、が良いのではないかな、と思いました。
■チャラララ、チャラン♪ チャララララン♪(←ファミリーマートに入ったときに鳴る音楽)
といった意味も含めまして半蔵商店なのですが、今日は「外出する際に持ってく本」についての話。
■土曜日、用事があって外出。そのさい、ここしばらく読んでいる『小説A』の文庫本をもって家を出ました。
で、駅のホームで電車を待ちつつ、小説Aを読もうと思ってカバンから文庫を取り出すと、それは小説Aではなく、とっくに読み終わった『小説B』という全く別の文庫でした……。('A`)
本屋の文庫カバーを付けたままだから、どの文庫がどの文庫だか見分けにくかったのです。
この小説Bは、さいきん再読したばかりなので、すぐさま三回目を読み始める気にはなれず。
しょうがないので、外出先で『小説C』の文庫本を買い、それを五分の一ほど読みながら帰宅。
■日曜日も用事があって外出。そのさい、今日こそ電車の中で『小説A』を読もうと思って、小説Aの文庫本をもって家を出ました。
そして、電車に乗り、カバンから文庫を取り出すと────
その文庫は、読みかけの『小説A』ではなく、昨日買ったばかりの『小説C』ですらなく、先週読み終わった『小説D』という、さらにまた別の小説でした……。('A`) ('A`) ('A`)
おれが松っちゃんに色濃く影響されているヒトだったら、両目を見開いて「ええええええーっ!?」って云ってますよ。
もしくはチャーリー・ブラウンだったら、上空を見上げて「UURGH!!」って呻いていますよ。
そんくらい、びっくり、かつ、がっかりしました。なんで二日連続で間違えるかね。
■しかも、この小説D、そんなに好きじゃなくて、べつに読み返したくはなりませんでした。
なので、結局この日は小説無しで電車内の時間をやり過ごしました。
■えー、長くなりましたがこのエントリでいちばん云いたいことは、「読み終わった文庫本からは、本屋カバーを外しておきましょう」ってことです。たぶん。
■余談ですが拙僧の場合、家で小説を読むとあんまり読み進められない。移動中や外出先だと集中して読めるのに、なぜだろう。なぜかしら。5年上。実業之日本社。
■昨日もまたピザが食べたくなってしまったので、食べたくなってしまったものはしょうがないので、あんまりストイックすぎる人生も味気ないので、渋谷の銀座ライオンでピザを二枚食べました。
帰り道のファミリーマートにて、デザートとして
「オニ盛!ナポリタンとハンバーグ」という変な名前のパスタ(麺450g・1193kcal)を買いました。
そしたら、腹いっぱいになってしまった(当たり前だ)。
■先日の
これらの缶詰の感想ですが、
イナゴは小魚の佃煮という感じで、会社のヒトの中には「海老の味がする」という者もおりました。
で、
カイコのさなぎは、なんというか「安っぽい豆菓子」の後味がしました。
そして、
ざざむしは「温泉に浸かりながら牛のレバーを食べたらたぶんこんな感じ」って感じの味でした。温泉に浸かりながら牛のレバーを食べてみたいなあって人は試してみるといいと思います。
長野ではこれらの虫が、スーパーの惣菜コーナーでパックになって売られてたりすることもあるようです。ごはんによく合うそうですが、個人的にはごはんに載せてる図はあんまり想像したくない………(・ω・`;)ゞ スイマセン
# なお、調べてみたところ、ざざむしとは「川にすむ水生の虫の幼虫」だそうです。
はぁい。
憲法、記念してる?
先週、
秋葉原の
eARS様に、
gocoupの
『少年タルホと水銀ウサギ』を
たしかに納品いたしましたぞ。
試聴は
こちら。よろしゅう。
ばぁい。
# オードリー春日のブログ風に書いてみました。
# たぶん、後日読み返すとかなり照れる。
■金曜の夜、上の妹(所用で上京中)と下の妹と一緒に、
ケーキを食べに行く。
でかいですね。トッピングのイチゴを含めると、矢島美容室のCDよりも標高が高いです。
あと、矢島美容室のこの曲は、フルレングスだと冗長だと思った(2番の歌詞があまり良くない)。TVサイズがちょうどいいと思う。
■土曜は早朝の三時前に目が覚めてしまった。午前三時からテレ朝で、『上海バンスキング』という、以前からちょっと興味のあった映画をたまたまやってたので、観た。
この映画を観たことない人のために説明すると、「アヘンを吸わないようにしましょう」「走っている汽車から落ちないようにしましょう」などなど、非常にタメになるライフハックが得られる映画です。
■土曜の夕方、うちのアパートの階段のふもとに、なぜか踏みつぶされた
餅きんちゃく(おでんのね)が落ちていた。どういうプロセスを経て、この餅きんちゃくはこの状態でこの場所に存在するはめになったのか。
■土曜の午前中、「どれ、ちょっとだけでも部屋を片付けてみるか…」ぐらいのゆっくりした勢いで部屋の片づけを始めたら、当初の予定以上にすっきり片付いた。
この、あまり欲張らない感じがよかったんだと思う。
これが、「よし!! 今日は徹底的に片づけるぞ!!!」ぐらいの気合いが入ってたら、たぶんここまで片付かなかった気がする。
■この冬休み、実家でパタリロばかり読んでました。
写真は、あくまで新たに買い足したぶんのパタリロで、写真に写ってないパタリロも三十冊以上は読んでました。
■もう、朝起きたらまずパタリロ。朝食を食ったらパタリロ。出かける前にパタリロ。「そろそろ出かけようかなー」とか云いつつもう一(ひと)パタリロ。
帰ってきてから夕飯食う前にパタリロ。食べた後もパタリロ。寝る前にパタリロ。「この章まで読んだら、もう寝る」と心に決めてパタリロ。案の定、それを読んでからもう一パタリロ。
という、『アメトーーク』に
パタリロ芸人として呼んでもらえるんじゃないかってくらいパタリにパタリ倒しているパタリロ尽くしの生活でした。いま改めて振り返ると。
■さて、話はちょっと変わって。
親戚に、'80年代前半からオタクをやっている50代男性(独身)がいます。名前をWさんとしましょう。そのWさんのアパートに数年ぶりに遊びに行ったら、いわゆる「汚部屋」一歩手前の状態と化してました。
2Kのアパートなのですが、一部屋はほぼ倉庫(かろうじてベッドはあり)。もう一部屋(こちらがメインの居住スペース)にはAV機器一式とゲーム機がドンと置かれ、CD&LP&LD&VHS&スーファミのソフトの山(というか、壁というか、地層というか)が点在。かつ、ゴミの入ったゴミ袋が流し台や玄関を埋め尽くし、台所のコンロが使える状態じゃないので、部屋の床に直接カセットコンロ&鍋を置いて料理。壁にはなぜか
メタリカのポスター。
……と、
SPA!のなんらかの特集に登場できそうなくらいにハードコアな部屋になってました。ただ、ゴミそのものはゴミ袋に入れてることで、完全な汚部屋になることをギリギリ回避できてはいる、のですが、世間の水準で云うと何の迷いもなく「汚部屋」のフォルダに分類されるレベルでした。
■で、おれは小学生のころ、Wさんからパタリロの主題歌が入った8cmCDを貸してもらった記憶があるんですね。
それを思い出したので、まあとりあえず、「パタリロの8cmCDってまだ持ってます?」と訊いてみたんです。ダメでもともとという感じで。
すると、Wさんはあっさり、
「あっ、はいはい、これね」
と云いつつ、あの汚部屋のCDの山の中から
5秒足らずでこのパタリロのCDを取り出して、おれに手渡してくれました。ありがたい。
原作者の魔夜峰央が唄ってる曲とかが入ってます。
■仕事で、変な資料(250頁)にざっと目を通して、レポートを書かなければいけない。
ので、今日は家で資料を読んだり、下書きをしたり。
■金曜日、銀座でAPEのリュックを背負って、APEのパーカーを着て、APEのスニーカーを履いているAPEおばさんを見かけました。年齢はたぶん50近い。小柄で、山歩きをやってそうなタイプ。
■先週、仕事で作ったものを、とある業界の賞に応募。応募料が三万五千円……('A`)
賞に選ばれなかったら、もちろんこの三万五千円はおれのもとに返ってくることもなく、賞の関係者の飲み代になって(いや、飲み代だけとは限らないですが)、参加賞すらもらえない。そしてもちろん、賞に選ばれない確率のほうが高い。
でも、応募しなかったらしなかったで確実に後悔するので、やはり応募せざるを得ない。業界内の年貢みたいなもんですね(←ちょっと違う…)。
あ、あと応募料の他に、パネル代や郵送料も含めて計算すると、四万三千円くらいかかった。
■このごろ腹が減りやすい。冬は、体温維持をするためにエネルギーを多く使うから仕方がない──と、自分に言い聞かせて、なんかいろいろ食ってます。
で、今日、三週間ぶり(!)にジムに行ったら、体重が一ヶ月で1.5キロ増えてた。
でも、まあ、ちょっとくらいは栄養つけたほうが風邪引かなくていいかなー。と思うことにします。
とはいえ、Tarzan最新号の「冬痩せ」特集が気になるこのごろ。
■拙僧のケータイに、藝人の友人から「クリスマスネタ考えてくれ」とのメールが届いた。
メール送信時刻がなぜか午前05:42でした。
■そういえば、けさ洗った洗濯物をまだ干してない。
「ていねいに暮らす」系のブログをやってる人たちが、押し入れからデロンギのヒーターを取り出してくる季節になりました。半蔵商店です。
きょうは、今週(厳密には先週か)思ったことを、日本語で書きます。
■「“やる気”や“勢い”や“熱意”」と、「中2的な全能感」ははっきり区別するべきだ、と思った。
■トイレ用品専門店、というのがあったら面白いなあ、と思った。
花王やライオンのでなく、舶来もののトイレ用おしゃれ洗剤だとか、トイレ用のおしゃれアロマオイルとか、おしゃれ便座カバー、おしゃれ手洗い用ハンドソープ、おしゃれ手拭用タオル、おしゃれトイレットペーパー、などを売る。
「トイレで読む用」にセレクトした本を並べた書籍コーナーがあってもいい。
最新式のシャワートイレなどの展示コーナーを作っておくと、TOTOやINAXからお金を引っ張ってくることもできるかもしれない。
■ぜいたくは若いうちにしたほうがいいなあ、と思った。
体力があって感覚器が正常に作動してるうちに、あれこれやっておかないと(──と、なんかの本で読んだ気がする)。年をとって、足腰やちんちんが立たなくなってから莫大なお金と時間を手に入れてもしょうがない。いや、しょうがないことはないけど、楽しめるハードルが高くなる。
たとえば20歳のうちに北欧旅行をしておけば、そのあと一生、毎年毎年、たとえば冬の秩父とかに行ったときにでも、秩父の雪景色を眺めながら、北欧の光景を思い出す楽しみがある。秩父に居ながらにして北欧気分が味わえて、大変にお得である。
70歳になってから初めて北欧、というのは、いささか体力的に辛いし、70になっていざ初めての北欧旅行がイマイチに終わったとしたら、もう、超がっかりですよね、いままで期待を温めて来たぶん。
それと、買い物もそう。若いうちに高価なものを買うのは身分不相応ではなく、「その高価なものと暮らせる日々」が長くなるので、実はお得なのではないかなー、と思う。
そういえば、新宿のデパートの時計売り場で、
「生きているうちに買っとかないとなー」(・ω・ )
と店員さんに話していたお爺さんがいました。
■
この質問者は甘えが見られると思った。
■明治製菓の「ガルボ」は、普通サイズのものより、ミニサイズのほうが「ガルボを食べている!」という感じがすると思った。
でもこれは単に、おれが初めて食べたガルボが、普通サイズではなくミニサイズだったからかもしれない。
■しかし、なんでつい先週の金曜まで、エノキをパスタの具に使うことを思いつかなかったんだろう。
いままでの人生で、「パスタにエノキを投入するという行為」には、ごく微量とはいえ、なんらかの形の情報として触れてきてるはずなのに。ボリュームがあって、食感が面白くて、しかも安い。エノキをクロスレビューで採りあげないファミ通編集部にも落ち度があると云わざるを得ない。
金・土・月と、この四日間で三回エノキパスタですよ。もう、小太りの銀縁メガネ支店長が「おぉ、エノキ、さいきん“出てる”らしいじゃない」とかニヤニヤしながらこっちに近づいてきそうなくらいのペースですよ。誰だよ支店長。←なんか文体が'90年代末テキストサイトっぽくなってるけどたぶん気のせい。
しかし、エノキをパスタの具として起用することをもっと早くに思いついていれば、おれの二十代はもっと違ったものになってたかもしれない──
──なにもそこまで云わなくとも…… (´д`; ) (´д`; ) (´д`; )
そうそう。エノキのパスタと云っても凝ってることは一切してなくて。茹で上がったパスタを、熱した鍋でレトルトのソースにからめるじゃないですか。その戦後のどさくさにまぎれてエノキをパスタといっしょに軽く炒める(という表現でいいのかな)、というだけのことです。
あの、「シャキッ」と「コリッ」の中間くらいの歯応えが良いです。
■週末に、ヤフオクで品物を4ヶ落札。しかも、全部べつべつのヒトから。
なので今朝はヤフオクの入金を立て続けに4件。間違ったヒトに間違った額のお金を入金したりしてないかなあ、とちょっと不安になる。
が、今日の夜にはもう「非常に良い落札者です」の評価が4ヶ増えてたので、どうやら間違ったことはしてなかったようだ。一安心。
って、こういうのをいちいち気にするのは慎重すぎますかね、人生全般に対する態度として。
それはさておき、まとめて散財しちゃったことだし、しばらくヤフオクは控えます。あ、こういうことをいちいち書くのも慎重すぎるっぽいな。
■以下、昨日の日記を日本語で書きます。
■
gocoupの次回作のジャケットをあれやこれや。
■最近よくある、「立ち食いそばを2ランクほど小ぎれいにして、テーブル席も設けました」みたいな店の店頭に
冷やしとんかつそば
という妙なメニューのポスターが出てたのが気になったので、腹も減ってたことだし店に入って発注してみる。
数分後、冷やしとんかつそばが運ばれてきたのですが……。正直、
おばちゃんが運んできたときがピーク。食後の満足感はあまり得られませんでした。たぶん、西暦2010年ごろまではもう頼まないだろうなあ。
■で、この店の有線放送から、
キックザカンクルー「サヨナラサヨナラ」→ガクト「忘れないから」→キンモクセイ「二人のアカボシ」
が立て続けに流れてきた。たぶん、同じ人がリクエストしてるんだとは思うけど、ひょっとしたら有線には'00年代チャンネルみたいなのがあるのかもしれない。ないのかもしれない。検索なんかしない。
■そういえば、二週間くらい前にも、牛丼屋で「サヨナラサヨナラ」は耳にした。
■このごろ、うちのワイヤレスマウスの調子がおかしいので、新しいワイヤレスマウスを求める旅に出る。
拙僧は、マウスのホイールはコリコリコリとクリック感があるのが好きなのでありますが、どういうわけかワイヤレスマウスにはたいていクリック感なしのホイールが搭載されていて、クリック感のあるホイールのマウスはたいてい有線マウスだったりする。
いまどき、ワイヤレスじゃないマウスを売ってる理由がわからない。
けど、理由があるから売られてるんだよな。おれの考えが及んでないだけで。
■で、二つの店でマウスを物色し、いろいろ迷ったのでけっきょく買わず。マウスぐらいさっさと買えばいいのにな。そういうとこが、あれだ。
■三和シャッター派? 文化シャッター派? 半蔵商店です。
■いわゆる七月になりました。Tシャツの季節です。
もっと正確に云うと、おれが「なんか、こう、Tシャツ作りたいよね」と毎年のように云い出し始める季節です。
で、毎年、云い出すだけで作りはしないのですが、逆に今年は作ることにしました。
■ということで、夏のお知らせその一。
この夏は半蔵商店Tシャツを作ります。
■作りますというか、ちゃんと作ってます。入稿も校正も済ませ、あとは納品されるのを待つだけです。
■デザインは近日あらためて紹介します。着なくても、買うだけでモテてしまうくらい近代的なデザインです。値段は、ほんとは5800円(税別)とかにしたいんですが、たぶんもっと安くするはず。9枚限定。この夏は半蔵商店Tシャツで'90年代を先取りしよう!
【以上が本題。以下はおまけ】
■今日、なんとかという団体のセミナーがあるというので会社の人類5人で銀座まで出かけた。
が、セミナーは、無料とはいえ、内容が薄くて、つまんなかった。入り口でドバイ産のミネラルウォーターなんて配らなくていいから、もっと内容に気を遣ってほしいと思った。
てめーA4の紙で4頁に収まるようなことを、わざわざ銀座まで呼び出して60分もかけて話しやがって時間返せよ。
といった意味を含め、火曜日の午後三時だというのにみんなでビアホールに行きました。
■七月一日から、会社の人事があれするので、金曜日は会社のフロアで大掃除がありました(疲れました('A`) )。
■で、大掃除してたら、いまでは使われてない机の引き出しの奥から、見慣れない一本の扇子が出てきました。
なんだろうこれは、と思いつつ、扇子を徐々に広げていくと……
うん。ドラマの宣伝用の扇子でした。しかし、TBSのロゴが古い。バブル末期にだけ使われたロゴだよね、これ。
しかも、なぜか、この扇子が二本も出てきた…………。
こんなのが
検察の手にわたったら大変なことになるので、早めに処分したいと思います。
■あと宣伝。Amazonに、
『snowscape』、
「gocoup e.p.」ともに納品しました。
とくに、「gocoup e.p.」は蒸し暑い夏の夜におすすめです。七夕の季節にぴったりの、日本最後(たぶん)の短冊ジャケット8cmCDシングルです。試聴は
こちらからどうぞ。
■“GReeeeN”というシフトキーの操作が面倒くさそうなバンド名を見るたびに、「
インレタの“e”の文字が足りなくなってしまうのではないか」と心配します。半蔵商店です。
──最近のヤングは、テープを自分で編集して、カセットインデックスに、
インレタでバンド名とかをレタリングしたりしないと思うんですけど……
(´д`;) (´д`;) (´д`;)
■で、まあ、本題に入るんですけど、ちょっと前に松尾スズキ氏のブロッグを読んでいたら、「鯖のペペロンチーノが美味い」という話が出てきました。以下、引用。
『リングイネのパスタで鯖の缶詰のペペロンチーニ。
こーれはやばいくらいうまい!
鯖あ? って思うでしょ。うまいのよ、外国の高いやつ買うと。』
(松尾スズキ「ドブロクの唄」5/15の記事より抜粋)
■そんなわけで、買って来ましたよ。外国の、高い鯖の缶詰。
石神井公園のスーパーにはこういうのは売ってなかったのですが、たまたま用事で行った渋谷の東急本店で見つけて来ました。ノルウェー産で、価格は、150グラムで衝撃の
647円。奮発しました…。
■で、まずはパスタを茹でました。つぎに鍋を空け、オリーブオイルをちょっと敷き、チューブ入りのニンニクと七味唐辛子(※タカの爪の代用のつもり)を振りかけ、缶詰の中身を投入。しばらく炒めてから、茹で上がったパスタを入れ、さらに軽く炒めました。
■で、このようにして鯖のペペロンチーノが出来上がりました。こちらです。
──うーん、写真はあまり美味くなさそうな…(´д`;) (´д`;) (´д`;)
料理を美味く撮るのは、難しいのです…。( 'A`)
■で、まあ、いざ食べようとしたら、なぜか、
さっき料理に使ったはずのノルウェー鯖の缶詰が、手もとに残っている。
ちょっと待て。おれは松尾スズキのブロッグを読んでから、この鯖のペペロンチーノを作ろうと思い立ったわけだし、それでノルウェー鯖の缶詰を買ってきた。そして、鯖のペペロンチーノはこのように実際できあがっている。じゃあ、手もとに残ってるこのノルウェー鯖の缶詰はなんなんだ……?
