■パ3(←『パディントン 消えた黄金郷の秘密』の意)
2025_05_19 月 23:49
半蔵
ただ、英国紳士性を身につけてしまった(しかも、英国のパスポートも発給された)、ということは、故郷ペルーを捨てるということでもある。それゆえ、久しぶりの故郷で仲間たちとのつかの間の再会を楽しんだあと、最後はやっぱりブラウン家の一員としてロンドンで生きることを選ぶんだよね(あー、これネタバレかも、ごめん)。そこが切ない。
これは、あれだ、「故郷をとるか、東京をとるか」みたいなあれに苛まれてる上京組の地方出身者の中には、ちょっといろいろ切実に受け取っちゃう人もいるかもしれない。おれ自身はそうでもないタイプではあるけれども。
■印象に残った点はいろいろあるけど、その一つがブラウン家のお父さんの描写ね。中年男の微妙な成長譚、みたいな要素が、映画の中で2%くらいあるのね。新しい上司(アメリカ女性)の云うことを、いったん自分なりに呑み込もうとするところとか、タランチュラを克服するところとか。哀愁ただよわせつつ、がんばっている。なんか印象に残った。
■そろそろ風呂入って寝たいのでまとめまーす。われわれ人類はみんな、なんだかんだ云って、かわいくて、タフ(死語?)で、礼儀正しくて、ちょっと間の抜けたとこもあるこのクマが好きなんだろう、たぶん。
あと、これは個人的な希望なのですが、もし『パ4』が作られるとしたら、今作とは対極的な、いわゆる「日常回」みたいなのが見たいな。いつものロンドンの街を舞台にして。
でも、あれか、それだと映画としての派手さがあんまりないから、興行収入が見込めなくなるのか…。うーむ。
■あ、あと、上映前になにげなく売店でポップコーン買ったら、想像以上の量だったので、7割ほど残してしまいました。何度も書いてすいませんが、めったに映画館に行かないので、このへんのカンが鈍いのです。残ったポップコーンは持って帰って、翌朝の朝食としました。
茗荷谷からは以上です。
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