■えー、これはどういうことかと説明しますと、東急本店でノルウェー鯖の缶詰を買うとき、「せっかくだから」と、あまり見慣れないスペイン産の
オイルサーディンの缶詰もいっしょに買ったんですね。
で、おれはてっきり、ノルウェー鯖の缶詰だと思いこんで料理(というほどのものでもないですが)してたけど、実はそれはオイルサーディンのほうの缶詰だったみたいだ…('A`)
──なんで気づかないんだ、おまえは…(´д`;) (´д`;) (´д`;)
たぶん、これまでにもオイルサーディンのパスタは何回か作ってて、比較的最近にも作ったからだと思います。その癖で、オイルサーディンのほうの缶をいつの間にか開けちゃってたみたいです。
でも、このノルウェー鯖あらためスペイン鰯のペペロンチーノもなかなかおいしかったです。
▲参考資料。間違って開けたオイルサーディンの缶詰(の、外函)
■ということで、鯖のぺペロンチーノは、また機会を改めて作りたいと思います…。
[5/31 9:00 一部加筆]
■年に一回だけ(多くても二回)なんですが、「一人で本格的なバーに行く」というのをやりたくなります。
で数日前から、この週末はバーに行きたいなー、という気分だったので、よし、金曜の夜はバーに行こう、と心の中で決めてたわけです。
■つーわけで、今日はホテルオークラの「バー ハイランダー」に行ってきたわけです。なぜホテルオークラかというと、
先月行ったとき、昭和っぽいフンイキが気に入ったから。
それに、老舗ホテルのバーなら、はずれもないだろうなと思って。
ちなみに、ホテルオークラのWebサイトでは、この店のジャンルを「スコティッシュ バー」と記していた。スコティッシュ→ということはスコットランド風→ということは英国風→ということは本格的バーってことだな、と期待するのも止むを得ないと思う。
■しかし、実際に行ってみると、この店、おれが期待してたバーと違ってた。
■まず、ビールに付いてくる小皿のつまみが、
柿ピー。
ええ、柿ピーです。あの「柿の種」と呼ばれる辛いあられと、ピーナツを混ぜた、あの有名な柿ピー。
しかし、なあ、「スコテッィシュ バー」のお店で、なんで柿ピーですか。スコットランドでも柿ピーを食べるんだろうか。
いや、おれはこういう店あんまり来ないからよく分かんないけど、柿ピー。うーん…。
■で、店内に流れてるBGMが、なぜか
マドンナだかカイリーミノーグだかの80年代MTV系。
いや、悪いわけじゃないけどさ、せっかく本格的なバーなんだから、もっと、ほら、ジャズとかをさ……いや、ジャズが聴きたいわけじゃないけどさ、フンイキとして、ね、ほら、と心の中で思ってるそばから、“ポリス”がドゥードゥードゥーダーダーダー云ってる曲がかかってた……。いや、いいんだけど。
■いや、柿ピーもポリスもいいっすよ。趣味の問題だから。
■でもねー、カウンターで飲んでるおれの、ほんの30センチぐらい右に、
他の客が飲み終わったハイネケンの瓶2本とグラス2つ
が置きっぱなしとはどういうことだろう。お店のメインのバーカウンターに、ですよ。けっこう長い時間。
たぶん別のテーブル席からさげたものだろうけど、せめてカウンターより一段低いとこに置いといてくださいよ、って感じでしょ。さすがにテーブルに直に置くんじゃなくて、トレイに置いてたけどね(でも、トレイに置いてたとしても、だからどうしたって話だ)。
他の客が飲み終わったビールの泡がついたグラスが視界にちらちら入ったまま飲むマッカラン18年…。
■で、それだけならまだしも、従業員がなんのためらいもなくそのトレイに、他のテーブルからさげた
3本目のハイネケンの空き瓶をストンと置いた。
あのな、おい。バーって云うのは、おれの解釈に間違いがなければ、たしかお酒の味をゆっくりと味わう場所だ。
あなた、ね、ワタシは、あなたがテーブル席から回収してきたビールの空き瓶を並べてってるその約30cm横で、マッカラン18年を飲んでるんですよ。もう12年物の味、いや、トリスの味もせんわ。
■そんな状況でマッカラン18年(これについてきたのも柿ピー)を飲み終えたら、バーテンダーが「(次の)お飲み物のほういかがですか」と訊いてきたんですが、
そういう質問するくらいだったら、明らかにあなたの視界にも入ってるであろうハイネケンの空き瓶3本とグラス2つを片づけてくれって話ですよ。いや、云えば片づけてもらえたかもしれないけど、云われて気づくようじゃ遅いでしょう。
■なんかアホらしくなって、ビールとマッカラン18年の計2杯(と、サンドイッチ)だけで席を立った。
■で、お会計の段になりまして。
レジで一万円札を出したわけです。そしたら、吉本の若手芸人「ギャロップ」の、毛髪を有しないほうの男に髪形が似てる店員が、お釣りの紙幣と小銭をまとめて、
「はい」
とだけ云って、おれに突き出してきたんですよ。あのねー、もうちょっと愛想ふりまいてもバチは当たらんでしょー。「はい」はないだろ、「はい」は。マクドナルドでも「ありがとうございましたまたお越しくださいませー」ぐらい云うでしょ。
いや、馬鹿丁寧な挨拶をしてくれってわけじゃないですよ。でも、飲食店で会計した後の挨拶を「はい」だけで済ませるってのは、テレビの前のみんなはどう思う?
■腹立たしいことに、こんな、治安の悪い地方都市の深夜のファミレスとどっこいどっこいの接客をしてるくせに、しっかりサーヴィス料を徴収してるんですね(ホテル内の飲食店だから当然だし、こっちもそのことは承知で入店している)。
ちなみに、いま手もとにある勘定書きを見ると、おれはこの店で5408円ぶん飲食したので、サービス料(飲食代の10%)は540円でした。
サービス料とっといてこのありさま……。これって契約不履行では。
■バーが、客を平等に扱う義務なぞ毛頭ないことは承知している。一見さんが常連より比較的軽く扱われても仕方ないし、客単価が安い客より高い客のほうが丁重に扱われるのも自然の摂理だと思う。
でもねえ。最低限の水準のサービスを受けさせてもらえないというのはどういうことなんだろう。
■トータル六千円弱を払って、ぜんぜん楽しい気分になれなかった。いや、ほんのちょっとはなったけど、ほんのちょっとだけだったし、店を出るころには、その「ほんのちょっと」もとっくに消え失せていた。はぁ……('A` )
先月行った、同じホテルオークラのレストランの中の人は親切だったのにな。
■来週、また一人で別のバーに飲み直しに行きます。このハイランダーとやらにはファッキンネヴァー行かない。
■カップうどんを作る直前、フリーズドライの油揚げを、食べやすい大きさに砕きます。半蔵商店です。
■仕事で、えらい人の講演を聞きに行きました。
で、そのえらい人が、話の中で、
『がんがらじめ』
という言葉を遣った。がんがらじめ…………『がんじがらめ』だよなあ、どう考えても。
60歳近い人なのに、えらい人なのに、がんがらじめ……。
いや、でも、もう、せっかくだから、これからの人生も『がんがらじめ』のままで突っ走ってってほしいと思う。なぜなら、そのほうが君らしいから(←文章が適当すぎるなと思った)。
でも、たぶん自分も、知らず知らずのうちに言葉を間違えてたりするもんだよな、他人様のことをあれこれ云うもんじゃないよな。
と、わかってはいるんですが、「煮詰まる」を誤用してる人を見ると、ちょっとした違和感が、心の中を、あれする。
■先日、中古レコード店に入ったら、店主が客と世間話をしていた、それによると、
「いまは、ロシアや中華人民共和国といった、これまで欧米のロックやポップスのレア盤を集める習慣のなかった国の人々が、そういうレア盤をコレクションするようになり、さらにそれらの国々も経済力をつけてきたから、レア盤がどんどんそれらの国々にも流れるようになったため、日本に入荷されるレア盤の数が相対的に減っている」
とのことだった。自分は初耳だったので、なるほどな、と思った。あと、インドのカレーが食べたい、とも思ったので、中古レコード店を出てインド料理屋へ向かった。
■渋谷のディスクユニオンで、polygon windowの「quoth」のシングルCDを発見。9800円という、箱根に日帰り温泉旅行に出かけたほうが幸せになれそうな値段だったんですが、それはさておきこのCDには「5曲目はこれでしか聴けません!」みたいな店員手書きコメントが書かれてました。
この5曲目とやらがちょっと気になったのでちょっと調べたところ、これは「quoth (hidden mix)」という曲で、'96年に日本のソニーから出たオムニバス『warp classics』でも聴けるっぽいので、よほどのマニア以外の人は、このCDを買うよりは箱根に日帰りで湯治に出かけ、浮世のしがらみを洗い流し、風呂上りには文庫本でも読みながらビールを飲んだほうがいいと思います。
■このゴールデンウィークは、まとめて休めそうっぽい。
■こちとら、会社で居眠りしたり、お菓子食べたり、YouTubeで昭和のなつかしCMを見たり、会社を抜け出してディスクユニオンに行ったり、と、来る日も来る日もハードなスケジュールをこなしてる多忙の身なのである。たまにはゆっくり過ごしてみたいもんですよ。
とはいえ、休みが取れたら取れたで、何をするかはまだ決めてないです。
■そう、このブログから生まれた企画盤、『XVOXX 360』が、秋葉原・eARS様で再納品分も完売しました。
( ´д)人(´д`)人(д` ) イエー
買ってくだすった皆様、ありがとうございます。作品の紹介ページを作ろう作ろうと思ってるうちに、拙僧の部屋から完全に在庫がなくなりました。
遠くない将来に再プレスしようかとは思ってますが、いますぐ欲しいという方は、沖縄県は宜野湾市の
「CD屋」様に連絡してみてください。まだ在庫がある、かもしれません(※未確認)。
■極楽甘露電子音楽レーベル・
gocoup(ゴクウと読みます)のほうのCDもひきつづきよろしくお願いします。押入れとベッドの下に、在庫がたくさんあります。'`,、('∀`) '`,、
・
冬用アルバム『snowscape』(2008/2/2発売)
・
夏用シングル「gocoup e.p.」(2007/7/7発売)
アマゾンでも買えるのでどうぞ。
■そうそう、
先月は高円寺にgocoupのフライヤーを配りに行ったんだけど、あの後アマゾンでCDが一枚売れた。たぶんフライヤー効果だと思う。じゃなかったら、かわいそう。おれが。
■
gocoupのサイトも、変化がないのはあれだから、数十秒ぐらいのトラックを毎週毎週アップしていくのはどうかなあ、とか考えてます。作ってる曲の断片とか、CDには収録しなかったバージョンとか、ふと思いついて作った曲とか、高校時代に作った曲の一部とか。
あるていど音源が溜まったら、それを集めてCDにすることもできるかもしれない。
■で、そのgocoupですが、徐々にではありますが、新作の制作を開始してます。その前に在庫のCDをどうにかしないと、という世論もありますが。
世論は「輿論」と書くのが正しいのですが。
(
前回からの続き。小西康陽の新刊を持って、街に読みに行きました。)
■ホテルオークラを出て、地下鉄で神保町へ。神保町にはまだ昭和っぽい喫茶店が多いから、小西本の雰囲気と合うかなーと思ったので、当初から行くことにしてました。
(ホテルオークラで小西本を読んでると「土曜の午後の神保町のレコード屋」のことが書かれているのに出くわし、ちょっとシンクロニシティー。13頁。)
神保町で訪れたのは以下の三店。
■
さぼうる
ここに入って、ウイスキーのソーダ割りとサンドイッチを発注。小西本をひたすら読む。113頁まで。
小西康陽が参加してるカレーについての座談会が載ってて、ここでも神保町について触れられていた。
■で、さぼうるを出て、神保町をぶらぶら。先ほどの小西本に出てきた、ビルの9階にあるレコード屋に行ってみたり。
久しぶりの神保町は、いろいろ変わってました。なんか、あったはずの本屋が無くなってたりとか(古いアメリカ雑誌を大量に置いてあったお店はどうしたんだろう)。コンビニが増えてたりとか。
文房具屋で付箋を買いました。そう! おれは土曜の午後の文具店が好きなのです。それも'85年っぽい文具店が。「'85年っぽい文具店」の定義をはっきりさせろよ、という話ですが、これは長くなりそうなので割愛。この日入った文具店はそこそこ'85年っぽかったので満足。早稲田にある「KY」という文具店も、以前ちょっと通りがかった印象ではわりと'85年っぽかったです。
■
さぼうる2
さぼうるの次は、さぼうる2。ここでは、(たぶん)152頁まで読んだ。
先ほどはカレーの座談会の影響でカレーを食べたくなってたが、この店の席につくころには「昭和の喫茶店のミートソースが食べたい」と思うようになってたのでミートソースを食べた。昭和の喫茶店っぽい味がした。しかも量がたっぷり。しかも安い。もう神保町B級グルメみたいなのは卒業した、と思ってたんだけど、さぼうる2という未開拓エリアがまだあった。
ここは食事メインのお店なので、集中して読書するには不向きかもしれない。さぼうる2でメシ→さぼうるで読書、というのが良さそう。というのは、神保町のヘビーユーザーにはやはり常識だったりするんだろうか。
■
ミロンガ
さぼうる/2にほど近い喫茶店。珍しい「タンゴ喫茶」で、店内にはタンゴが流れている。ここではビールとピザ。234頁まで。さぼうるよりテーブルが広いので、落ち着いて本が読めた。
しかし、店の看板に「世界のビール云々」と書いてるわりに、レーベンブロイを頼んだら国内でライセンス生産してるやつを持ってきたのはちょっと減点対象。いや、輸入したやつとライセンス生産のやつの味の違いなんてわかんないけどさ、なんか、こう、ね。
クリーニング店に出さなくちゃいけない洗濯物があるのと、あと、家に宅急便が来ることになってるので、六時半過ぎに店を出る。
■
帰宅後/日曜の朝
残りは来週、また神保町で読もうかな……とも思ってましたが、ここまで読み進めたので、家で続きを読むことにする。散歩疲れで九時前に寝る。
日曜の朝、家で残りを読み始める。三時間弱かけて、朝十時半に読了。
■結論。こういうふうに手間暇かけて一冊の本を読むためだけに外出(あくまで読書がメイン)ってのも、あんまりやらないことなので、いい気分転換になった。
土曜日の晩、家に着いたとき、なぜか
一泊二日の小旅行から帰ってきたようなちょっとした充実感があった。それだけ濃密な読書ができてた、のかもしれない。
■ボンボコ マガーク探偵団、半蔵商店です。
■といった意味も含めまして、砂原良徳(敬称略)の12インチシングル「LOVEBEAT」を渋谷で買ってきました。そういえば持ってなかった。
このシングルのA面には、これでしか聴けないバージョンの「Lovebeat (Not Space) - Deep And Long」が入っています。9分46秒だそうです。
■これで、まりんが本人名義で単独で公式にリリースした音源はすべて揃った、はず、たぶん。
昨年のベスト盤から一年、なかなか新作がリリースされる気配がないけど、おれは強い子だから、待つ。
■なお、拙僧が所有する、幕末の貴重な砂原良徳CDに関しては、こちらをご覧ください。
[→上] [→中] [→下]
■しかし最近の、コンビニで売ってるようなビニール傘は本当に壊れやすい。
以前のビニール傘も別に丈夫ではなかったけど、それでも強風を受けたときなんかは、形式的にとはいえバサバサバサと強風と戦うそぶりを多少は見せてから、「すいません先輩、自分、がんばったけどもうだめです」といった感じで壊れていった。
■それに対して今のビニール傘は、ちょっと風が強く吹くとそれだけで、なんの抵抗もなく壊れる。この「抵抗の無さ」は驚異的。もう瞬殺。
しかも、壊れるといっても、オチョコになるとかそんなレベルじゃない。「なんでそんなに?」と問い詰めたくなるぐらい、傘の骨があらぬ方に曲がる。この骨がクセモノで、めちゃめちゃあっさり折れ曲がるくせに、元には絶対に戻らない(どういう素材を使ってるんでしょうか)。
その結果、強風を受けたビニール傘は、食い終えたチュッパチャップスの棒とそれに汚らしくまとわりつく包装紙、みたいな民事再生不可能な状態になる。
■というわけでですね、今日は家を出て駅に着くまでに、ビニール傘がちょっとした風で楽勝で壊れました。
おかげで、「傘をさして歩く好青年」が、「複雑に折れ曲がった数本の細い金属棒を透明なビニールでくるんだ奇妙な物体を片手に、雨に濡れながら歩く好青年」になってしまいました。
そういえばこないだも、一日で二本もビニール傘がダメになった…。商売上、わざと壊れやすく作ってるんだと思うけど、いくらなんでも一日二本はないだろ。もう買わん。
ということで、普通の傘を買ってきました。といっても七百円くらいのだけど。といっても、ちょっとの風くらいならちゃんと持ちこたえる(当たり前だな…)。
■おれの他にも、ビニール傘がグシャグシャになった女の人を街で見た。がんばってほしいと思った。
あと、二人してビニール傘がオチョコになってしまったまま並んで歩いてるサラリーマンも見た。たぶん、同じ店で同時に買った傘だと思う。
■それと今日は、渋谷のマークシティを歩いてたら、わずか一分足らずの間にレッツノートを開いて作業してるサラリーマンを三人も見かけた。これは、あれですか、レッツノート買った方がいいという啓示ですか。
■先日、スコットランドの「キルト」を身に着けた男の外人を渋谷で見た。たぶんスコットランド人。
■先日、石神井公園駅の改札口の精算機の前で別れ話らしきやりとりをしてるカップルを見た。なにも、石神井公園駅の改札口の精算機の前でやらんでもいいのに…。
■先日、北欧の国だったらなんらかの法律でとっくに禁じられててもおかしくないくらいの異常な頻度で「不思議な不思議な某地〜♪」というCMソングを繰り返し繰り返し店内に流す変な大型電器屋のレッツノート売り場に行ったら、この春入学すると思われる女子大生+母+祖父のトリオが、レッツノートをあれこれ見ていた。
その女子大生がレッツノートを前にして放ったセリフ。
「パナソニックってところが、なんかやだ」
松下幸之助全否定ですかそうですか。
パンソニックならいいのか? この「なんかやだ」の「なんか」が気になる。
その女子大生は「(レッツノートに)25万も出すくらいならVAIO買う」とも云ってた。
■ここで訂正とお詫び。
このエントリで、A君とZ君の関係を逆に書いてしまってたところが一ヶ所ありました(ので、修正しました)。
エントリ全体を読めば意味は通じる、とは思うのですが、もし混乱してた方がいましたら、すいません…。(・ω・` )ゞ
確認のためいま一度書きますと、マルチをやってたほうがA君、A君にマルチに誘われた方がZ君です。
■
バカリズムに始まり、
池田亮司、
小西康陽単行本、メトロクロス、焼肉、
月島、やわらかきなこ飴、なんかのコンプレックスでもあったのか楽器の生演奏に走って思いっきり失敗してるエレクトロニカ系の人のライブ、などいろいろあった三月も今日で最終回。
■そして三月は別れの季節でもあります。うちの部のSさんが、今日で会社を辞めることになりました。
明日から会社にSさんがいない、という事実が想像できない。たぶん、今週いっぱいくらいまでは、「あれ? 今日Sさん休みだっけ?」みたいな感覚を毎朝味わうことになると思う。うちの部は。
で、「Sさんはもう辞めちゃったんだなー」ということを、四月中旬ぐらいになってからやっとようやくじわじわと本質的に理解しはじめると思う。それくらい大きな存在です/でした。
■本の題名で検索すると、全国の各書店のオンライン販売のページがわわわわっと引っかかってくる現象を誰かなんとかしてください。半蔵商店です。
■今日は、散歩してました。土曜日の散歩はいいもんです。ましてや三月ならなおさらです。
■まず新宿。ディスクユニオンで、ピチカートファイヴのアナログ盤特集、という渋いセールをやってたので行ってみる。けど、店に着いたのは開店して一時間ぐらいあとだったので、激レアなレコードはもう強度のピチカートメイニアの人たちが買って行ったあとだったかもしれない。
とくに目当てのものは見つからなかったので、別の外人のCDを購入。
■で、山手線で原宿まで行って、そこからてくてく青山→麻布→六本木と歩く。
六本木ヒルズ付近で、デモ隊らしき人々が警官に取り囲まれ、それよりやや遠巻きに記者っぽい人々がDVを回しつつメモを取っている、みたいな現場に遭遇。
そんな状況だったので、どっからどう見ても善良な好青年である拙僧も「すいません、どちらへ行かれるんですか?」と警官に質問されました。ここで、「逆に訊こう。君は何歳のとき初めてSEXした?」と問い返したりしたら逮捕されそうなので、適当に「麻布十番までです」とか答える。
そしたら、「失礼しました。ただいま厳重に警備中ですので。お気をつけて」みたいなことを云われただけで、やりとりはそこで終わった。
こんな情報量がゼロに等しい禅問答でいいのかと思うけど、たぶん、日本人か外国人かどうかを確認する質問だったのかもしれない。この質問に、とっさにカタコトで答える機転がおれにあったら、もっと面白いエントリになったのに。すいません、地味なブログで。
■で、そのまま麻布十番に行こうとも実際に思ってはいたんだけど、足が広尾に向いたので広尾に。ナショナル麻布で、何も買わないけどいろいろ見る。ここの二階は「沖縄市の、外人が多い地域の雑貨店」の感じにけっこう似てる。
で、ナショナル麻布を出て、別の本屋に寄った。「セレブな育児」という看板をでかでかと掲げた変な棚があった……。
■広尾駅から電車で高田馬場へ。パソコン屋で、パソコン用キーボードを物色。
ものすごく久しぶりにビレッジバンガードに寄る。手描きPOPの押し付けがましさに参ってしまい、150秒くらいで出る。
買う気どころか、店にいる気まで失せさせるPOPって、いったいなんなんだろうな。
■で、歩いて目白→椎名町(西武池袋線)。そこから電車に乗って、無事、石神井公園まで帰ってきました。以上です。
■今日は恵比寿で、
池田亮司リサイタルを見てきました。
■会場に入る前、のどが渇いてたので、「今のうちに水分を補給しておかないと、上演中にのどが渇いて飲み物が欲しくなってしまうので、困る」と判断したので、会場近くの自動販売機でなんらかの液体を買うことにしました。
で、いざ自動販売機を前にして、財布を開けてみたところ、
財布の中に、5円しか入ってなかった。
………………。 ( 'A`) ゴエンダマ ガ イチマイ
■そう。2008年3月現在、日ごろの買い物はクレジットカード+Edy+スイカで事足りてしまうので、現金を使う機会が減った。
ので、それとともに
「財布に現金がいくら残ってるか把握しておく」感が弱まってきてるんである。たぶん。
ちなみにこの時、拙僧のEdyには35000円分ほどの残高がありました。なあ、なんなんだこの極端なバランスは…。
■で、ざっと(Edyの使える)コンビニを探してみたけど、会場である恵比寿ガーデンプレイス付近にはコンビニが見当たらなかった。ちゃんと探せば見つかるんだろうけど、時間もあんまり無かった。
で、けっきょくガーデンプレイス内にある銀行のATMでお金をおろして、自動販売機でジュースを買いました。
ジュースを買うためだけにお金をおろしたわけだから、このジュースには、定価120円+ATM手数料105円で総額225円かかってます。贅沢な缶ジュースだぜ。'`,、('∀`) '`,、
………………。( 'A`) ハァ
■もう、地球上の全部の自販機でEdyかスイカが使えるようになればいいのに。
と、一瞬思おうとしたけど、でも、Edyやスイカはたしかに便利だけど、たぶん、そのシステム利用料みたいなお金を誰かが払わなくちゃならないと思うんですよ。
でも、そのシステム利用料を商品の代金に上乗せしちゃうと客が離れてしまうから、たとえばコンビニ各社(もちろんコンビニに限らないですが)が、泣く泣くシステム料を払ってるようなとこがあると思うんですよ。
で、まあ途中段階はすっとばしますが、Edyやらスイカやらの導入のしわ寄せで、誰かがきっと泣いてると思うんですよ、いろんなレイヤーで。
■別に、電子マネーを使うのはやめましょうとかそういうことを云いたい訳じゃないけど、たまーにそういうことを考えます。
■以上、池田亮司 datamatics [ver.2.0] 完全版のレポートでした。
■朝、体調が悪かった。会社に行こうかどうか迷うくらいのライン。とりあえず家を出て池袋の駅に着くまで、今日は休もう、もうここで帰ろう、と6.6回くらい思ったけど、池袋駅構内の立ち食いそば屋でわかめうどんを食べたら奇跡的に体調が復活。
まさかとは思うが、単に腹が減っていただけなのか…(それはない、と思いたい)。
■帰りの山手線で、40代くらいの主婦(たぶん)二人が、以下のような会話。
(´・∀・)「○○さん、
デトロイトメタルシティってマンガ知ってます?」
(・∀・` )「いや、知らない。子供向け?」
(´・∀・)「そうみたいです」
謎が謎を呼びます。
■メトロクロスの音楽を作った人は、マッピーの音楽を作った人と同じ人のような気がした。ので、調べてみたらそうだった。
というか、初期のナムコのいろんな曲を作ってる人でした(参考:
wikipedia)。
■
昨日にひきつづき、銀座で仕事。
■朝、喫茶店で朝食を摂っていると、おっさん(a)とおっさん(b)が続けて入店してきた。二人は連れ同士ではなく、別々の客のようだ。
おっさん(a)が、店員に向かって
「いつもの」( ゚Д゚)
と頼むと、即座に店員は、
「○×セット、コーヒー、一つ」
と厨房に注文を通した。
■この4秒後、おっさん(b)も店員に向かって
「こっちも、いつもの」(゚Д゚ )
と頼むと、店員は、少し間を空けてから
「すいません、いつものって、どんなのでしたっけ?」
と、おっさん(b)に訊ねていた。合掌。
■まあ、それはおいといて、この店のこの店員さん(おばちゃん)はちょっと独特でした。
拙僧が発注したトーストセットは、飲み物がコーヒーか紅茶か選べるのですが、テーブルで注文を訊くときに、
「トーストセットのお飲み物は、
コーヒーですね、はい」
と、コーヒーか紅茶かを選ぶ隙をおれに一瞬も与えてないのに、かつ、おれがコーヒーか紅茶かを一言も云ってないのに、コーヒーと決め付けて去っていきました。いや、コーヒーを選ぶつもりだったからいいですけど。非言語コミュニケーション能力が発達してる人なのかもしれない。
■あと、コーヒーを飲み終わってしばらくしたあと、この店員さんに、
「
お兄さん時間ある? もう一杯コーヒー飲んでかない?」
とコーヒーのお代わりを勧められました。いや、コーヒーがお代わり自由とはメニューに書いてあったから分かってたけど、「お兄さん時間ある?」というセリフがあまり喫茶店ぽくなくて、ちょっとびっくりした。お代わりした。いいお店です、たぶん。
■ケータイを庭って考えても別に楽しくならない半蔵商店です。おれの作ったケンイシイとタイムボカンのマッシュアップのほうが200倍楽しいわ。
というかそもそも考えられない、ケータイを、庭と。
■などと云った書き出しをしてしまいがちな昨今ですが、意図的に、少々理解不能/少々不愉快な表現を広告に混ぜ込んで→妙な印象を与え→記憶に残るようにし→人々の口の端に載せ→話題が広がるように仕向けるのは、わりと基本的な手段なので、引っかからないようにしたいものです。
■しかし最近はこの手段もだんだんインフレ化してきていて、もう、あのCMとかあのCMとかあのCMとかは露骨すぎるなあ、と思うほどなんですが、
「オンエアの0.1秒後には忘れ去られる普通のCMよりは、反感を買ってでも覚えてもらえるCMを」
という考え方をする企業も世の中にはあるらしい。
■くわえて、最近はみんなが「こんな変なCMを見た」とブログや掲示板に書くじゃないですか。聞いたところによると、広告代理店が独自に開発した業務用サーチエンジンと云うのがあるらしく、広告制作者はそのサーチエンジンで商品名で検索して、
「ほら、このCMを流して以来、ネット上におけるこの商品名での検索ヒット件数が○○○件から、なんと、○○○○件に伸びました!」
と、クライアント(広告主)を喜ばせるらしい。それで素直に喜ぶ広告主もいるらしい。ヒット件数が増えることよりも、ネットでどういうふうに話題になってるのかが大事だと思うけど、まあ、そんなことで、妙なCMはなくならない、と。
■ネットで話題になる云々で云うと、CMの内容に合わせたやる夫AAを秘かに作り、CM放映とともにネット上で流行らせようとする企業なんてのも、もうあるかも。
■あれ、第二段落目から本題に入る予定だったんですが、第一段落の書き出しがここまで伸びてしまった。
たぶん、妙なCMの発生する理由を自分なりにまとめて、自分なりに納得したかったんだと思う。
■日本の首都機能の中枢、石神井町から本日もお送りする半蔵商店です。
──石神井……首都機能……中枢…… ( ;´д) ヒソ (´д`;) ヒソ (д`; )
■そう、さっき宅配ピザを発注したんですよ、胃が空いたから。
で、ピザを注文する時は、まずこっちの電話番号を伝えるんですが、どうも店員がうまくこちらの声を聞き取れないらしくて、二回ほど番号を訊き返すんですよ。
いつもはこんなこと無いんだけど、たぶん電話機の調子が悪かったとか、なんか事情はあったのかもしれない。
で、この時点で、数パーセントほど妙な予感がしたのですが、まあ「レギュラーミックス」というピザを注文しました。
■30分ほどして、ピザ屋の店員さんがピザを持って来日してきました。で、料金払って、箱を開けてみると、レギュラーミックスではなく「シーフードミックス」というピザが、箱の中には入ってました。
案の定、うまく伝わってなかった……。( 'A`)
■で、とりあえずお店にクレームの電話。
( 'A`)「あの、レギュラーミックスを頼んだのに、シーフードミックスが届いたんですけど…」
(´Д`; )「アッー! すいません。うちの機械だと、『レギュラー』と『シーフード』のボタンが隣同士なんですよ…。それで間違えたのかもしれません。すぐにレギュラーミックスをお持ちします!」
( 'A`)「いえ、今日のとこはこれで大丈夫ですから。ま、こんなことがあった、ということで…」
(´Д`; )「はあ、すいません…」
ま、シーフードが食べられないわけでもないし、そもそもいま腹が減ってるから新しいピザを待ちたくないし、新しいピザが届いたところで計2枚は食えないし、新しいのを作って届けるのも手間だろうし、まあシーフードミックスでいいや、という理論に基づき、「レギュラーミックスをお持ちします!」という申し出は辞退したわけです。
で、先週録画した『情熱大陸』を見ながらシーフードミックスを食べ終えました。
■で、食べ終えてすっかり満腹になったところで、ピングポーングとドアのチャイムが鳴り、開けてみると、先ほど来てた店員さんが再来日して、
「このたびはすいません! レギュラーミックスをお持ちしました」
と新しいピザを渡してくれました。
なあ、おれはちゃんとさっき電話でレギュラーミックスを辞退したぞ。そこもちゃんと伝わってないじゃん…( 'A`)
■つーことで、明日の朝食は、よく冷えたレギュラーミックスのピザになる予定です。冷えたピザもけっして嫌いではない拙僧ではある。
■先月、
つぶやきシローのライブに行く前、腹ごしらえでもしようとスパイスレコードのビルの一階のラーメン屋(※現在は閉店)に行ったら早じまいしてたので、代わりに近くにある別のラーメン屋に行ってきました。
そこは、なんつーか、いわゆる昭和30年代の世界を再現しましたと云いたげな店だった。嫌いってわけじゃないんだけど、これをわざわざラーメン屋でやる意味があまり分からなかったんだけど、まあ、ラーメン発注→食べる。
味は、別に普通。まずくはなかった。中くらい。
■いま「中くらい」と書きましたが、これはかなり消極的な意味で、「一度はいいけど、まあ、たぶん二度目は無いな」ということであります。
渋谷は、こういう中くらいのラーメン屋が多い。ような気がする。たぶん、二度は訪れない一回限りの客を相手にしてるだけでも店が成り立つからだと思う。ような気がする。
■しかし、最近のラーメンは安くない。
というか他の料理の値段と満足度から比較すると、「手軽な食べ物」というイメージだったラーメンが、もはやコストパフォーマンスの悪い部類の料理になってきてると思う。「この値段だったら、とんかつ屋でとんかつ定食食べるよなー」というような。
この、ラーメンが安くもなく美味くもないという傾向が続けば、人々の足はラーメンそのものから遠のくのではないか。
しまいにはラーメンは、「ラーメン食べ歩きブログをやってるような小太りのリュックの男」のためだけの料理(というか嗜好品)になってしまうんじゃないか。
■なったらなったで、だからどうした、という話ですが。
なんで、ラーメン界の先行きの心配をしてるんだ、おれは。さっきから。
■半蔵商店なんですが、エド・はるみが面白いのは経歴だけだと思うんですが、ひきつづき
gocoup次回作のジャケットを栽培しています。
といっても、作業はほとんど終わってて、あとは裏ジャケの写真を決めるだけなんですが、写真Aか写真Bかまでは絞り込んだのですが、これが決めきれない。たぶん、どっちでも正解なんだと思う。でも決めきれない。さっさとしろ>俺
■CD買うとき裏ジャケまで見てます? どう? ネットショップとかだと、たいていCDの表ジャケしか載せてないですよね。CDのネット通販+データ販売に移行していくこの時代には、裏ジャケ(と帯)は切り捨てられる運命なのかもしれない。レコードからCDになったときもインナースリーブというのがなくなったわけだし(と思ったけど、その代わりCDの透明トレイ下のスペースができてはいる)。
■それは別にしても、裏ジャケは単に曲名の文字だけしか載せてないCDも少なからずある。下手に裏ジャケなんか入れたら、かえって表ジャケの魅力が薄まる、ということもあるかもしれない。
■YMOのファーストアルバムの米国版の裏ジャケは表ジャケより好きです。あれは、表ジャケあっての裏ジャケと云うか、表ジャケだと成立しにくいデザインで、まさに裏ジャケ中の裏ジャケ。
あと、『ソリッドステイトサバイバー』の裏ジャケの別テイクの、「誰もいなくなった麻雀卓」の写真も見たことがある。たしかにこの写真が裏ジャケだったらちょっと寂しいと思った。
『BGM』の裏ジャケは、YMOがワールドツアーで使った楽器や機材のリストが金額や重さとともに記されていて、つらつら眺める楽しさがあった。
『私の好きな裏ジャケ』式のことを書こうと思ったら、なんかYMOのことばっかり書いてる。
■今日のうどん。
■老師も小坊主も走る師走です。ふだん会社では、一日中
エアだんご剣の練習してるくらいなんですが、さすがに今週は忙しかった。来週は少し落ち着くはず。たぶん。
■昨日、会社帰りに、東急東横店のDEAN&DELUCAでラザニア九百五十円也をなんとなく衝動買いしてしまいました。
大きさを測ったら(金曜の夜に何をやってんだろうか)、7cm×7cm×7cmくらいありました。
■このラザニアを冷やのままで食べるのもなんなので、温めて食うことにしました。といっても、拙僧の部屋には電子レンジも蒸し器もありません。
そこで、いつもパスタをゆでる時に使う雪平鍋にオリーブオイルとラザニアと水少々を投入し、その上に皿をかぶせ、これは蒸し器!あくまでも蒸し器!と自分に云い聞かせながら加熱しました。ちょっと形は崩れたけど、わりと。
■
gocoupの次回作が、仮マスタリングから帰ってきました。連休中にじっくり聴く予定。
エンジニア氏から「このブチブチいってる音はわざとですよね?」という確認の電話がありました。
■昨日は、すべらない焼肉として知られる、都内の某店こと某店に、会社の人類と行ってきました(すべらない焼肉については、
こちらや
こちらを)。
3枚目の牛タンだけものすごいアップなのは、読者サービスです。
■おれは、店で出されたタレ代わりのレモン汁に、自分で持ち込んだわさびとバターを投入し、自分好みのタレに調整しました。なかなかうまいです。この行為が行儀がいいかどうかはさておき。
■このお店はレアな部位の肉も、マクドナルドにおけるフライドポテトぐらいの感覚でメニューにふつうに載ってるので(でも品切れの場合も少なからずあります)、当初はそういうレア肉を腹いっぱい食おうぜ!という台本を用意してたのですが、総じてそういうレア肉はこってりしており量を食べるには向いておらず、やはり、ロースやカルビといった基本メニューをぱくぱく食べつつ、その箸休めとしてのレア肉なんだな、みたいな、まあ、そういうことを、他に考えるべきことがたくさんある歳だけど考えてた。
■いっしょに行った先輩は、序盤からサンチュ(だっけ? 肉を巻く菜っ葉)を自分から頼んだ割りにはなかなか手をつけず、しかもそのサンチュを最後まで2枚くらい残したままだった。ジャンルにとらわれない(CDの帯っぽい表現)いろいろな肉を焼いたり取り分けたり食ったりしてる最中に、あれいちいち巻くの面倒くさいよな、たしかに。
たぶん、先輩はサンチュを頼むことによって、テーブルに「焼肉をやってますよ」感を出したかったんだと思う。とくに欲しくはないのに、映画館でとりあえずポップコーン買ったり、新幹線でビール買ったりする感じにちょっと近い。
■冷麺と、本来なら序盤に食べるべきであろうユッケで〆。逆にY君は、初手からクッパを発注していた。いいと思う。
■「ガッシ!ボカッ!スイーツ」という名前のお菓子をコンビニで売り出せば、たぶん、売れないから売り出さないほうがいいです。半蔵商店です。
今日は、ブログに書くほどでも無いことを、書きます。っていうか、いつものことですね、これは。
■去年、「ガキの使い」の企画で、山崎が浜田のために書いた「Beach Paddy」という曲は、たとえばTMレボリューションの「Invoke」のようなアレンジを意図してたのではないか。なのに、まあいろいろあって、ああいうハードロック風になってしまったのではないか。
■拙僧の髪を切断してくれてるお店(最近行って無いけどね)から、「代官山に二号店が開店しました」という案内状が来たのだが、肝心の地図が入ってなかった。なんのための案内状ですかこれは。
お店のWEBサイトを見ても二号店とやらの地図どころか、二号店ができたことを知らせる記述自体がなかった。
■駅前のサーティーワンでアイスクリームを買ったら、スプーンを忘れられた。
■駅前のクイーンズ伊勢丹の、棚(冷蔵ケース)のレイアウトが一部変わっていた。納豆がいつもの場所に無いからちょっとびっくりした。
しかし、乳製品(国産チーズ含む)の棚と、舶来チーズの棚が離れてしまったのは不便だと思う。
■石神井の別のスーパーで、45歳くらいのおばさんが、
Def Jam recordings
と背中に大きくロゴの入ったウインドブレーカーを着ていたのを見た。入手経路が気になる。
■会社のヒトの話。酔って風呂に入って、湯船で2時間寝てたらしいです。
■ピチカートマニアの皆さんこんばんは、半蔵商店です。
■
前回のエントリで、ピチカートのプロモ盤を紹介してるサイトへのリンクを張ったのですが、そういえばおれもピチカート関連のブツはちょっと持ってたなあ、と思い出したので、拙僧のピチカートコレクションを覚えてる限りリストアップしてみますよ。ま、レア度が高いわけじゃないですが、自分の記憶を整理する意味も含めて。
・『女王陛下のピチカート・ファイヴ』プロモ12インチ
これはちょっと珍しいかも。
・旧規格CD『女王陛下のピチカート・ファイヴ』『月面軟着陸』
曲数がちょっと多い。
・ピチカート・ファイヴのポータブルプレイヤー
・正直、中身はなにか忘れたプロモ盤12インチ二枚か三枚
どれか一枚は東京は夜の七時。たぶん。
・『フリー・ソウル』(中古のため、おまけのポストカード一枚欠)
・『フリー・ソウル2001』
・『スーヴニール2001』(『ボサ・ノヴァ2001』の別バージョン集)
ここらへんは、マニアの人には基本なのかもしれない。
・『オーヴァードーズ』から抜粋したプロモ8cmCD
あ、これはもう手放しました。デザイナーが、まだ『ウゴウゴ・ルーガ〜』のころのイメージでデザインしたらしく、アルバム本編のイメージとちょっとかけ離れたデザイン。
・単行本『ブートレグ』
中古なので、状態があんまり良くない。
・『ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ』カセット版
二つ持ってる。そのうち一つは鹿児島で購入。
・「ラヴァーズ・ロック」短冊8cmCD
・クラブキングが作った、架空のワールドツアーTシャツ
■この中の『スーヴニール2001』はわりと思い出深い一枚で。
『スーヴニール2001』の存在は知ってたのですが、とくに買おうとは思わなくて、でも、ある日やっぱり欲しくなって、沖縄市一番街の普久原レコードにいったらもう売り切れてて。
で、そのあと所用で鹿児島に行ったとき、ホテルのテレビで見た九州ローカルの番組で、福岡のレコード店の店内の模様が紹介されてたのですが、そのときこの『スーヴニール2001』が店頭に3枚並んでるところがたまたま映ってて。うわ、やっぱり
本土は違うわと思ったりして。
で、そのあと
新宿のABC('94年当時の乏しい知識では、渋谷系のレア盤を扱ってる店はここしか知らなかった)に電話してスーヴニール2001の値段を訊いたら、12000円とか15000円とか云われてあきらめて(このとき店員さんは、
ここにも紹介されてる『SWEET SMELL OF SUCCESS 1993』を50000円で売ってることも教えてくれた。内容やプレス枚数を考えると5万でも高くない、と云ってた。が、高い)。
で、そのあと'99年の夏、福岡のベスト電器天神本店でやってたレコード市みたいなイベントで、中古のスーヴニール2001を2800円で
無事手に入れました。終わり。
■というエントリを、Stilluppsteypaの『Has (or not has) Happened』を聴きながら書きました。そこはピチカートかけようよ>俺
# おまけ。「いまでもちょっと欲しいなあ」と思うピチカート物件
・鯉が表紙に写ってるプロモ12インチ(「電卓」収録)
・『ボサ・ノヴァ2001』から抜粋したプロモ8cmシングル
・こぶ平のが入ってるやつ(8x5 PIZZICATO FIVE)
いまから会社に行くので、時間が無いので、手短になっちゃいますが、
昨日、六本木の某ビルでおれに道案内してくれた警備員、あれはたぶんゲイ。70円賭けてもいい。
■欧米の数ヶ国に続き、201X年、日本でも、ケータイを13歳以上の国民全員の体内に埋め込むことが義務化される。
米国で開発された新型の装置を埋め込むことで、左手か右手のどちらかの手のひらが受話口に、内側の手首のちょっと下ぐらいが送話口になる。
で、外側の手首のちょっと下ぐらいに名刺サイズのディスプレイが、手の甲に15個ぐらいのボタンが装着される。
心臓の動きをうまいこと利用して電源とするから、電池切れの心配は無いのね(←ファミ通編集者っぽい文末。以下これでいきます)。
■これはもちろん、この新型装置と、これを体内に埋め込む技術を開発した米国が、日本で一儲けできると考えて、年次改革要望書で日本国民全員の体内にこの装置を埋め込むことを義務化することを日本政府に要求するのね。
でも、日本政府も、国民の管理に便利だからということと、あとリベートがもらえるし、ってことで、この要求をあっさり呑むのね。
■で、日本の世論は当然、賛成派と反対派に二分されるわけだけど、賛成派は、「欧米では常識。日本は遅れている」とか云うのね、案の定。
でもまあ、反対派の理解を得るために、政府広報のださいCMが作られるのね。「日々の生活がより便利に!」「緊急のときも安心!」みたいな。
で、このCMを見た天野祐吉が、『広告批評』の自分のページで、「わざわざこんなCMを政府が作って流す必要があるなんて。アメリカの小学生にも笑われちゃうよ。かつてはケータイの開発でがんばってた日本も、今じゃすっかりケータイ後進国、ってわけか」という、日本人を小馬鹿にする欧米人の視点からコラムを書くのね。毎度のように。
■で、学生時代、クラスの地味なやつだった反動から、現在はPCの前に座ったとたんに気が大きくなってしまうタイプの人がやってるはてなダイアリーで、
「ケータイ体内埋め込み反対派が馬鹿に見えてしまう12の理由」
みたいな挑発的なタイトルのエントリが投下されたりするのね。
■で、コメント欄が軽く炎上したりするんだけど、その一部始終をウォッチしてた別のはてなユーザーが、上記エントリのとある一行を引用して、
「この人、この一行が云いたかっただけちゃうんかと」
と一行コメント付けただけのエントリを、トラバ打って自分のダイアリーに書くのね。
■で、ケータイの体内埋め込みの是非を議論する2chのスレでは、だいたい200レスに一回の割合で、さっきの「〜馬鹿に見えてしまう12の理由」がコピペされるのね。
■で、太田光はたぶん体内埋め込みに批判するコラムをテレビブロスに書くのね。
■で、坂本龍一もたぶん、(ものすごく見づらいうえに、情報の量も鮮度もいまいちな)公式サイト上で批判するね。まわりのミュージシャンたちとなんか活動するのね。
■で、40〜50代くらいのおばさんのほうが、意外に若者よりも体内のケータイ埋め込みに好意的なのね。「家にケータイを忘れることが無いから便利」「電池が切れることが無いから便利」「Suicaとしても使えるから便利」とか云って。
■で、この文章で拙僧が何を申したかったかを申しますと、とくに無いです。たんに思い込みを書いただけ。ただ、この先、どんなに変なテクノロジーが現れようと、
1) 「日本は遅れている」と云いたいがために欧米を引き合いに出す人は必ずいる。
2) 「便利になって何が悪い」式の人も必ずいる。
3) おばさんは、こういうのに慣れるのが意外に早い。
4) 拙僧は、こういうのに慣れるのがとにかく遅い。
少なくともこの4点は変わらないだろうなあ、ということです。他にもいろいろあるだろうけど。
■ま、ケータイは、もうほとんど、日本人の体内に埋め込まれてるも同然なんですけどね。
と、駅のエスカレーターなどで、ケータイをプチプチ云わせてる人々がズラリと並んでる様を見ると、ちょっとそう思う。
■先週、レコード屋で見つけたラスターノートンのフライヤーに、
「27.OCT (SAT) ALVA NOTO - XERROX PERFORMANCE (TOKYO, ICC, WWW.NTTICC.OR.JP)」
と書かれていたのに、ICCのサイトにはその旨が書かれてませんでした。ので、ICCに電話したところ、実際はそんな予定は入っておらず、なんらかの手違いでフライヤーに載せられてしまった、とのことらしい。
■その代わりに、というわけではないですが、土曜の朝はICCに、
『LIFE』を見てきました。前から興味あったので。
小学校の体育館ぐらいの広さの真っ暗なフロアで、スピーカーから流れる音/音楽を聴きつつ、天井から吊り下げられた水槽(九つある)にランダムに映し出される映像を、水槽の真下で寝っ転がりながら見る、という作品で、水面が微妙にゆれると映像もゆれる(当たり前ですが)のが飽きないポイントかも、とか思いました。見てて気持ちいいです。
■あと、おれはてっきり抽象的な映像が延々と流れる内容を想像してたんだけど、ものすごく古い欧米のモノクロフィルムの実写映像がカットアップされてたりして、ちょっとハッとしました。
なぜハッとしたかというと、たぶん「ものすごく古い欧米のモノクロフィルムの実写映像」→「戦争や災害などの惨事の記録」みたいな単純な妙な刷り込みのようなものが頭の中にあったからだと思う。
モノクロの粒子の粗いフィルムの質感って、悪い予感に満ち満ちてるよなあ。
と、あまりにも偏りすぎている個人的な「一瞬だけ思ったこと」を、この段落を〆るために書いてみる。
■でも、スチャダラアニも、「80年代の家庭用ビデオの映像には、
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビのビデオコーナーのようなハプニングがいまにも起きそうな雰囲気がある」みたいなことを云ってたような気がする。
・湯たんぽ
いろいろといいらしい。そういえば今日、無印良品行ったら、無印の湯たんぽってのがあった。たぶんこれちかぢか買う(とブログに書いたらなぜか買わない法則)。
・ちょっといい傘
三四年前に買った千円の傘がとうとう壊れたので。
・リモワのスーツケース
小っちゃいやつ。機内持ち込みできるくらいの。こういうちゃんとしたのを一つ持っておくと、旅/移動に対する意識とかが変わるんじゃないか…と、ものすごく漠然としたことを思う。ま、値が張るものだし、日常で頻繁に使うものでもないので、実際に買う確率は低い。
・キーホルダー
20世紀に買った、「パラッパラッパー」に出てくる変な熊のキーホルダーが、いいかげん薄汚れてきたため。ところで、おれはキーホルダーをなぜか沖縄でしか買ったことが無い。ので、次のキーホルダーも沖縄で買おうと思って、沖縄に行くたびに新しいキーホルダーを買おうとちょっとは思い出すんだけど、けっきょく買いそびれて今に至る。別に東京で買えばいいんですけど。
・ステッドラーの鉛筆
最近、鉛筆の書き心地っていいなあ、と再び思うようになったので。疲れてるときは、シャーペンより鉛筆の方がしっくり来る。ような気がしなくも無い。
・本棚
買おう買おうと思ってなかなか買ってないものの一つ。買ったら買ったで、永久に読まない本を半永久的にぎっしり詰め込むだけの、単なるデッドスペースになりそう。「でも、本棚ってそういうもんでしょ、ふつう」とか先輩に云い返されそうではありますが。
・ラジオ
そういえば、仕事の関係でもらったポータブルラジオが壊れて以来、ラジオが部屋に無い。と、月に1.1回くらい思う。ラジオって発言テロップが出ないからいいよね。ところでFMって、AMよりも、下手なコントみたいなどうでもいい小芝居もののラジオCMが多くないですか? あと、シリアスなナレーションの、何が云いたいんだか分かりづらいわりにやたらと長いCMも多い気がする。そうでもない?
■半蔵商店です。今日は、沖縄で撮ってきた写真を紹介します。
おれは、沖縄市の「コザ」と呼ばれる地域で幼少期を過ごしており、いまでも愛着があるので、沖縄で人に会ったり、食ったり飲んだり、行きずりの観光客を抱いたりするときは、たいていコザです。実家はとっくに(七歳のとき)隣町に引っ越してるのですが、それでも休暇中の大半の時間はコザにいます。なので、今回の写真もコザの写真が多いです。導入部終わり。
■コザの中央パークアベニューの「次男」(という名前の食堂)の「ランチ」です。ランチといっても、この場合は「昼食」という意味ではなく、
「高カロリーなおかずあれこれ+ライス+サラダが盛り付けられてるプレートメニュー」を意味します。お店によっては「Aランチ」「Bランチ」「Cランチ」という等級が設定されているところもあります。ぐぐらずに書くけど、たぶんこれ、米兵が食べる用のメニューとして沖縄に定着したんじゃないかと思う。
ところで、「米兵」って書くと、
米俵をかついだ足軽をイメージしがちだよな。
──おまえは何を云っているんだ… (゚д゚ )(゚д゚ )(゚д゚ )
ちなみに、この「ランチ」を発注すると、たいていのお店ではスープとアイスティー(無糖)がセットで付いてきます。
■中央パークアベニューにて。もともとは原宿から仕入れたタレントグッズを売ってたお店なので、壁にこういう絵が描かれている。そういえば小学生のころ、
所ジョージのイラスト入りカセットレーベル買ったことある。ちなみに、現在は別のお店。
■かなり日本離れした一枚。ゲート通りにて撮影。どういう店かは知らないが、マーティンデニーが流れていて、マイタイやピナコラーダが出てくるような店だったらいいと思う。が、たぶん違う。
■「福岡入国管理局那覇支局嘉手納出張所」が、沖縄市にある件について。何度見ても、妙な感じのする看板。そういえば、西表島で「熊本営林局」の標識が立ってるのを見たことがある。
■中央パークアベニューの変な落書き。沖縄市は、こういう「グラフィティ(笑)」とか、「タギング(笑)」って云うんですか、そういう落書きのレベルが物凄い勢いで劣化している。
中央パークアベニューや一番街で下手な落書きをしていい気になってるやつらは、
那覇の国際通りの面白くないTシャツ屋とともに絶滅してほしい。
■ここからはコザ以外の写真です。これは、
二年前にも載せた、うるま市の美容室の看板です。二年たった今も、あいかわらず長音記号が太いままで、安心しました。
■那覇の喫茶店。夏に那覇に来ると、かならずこの店に行って涼むのが数年来の習慣。なのですが、今年はオーナー夫妻の孫と思しきガキが騒いでて、著しくうるさかったです。で、まあ、オリオンビールを飲みながら、このぜんざいを食べました。
■石垣島の祖父母宅にて。おれのパンナムバッグ。そこらへんの小僧が持ってるレプリカじゃなくて、ちゃんとした当時のやつです(たぶん…)。那覇←→石垣間の飛行機に乗るときは、わざとこのカバンを持って、自分なりに気分を高めます。このバッグ一つで、竹富島にも行きました。
■と、今回はここまで。今回は、小さいほうのデジカメ(Finepix Z2)で撮った写真を載せました。一眼レフデジカメで撮った写真は、またの機会に。
■暑いですねー。まだ八月だってのにこんなに暑いんじゃ、えーと、まだ八月なのに、これからもどんどん暑くなっていったら、えーと、この調子でどんどんどんどん暑くなっていったら、えーと十二月ごろには、えーっと、SEXさせてください。
■といった意味も含めまして半蔵商店なんですが、ええ、今年はまだ部屋のクーラーを点けてないんですよ。
行水と扇風機と、あと風通しをちょっと良くしたり、あと、休みの昼間とかは、冷たいもの飲んだり、スイカ食べたりして暑さをしのいでます。
あとアンビエント聞いたりとか(安直?)。逆に、エキゾものを聞いたりとか。三宅純とか。上野耕路の『オキナワン・チルダイ』とか。あ、いまこの文を書いてて気づいた。「上野耕路」も辞書に登録しとかないと。
■クーラーを絶対に使わないぞと決めたわけではないけど、でも、このままクーラーなしで一夏を過ごしてみるのもいいかもしれない。
とはいえ、会社や電車やお店とか、そういう場所では十分クーラーの恩恵を受けてるわけですが。
■いや、どうせうちのボロクーラーって、スイッチ入れても、変な匂いとぬるい冷風が出てくるだけだから、たぶん。まあ、意表をついてちゃんと冷たい風が吹き出してくるかもしれないけど。
■そういえば学生のころ、クーラーのない木造アパートに住んでたのですが、先輩に「うちクーラーないんですよ」と云ったら、「おまえ、いまどき刑務所でも冷房完備だぞ…」と云われたことがある。そうか。
■なんか今日は文章に締まりが無いですね。やはりクーラー点けたほうが…。
そう。暑い日は、つい、冷たいもんをガヴガヴ飲むじゃないですか。そしたら胃腸に負担→疲れる。というふうに体調が悪くなるから注意しないと。と、マウンテンデューを500ml飲んでしまったいま、そういう基本的なことを思い出しています。
■では
前回のつづきです。
あ、これは昨日、会社に届いた資料です。本文と一切合切関係ありません。
■
ミスチルのチケットを譲ります、というヤフオクの「次点者繰上げサギ」に遭って、2万円やられたY君なのですが、そのY君が妹に対してこう云ったらしいんですよ。
「おれは、おまえとミスチルのコンサートに行きたくて、2万円出したんだ。
だからおまえも、おれに1万円払ってほしい」
( ゚д゚) ( ゚д゚) ( ゚д゚) ・・・・
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )
■そりゃ妹の方も、「ミスチルのコンサート行きたいかもー。チケットあったら取ってて」ぐらいのことは云ってたかもしれません。が、半額払えはなんか違うような気がする。
ちなみに妹はY君に1万円渡したらしいです。合掌。
■なお、妹はY君に、警察に被害届を出すように云ってるらしいのですが、
「あー。めんどくさいからいいよ」('A`)
と、なかなか動こうとしないらしい。
■この、矢野、もといYとやらは、危機意識が無いばかりか、何かあると女を見捨てて逃げ出すタイプだから付き合っててもこの先ロクなこと無いので別れろ、と親切な好青年であるところの拙僧は妹にアドバイスしてやりました。
■つーか、この二人、一年半くらい前にも付き合ってて、別れて、そして先月復縁してるんですよ。で、復縁した矢先にこのヤフオク詐欺ですよ。根本的にダメだおまえら。でも妹は別に、この件で別れるつもりはないらしい。
∴ たぶん、Y君のちんちんがでかいんだと思います。[証明終]
──なんの証明だ。(´Д`; ) (´Д`; ) (´Д`; ) そもそも大きなお世話だろ…
■今朝は5時起きで、昨日頼んだドミノピザを食べてました。ビール飲みつつ。
で、一時間くらいで食べ終えて、また寝た。満腹になってビールちょっと飲んで朝6時に二度寝するって最高。
■で、さっき昼食のドミノピザが来ました。( ´д)人(´д`)人(д` ) イエー
ピザとシュリンプのランチセットに、アイスティーを付けるだけならまだしも、サイドメニューのパスタまで発注し、あまつさえアップルパイまで頼むという秦の始皇帝のような贅沢ぶり。ちなみに、アイスティーの後ろにあるのがAKAI S3200です。
■で、これがドミノピザのパスタなのですが……、
▲荒挽きソーセージのナポリタン(粉チーズは自前です)
…………コンビニかよ…………(´д`;)(´д`;)(´д`;)
なあ。しかも、これで税込み
1100円……。しかも、味は別に普通。
たぶん、おれはもうパスタは頼まない。
■これはおそらく、あれだ、暴風雨の夜にパスタが食べたくなって仕方がなくなったときのためのメニューだ。暴風雨の夜になら、1100円払ってでもコンビニパスタを家に届けてもらいたいと思うだろうから。
■ということで、えー、お昼はこんな感じです。
先日、会社からの帰りに池袋からの急行に乗りました。云うまでもなく、平日夕方の下り電車だから満員です。
で、おれの目の前には、小太りで丸顔で前頭部に毛髪を有しない、山科けいすけのマンガに出てきそうな30代後半のサラリーマンが立ってました。
で、それだけなら別になんでもないんですけど。
ドアが閉まって電車が走り始めるとですね、この男は、目をつぶったまま、
ポルトガル語でなにごとかをつぶやき始めた
んですわ。周りの乗客(最低でも、おれを含めて数名)にはっきり聞こえるくらいの音量で。いや、ポルトガル語じゃなかったかもしれないけど、英語でも仏語でも独語でもなかったから、たぶんポルトガル語(根拠はとくになし)。
で、おれは、このポルトガル語を延々と聞かされながら(ときおりインターバルあり)、石神井公園まで帰りました。
逃げ場のない満員電車の車内で、目をつぶり脂汗をかきながらポルトガル語でリリックをドロップする男が目の前に立っている…。けっこう怖いですよこれは。電車が動き始める直前までは、このヒトも普通のサラリーマンだったのに。
■
ちなみに、平日夕方池袋発の西武線の急行/準急/快速の1両目と2両目には、こういう妙なのが乗ってくる確率が他の車両より高い。なので、心穏やかな帰宅ライフを満喫したい方は3両目よりあとの車両に乗ったほうが良いです。
■昨日の朝から延々とジャンクフードを食べ続けてるわけですが、その締めくくりとして朝マックを食べてきました。
飲み物にアイスレモンティーを頼んだら、なぜか
ティーバッグが付いてきた…。そういうもんなのか?
■ということで、本日の朝マックYouTube。
その1。その2。その3。
こうやって子供たちを洗脳してるんですね。
■子供への洗脳といえば、おれが保育園のときと幼稚園のときにそれぞれ一回ずつ、クラス丸ごと近所のマクドナルドへ連れてかれて、ハンバーガーとジュースをご馳走になって、おみやげの鉛筆を待たされたことがある。
あれって、子供の舌にマクドナルドの味覚を刷り込むためのプロモーション企画だったんだなあ。
■紙おむつなどの赤ちゃん製品にやたらキャラクターものが多いのも、その子が大きくなるまで(大きくなっても)そのキャラクターにお金を落とし続けるように、という刷り込み効果を期待してのことらしい。
* * *
■さて。いま、おれの部屋にあるジャンクフードは、冷え切ったドミノピザ一切れとドーナツ一個を残すのみとなりました。これがたぶん昼食になると思います。
これで、もう当分ジャンクフードはいいや。当分ってのが、どれくらいの当分かはわからないけども。明日からまた節食モードに入ります。
■で、昨日の朝からジャンクフードを食べ続けてわかったこと。
『独身男は、ヒマになるとロクなことをしない』
………(´д`; )
( ´∀`)<ヤマビコサーン♪
♪ヤマビコサーン>(´∀` )
( ´∀`)<マネッコサーン♪
♪マネッコサーン>(´∀` )
( ´∀`)<ヤーッ ホーッ♪
♪ヤーッ ホーッ>(´∀` )
( ´∀`)<ヤッホ ホッホッホー♪
♪ヤッホ ホッホッホー>(´∀` )
( ´∀`)<エッヘ ヘッヘ ヘッヘー♪
♪エッヘ ヘッヘ ヘッヘー>(´∀` )
( ´∀`)<オソルベキスキルダナー♪
♪ソウデモナイッスヨー(謙遜)>(´∀` )
といった意味も含めまして半蔵商店です。新年度です。
■昨日は原宿→外苑前→乃木坂→麻布十番を散歩してました。
散歩の途中、
TEPIAという建物に入りました。ここの2階はマンガ喫茶のようなブースがいくつかあって、その中にあるモニターで科学に関するビデオが自由に視聴できる、しかもビデオは簡単にタッチパネルでライブラリ呼び出せる、というマニアにはたまらない仕組みになってます。
そのライブラリの中には、古い時代に作られたビデオ(60〜70年代)も何本かあるのですが、それがナウい。最高にナウい。フィルムの質感とか、テロップの書体とか、昭和っぽい(昭和ですが)ナレーターの声とか、BGMのアレンジとかがたまらん。
とくに1958年に作られた中外製薬のビデオは、おどろおどろしい音楽&怖いフォントで、ほとんど怪奇映画のオープニングみたいなことになってました。
で、まあそんな感じで、
アボガドロ定数を説明するビデオとかを見てました。
この建物は大きいわりに人が少なく、
土曜の午後の学校(しかも理科室がある校舎)感が味わえるので、年に2回か3回は行ってます。
■今日は掃除してました。壁沿いに積んであった、VHS、CD、本、雑誌の塔を押入れの下の段に格納する作業がメイン。これやったらだいぶすっきりした。
これからビール飲みます。餃子とシュウマイならさっき買ってきました。片付いた部屋で飲むビールは、たぶん美味いです。
# この「土曜の午後の学校感」というのが非常に好きなんですが、
# これに関してはまたいつか、くどいくらいに説明したいです。
■年度末なので、会社で予算消化のための買い物をしました。
■拙僧は、うちの課のコンピューター関係の買い物を任命されてたので、外付けハードディスク、プリンタのインク、USBハブ、などなどの品物を調達してきました。
そして、この戦後のどさくさに紛れて、ペンタブレットと、
『コミックスタジオ』も買ってきたよ。いえ、ちゃんと仕事で使いますから。
■ペンタブレットというものは、パッドの部分を専用のペンでなぞることで、パソコンの画面にフリーハンドで絵を入力していく装置で、くわしい仕組みは分からないけどたぶん魔法が使われていると思う。科学の力だけでこんな道具が出来るわけないだろ? な?
▲Wacom FAVO CTE-640
■コミックスタジオは、ようするにパソコンでマンガを描くソフトで、この一本で下書き→ペン入れ→消しゴムかけ→ベタ塗り→スクリーントーンかけ→セリフの写植、の工程をこなすことができる。びっくりですよね。これからの時代、おれのような
ハイエンド系の同人作家には必須のソフトとなっていくと思います(参考までに、拙僧のこれまでのマンガ作品はこちら→
【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】)
▲Comic Studio 3.0 Pro
■さて、初めてコミックスタジオを起動させたら、わわわわわっといろんな複雑なウインドウが湧いて出てきました。起動して770ミリ秒の時点で、あまりの複雑さに「もう、だめだ………」とあきらめかけましたが、おれは強い子なので、がんばって操作方法を覚えることにしました。
▲コミックスタジオの画面
■で、初めてのコミックスタジオとペンタブレットで、描いたのがこれ↓。
ペンタブレットに全然なれてないので、安齋肇がSEXしながら利き手じゃないほうの手で描いたような絵になってしまいました。
この日本刀の先のほうの「集中線」はパラメータを設定するだけで簡単に描けるし、実際に買うと一枚数百円はするスクリーントーンも無尽蔵に使える。網目の大きさや濃さもかなり自由に選べる。すごいですね。
■しかしいちばん感動したのは、上の絵のなかにもちょこっと出てきますが、オプションで買った
マンガの吹き出し専用フォントで、ジャンプとかマガジンとかと同じ字体で吹き出しのセリフが打てる、というまさに夢のフォントです。
↑このようにルビまで振れる。びっくりですよね。
■これからは、このソフトを使いこなして、マンガを描いて、デビューして、連載を始めて、ハシラとか目次ページとかによくある、
『もうすぐ冬も終わりですが、この冬によく食べたお気に入りの鍋といえば?』みたいな、編集部からの超どうでもいいアンケートに答えたいです。
♪♪レッツ、サーチ、フォー、トゥモロ〜 (・∀・) (・∀・) (・∀・) (・∀・)
♪♪サーチフォー トゥモロ〜〜〜( ´∀`)ノ( ´∀`)ノ( ´∀`)ノ( ´∀`)ノ
といった意味も含めまして半蔵商店です。今日は、京都で食べた食べ物の写真を、載せます。
銀閣の近くの、
『友達の実家のリビング』みたいな内装の観光客向け食堂にて。平日でちょっと雨も降っていたため、客はおれだけ。平日の昼なのに、鍋焼きうどんと日本酒という、もはや反社会的と云ってもいいメニュー。
蕎麦屋のカレーうどん。座敷席に通されたのだが、おれのテーブル以外はすべて予約客用の鍋と材料がセッティングされてて美味しそうだった。カレーうどんすすりながら隣のテーブルを見て、「うわー、あのつくね絶対うまいよ」とか考えてた。
深夜。小腹が空いたので、ホテルの近くのam/pmにてお菓子、ビール、身に着けてる衣服の量が極端に少ない女の人の写真がたくさん載ってる雑誌などといっしょにカップラーメンを購入。夜中に「そうだラーメン食おう」と、タイミング良くひらめけた喜びってあるよね。ないですか?
朝7時台にイノダコーヒのビーフカツサンド。1680円もするのでなかなか頼めなかったけど、ついに思い切って注文した。うまい。別な日に、京の朝食セットも食った。観光客として正しい。
今回の旅で一番うまかった、妙心寺の近くにある商店街の食堂のすき焼きうどん。普通の商店街の、普通の食堂の、普通のおばちゃんが運んでくる普通のうどんなんだけど、小雨降る中の寺めぐりで冷え切った体にはもう最高だった。店内には部活帰りの高校生4人と、適当に流れてるテレビのみ、という土曜午後ならではのシチュエーションも良かった。
あぶった厚切りチャーシューの載った『壱蔵』のラーメン。肉と炭水化物をガッツリ摂取したい!!という、体をたくさん動かしたあとの男が捉われがちな煩悩をこの一杯で満たすことが出来ます。
東福寺近くにて鍋焼きうどん。なんか、うどんばっかり食ってますね今回は。ちなみに、みうらじゅんがタウン誌でおすすめしてた市役所近くの『田毎』と、龍安寺の売店でもうどんを食べてました。
■
ところで上記の、妙心寺のすき焼きうどんが大当たりだった件についてですが。
たぶん、「ガイドブックに載ってたし、グルメサイトでも褒められてるからこの店に行こう」という『情報』で判断したのではなく、「寒い→小雨も降ってる→あったまりたい→じゃあうどん」という『直感』にしたがって店とメニューを選んだのが良かったんだと思います(なにを真面目に書いてるんだ?)。
この種の美味しさは、後日に追体験しようと思ってもできない、一度きりの美味しさなのですが(たとえば、このうどんを寒くない季節の普通の天気の日に食べても、普通ていどにしか美味しくなかったかもしれないし、初めての店で美味いものを食うとなぜか2割増で美味く感じられる
「初めての店」効果というのもある気がする)、そういう美味しさを開拓するのも旅の楽しさだと思うんですよね(談)。まあ、ハズレを引く/引かされることもあるわけですが、まあ、そこらへんは勝負事みたいなもんだから。
■
あと、店などで、男が一人で食べ物の写真をとるのは、客観的に見るとけっこう
しょっぱい光景だけど、ブログのために頑張って撮った。そこは評価していただきたいと。
# とはいえ、どの店も中途半端な時間に行ったため、イノダコーヒ以外では、おれ以外の客はゼロかほぼゼロでした。
■このごろ、あえて神足裕司+西原理恵子の『恨ミシュラン』を読み直してます。上京して多少なりとも東京の土地勘が身についた現在、地方で読んでたときには気づかなかった新しい発見があります。たぶん。
■で、2007年のいま『恨ミシュラン』でぐぐると画面の下のほうに、
関連検索:
あわびの源太 恨ミシュラン
ぼたん 恨ミシュラン
恨ミシュラン あらがわ
恨ミシュラン すなっくらんど
と表示されます。おれも、あわびの源太とぼたんとすなっくらんどは気になってた。検索したら、すなっくらんどは10年ほど前に無くなってたことがわかった。
■それにしても、昔と違って今は庶民でも不味い店の情報をネットで書いたり読んだりできるから良いですね。心無い外食産業による犠牲者(大げさだな…)を減らすためにも、不味い店の情報はどんどん共有したほうがいい。と思う。
そういえば、きょう渋谷でコンスタントに不味いトンカツを食った。スジが固くて脂身が多い。肉の旨みが衣の油分で大方かき消されてる。上ロースではなく並ロースだったからかもしれないが、いくら並とはいえ980円であれはないだろう。
食べ物にケチをつけるんじゃない、というご意見もあろうかとは思いますが、そういう方にこそぜひこのトンカツを食ってみてほしい。場所は道玄坂の(以下、電話で)。
■月曜の午前3時に、なぜか吐き気で目が覚めたんだけど、トイレで吐こうとしてもなかなか吐けなかった。あと、全身に寒気がしてました。
吐き気のせいで、普通に横になることすらもままならなかった。これには参った。あと、ストーブに当たってもエアコンをつけてもカイロを貼っても、なかなか体が温まらないので困った。
伝わらないかもしれませんが、なんか、時間が過ぎるのが異常に遅かったです。「(吐き気と悪寒で全然寝付けない状況にもかかわらず、せっかく頑張って体を起こして時計に視線を移したのに、さっき時計を見たときから)まだ5分しか経ってないの!?」みたいな。
■で、ようやく朝になったので、這々の体で着替えて、這々の体で駅前まで行ってタクシー待ち(※なぜ、タクシー会社の電話番号をネットで調べて、タクシーで部屋まで迎えに来てもらわなかったのかが戦後最大の謎。病気のときは判断力が鈍るな…)。でもなかなかタクシーが来ないので、這々の体で電車に乗って、這々の体で隣駅の病院にたどり着く。
病院の待合室のベンチに座ることもままならなかったので、トイレの個室にこもって壁にもたれて座ってました。
■診てもらったら胃腸炎といわれました。そう、去年の今の時期も胃腸炎にかかり、
病院で点滴を打たれながらケータイでブログ更新してました(何やってんだか…)。
たぶん、寒さで内臓が弱ってるときを見計らって、ウイルスみたいなのが体内に来日してくるんだと思う。
■そんなわけで、昨日は会社休んで一日寝てました。
今日になって回復しつつありますが、まだ本調子ではないので、大事をとって今日も休みます。
■胃腸炎の原因は、たぶん日曜の夜に冷たいフローリングの上に直に座って、これまた冷たいガラス窓にもたれながら人志松本のすべらない話を観ていたからかもしれない。おれの部屋の寒さをなめてかかってた。風呂上がりで体が温かいからといって油断してたぜ。臓器を冷やさないように、みなさんも気をつけてください。
■で、昨日は、案の定サン・エレクトリックの『30.7.94』を3回ほど聴きました。
病床の身にはこのシンセの音が沁みる。実際、このCDを聴くと気分がちょっと楽になる。
このCDはライブ録音で、楽器としてラジオを演奏(って云うのか?)してるんだけど、そのラジオがビートルズを受信してしまっているため、その権利関係の問題で再発が出来ないんじゃないか、と2chに書かれておりました。もし、これが本当だとしても、ビートルズの部分をカットしてでも再発して欲しいです。
■本日の結論。胃腸炎にはサン・エレクトリック『30.7.94』。
■この話題を書きつづけて4回目ですが、おかげでブログのアクセス数がウナギのぼりに激減しています。まあ、いい年の男が青春セイシュン云ってるのは考え物だな。
でも、まだこの話題です。すいません。青春について、考えたことをいくつか箇条書きで。
■〔1〕やりたいことに打ち込む
〔2〕〔1〕をともにやる仲間がいる。
この2点がそろうと、青春が「発生」するような気がします。(思い切って云えば、)年齢問わず。
ただし、本当にやりたいことがあるなら仲間がいなくても一人でやるわけで、〔2〕が不要な場合もあります。
とはいえ、青春の仲間は多いに越したことはないと思う。
■「いつまでが青春でしたか」と、もう三人に訊いてみました。
●C先輩(34)の回答
「29まで」
理由:「30になった時、唐突に『自分はもう若くないんだ…』という念にとらわれたから」
●D先輩(年齢忘れたけど、30代後半・既婚)の回答
「独身の間は青春」
理由:「とくになし」
●同期のY君(25)の回答
「20代まで」
補足:「でも、青春の真の楽しさが味わえるのは、高校から22〜23までだと思う」
その他、C先輩からは、「ファミレスで夜を明かして始発待ちをしてるうちは青春。年取っちゃうと、カプセルとかビジネスホテルに泊まる小銭に困らないから」とのご意見も。
■数年前に帰省したとき、ブスなほうの妹に『サボテンキャンパス』というマンガを渡された。
その時はとくに興味がもてなかったので、パラパラめくるだけにとどまったけど、それでもそのマンガの作者が充実した青春を送ったヒトである、ということは伝わってきた。
これはあくまで数年前にパラパラめくったときの感想なので、いま読んでみるとまた違う感想になるのかもしれないけど、そのときは、
「なんでおれはこのヒトみたいな青春が送れなかったんだろう」、
と、ちょっと考えてしまったのを覚えている。
■以前、
一流ホームページの掲示板で、
「伊集院光のラジオで青春をしくじりました」と書きこんでた人がいました。
おれは、たぶん電気グルーヴでしくじってる……。
■普通の、青春モノのマンガや小説も読みたいですが、「青春を送りそびれた20代後半の男たちが青春を取り戻すためがんばる」式のマンガとかも読みたいです。
ただ、おれはマンガとか小説にうといので、なに読めばいいかわからん。「『青春を送りそびれた20代後半の男たちが青春を取り戻すためがんばる』式のマンガをください!!」と元気よく店員さんに頼めばいいんだろうか。ジュンク堂とかで。
あと、青春を送りそびれている若者のマンガとか。過去の自分と重ねあわせつつ読みたい。
■と、4回に分けて書いてしまったぐらい、『ぶっせん』読後のおれは青春について考えてた。
以上です。これだけ書いたら気が済んだ。
いまはただ、しゅっとした細長い器に入った美味しい日本酒と、小ぶりの器に盛られた野菜天丼があればそれだけでいい。
■羽田→那覇の飛行機で『ぶっせん』を読み始めて以来、にわかに"青春モノ(大ざっぱな云い方ですが…)"への興味が出てきました。
まず、沖縄で『ピンポン』のVHSビデオを買いました。いままで、「まりんの曲がつかわれてる映画」というイメージしかなかったのですが、たしかこれ卓球部の青春モノだよなあ、とか思いつつ買った。
■あと、最近、『一瞬の風になれ』という陸上部の青春モノ小説が流行ってるそうなので、これも気になる。でも、まとめて買うとちょっと高いので、しばらく待って図書館で読むかもしれない。
あと、『ウォーターボーイズ』とか『スイングガールズ』とか『夜のピクニック』とかも、
(以下、ちょっと気になってきた青春モノのタイトルを具体的に羅列した部分1800字を割愛)
■というふうに、おれはなんで急に青春モノを求めるようになったか、と、64ナノ秒ほど冷静に熟考したところ、要するにおれは輝かしい思い出のない暗い青春を送っていたので、この手の『青春要素』が不足しているので、それで今さらこういうのに憧れて青春要素を補おうとしてるのかもしれない。
…いい歳してなにやってんだか。なんで青春をリアルタイムで素直に楽しまなかったのー(´д`)(´д`)(´д`)………
そうだね。うん。その通りです。
■おれが青春をいまいち楽しめなかったような気がするのは、
「いまの環境はつまらないけど、次の環境でなら楽しくやれるかも」
というふうに、現状を改善する努力を放棄しつつ、ひたすら「次」を待ち続けて青春を過ごしてたからなんだろうな。たとえて云うなら、
「いまのサークルはつまらないけど、次のサークルでなら自分を出せるかも」
「いまのバイト先はつまらないけど、次のバイト先でなら本気出せるかも」
「いまのバンドはつまらないけど、次のバンドでなら頑張れるかも」
みたいな感じで。
■でもこれって結局は、
「現世はつまらないけど、来世ならうまくやれるかも」
と云ってるようなもんなんだよな……。
■そんな心持ちじゃ、「次」なんてやって来ないし、仮に「次」とやらがやってきても結局うまくいかない。また別の「次」をひたすら待ち続けるハメになる。いま、「今」をがんばらないと。
で、この「今」をがんばることが青春なのかもしれないですね。なんだこのブログ。
■しかしおれは、リアルタイムの青春でそういうことには気付けなかった/気付かなかった(あるいは、気付いていても気付いてないフリをしていた)。
どうやら、おれは気付くのにたいそうな時間を要するタイプなのかもしれない。
そしてたぶん、これを書いてる今も人生の大きな何かを見逃しつつあることに気付いてないような気がすごくする…………………けども、とにかく「今」をちゃんとしようと思います。
■なんだこのブログ。
(と云いつつも、この項つづく)
【付記】
「今をがんばる」とか書いたけど、
ここでは「今をストイックに過ごす」ではなく、
むしろ「今を楽しむ」「今を楽しもうとする」ぐらいのニュアンスです。
うん。自分でもびっくりしたのですが、昨日のことなんですが、渋谷にてこのCDを入手しました。
砂原良徳のCD、『What's Underground Airport!?』です。以前にも書いたと思うのですが、このコンパクトディスクは、
現世に300枚しかなく、本当にまりんを愛している者しか手に入れられません。
ちなみにおれは、このCDをすでに持ってるのですが、新春早々いきなりめでたいので縁起物として買いました。新年一回目の渋谷レコ屋めぐりでこのCDを見つけるのは、新年一回目の麻雀で九蓮宝燈をあがるのに等しい確率だと思います。すいません、麻雀のことはよく知らないのに九蓮宝燈とか書きました。
ところで、これもたぶん以前にも書いたと思うのですが、おれはこの作品はLPでも4枚持ってます。なぜなら、おれのまりん(既婚者)への愛は本物だからです。
↑とか書いてるわりには、’98年に出たマキシシングル『708090』を買ったのはつい先月だったりします。すいません。あと、LPはお金に困ったとき売るかもしれないです。
■
2001年に『POINT』をリリースしたオザケンじゃないほうの人も、去年CD出したことだし、同じく2001年に『LOVEBEAT』を出したまりんも、今年あたり新作を出して欲しいものです。気長に待ちます。
■あけましておめでとうございます。半蔵商店です。今日の昼に沖縄から首都に戻ってきました。
■この正月は年賀状とか年賀メールとかを出せませんでした。すいません。
今年こそは、節分くらいに年賀状のラフを描き上げ、春先あたりまでにイラストレーターさんにイラストを発注、梅雨どきくらいからデザインしはじめ、お盆をめどにデータの入ったMO(イラレ8.0/OS9/フォントはすべてアウトライン化してください)を入稿、初秋に校正し、晩秋には戻りを確認、そして年賀状の受付が始まる12月15日に納品(=郵便局に投函)しようとはそんなに思ってません。
■そう。沖縄に一眼レフデジカメとコンパクトデジカメを持っていったのですが、ブログで2週間は引っ張れるくらいの量の、沖縄で収集した小ネタを満載したコンパクトデジカメのデータがすべて消えてました。300枚以上はあったと思います。なんか昨日の晩に、いつものようにカメラでものを撮っていたら、唐突に消えたんですよ。なにそれ。
厳密には「消えた」というか「読み出せなくなった」っぽくて、ファイナルデータとかいうソフトを使えば復元できないこともないかもしれない運転なんですが、この「かもしれない」に7000円だか8000円だかを出すのは少々ためらわれる(←弱気でいかんな、どうも)。
■たぶん、メディア(xDカード)の容量ギリギリまで写真を撮ってたうえ、3枚消して3枚撮って、また5枚消して5枚撮って、みたいなのを繰り返したのが良くなかったような気もする。しかし、なんでよりによって旅の終盤でデータが消えるのか。このxDカードの空気の読めなさは仕様ですかそうですか。
まあ機械のせいにしてもしょうがないんだけど、「300枚以上の写真が消えた/読み出せなくなった」という現実を受け入れるのには少々時間がかかったよ。
■っていうのをもって新年の挨拶と代えさせていただきます。今年もよろしく。
■わざわざ
プレステ2本体持参で里帰りをすることでおなじみの
最終兵器イトコことリカ(仮名)から、先週、
『ちかぢか、渋谷に出てくるんだけど食事でもしない?』というメールが来てたんですよ、ゲリラ的に。
で、音楽やってる他の従弟たちとはたまにライブで会うんだけども、そういえばリカにはここ最近ずっと会ってないし、まあ、また新しいネタが拾えるのではないかという期待もあったので、ひさびさに会うことにしました。
ということで今日、渋谷でリカとメシを食ってきました。
■一年ぶり(だと思う。たぶん)に会うリカは、とくに変わったところはなかった。別にダサくなってもいないし、垢抜けてきてもいない。ただ、髪型だけは依然としてもっさりしている。髪の毛の絶対量が多いんだと思う。まあそれは別にいい。
■さて、じゃあ、どこでメシを食おうかを決めようとしてたところ、「いいとこ知ってるから!」とリカが云うので店選びを任せた。
リカの云うまま歩いていると、センター街にある、タッチパネル式モニターで食べ物を注文するタイプの居酒屋チェーン店に着いた。料理には中華人民共和国産の食材がふんだんに使われ、絶望的にまずいサワーや酎ハイを真顔で出してくるタイプの店だ。
おれはもう、こういう店にはあまり入りたくないんだけど、リカはリカなりにこの店に思い入れがあるらしく、「渋谷ではいつもこの店って決めてるんだ〜。けっこう美味しいよ〜」などというリリックを続けざまにドロップしてくるので、まあ、ここは一つ大人になって、この店に入ることにした。
■その後、2時間にわたってリカトークを聞くことになるのですが、そのくわしい内容はまた次回に。
あっ、そんなに面白いものでもないですよ。←と、とりあえず保険はかけておきます。
■全国のネタTシャツ職人の皆さんは、いまごろは、やはりノロウイルスをテーマにしたTシャツを作ってたりするんでしょうか。
■ところで今日は、近所に住んでる会社の先輩たちとプチ忘年会だったので、
2個で210円もする超高級寿司を食べてきました。平成元年のようにバブリーですいません。
■その寿司屋の有線放送で、とんねるずの「寝た子も起きる子守唄」が流れてたのが良かったです。
あと、V2(知ってる?)の「背徳の瞳」も流れていた。ヨシキのドラムと、ビニールハウス内の農作物をすべて枯らしてしまいそうな小室の歌声を堪能しながら寿司を食うというシチュエーションは、昨今の日本ではあまり無いと思います。
■で、帰りに先輩と一緒にコンビニに寄ってハーゲンダッツを買ったのですが(飲み会の帰りに酔いざましのハーゲンダッツを買うのが、ここ最近の自分ブーム)、そこのコンビニの、
山賊の子分みたいなルックスの店員が、サンタクロースの帽子をかぶってレジを打っていた。店員と帽子が、奇跡的なまでに似合っておらず、クリスマスの雰囲気を見事にかき消していた。
これはたぶん、コンビニの本部から「クリスマスシーズンだからこの帽子かぶっとけ!」と無理矢理かぶらされてるんだと思うけど、この山賊の子分にはちょっと同情しました。無理にかぶることないですよね。
石神井公園駅前のスーパーの入り口に、こんな生き物がつながれてた。
なかなかこっちを向こうとしないので十枚くらい撮った。
■
昨日の晩、激しく『一眼レフのデジカメが欲しい』と思ったのだが、今日の午前中はそれが比較的治まって、いちおう池袋まで出かけてカメラ屋で実物を手に取ったりしたけど、これを書いている午後八時の段階ではそれほど欲しくはなくなった。
けど、この一眼デジカメ欲って定期的に沸いてくるんだな。いさぎよく買ったほうがいいかもしれない。
■
朝、ビデオ(厳密にはHDレコーダー。なかなか日本語の文章に溶け込まないねこの機械は。単純に「録画機」みたいに訳して呼んでいいですかね?)に録っておいたリリーフランキーとみうらじゅんが、クンニの際の味覚などについて話したりしてる対談番組を観た。
ああいう深夜ラジオみたいなテレビ番組が増えれば、おれももっとテレビを見るのに。最近のテレビは力一杯つまらないので、おれのHDレコーダーは月に1回か2回しか出番が無く、早くも「あの頃の思い出のなつかし家電」になりつつある。これを買ったばかりの頃は、笑金をガンガン録りためてたものです。最近はその笑金も、まったく別の番組になってしまって。
■
『濃厚わさビーフ辛口』というのを食べたら、かなりグッと来た。
■
ラーメンズが出てる最近のMacのCMは…(以下800字略)。
と、このように有象無象のブログ&掲示板で話題になることをあのCMは狙いとしてるので反応したら負けだ。あれだろ、バズマーケティング?とか、バイラルな拡がり?ってやつだろ? 広告業界的に云うところの。たぶん。おそらく。
■
カップのカレーうどんに、スーパーの野菜コーナーで売られてる、「あらかじめスライスされた長ネギのパック」を一パックまるまる投入して食べたら、体が暖かくなったからいいと思う。今日は久しぶりに普通の日記をお送りしました。
■あいあい。飲食店でお冷やを忘れられる半蔵商店です。
■寒くなるとゲーム機が欲しくなります。ってタイトル欄にも書いてありますが。
なぜなのかはよくわからないが、たぶん、「冬の休日。寒いから外出せず、暖かい飲み物を飲みつつ部屋にこもってのんびりゲーム」という漠然としたイメージを追い求めてるんだと思う。
ということで、そういえば最近まったくゲームなるものをやってないこともあり、まあ、ゲーム機を買うことにした。でも最新のやつとかじゃなくて、古いやつね。安いからね。
■じゃあ、どのゲーム機を買うか、という話ですよ。
まず第一候補は、やはりファミコン。でもこれは、もう、なんというか、もう、いろんな意味でおなかいっぱいなので、却下。
■第二候補に挙がったのが、意表をついてゲームキューブ。こないだ気が付いたのですが、いま中古のゲームキューブって安いんですね。ブックオフで、4000円とか5000円で買える。
でも正直、ゲームキューブのような近代的なゲーム機のゲームは、おれには複雑すぎるような気がしたので購入は見送り。
■で第三候補が、初代プレステ。理由は、たとえば『I.Q.』『パラッパラッパー』などといった『90年代の準・なつかしゲーム』が遊べるだけでなく、『ナムコミュージアム』のようなゲームソフトを買えば、ゼビウスやらパックマンやらマッピーやらの80年代なつかしゲームまで遊べて、たいへんにお得だなと思ったわけであります。
ということで、商店街の古本屋で、その初代プレステが2980円で真顔で売られていたこともあり、買いました。
最近はプレイステーション3というのも出てますが、こんなもん1でも3でも一緒だ。どうせ2週間後には誇らしげに「飽きました」とかブログに書くんだから。
■ちなみに、ちょっと前にも初代プレステは持っていました(なので、初代プレステを買うのはこれで2度目)。そのころ遊んでた『ワイプアウトXL』を久々に押入れから取り出してやってみたら、なかなか楽しめた。
■さて、それはいいのですが、ひとつ問題がありまして。
というのも、どのゲーム機を買おうかなーとあれこれ調べていたら、
セガのマスターシステム
が欲しくなってきてしまったからです。ソフトのシンプルなパッケージの『輸入物』っぽさとか、任天堂とは違うんだよというマニアック感とか、ファミコンよりもちょっとオトナっぽい感が、少々そそる。そんなのにそそられてる年齢じゃないんだけど。
■鶴間です。有川です。立川です。半蔵商店です。
■今日は日本橋でシゴトがあったので、帰りぎわに日本橋近辺をうろうろしていたら、ユナイテドアローズがあったので、入りました。
そこで
ナウいデザインの物差しを買いました。15cmで525円(税込み)。
■なぜ物差しを買ったかというと、いま使ってる物差しが、かなり年季が入ってて、目盛りがかすれて読みにくくなってるからです。
どれくらい年季が入ってるかというと、1993年か1994年に買って以来(正確な年号が思い出せない)、今日の今日までずっと使ってました。独身サラリーマンが、このピングーの物差しを。
■1993〜94年といったら、ピチカートファイブだったら『ボサノバ2001』から『オーバードーズ』くらいの頃で(※この2枚は、メンバーが違うとはいえ同じバンドの仕事とは思えないくらい違う)、電気グループだと『ビタミン』から『ドラゴン』の間ですよ(※この2枚を、小西康陽は「同じだと思う」の一言で片付けてた…)。あとJリーグブームおよびジュリアナ東京ブームですよ。そんな時代の物差し。
このピングーの物差しは、たぶん250円くらいのものだから、これをまあ12年間使ったとして計算すると、えー、おれの一年間あたりのピングー物差し費は20.83333円でした。ということになります。高いか安いかはわかりません。
■しかしユナイテドアローズに入って、物差し一本だけ買って帰るやつもあんまりいない気がする。
■仕様です。半蔵商店です。
■レポートはなんとか書き上げました。
あとは印刷して、所定の用紙に必要事項を記入して、ホッチキスで閉じて、封筒に入れて、郵便局に持っていくだけです。
でもそれがめんどくさい。
とか、そういうことを云わないようにする。あんまりめんどくさいめんどくさい云ってると、森羅万象がめんどくさく感じられるようになるから。
■ちなみに、レポート書きにちょっと行き詰ると、ノートパソコンのキーボードからキーを取り外して、キーの下に積もってるホコリを取り除いて現実逃避したりしてました。キーの裏っかわを綿棒でこすって汚れを落としたりしつつ。
しかしキー掃除してると、パソコンのキーボードにけっこうホコリがたまってることが改めてわかるな。全部のキーを引っぺがして洗濯機に放り込んでザブザブ水洗いしたくなる。潔癖症の人だったらノートパソコンごと買い換えるかもしれない。
あと、毛ですね、問題は。キーの下から、髪の毛がけっこう出てきました。これを読んでるあなたのパソコンのキーボードにも、毛がたぶん7本くらいは潜んでると思います。
あと、容易に想像できることですが、スペースキーの裏からは他のキーよりもたくさんホコリが出てきました。
■さて、レポートを書き終わったので、自分へのプチご褒美として、一年ぶりにケンタッキーフライドチキンに行ってきました(つつまし過ぎる)。
■ケンタッキーのレジで支払いを済ませるとき、お釣りがちょうど百円だったんですが、釣り銭を百円玉1枚ではなく
五十円玉2枚で
手渡されたのがなかなか新鮮でした。いや、単に百円玉を切らしてただけだろうけど、意表を突かれた。
■この後、なぜかゲームセンターに行き、なぜか上海IIと、あとラリーXとディグダグとゼビウスをやった。
■さらにこの後、なぜか古本屋でエミネムの『8マイル』のビデオを買った。250円。
■今日はこんな感じでした。あ、あと体力はほぼ回復してたので、よかったです。
■さて、この京都旅行で感じたのが、自分が徐々に
「一人旅の許される年齢」じゃなくなって来ている、ということです。
なんつーか、いい歳した独身男が一人で観光地をうろうろする、というのは、世間様にあまり歓迎されないもんですね。
と、これを読んで、「なにそれ? ただの被害妄想でしょ」と思った20代後半のおまえ。じゃあ、次の京都の観光シーズンは紅葉の時だから、11月の休日に一人で京都のお寺行ってみ? たぶん肩身狭いですから。
■というわけで、男一人のぶらり寺めぐり in 京都は25くらいまでに済ませておきましょう。
その年齢を過ぎると、一人じゃいろんな面でつらいし、男二人だとゲイのカップルに間違われる。
■ところで、お寺で一人で来てる男、というのは冴えないやつが多い。さんざん云ってるが、おれも含めて。
清水寺の夜間拝観の帰り、まあ、そんなもんに男一人で行く時点で問題外なんですが、「うわー。カップルばっかだなー」とか何とか思いながら歩いてると、おれと同じくいかにもモテなさそうな男が、一人で歩いてるのを見ました。そして、そいつが
自分とまったく同じデザインの色違いのリュック
を背負ってるのを発見した時は、「同志よ!」というか、同族嫌悪というか、このリュックけっこう安くなかったんだけどな…というか、いろんな感情が渦巻いて、なんだか情けなくなって、その場でフテ寝しそうになった。
■なお、一人で寺に来てる女は美人が多く、女どうしのグループで寺に来てる女はそうでもない。ということも発見しました。
↑取り立てるほどの大発見ではなく、むしろ予想された結果ではあるが、後世の日本人のために書いておいた。
■そうそう、龍安寺で見かけた女二人組は、石庭を見ながら、
「なんでこんだけで五百円(拝観料)すんねん〜」
「ほんまや〜。あと百円足して大阪城見た方がマシやんな〜」
などとおっしゃってました。
■そう。京都のお寺にいって感じたことは、カップルが多いということです。
5月に行った時はそうでもなかったんですが、やはり夏休みだからか、お寺の境内はどこもナウでヤングなカップルが大量発生していました。
■とくに、ね、夏休みには「ライトアップ」とかいって照明をつけて、夜間拝観ができるお寺があるんだけど、そこはもう、
カップルカップルカップルカップル、拙僧、カップルカップルカップル、
って感じでしたよ、人口分布図が。
あんなのに一人で出かけたおれがアホだった。もう、カップルからは通常の11倍の拝観料を徴集するとか、それっくらいした方がいいと思います。(←なんでだよ)
■また、どんな山奥でも、どんな早朝でも、ヤングでナウなカップルは出没します。
早起きして京都駅からバスに乗り、50分くらいガタゴトとバスに揺られて、高山寺の朝8:30の開門一番に行ったんですが、そこにはすでにナウでカップルなヤングがいました。
朝6時の南禅寺どころか、朝5時半の法然院でもヤングがカップルがナウでした。法然院のカップルに限っていえば、雰囲気から察するに、たぶんSEXしに来てたと思う。このカシオミニを賭けてもいい。
■仏教が日本の民衆レベルで受容されていく過程についての高度な考察でしめくくってしまいました。長くなったのでこの続きは次回へ。
■ものすごく久しぶりに、
一蘭へ行ってきた。ちなみに渋谷店。
このラーメン店は、福岡発祥なので、麺のお代わり「替え玉」ができる。あと、味も自分の好みに合わせて細かく調整できる(注文の直前にオーダー用紙を渡されるので、それにいろいろ書き込むのです)。
■おれは学生時代は福岡にいたので、この店には何回か行ったことはあるし、東京に来てからも足を運んでいるんだけども、この一蘭に行って、満足して帰ってきた試しがあまり無い。
一蘭のどこに満足できないかというと、たとえばまず、その量の少なさからくるコストパフォーマンスの悪さで、本格的に腹の虫をおさめようとすると、千円ぐらいになってしまう。
そのため、とくにラーメン大好きってわけでもないおれは、「他の料理を食べれば良かったかなー」と、高い確率で反省することになる。
■今日も、どうせあとから後悔することになるんだなー。と思いながら一蘭に行ってきた。
(゚д゚)<じゃあ最初から行くんじゃねえよ! なんでわざわざ行くんだ?
おっしゃる通りなんですけどね。その理由はまたあとで。
■今日は「薄味」「こってり度なし」で発注したのがまずかったのか、「たれ1/2倍」にとどめていたにもかかわらず、スープの味が唐辛子に完全に負けているラーメンが出てきた。やたら唐辛子の味が舌に付く。
そんなスープで、3回も替え玉を頼んだ。つまり、トータルで4玉も麺を食ったってことですね。
(゚д゚)<文句付けてるくせに、4玉も食ってるんじゃねえよ!
いや、聞いてください。うまいから4玉も食ったわけでもない(もちろんまずいわけでもない。まずかったら4玉は食えない)。
じゃあ、なぜおれは4玉も食ったか。
■たいていの場合、食事の終わりにはなにがしかの達成感というか満足感というものが得られる。
たとえば昨日は、おれは
すき家でチーズカレー(並盛り)を頼んだ。並盛りという量にもかかわらず、食べた後には
「あー、食べ終わったー。(´∀`)」
という満足感がちゃんとあった。たいていの食事は、このように胃だけではなく精神的にも満たされるもんである(もちろん外食に限りません。食事全般に云えることです)。
■しかし、一蘭のラーメンには、その満足感が食べても食べてもやって来ない。なんか、胃袋にただ延々と麺を投入しているだけ、という不毛な作業をやっている感じがする。
満足感が得られないので「あれ? 量が足りなかったのかな?」と、替え玉を発注して食う。しかしそれでも満足感がやってこない。そのため替え玉を発注して食う。しかしそれでも――と、このループで、4玉も食ってしまいました。
■では、なぜ満足感が得られなかったか、と考えたのですが、これは、一蘭独自の
「店員&他の客の顔が一切見えないシステム」に原因があると思う。やはり、あれはヒトが食事する場所として不自然だと思う。
その不自然さが、「食事をし終わった気」にさせてくれないので、満足感が得られないのではないか――と考えたんですが、どうでしょう。
■だって、店員は顔を見せず、ノレンの向こうからニュッと手首を出すだけだし(天才バカボンの「手首だけ家族」のエピソード思い出すなあ。実際には見たこと無いけど)、他の客の様子も一切うかがえないし。
「自分以外のヒトがいるのに、いないという設定になってる感」が妙だ。よく考えると。
■で、なぜそんな一蘭に懲りずに行くか、というと。
一蘭は、なまじ自分で量や味を調節できるぶん、「前回は負けたけど、今回は味と量をちょっと変えて挑戦してみよう。そして、前回の負けを取り戻そう」と、変に逆転を狙ってしまうの心理が働いてしまうのではないか、と。そして負け続ける、と。
(といっても、年に2回くらいしか行かないですが。)
(といっても、もう行かないですが。)
(といっても、半年くらいしたらまた行くかもしれませんが。)
■かくして、おれは1300円(ラーメン+ネギ+替玉×3)を投じて、たいして面白みのない食事をし、重くなった胃を抱えて次の用事がある新宿へと向かったのでした。
どうせ新宿行くなら、どうせ1300円も払うなら、
「すずや」のとんかつ茶漬けでも食べればよかったな…ぶつぶつ…。
■食べ物の話になると、しつこくてすみません。最後まで読んでくれた人は偉い。たぶん出世すると思います。
■昨日、久しぶりに仕事でもしてみるか、と会社にいったんですが、午後2時くらいから風邪を引き始めました。1時半にはなんともなかったのに、2時半には鼻水が止まらなくなっていました。熱とか咳とかはないんだけど、鼻水が延々と。
なので昨日は、これも久しぶりのジムも休んで、カレーうどんを食べて、コンパクトディスクを買って、リンゴジュースとパブロン飲んで、家で養生していました。九時半には寝ました。
■これはたぶん、体のOSが、「京都夏休み篇」から、「渋谷で仕事Ver.」に書き換わっていってるんだと思う。体の悪いところにパッチをあてていってるというか……なんとなく。
↑こういう比喩は最初の5秒で相手に伝わらなかったら、そのあとどんなに説明しても伝わらないから、パーティー会場とかでは気を付けた方が良いよ>俺
■けさ起きたら、鼻水は多少軽くなったけど、頭がまだボーっとする。やれやれ。
■おまけ。昨日買ったコンパクトディスク。
・オウテカ/Garbage
・カオスA.D./Buzz Caner
・エイフェックス・ツイン/WindowLicker
・DMX Krew/Ffressshh!
・セイバーズ オブ パラダイス/Versus
・リッチー ホウテイン/DE9|Closer to The Edit
ヒトが聴いてたレコードをあんまり聴いてないので(威張ることじゃないが、責められることでもない)、いまはこういうのを買ったり聴いたり。
■先週は、
イタリア料理を食べ過ぎたり、
ラーメン二郎を食べたりしてたのですが、昨日体重を測ったら、先週より1キロ落ちてました。
ちゃんと節食してれば、週に2回は大食いしてもダイエットに影響なし、ということです。たぶん。おそらく。断言できませんが。
■ダイエット中の大食いは、味覚的にも胃袋的にも楽しいし、あと、「自分のストイックな食生活を、他人に自慢したり勧めてきたりするイヤなやつ」になる危険性も低くなるのでおすすめです。
■そう。以前から気になっていた、渋谷は円山町の床屋「ザ・バーバー」に行って来たんですよ。
ここがどういう床屋かというと、
この公式サイトにあるように、まあ、ちょっとお高い感じのお店です。
床屋なのに、そこらへんの美容室よりも楽勝で高い価格設定なのですが、どんな感じの店なんだろう、と興味があったので、ちょっと頑張って7350円の「ラグジュアリークラス4」というコースを予約していきました。
以下、気づいたこととか、覚えてることとかを箇条書きで。
■店のつくりは、英国風を目指しているらしく、いわれてみれば英国のバーか仕立屋のような雰囲気………のような気がする。行ったことないからわからん。
■店に入ってカウンターで受付を済ませ、髪を切る席に案内される。や否や、
ガーゼで出来たガウンみたいなのを渡されて、着せられる。これで髪の毛が付かないようにするらしい。
ちなみに髪を切る席は、かなりの余裕を持って配置されており、壁などで隣の席が見えないようになっている。
■店員は全員
美男子。みんな、全身黒づくめの服を着ている。
■で、髪を切ってもらう。会話量がいい感じに控えめなのでよかった。
髪型については、切りながら要所要所でアドバイスしてもらえる。
■髪を切り終わった後、靴を脱ぐよう云われる。で、靴を脱ぐと、あら不思議。おれの座ってるこの椅子が
フルフラットに変形。ベッドみたいに真っ平らに仰向けになれる。これは イイ (・∀・)。地球上の全ての床屋&美容室&歯医者で採用して欲しい。
で、シャンプーされ、なんかミントっぽいペースト状のモノを髪に塗られ、頭皮マッサージしてもらえる。これはこの店独自の「シャスパ」と呼ばれる儀式です。儀式っては云わないか。
■ちなみにこのシャスパ中に、
靴を磨いてもらえる。
■その後は、バリカンで細かいところを整えたり、肩と首をマッサージされたり、飲み物が出たり。
あ、この飲み物はちょっと減点でした。髪を切り終わった後、別のテーブルで飲み物が出るなら分かるが、いま髪を切ってもらったまさにこの席で飲み物が出てくるんである。
周囲はシャンプーやらなんやらの匂いが立ちこめてるし、切った細かい毛が散らばってるなか運ばれてくるわけだから……と気にしすぎたらキリがないが、この点では、おれが中学のころ通ってた地元の床屋
『アットホーム』の方が、飲み物専用のカウンターがあったぶんポイントが高いと云える。スーパーファミコンも置いてあったなそういえば。
ちなみに、飲み物はホットコーヒー、アイス烏龍茶、ミネラルウォーターの3つから選べます。
■で、あとは髪型をガムで整えてもらっておしまい。最後にカウンターで支払いを済ませる。カードも使えます。
■と、こんな感じでした。所要時間は80分くらい。
■この店は、「男でもくつろげる」というところに力を入れてるらしい。
たしかにくつろげたが、おれのような庶民は、店の人に丁寧にされると身構えてしまい、かえって気疲れすることもある。だから池袋駅の構内にある千円床屋のほうが本当の意味でリラックスするかもしれない…と脳細胞の2.5%ぐらいではそんなことを思ってしまった。
まあ、このお店でくつろげるようになったら一人前ということですかね。次はもっとがんばってくつろごうと思う(←ここらへんが矛盾)。
でも、なにも無理してくつろがなくとも、わざわざこういうところに足を運んで軽く緊張するのは悪いことではないと思う。なぜかというと、もう眠くなってきたから割愛。
■あと、なぜ大通りでなくわざわざ円山町に店を作ったかお店の人に聞いたところ、「隠れ家っぽさ」を出すためらしい。たしかにハチ公前とか新宿アルタとかだったらあんまりくつろげないですね。
■いろいろ書きましたが、ちゃんと料金分は満足できました。次は、超丁寧&きれいに仕上がるという顔剃り「プルームシェーブ」も試してみたいです。
でもやっぱりけっこう値が張るから、次にこのお店に行くのがいつになるのかは謎に包まれています。
■昨日に引き続き、ラーメンの話を。
■会社の同僚の話によると、江古田に
超エクスクルーシブなラーメン屋があるらしい。
なんでもそこは
会員制らしい。
福岡の『一蘭』が、その昔に会員制だったという話は聞きますが、江古田には今でもあるんですね。会員制て。
■しかも、その店に初めて来た客は、
味噌ラーメンしか頼んではいけないらしい。他のメニューは、2回目以降の来店じゃないと注文できないらしい。
これは厳しい……。(;´Д`)
■さらにすごいことには(←直訳風文体)、この店のドアにはデフォルトで鍵がかかっていて、
暗証番号を入力しないと店内に入れないらしい。
なあ、店か? それ。
■そういえば、昨日のエントリでちょっと採りあげた石橋貴明と古館伊知郎の
『第4学区』にも、
『ここはラーメン屋ではありません。ラーメンを愛する者の同好会です』というマニフェストを掲げる、高田馬場の真っ黒いテントの店(店じゃないようですが)が出てきます。
テントという時点ですでに謎ですが、そこでは「営業中」の札の代わりに、
牛の骨をぶら下げているらしいです。謎だ…。
■以上のことはたぶん、ラーメンメイニアの人には常識なんだろうとは思いますが、まあ、東京にはそんなお店があるとは知りませんでした、ということで。
ちょっと興味ありますが、行ったら行ったで店の人に怒られたりしそうだ。なんとなく。
■ちなみに今日も昨日に引き続き、ラーメン食べたいという気分だったのですが、二日続けてのラーメンはカロリー的にアレなので、いつものカップ春雨にニンニクと醤油を投入してラーメンぽく食べてみました。なかなかうまい。
顔面を骨折した弟が明日手術するので、
「よし、じゃあ明日ぼくは君のためにホームランを打つよ。だから君も明日は怖がらずに手術を受けるんだ。いいね?」
と電話をかけたら、最後まで云い終わらないうちに「忙しいから」と切られたので、週末にナエバ県で撮ってきた写真をあれします。載せます。
さわやかな初夏のゲレンデ&プリンスホテル。バブル期のスキーシーズンになると、このホテルの中で同時多発ギシギシアンアンが行われていたのか。そうか。
朝食はボンカレーと納豆。
『出発前には道路情報ラジオ1620KHZを聞きましょう。国土交通省』と書かれた看板。実際にこのラジオを聴いたら、アナウンサーのしゃべり方が戦前ぽくて、開戦前夜みたいな雰囲気だった(たぶん、あれってコンピューターかなんかの合成音声だと思う)。
KOOLシリーズしかない、という、選択の余地が大人げないくらいに狭すぎる自動販売機。
山です。
花です。
木です。
けさ6時半ごろ、石神井公園駅北口の西友の近くでジョギングしてたら、自転車に乗った60歳ぐらいのおっさん(たぶん酔ってる)が後ろから、
「兄ちゃん、がんばれ〜」
と声をかけてきました。おれがそのおっさんの方に顔を向けると、おっさんは自転車でスーッとこっちに近寄ってきて、
「たいへんだねー、おれがそんなこと(ジョギング)やってたら死んじゃうよ〜」
と云って、またスーッと離れて走り去っていきました。付近の方は十分気を付けてください。
# 前も書いたと思うのですが、なぜこの手の人々は
# 異常に安そう&よく燃えそうな化繊のブルゾンを着用してるのでしょうか。
昨日、ちょっと風邪気味になってしまいました。
そこで、牛肉でも食って体力を付けようかなと思い、会社の近くのステーキ屋にいってきました。この店の存在は前からちょっと知ってたのですが、行くのは今回が初めてです。
以下、この高度情報化社会においては、みなさんお忙しいでしょうから、この店の特徴を簡潔に箇条書きでまとめておきます。
■
・ステーキ屋のわりには、街の喫茶店といった感じの内装。カウンター席に座る。
・とりあえずサーロインステーキ200gを発注。
・最初に簡単なサラダが出てくるが、ドレッシングにニンニク入れすぎ。というかほとんどニンニクの味しかしない。舌がピリピリする。
・ライスが皿ではなく茶碗で出てきました。
・そして肝心の肉ですが。
ふつう、ステーキ屋だったら、黒い鉄板にステーキがジューッていいながら出てくるのを想像するじゃないですか。そこは、白くて丸い普通の皿に、あらかじめ切られた肉がのってるだけでした。
・そしてこの肉が、
異常に柔らかい。ほとんど白身魚のような噛み心地。たぶん、下ごしらえの段階で、なんらかの方法で繊維質を壊しすぎてるんだと思う。柔らかい肉イコール美味しい肉というのは違うと思うのだが、どうか。
・その柔らかすぎる肉に、「なんで!?」ってぐらい塩コショウがまぶされている。塩コショウ効き過ぎ。
また、この皿の肉にも、おろしたニンニクがトッピングされています。肉は、小皿のニンニク醤油につけて食べます。
肉と、大きめの茶碗に盛られたご飯を、箸で交互に食べる。ステーキ屋での食事というか、貧乏学生がアパートで食べる食事だろ、これは…。
・あ、あと、スープも付きますが、これはマルちゃんの焼きそばに付いてたようなレベルのためコメントは控えます。
■
これで税込み2000円。これだったら、もっと他の店に行くなあ………と、あまり文句ばかりも云ってられない。
なぜなら、このニンニクたっぷりの肉(とサラダ)を食べたところ、風邪気味でだるかった体がいつの間にか元通りになってしまったからです。
すげえよ! この店! というか、ニンニクがすごいのか。そうか。
■6:30am
朝起きて、とりあえず東寺へ軽い気持ちで散歩。
はい、この「軽い気持ち」が失敗の原因でして、地図は持たず+自宅用のダサ眼鏡+つっかけ感覚で素足にスニーカーというスキだらけの装備で外出してしまいました。
東急ホテルから東寺はわりと距離があるにもかかわらず、「京都駅の近くでしょ?」ぐらいの気分で歩いていたから歩けども歩けども着かない→足の裏のマメが痛い→しかも道を間違えている→靴下をはいてないので靴の中がムレて気持ち悪い→まだ東寺に着かない……という、まさにデフレスパイラル。言葉の使い方が完全に間違っていますが。
この日の朝は予想外に暑く、シャツの袖をダサめに折り曲げながらテクテク歩く。
■7:30am
いざ東寺に着いても、ゆっくりするという気分にはなれないし、そもそもお寺はまだ開いてないので(※これはさすがに計算済み)、足早に境内を見学して終了。修学旅行の中学生と、地元の中学生がかもし出すラッシュアワーに巻き込まれてHPをたくさん失いました。早くホテルに帰って風呂はいってメシ食いたい、という一心で引き返す。
昨日のルームサービスのサンドイッチの出来から判断するに、ホテルの朝食も美味しそうな予感があまりしないので、am/pmと自販機で食料を調達。
■8:30am
ホテルに戻って、焼そばUFO(明太子マヨネーズ味)、ガルボ、ネクターと、そういう朝食。風呂。
■10:00am
ホテルのコンシェルジェっぽいヒトに京都観光について訪ねるも、あまり対応が良くなかった。このホテルの人々は、客のことを
『速めに処理すべき案件』ぐらいにしか思ってないんだろうな。ぶつぶつ…。
■10:15am
ホテルをチェックアウト。テクテク歩いて地下鉄の駅まで。途中、郵便局に寄って、ヤフオクで落札されたCDを落札者に発送。冊子小包で180円。京都からヤフオクの品を送ったのは初めてっす。
■11:15am
叡山鉄道で鞍馬山まで。このローカル線ってのが旅情だね。いいね。ローカル線で食べる
きのこの山も旅情だね。
■12:00pm
鞍馬山駅で、電車を降りる。そこからまたケーブルカーで山に登る。山の中の道を歩いて、歩いて、とにかく歩いて、ひたすら歩いて、上ったり下りたりする。けっこう楽しくなる。
■1:00pm
山を下りて、貴船というとこへ到着。
ここらへんは貴船神社があり、観光客向けのレストランや旅館が密集している。
涼しげに流れている小川に床板を渡し、そこにテーブルを置き、そのテーブルでさわやかな川の流れを見学しながら食事ができますよ! という趣向の飲食店が多数あった。
せっかくだからここで食事するか、と思ったけど、ランチのわりにはけっこうな値段だし(一番安い店で3500円)、そもそも一人だとちょっと恥ずかしいので、普通っぽい店構えの店で『あゆ茶漬け(並)』を食べる。
食べたあとは、貴船神社に立ち寄って、駅まで歩く。
■2:45pm
貴船口→出柳町→京阪三条。
■3:45pm
今日泊まるホテルオークラに到着。このホテルは京都市の真ん中にあり、しかも14階の部屋なので眺めがいいです。超いいです。
■5:30pm
銀閣へ向かう、も、着いたころには閉まっていた。
■6:00pm
「だる満」という蕎麦屋に行くも、閉まっていた。ちなみに、このお店は、「とれま」からレコードを出しているタンツムジークというバンドの中の人がやっているお店だそうで、90年代中期の日本テクノが好きな拙僧としてはぜひ訪れたかったのですが残念。
じゃあ近所の平安神宮に行こう、としたら、閉まっていた。
地下鉄の駅をめざして歩く。途中、
イージーリスニング風にアレンジされた「3年目の浮気」をスピーカーから流してる昭和っぽい商店街があったので、歩いてみる。京都ってのは町のあちこちにお寺があるなあ、という観光客ならではの一般的感想を心の中で述べながら路地裏をぶらぶらしてたら、感じのいい蕎麦屋を見つけたので、入った。にしん蕎麦を発注。食す。よかった。
ついでだし、せっかく京都に来たんだから地酒でも…という理論で、京都のなんとかという日本酒一合を飲んだら、想像をはるかに上回るスピードで酔いが回ってくる。たぶん疲れていたんでしょう。
■7:00pm
ふらふらしながら駅へ。ふらふらしながら地下鉄に乗って、降りて、街を歩いて、有名なイノダコーヒに行って、デフォルトで砂糖とミルクが入ってることで有名なコーヒーを飲もう、と考えていたが、イノダコーヒ本店に着くころにはラストオーダーの時刻を過ぎてて中に入れなかった。合掌。
■8:00pm
ひきつづきふらふらしながら、市役所裏のコンビニで、レモンティーの紙パックを二つ買って、ホテルに戻る。
■11:00pm
しばしの仮眠をとったあと、きれいな夜景をボーっと見ながら夜食のルームサービスのサンドイッチを食べて本日終了。
(前回のエントリからの続きです)
■愛想の良くない店員が運んできた野菜カレー(大盛り)は、まあだいたいこんな感じでした。野菜カレーと名乗るだけあって、ジャガイモとニンジンがけっこう大きめです。
■そして、肝心の味のほうですが、一言で云うと香りがだいぶ飛んでいるカレーでした。普通のカレーって、口に含んだとたん各種スパイスが立ち上って、カレー感をかもし出すじゃないですか。でもこのカレーは香りがかなり弱い。
それと、これは個人的感想なんだけど、ケチャップの味がする。たぶん、少なからぬ量のケチャップを投入していると思う。間違ってたらごめん。
■こんな味のカレー、どっかで食ったことあるな……と考えてたところ、思い出した。あれだ、これは、給食のカレーですよ。小学校の給食の、まずいカレーですよ。スパイスの香りがほとんど失せた給食のカレー。
せっかくだから文句ついでに云うと、大きめに切ったニンジンがあまり煮込まれてなく、生っぽかった。この堅さでは、食べられない人もいるんじゃなかろうか。
■そしてこの美味しくないカレーを、薄暗い店内で、半月の形のテーブルで、壁のモザイクタイル鏡に映った間抜けな自分の顔を見ながらモグモグと食べる。なおさら美味しくない…。
■嗚呼、こんな
事故に巻き込まれるくらいなら、素直に大戸屋にでも行けば良かった。このカレー屋に来るまでの間に、大戸屋は2件もあったのに。大戸屋で梅おろしチキンかつ定食でも頼むんだった。とろろご飯つきで――と後悔しつつも、マザーテレサ級の慈悲に満ちた心で最後まで野菜カレーをちゃんと食ってあげて、900円払ってあげて、店をあとにしてあげた。
■ちなみにこのカレーを無理矢理フォローするならば、付け合わせの小皿に、他の漬物にまじってイチゴがあったのがよかった、ですかね。そんだけ。
■さて、この翌日、会社で先輩に「まずいカレーを食っちゃいましたよー」と報告したところ、
「この世に、まずいカレーなど存在しない」
と即座に反論されたので、おれの身の潔白を証明するためにも、近いうちこの先輩をこの店に連れて行こうかと考えています。
■食い物の味に文句を付けるな、という向きもあるかとは思います。ですが、まずいのを食べてると機嫌も悪くなるし弱気になるしで、健康に良くありません。結果として、死期が早まります。気を付けてください。「まずいものは毒」という言葉もあります。あと、こういう店を野放しにするというのは、日本社会や経済にも悪影響があると思います。以上。
# コンビニなどで売っている、レトルトの「銀座カリー」の方が美味しかった。ほんとに。
■じゃあジムで気づいたことを書くクマー。
■ジムには、70歳近いんじゃないかと思われるお年寄りにも体全体がピシッと引き締まった人がいて、20歳そこそこなのに体のラインがにんともかんとも曖昧なヤングがいたりする。つまり、年齢に体形の良さは関係ないんですね。当たり前といえば当たり前ですけど。
■で、ここからが今日気づいたことなのですが、体形の整った人は、年齢を問わずウェアまでもがかっこいいですね。ちゃんと体に合ってるサイズを着て、配色もバランスがいい。
反対に、体形が整ってない人は、年齢を問わず、ウェアもかっこ悪いんだな。おもいっきり腹が出てるやつに限って、なんかくすんだ暗いカラーリングの服だし。なのに靴は白。
■着る物に無頓着な人は、おそらく自分の体形にも無頓着なのではないか、筋肉や脂肪をうまく「着こなす」ことができてないんじゃいだろうか。と考える次第であります。
■で、おれはまあ、云うまでもなく無頓着組です。がんばろう。
■おまけ。6年前写真。
うちの学校にあったハニワ。けっこうでかい。
たぶん考古学研究室とかの近くにあったと思う。
冬はマフラーを巻かれたりしてた。
(2000/11/22撮影)
■今週は月曜も火曜もシアターDでお笑いのライブを観てきました。2日続けてかよ。
■「このごろお笑いライブに行き過ぎだよなー、おれ」とさすがに大いに反省したので、水曜日はローソンで別のお笑いライブのチケットをやっぱり購入。その帰り道、芸人をやってるT君から電話がかかってきて「まあメシでも」ってことになって新宿で合流。近年の若手お笑いについてみっちり180分間語り倒したあと、T君が出るライブのチケットをT君から直接購入。
■つーことで先月にひきつづき、今月もお笑いのライブにちょこちょこ足を運ぶことになりそうなのですが、思いついたんですよ、新しいタイプのお笑いを、おれ、今日。
倒置法の変なところはお詫びします。
■話を戻しますが、サブカルを扱ったお笑いってあまりないじゃないですか、だからサブカル漫才やサブカル漫談をやるというのはどうだろうか、と思いついたのですよ。
たとえばですが、クイックジャパン・WIRE 05・バカサイ・スタパ齋藤・宝島・KLF・西島大介・テキストサイト・NIGO・戸川純・コミックIKKI・プラスチックス・渋谷直角・啓蒙かまぼこ新聞・ディスクユニオン・VOW・町田町蔵・タイクーングラフィックス、とかそういう単語がビシバシ飛び交う漫才/漫談を、誰かやってもいいんじゃないですかね。"relax"(雑誌)の迷走ぶりをネタにしたりとか。
■逆に、サブカルキャラを演じるコントというのもアリだと思います。
部屋で一人でいるときの野宮真貴コントとか(←劇団ひとりがやったら面白いかもしれない)。あと、小山田と小沢の格好をしたフリッパーズなりきり漫才とか(ひとネタやるごとに「♪かーみーをー切るーさー」と歌う)。もしくは桜玉吉・O村・ヒロポンの人間関係を描いた3人コントとか。
あと、「元ナゴムギャルのその後」コントとか。見たい。
■サブカルお笑いをいまのうちに始めとくと、たぶん第一人者になれるのでは? ならなくていいか。
■もしそういうサブカルネタのお笑いのライブがありましたら、おれもテイトウワと小西康陽のモノマネで参加したいと思います。あ、でもさいきん練習してないから自信ないです。
■あと、サブカルではないですが、「バスを待っている、90年代半ばの沖縄の男子中学生」というネタもあります。これは恥ずかしいので人前でやってません。
たまに、台所で一人でスパゲティを茹でながら、このネタをやります。一人で。むなしいけど面白いです。
# というか、お笑い自体がサブカルなのかも、という気もちょっとします。
■小銭って、大昔に石とか貝殻をお金がわりにしてたころの名残りじゃん? それって現代人らしくないなあと思ったので、できるだけ小銭を持たず生活することにしました(乱暴な理論)。
■ということで、小銭を持ち歩かない国の人、もしくは小銭持たない星人になるべく、財布の中に小銭ではなく代わりに5枚のカードを持ち歩くことにしました。
■まず日常の買い物、これはEdy付きのクレジットカードを作ったので、これ一枚で済ませます。「自宅のパソコンで、自分のEdyにお金をチャージできる機」も買いました。ハイテクです。
■次にキャッシュカード。ちなみにみずほ銀行です。
■そして、電車に乗る時に小銭を使うのは面倒なので、JR乗る時のために、かの有名なsuicaをいよいよ作ろうと思います。
■さて、問題は私鉄と地下鉄です。JRは有名なsuicaがありますが、私鉄&地下鉄はどうすればいいのでしょうか。やはりいちいち小銭で切符を買わないといけないのだろうか……。
……と、思って先輩に訊いたら、2秒もしないうちに「パスネットカード使えばいいじゃん」というソリッドな答えが返ってきました。
パスネットカードっていうのを使うと、私鉄でも地下鉄でも乗れるんですね。知りませんでした。改めて駅構内を見回してみると、確かにパスネットカードって売ってますね、全力で。気がつかなかった。たぶん、練馬区の成人男性でパスネットカードの存在を知らなかったのはおれだけです。
■あとは、いつもの定期券も一枚持ち歩きます。
■クレジット・キャッシュ・スイカ・パスネット・定期券の5枚があれば、小銭を持たず日常生活を送ることが出来る、ということに気づきました。ハイテクです。
いや、小銭というか現金自体いらないかもしれません。
現金を持ち歩かないと、ATMに行かなくてすむし、ATMの手数料も払わなくていいし、知らない町でお金が必要になった時ATMを探しにさまようこともなくなって、たいへん健康によろしいです。
■ですが、
シアターDとかクリーニング屋とかではクレジットカードが使えないので、まだまだ現金もちょっとは持ち歩かないといけません。
しかし現金ってのも面白いもんだな。1000とか5000とか書かれている紙に上手な似顔絵も描かれてたりして。これ作るのにいくらかかってるんだろう。
すいません。まだどのケータイに機種変するか決まってないです。謝る必要ないけどすいません。
いちおう、auの春モデルにしようとは思ってるのですが。
「ケータイなんてどれも同じじゃん。さっさと買っちゃいなよ」と木の実ナナが後押ししてくれれば、優柔不断な拙僧も、こう、パッと決められるかもしれないですけど、でも面識がないもので。
とはいえ、機能や価格、サイズなどのバランスから考えると、
W41CAがベストだというのは、頭では分かってるけど体は正直だなグヘヘヘヘh
じゃなくて、W41CAがいいというのは、頭では分かってます。カメラも200万画素だし、日本語入力はATOKだし、しかも薄くて持ち運びやすい。ディスプレイも大きい。
でもなぜだろう。この機種、全然欲しくない…………。
ほら、ケータイを変える時ってさ、もっとさ、こう、「新しい機種にしました〜!」みたいなさ、華々しさというか、デビュー感とか、そういうのが欲しいじゃないですか。でも、このW41CAにはそういう要素が皆無・オア・ナッシング。ようするにゼロ。
↑これを読んで、「そんなんを基準にケータイを評価するな!」と思った人は、たぶん正しい。でも、これは、おれの考えなので堪忍してください。
見た目とか、思い切って機種変更しましたよ感は
W41Tのほうが秀でている。でも店頭で見本を触ったら、けっこう重かった。これだとメール打つ時に不便そうだなー。
W41Hも、テレビが見られるけど、デザインがちょっと丸っこいし、本体がラメ入りだし……ぶつぶつ。
という風に、相変わらずケータイが決まりません。木の実ナナのせいです。違います。
もう、秋の新機種まで待とうかなとすら考えてますよ。
■PSE法に関する当サイトの見解はさておき、今月観に行く(行った)お笑いライブの予定なんぞを羅列してみます。
・2/10 コンマニセンチ単独@新宿モリエール
・2/14 吉本新人計画エコノミークラス@渋谷シアターD
・2/17 若手theよしもと5じ6じ@新宿ルミネ
・2/18 ポイズンガールバンド単独@新宿ルミネ
・2/25 なんか、友達が出るやつ@三軒茶屋?
・2/26 バトルライブ@新宿モリエール
・2/28 吉本新人計画エコノミークラス@渋谷シアターD
↑こうして並べて書くとお笑い系ブログみたいですね。
あ、ちなみに全部、一人でいきます。'`,、('∀`) '`,、
お笑い好きな人は、ぜひ友達になってやってください。できれば千鳥と笑い飯が嫌いな方を希望。
■しかしポイズンの単独に男一人で行くなんてかなりのアウェイですよ、たぶん。そういえばシアターDの吉本新人計画は、いまでこそ男の客もチラホラいるけど、以前は客の98%が女で、男一人で来ているおれはどうも肩身が狭かった。
とはいえ、お笑いのライブ(とくに吉本)では男はまだまだマイノリティなので。もっとお笑いのライブに足を運びましょうよ>男。
■ところで、東京吉本(NSC9期)の『ガリガタ班長』は面白いです。かなり。(いまは吉本新人計画のビジネスクラスに出てます)
■あと、昨日見た『昼メシくん』というピン芸人もすごかった。スキンヘッドで子泣きじじいのコスプレをして、妖怪ショートコントをやってた芸人さんなんですが(30歳)、ふだんは何してる人なんだろうとか、その「昼」とゴシック体で書かれた前掛けはどこに発注して作ってもらったのかとか、いろいろバックグラウンドを想像してしまいます。そういう楽しさもある。
■半蔵商店がお送りする、
ノリノリなナンバー満載のゴキゲンなアルバム『XVOXX』が、秋葉原・
eARS様で再び完売しました。
( ´д)人(´д`)人(д` )イエー
ありがとうございます。今月中にまた納品します。
■『みんなで山に行こう』と、会社の同期が昭和30年代の大学生みたいなイベントに誘ってくれたので、今日は高速バスで長野に行きます。ちなみに現地集合/現地解散です。
長野って行ったことないけど、たぶん石垣島よりも寒いと思います。勘だけど。
▼昨日、会社のみなさんと、遅めの新年会をかねた食事に行ったんですよ。
▼そしたらあなた、その行ったお店というのが、最近オープンしたばかりらしいのですが、
『昭和30年代ふうの下町を再現した内装』で
『ジンギスカン食べ放題』という、単に流行しているもの同士を思いつきで無理矢理くっつけただけのような安直な店でした。
膣外射精と同じくらい安直だと思います。
あのな、おい、
由美かおるのアース製薬のホウロウ看板ながめながらジンギスカンを食べたいと思ってるやつがこの地球上に何人いるのか教えろ。いや、教えてください。
店内には、昭和30年代のポスターや雑誌の切り抜きが貼られ、長屋ふうの二階席にはステテコや風呂敷が干されています。昔っぽい、丸いデザインのポストのレプリカも置かれてます。だから何なの?
▼店内には、なぜか唐突にカラオケセットもあります。
▼そしてこのお店、不思議なことに
代官山にあるんですよ………。
代官山のような
おしゃれファッションタウンに足を運ぶような人種が、たとえば買い物帰りや仕事帰りにこんな内装の店で食事をしようという気になるんでしょうか? 新橋とか新宿とかならさておき。
▼おれはめちゃめちゃいい人なので、一応フォローしておくと、羊はけっしてマズくないし、飲み放題のメニューも充実しています。ちゃんと赤玉ポートワインや、トリスやホッピーといった昭和っぽい飲み物も頼めます。
でも代官山なら、なおさらホッピーはないですよね。
▼店内は容赦なくガラガラでした。この店、冬を越せるかどうか………。
でもまあ、仮に冬を越せたとしても、この手の内装のお店って
一回行けばもう十分だから、おれはたぶんもう行かないと思う。
▼って、3000円の店に文句いっちゃいけないですね。
# ふつうの内装にしてりゃ、『代官山なのに、3000円でそこそこのジンギスカンが食えて、飲み放題メニューも充実してる店』ということで重宝がられそうですが。
## なんというか、いろんな意味で学ぶべき点がたくさんある店でした。
### 我ながら、今日はボールドタグを使いすぎました。
では沖縄市内で撮った写真を載せてみます。どうぞ。
↑初めて見ると何のことだか分からないが、もとは『メーシー商会』という会社の看板。この状態で十数年以上は放置。現在も絶賛放置中。
↑諸見小学校の近くにて。おいしいと書いてあるからたぶんおいしいんだと思う。でも何屋さんかは確認できなかった。
↑中央パークアベニューという商店街にある落書き。かなり以前からある。消そうと思えば消せるはずなのに、長いこと消されていないところに、家主さんに秘められたポテンシャルを感じます。そうか?
ちなみに、これとは別の商店街には「山崎浩子命」という落書きがありましたが、こちらは現存しません。
■おととい、生娘じゃあるめえし今さらカマトトぶってんじゃねえよ!という勢いで、1000グラムの乾麺をゆでて明太子のパスタを作りましたので、その調理過程の写真を載せてみようかと思います。
■まず明太子をほぐす作業。作業中に、冷やご飯に明太子をのせて熱いお茶をかけてかっこみたい!!という衝動に11回ほどとらわれそうになったが、おれは強い子なので、最後まで任務を遂行した。
■レモン。これは食べる直前に、各自お好みで絞ってください、っていう。(余った分は翌々日の豚ネギ炒めに流用。)
■ゆでた直後のめん。底に穴が開いている洗米用のボウルは水切りに便利。パスタの銘柄はブイットーニ。
■大葉ときざみ海苔を散らした完成形。レトルトのパスタソースのような派手な味(=後半飽きる)がしないので、最初は味薄いんじゃないの?みたいな世論が持ち上がるけど、食べれば食べるほどその美味さがじわじわ分かっていく、というミニマルテクノみたいな味で、よかったと思う。
なんか、地味な話題ですみません。
どうでもいいことだが、これを沖縄市内のネット喫茶で書いてるのですが、さっき男子小学生が
『もう、おれのちんちん真っ赤だよ!』
と大声で主張しながら店に入ってきたのですが、なんかもう、こっちは入口から近い席なので、店内なのにけっこう肌寒いからどうでもいい。隣の席のガキの声も
アメリカザリガニの柳原に似てるし、あと、やっぱり、M-1は南海キャンディーズに勝ってほしい。
■
前回のエントリで、「新たな手帳を探すことにします。なんかいいのないっすかねー。」と書きました。
しかし実は、新たな手帳はすでに11月末に買って、さっそく使ってます。すいません。謝ることもないが。それが、この手帳です。
◎能率ダイアリータイムデザイナーB6サイズ
では、なぜこの手帳にしたかをがんばって説明します。
【1】見開きで一週間である。
上の写真で分かるように、見開きで一週間のスケジュールが確認できるのです。ということはなんと、つまり、七日間のスケジュールが一目で確認できるのです。ということはなんと、つまり、一週間のスケジュールが一目で確認できるのです。
【2】バーチカル式である。
タイムライン(って云うんでしょうか。時間の流れを表す目盛り)が縦になっている(=バーチカル)なので、書き込むのに便利です。
▲書き込み例。(公式サイトの画像より引用)
・今週はいくつ仕事が入ってるか
・その仕事のために取られる時間はどれくらいか
・新しい仕事はどの時間帯に入れればよいか
・どの時間が空き時間なのか
・空き時間は何時間あるか
――というのが視覚的にパッと把握できます。たぶん。
(また、前述のように見開きで一週間なので、「火曜日のこの予定は金曜日にスライドさせよう」といったように、週間単位でのスケジュールを組みやすいです。)
普通の手帳だと、予定を書き込めても、「スケジュールの図形的把握」という点ではやや不利です。
▲普通の手帳の例。
【3】平日も週末も同じスペースが割かれている。
バーチカル式の手帳に多いのですが、平日は大きな枠で、週末は小さな枠で表現されてたりします。たとえば、下の手帳では、月〜土曜日にくらべて、日曜だけは右下に小さなスペースで独立しています。
▲日曜日だけが小さいスペースに押しやられている他社の手帳。
これはなんか使いづらそうだし、そもそも「日曜日は平日にくらべてどうでもいい日」と認識してしまいそうだ。そういう心構えでは、「一週間は六日間」という生き方になってしまい、普通の人の6/7の密度でしか人生を送れなさそうな気がする。
手帳のレイアウトごときで人生が決まるか! という人もいるかもしれないが、決まるのである。たぶん。
文体が変わってしまいましたが、やはり平日も休日も同じ大きさのスペースが与えられてる方がいいです。たとえ、日曜に入れる予定がまったくなくても。
【4】フリースペースが小さい。
これは、この手帳の作者が書いた本(※後述)に書いてあったことなのですが、
フリースペースが小さい
↓
必然的に、予定をスケジュールの枠内にメモすることになる
↓
だんだんと予定が固まっていく
↓
「やらなければいけないのに、具体的なスケジュールは決まってない」、
という宙ぶらりんな事項が少なくなる
というメリットがあるようです。
■そんなわけで2006年はこの手帳を、ポストほぼ日手帳に任命することにしました。
この手帳を作った
佐々木かをりさんは、2社の社長であり2児の母親だそうです。ぼくもこの手帳を使いこなして、佐々木さんのような、西友やサミットではなく紀伊国屋や明治屋で夕食の買い物をする(予想)、立派なキャリアウーマンになれるようがんばります。
【参考リンク】
・
能率ダイアリータイムデザイナー
・手帳について書いた本
『ミリオネーゼの手帳術』『佐々木かをりの手帳術』
・
佐々木かをりブログ
■2003年から使ってきた『ほぼ日手帳』を、来年からは使わないことにしました。
■というのも、やはり1日1ページのほぼ日手帳だと、見開きで2日分のスケジュールしか確認できないんですよ(当たり前ですが…)。ほぼ日手帳を使い始めた頃はこれでよかったのですが、このごろはワタクシも、同時進行でこなす仕事がだんだん増えてきたため、スケジュールをもうちょっと長いスパンで、具体的にいうと一週間単位で見渡すことができたら幸いに存じます。かしこ。みたいな欲求がでてきたんですよ。
■また、ほぼ日手帳の最大の特徴といえばやはり、1ページにぎっしりとメモがとれることです。
しかし自分の場合、唐突にメモ魔(※古い表現だな)になる日と、メモとるのめんどくせーという日がありまして、日によってメモ量の差にかなり極端なムラができてしまって、以前に書いたメモを参照したい時は「メモがものすごくとびとびに書き込まれている手帳」をめくることになってしまい、探しにくい。
■以上、
(1)見開きで2日分のスケジュールしか確認できない。
(2)広大なフリースペースがそのままデッドスペースと化しがち。
という、2点により、ほぼ日手帳から他の手帳に乗り換えることにしました。
■で、せっかくだからついでに、ほぼ日手帳の個人的に気になった点を書きたいと思います。細かいことばかりですが。
●極端にでかすぎる休日表記
正直これ、美しくないとおもう。上からペンでメモを書き込んでも読みづらい…。
これはたぶん、パソコン上で手帳をデザインする時、ものすごく画面を縮小していってもどの日が休日かがわかるように……といったデザインとか校正の都合で、こんな馬鹿でかい文字になったような気がする。
●ゆーないとの文章いらん。
ページごとに、『ほぼ日』の記事からピックアップした小ネタや名言が載っているのですが、「ゆーないと」とかいう人の文が、すいません、悪いけど、印象的なまでに楽しくないです。視界に入るたび、
くじけそうになります。本人はものすご楽しそうだけどな。おれに心のゆとりが少ないだけか?
でもさ、自分の使ってる手帳に唐突に
『さみゅさみゅいサミュエル.L.ジャクソン!!!!!』(12/9)とかいう文章が表れたら、君、どう思う。
●この手帳についていないもの
手帳の末尾に一ページ割いて、『東京地下鉄路線図、時差表、世界通貨一覧表、月面地図…(中略)、なまはげ対処法、汎用あみだくじ……(後略)』と延々と書いてありますが、すいません。そんな面白くないです…。こんなこと書くスペースがあったら、もっと何か実用的なことが書けたのでは? おれに心のゆとりが少ないだけか?
■とまあ、愛着ある手帳を思い切って手放すために、あえてあら探ししてみました。
誤解の無いようにいっておきますが、ほぼ日手帳は、かなり良い手帳です(だからこそ3年も使ったわけですから)。むしろおすすめです。まだほぼ日手帳を使ったことが無い人は、一年間使ってみるのもいいと思います。
■それに、ほぼ日手帳を使うことで、手帳の利用法やスケジュールの立て方、ひいては目標達成のためのプロセスの組み方について考えるきっかけにもなりました。(←自己啓発系の文庫みたいな文章…)
■でもやっぱり自分は、そろそろ1日1ページ式を卒業したくなったので、新たな手帳を探すことにします。なんかいいのないっすかねー。
■きょうはカレーの話を。
■日本中の、否、世界中のカレー屋は、ライスの量をグラム単位で正確に表記してほしい。
大盛り、と一口にいっても、「コレノドコガ大盛リナンデスカ? アーユーインセイン?」とアメリカ人だったら訴訟を起こしそうなくらいライスが少なすぎる店と、「多スギルヨ! ガッデム!」とアメリカ人だったら訴訟を起こしそうなくらいにライスが多すぎる店がある。やはり、「普通盛り→300g、大盛り→400g」のようにメニューに書いておいてほしい。
■ココイチ>リトルスプーン
だと思う。量の話ではなく、なんかこう、総合的に。味とか食器とか雰囲気とかひっくるめて総合的に。職場の近くにできたので行ってみたけど、たぶんもうあんまり行かない。
■おれは、漫画や小説やエッセーに出てくるのと同じ食べ物を食べる、というのが好きである。
そんなわけで
『おやすみなさい。』7巻の「CoCo壱番屋侍」を読んで、ココイチに行きたくなったので、行ってきました。
漫画の中に出てくる侍オススメメニュー、「○○○○○カレーに、○○○○○と○○○○○のトッピング」を頼んだ。ただし、きょうは風邪気味なので、栄養を付けるべく○○○○○をガーリックに変更して店員に発注。
食った。が、終盤、おれとしたことが、ペース配分を読み誤り、
深刻なルー不足に見舞われてしまった。トッピングの力を借りてなんとか無事食べ終えたものの、「もし、トッピングを一種類しか頼んでなかったら……」と考えただけでも実に恐ろしい。みなさんも気を付けてください。
■伏せ字にしたのは、ケチケチしてるわけでなく、『おやすみなさい。』を読んだことのない人にも『おやすみなさい。』を読んでほしいからです。
■ちなみに昨日は、江古田「プアハウス」で大盛りカレーを食べました。ここでは逆に、大幅な
ライス不足を起こしてしまいました。まだまだ修行中です。
突然ですがみなさんは、目を丸く見開き、歯茎をむき出しにして怒っている老猿に叩かれたことはありますか? おれはあるぞ。しかも、おととい。
■
おととい、大分から帰る直前に、猿で有名な高崎山に行ってきました。A先輩と二人だったので、最初は「男同士で行くかよ普通」とやる気ゼロだったのですが、猿の群れを、業界風に云うとルーサーのレームーを実際に目の当たりにすると、やっぱすごいっすね。
ふだん街で生活していて見かける動物って、犬とか猫とかすいません手相の勉強してるんですけどとかいってくるやつぐらいじゃないですか。でも、ここには猿が、しかもたくさんいて、独自の猿社会をつくって生活してるわけですよ。
いちばん最後の写真の老猿に叩かれました。叩かれるとき、思わず「うわっ」とか声をあげてしまい、
外人が回してるビデオカメラに撮られたっぽい。ださい。
猿たちは人間慣れしていて、かなり間近に近づいても逃げたりはしません。ですが、自分が体験した限りだと、あんまりフレンドリー感を出して猿に近づくとイヤがられて警戒されます。気を殺して無心を装って近づくのがいいみたいです。
■
あと、小猿にも2回ほど軽く叩かれました。たぶん毛繕いを要求してきたんだと思う。
はい。私は昨日3軒のブックオフに行ってきました。(直訳)
私はこれから、私が買ってきた物を紹介しようとしているところです。(直訳)
上の列、左から順に。
■竹村延和『チャイルズ・ヴュー』
ディスクユニオンとかだとちょっと高い。
■砂原良徳『ラブビート』
学生時代、金が無くて売ってしまったので買い直した。
■テクノ・スポーツ
あ、説明がけっこうめんどくさくなってきたので、やめます。
ところで、沖縄から帰ってきたときには確かにあったデジカメの充電器がまだ見つかりません。デジカメにはもうほとんど電気が残ってないはずなので、たぶん気合いだけでこの写真を撮ったと思う、うちのデジカメは。
■いかにも雰囲気のあるゲストハウス。ここに泊まろうとして何度も管理人のケータイに電話したが、圏外。問題外。ま、電話がつながったところでたぶん満室だったはず。来年はここに泊まるぞ!(宣言)
■パーラーの氷ぜんざい。
■居酒屋のタコライス。うまい。
ところで、この店で「ミミガー」(豚の耳の皮)を頼んだところ、12cmCDくらいの直径の皿にたっぷり盛って出してきた……。すいません。そんなに食えません。(普通、ミミガーは小皿にチョコンとだけ出てくる。)
■コンドイ浜。ちょっと曇り気味だけどこれくらいが過ごしやすい。こういうところで一度まぐわってみたいものです。
■道路は砂、塀は石垣。こんな風景を、時おり水牛車がゆっくり通りすぎる。あー、完璧だ竹富島。あとは、ディスクユニオンとレコファンとシアターDとまんだらけとブックファーストと焼肉風風亭とウェンディーズとam/pmがあればもっと完璧だ。
■いま石垣島のインターネットカフェです。たぶん日本で一番目か二番目くらいに最南端のネットカフェです。ひさしぶりにパソコンで更新。
■ただいま夏休みを十日間とって沖縄に絶賛里帰り中なのですが、今回の里帰りのテーマは、ずばり『捨て』。子供の頃からたまりにたまりつづけた実家の2階(=旧・おれ部屋。現・弟の部屋)の不要物を捨てるために帰ってきたといっても過言ではありません。ということで、この離島めぐりツアーが終わったら速攻で実家に捨てに戻る。
■この大規模な捨てまくりイベント、題して『全米捨てる捨てる祭 '74 in 所沢』(すいません、自分でも失敗だと思ってますこの題)の模様は、別ブログでお届けします。
◎全米捨てる捨てる祭り '74 in 所沢
http://sute74.blog19.fc2.com/
8月24日(水)から捨て始めます。
■ちなみに、以前やってたブログでもいろいろ捨ててました。
・
そうじブログ
・
捨てブログ
『全米捨て '74』が始まるまでの予習/復習にどうぞ。
■それではよろしくお願いします。
# いまから竹富島いこうかなーと思ったけど、けっこう曇ってる。
■夏休みを十日間とって、8月18日の晩から(稲作を伝えるために)オキナワに行ってくるんですよ。そのため、休み中の仕事をまとめて来週までにこなさなくてはいけないのです。仕事上の不明な点(赤ちゃんはどうやったらできるか等)を訊こうにも、先輩たちがお盆休みに入ってたりして大変です。
それでしばらくは、このブログはさっぱりした更新になると思います。人生そんな時期もあるさ。
■さて、沖縄といえばザ・ドゥーナッツ以外にも、米兵の凶悪犯罪が有名ですが、今日はうちの妹のクラスメイトが米兵による犯罪に巻き込まれた話を。もちろん実話です。
■妹が小学校5年の時、クラスにA君という相撲取りみたいな体格の少年がいました。
ある日、A君は学校帰りにいつもの国道沿いを歩いていました。すると、一台の車がスピードを落としてA君のもとに近づいてきたのです。
「なんだろう?」とA君は思ったものの、とくに気にはせずそのまま歩いていこうとしました。しかし次の瞬間、クルマの中から突然にコーラの空き缶が飛んできて、A君の頭に命中したのです。
■あまりに急なことでA君があっけにとられていると、クルマからは
「イェー!!!」
ヽ( `Д´)ノ ヽ( `Д´)ノ ヽ( `Д´)ノ ヽ( `Д´)ノ
と4匹の米兵が顔を出して歓声を上げ、またスピードを上げて走り去っていきました。ひどい。おしまい。
■あと、中学時代に友人のお姉さんが、学校帰りに米軍のヘリに追いかけられたことがあると云ってましたが、これはたぶんなんかの勘違いだと思う。
■そう、一休さんの格好をするんですよ。
それで、ステーキ屋に行くんですよ。
そしてサーロイン300gとか食うんですよ。
「あれ? 仏教って肉食っていいんだっけ?」みたいなことに
なるじゃないですか、店内の空気が。
そういう方向でがんばりたい。
■そして、その一休さんの格好のまま、
教会にも行っちゃうんですよ。
そしてミサに出ていいですかと訊いてみるんですよ。真顔で。
「おまえ、何教だよ!」っていう。たぶん門前払い。
門前払いされなかったらされなかったで、
「キリスト教と仏教の最大の違いはなんですか?」と
ミサ終わりに神父さんに質問されたりして。
そしたら、
「はしじゃなくて、真ん中を渡ればいいのですよ!」と
答えたりして。答えになってねえよ。
聖書でぶたれるよ。新約聖書でぶたれるよ。口語訳の。
■というふうに、夏休み前はいろいろ考えるわけですよ。
■今日の夕飯は、ステーキとバーボンでした。
我ながらテキサス州かよ!っていうメニューですね。
もう語尾にテキサスって付けて喋りますよ。喋りませんよ。
半蔵商店ですよ。どうする? もっと読む? まだ書くけど。
■このブログのロゴを、ようかんマンから
いま大人気のNOVAうさぎに変えたとたんに
アクセス数がグングンと、うなぎのぼりに激減したので、
縁起が悪いので再度ようかんマンに戻しました。
■点取りブログ占い、おかげさまで大不評です。
すみません。すみません。
そりゃ、他人のサイトにつないだ途端、
『おまえの書くことはさっぱりわからん 4点』
と云われても、さっぱりわからんのはこっちのセリフだ
って話ですよ。ひどいサイトだ。
■でも当分は続けます。新ネタも追加します。
というのも、元ネタになる点取り占いを、
1200円分も買いこんでしまったからです。
1200円あったら、1箱200円のカロリーメイトが
9箱も買えるじゃないですか! 計算が合ってませんよ!
■でもさ、本家の点取り占いは、もっとひどいことを
出し抜けに云ってくるぜ。
『しまいにはひどい目にあうよ 5点』とか。
あんまりだ。なんで金払ってまで、こんな気分を味わわないと
いけないんですか? おれ何かしましたか?
本番までに練習しとくからって云ったのは先輩のほうですよ?
■で、まあこんなクジを子供がお小遣い出して買うわけですね。
おれが親だったらたぶん止める。
セグウェイで追っかけてでも止める。
そして学研のひみつシリーズを買い与える。
セグウェイって書きたかっただけですやんとか云われたら
引っぱたく。
会社のPCで動作確認したところ、
「更新した分のネタ(全24点)が表示されず、
元からあるネタ(全21点)しか表示されない」
という不具合(?)がありました。
これは、そのマシン個体の問題なのか、
IEの問題なのか、windowsの問題なのか、
ちょっとわからないのですが、ソースを若干いじりました。
これでたぶん大丈夫なはずです。
それでも上記と同様の不具合が起こる、
という方はお手数ですが掲示板までご一報ください。
■今朝、起きたら、出ない、水が、ひねっても、栓を、水道の。
こりゃちょっとしたサプライズパーティーですね!
■しかし、『断水のお知らせ』的な貼り紙もチラシも、
うちのアパートになかったぞ。これからシャワー入って、
ヒゲ剃って歯みがきして会社行くつもりだったのに。
しょうがねえな。
■しょうがないので、とりあえず家を出て、
コンビニでウエットティッシュみたいなやつを買って、
会社のトイレでゴソゴソと服を脱いで、体を拭いて、
金玉袋は念のため2回拭いてさっぱりしたので、
どうにかいつも通りに仕事できる心持ちになった。
■昼、アパートの家主とやらに電話すると、
派手なサングラスをかけてそうな50歳くらいのババアが出て、
「給水ポンプが壊れたので、アパートの3階は全室断水中。
ポンプはいま修理中。今晩にはたぶん直る」
という情報を、3回半ぐらい反復して7分かけて説明してくださった。
■ま、今晩のうちに水が出るようになりゃいいや。
■で、渋谷に本日開店したレコード屋
"sonota"に寄ってから
(※その名の通り『その他のジャンル』専門店。速記練習用レコードとか、
ボウリングの教則レコードとか、タイプライター練習用とか、
効果音集とか、製薬会社の新商品解説レコードとか、
無人島に行く友人にぜひ持って行かせたいステキなレコードがてんこ盛り。
レコードの値札一枚一枚に書かれてるコメントが
濃いので、予備知識がなくても面白くレコード探しができる。
ふつうに生活してると一生出会わないだろうレコードに
今日一日でたくさん出会ってしまいました。)
帰ってきたのだけれど、水はまだ出ない。直ってねえじゃねえか。
■水はまだ出ない。
と、頭では分かってるんだけど、無意識にキュッと水道の栓をひねっちゃうんですよ。
コンタクトレンズ外すときとか、小便したときとか、
グラスをちょっとゆすごうとするときとか。
そして、栓をひねった0.2秒後にやってくる虚しさ。
こんなもん味わわなくてよし。
■幸いミネラルウォーターの買い置きが2ダースばかりあるので、
トイレのあとはそれで手を洗ってます。不経済です。
(ちなみにトイレの水は、まだちょっと残ってる)
■明日の朝は、カプセルホテルかなんかのお風呂に行くと思います。
不経済です。
■こんばんは、飯島恋です。
↑あのー、これ、出だしの掴みギャグとして成立してますか。
どうなんですか。
↑不安ならやるな。
■さて、ぼくは会社に行く途中、
コンビニで『スパムむすび』をよく買うんですよ。
これは、大きめのおにぎりに焼いたスパムを乗せて、
海苔で巻いたやつで、忙しい朝だとマックいじりながら
片手で食べられて非常においしい。かつ、著しく便利。
■で、このスパムむすびが気に入ってしまい、
多い時では週4くらい、このコンビニで朝食のスパムむすびを
買ってるのです。
■で、ひとつ気になることがあります。
『おれって、ひょっとしてコンビニの店員の間で
あだ名つけられてないか?』
■で、自問自答になりますが、これ多分あだ名つけられてます。
たぶん『スパム太郎』とか菓道の製品みたいな名前つけられてます。
■なぜかというと、おれがコンビニでバイトしてた時も、
常連客は、みんなあだ名つけて呼んでたから。
■たとえば、『氷おばさん』とか、『サーチばばあ』、
『ミネラル外人』、『タグ山タグ男』とか。
↑
うわー、そうそうたるラインナップ!!
みなさん元気ですかね?
■命名の由来をいちいち書いてくと、意外につまらないので
割愛しますが、しかし懐かしい。まだ2年前のことですけどね。
-------------------------------
■さて。おれは、このままスパム太郎と呼ばれつづけるのもシャクなので、
意表をついて、いつものコンビニで、スパムむすびでなく爪切りを買った。
とはいえ、
「今日さー、スパム太郎が爪切り買ってったぜ!」(゚∀゚ )
「うそー、マジうけるんですけどー」(゚д゚)
とか会話してて、けっきょく根本的な解決にはなってないような気がする。
■できることならもっとエレガントに、『スパム王子』と呼んで欲しい、
わけがない。